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一言お願いいたします
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あれから少しだけ時は進み、俺の屋敷に、アーデ、アーム、アーフェンの3人と妖精さん達を迎え入れた。
通信の呪法具で、母さんのお腹に宿った新たな命も、順調に育っているらしく、ちょっと一安心。
もう少ししたら、領都リーカにある屋敷に連れてくるつもりだ。
嫁ーずは、例のホテルを本格的に利用したブライダルプランを発表し、ネス湖の畔のチャペル風の結婚式場も一部改装。
熱心なネス教(そう名付けられたそうだ)の信者による結婚式の申し込みが増えているという。
もちろん、信者だけでなく、多くの人達からの申し込みがあり、すでに半年ほどは予約で埋まっているという。
この世界だったら大安吉日と曜日とか関係ないから、意外な事にとても効率良い。
アーデ達と妖精さん達が、交代で結婚式の演出に協力しているので、式も派手な物となっているそうだ。
おかげで口コミでもこのブライダルプランが広がっており、先日はアーテリオス神国からも申し込みがあったとか。
もう、税収がウハウハで、笑いが止まりません!
さて、パンゲア大陸なのだが、漸く3人の王が、月、太陽、大地の教会をそれぞれ完成させたらしく(とは言っても、改装した巨大な塔の位置を、こっそり変えただけらしいが)、大陸中央の塔で落成式をするとかで、俺もおよばれした。
もちろん、家族全員が呼ばれたわけで、ユズユズにドワーフメイドさん達だけでなく、アーデ達と妖精さん達、それにブレンダーにクイーンまで呼ばれたわけだ。
何故かモフリーナに縁の深い眷属たるノワールは、自分の寝床から動かなかったが…お前、それでいいのか?
パンゲア大陸にやって来た俺達は、例の如く前世で見た五つ星ホテルの様な宿泊施設でのんびり一泊した後、全員でちょっとだけおめかしして式典に出席。
ドワーフメイド衆は、頑なにメイド服を着替えようとはしなかったけどね。
ってか、何故かユズカがセーラー服で、ユズキが詰襟学生服を着ている。
それ、どうしたの?
え、作ったって、ユズキが?
ユズキは男だろ? 手先が器用?
はぁ…そですか。
でも、セーラー服の造りを何でユズキが知ってるんだろう?
それにもう2人共18歳のはず…セーラー服に学生服って…。
式典は、高い塔の上からなので、住民達の姿が蟻の様にしか見えない。
人がゴミのようだ…とは言わないけど、めっちゃ小さく見えるのは確か。
そんな中で、式典は始まった。
俺はこの日の為に、3D映像投影装置を寝る間を削ってまで、ガチャ玉で量産しておいた。
すでに何度か過去に創造している物なので、管理局へのサラの創造申請はもちろん簡単に通り、パンゲア大陸の塔の数の4倍、つまりは400個をモフリーナに進呈しておいた。
これを塔に付ける事によって、塔が見える場所からであれば、東西南北関係なく投影された映像が見えるって寸法だ。
その装置を通して、式典の様子はパンゲア大陸全土にリアルタイムで伝わる。
肝心の式なんだが、別段語る程の事は無かった。
塔の屋上に造られた簡単なセットと、無駄に再現度の高いパイプ椅子が並んでいて、俺達はそこに腰かけて見ていた。
式はディー・アーナとテーラ・マテールとヘーリ・オースが簡単な挨拶を行った後、女神が登場。
俺が持ち込んだ、ネス達を立体投影する装置で、うさ耳巫女が「太陽神教、教王ヘーリ・オースを認める」、きつね耳巫女が「月神教、教王ディー・アーナを認める」、くま耳巫女が「大地神教、教王テーラ・マテールを認める」と宣言させ、3大女神に続き、聖なる女神ネスが、「この大陸を3人の教王が治める事を認める。力を合わせ治める様に」と、言わせたらお終い。
そもそも、この大陸は3人の王が治めるって宣言してたんだから、あとは神様のお墨付きを与えただけ。
一応、俺もそれっぽい書類を作成して、3人の王にそれを手渡すイベントとかもあったけど、場を盛り上げる為の演出だな。
民衆の前に出る事になるから、一応仮面で素顔は隠しておいた。
でも、モフリーナの「では、聖なる女神ネス様の眷属の方から、一言お願いいたします」っていう無茶振りには焦った。
仕方がないので、どっかで聞いたようなスピーチをする事にした。
「このたび新教会ご完成の由、心よりお祝い申しあげます。これも3人の教王様はじめ皆様の並々ならぬご精励の賜物と拝察いたします。私、聖なる女神ネス様の眷属としましても、この善き日に全女神様がお出ましになり、教王様をお認めになり、この大陸の未来を照らしてくださったこの目出度い式典に出席させていただいた事に感謝をし、今後の皆様のますますのご発展を心からお祈り申し上げます」
うん、なんだか緊張して意味不明になったけど、それっぽく言えたから良しとするか。
3人の教王とがっしりと握手をし、そのバックの空には4人の女神が浮かぶ映像が、大陸中に配信されてお終いである。
さ、これで大陸の問題も、一応は収まった感じだな。
残る問題は、母さんの無事の出産と、コルネちゃんのお見合い問題…かな?
通信の呪法具で、母さんのお腹に宿った新たな命も、順調に育っているらしく、ちょっと一安心。
もう少ししたら、領都リーカにある屋敷に連れてくるつもりだ。
嫁ーずは、例のホテルを本格的に利用したブライダルプランを発表し、ネス湖の畔のチャペル風の結婚式場も一部改装。
熱心なネス教(そう名付けられたそうだ)の信者による結婚式の申し込みが増えているという。
もちろん、信者だけでなく、多くの人達からの申し込みがあり、すでに半年ほどは予約で埋まっているという。
この世界だったら大安吉日と曜日とか関係ないから、意外な事にとても効率良い。
アーデ達と妖精さん達が、交代で結婚式の演出に協力しているので、式も派手な物となっているそうだ。
おかげで口コミでもこのブライダルプランが広がっており、先日はアーテリオス神国からも申し込みがあったとか。
もう、税収がウハウハで、笑いが止まりません!
さて、パンゲア大陸なのだが、漸く3人の王が、月、太陽、大地の教会をそれぞれ完成させたらしく(とは言っても、改装した巨大な塔の位置を、こっそり変えただけらしいが)、大陸中央の塔で落成式をするとかで、俺もおよばれした。
もちろん、家族全員が呼ばれたわけで、ユズユズにドワーフメイドさん達だけでなく、アーデ達と妖精さん達、それにブレンダーにクイーンまで呼ばれたわけだ。
何故かモフリーナに縁の深い眷属たるノワールは、自分の寝床から動かなかったが…お前、それでいいのか?
パンゲア大陸にやって来た俺達は、例の如く前世で見た五つ星ホテルの様な宿泊施設でのんびり一泊した後、全員でちょっとだけおめかしして式典に出席。
ドワーフメイド衆は、頑なにメイド服を着替えようとはしなかったけどね。
ってか、何故かユズカがセーラー服で、ユズキが詰襟学生服を着ている。
それ、どうしたの?
え、作ったって、ユズキが?
ユズキは男だろ? 手先が器用?
はぁ…そですか。
でも、セーラー服の造りを何でユズキが知ってるんだろう?
それにもう2人共18歳のはず…セーラー服に学生服って…。
式典は、高い塔の上からなので、住民達の姿が蟻の様にしか見えない。
人がゴミのようだ…とは言わないけど、めっちゃ小さく見えるのは確か。
そんな中で、式典は始まった。
俺はこの日の為に、3D映像投影装置を寝る間を削ってまで、ガチャ玉で量産しておいた。
すでに何度か過去に創造している物なので、管理局へのサラの創造申請はもちろん簡単に通り、パンゲア大陸の塔の数の4倍、つまりは400個をモフリーナに進呈しておいた。
これを塔に付ける事によって、塔が見える場所からであれば、東西南北関係なく投影された映像が見えるって寸法だ。
その装置を通して、式典の様子はパンゲア大陸全土にリアルタイムで伝わる。
肝心の式なんだが、別段語る程の事は無かった。
塔の屋上に造られた簡単なセットと、無駄に再現度の高いパイプ椅子が並んでいて、俺達はそこに腰かけて見ていた。
式はディー・アーナとテーラ・マテールとヘーリ・オースが簡単な挨拶を行った後、女神が登場。
俺が持ち込んだ、ネス達を立体投影する装置で、うさ耳巫女が「太陽神教、教王ヘーリ・オースを認める」、きつね耳巫女が「月神教、教王ディー・アーナを認める」、くま耳巫女が「大地神教、教王テーラ・マテールを認める」と宣言させ、3大女神に続き、聖なる女神ネスが、「この大陸を3人の教王が治める事を認める。力を合わせ治める様に」と、言わせたらお終い。
そもそも、この大陸は3人の王が治めるって宣言してたんだから、あとは神様のお墨付きを与えただけ。
一応、俺もそれっぽい書類を作成して、3人の王にそれを手渡すイベントとかもあったけど、場を盛り上げる為の演出だな。
民衆の前に出る事になるから、一応仮面で素顔は隠しておいた。
でも、モフリーナの「では、聖なる女神ネス様の眷属の方から、一言お願いいたします」っていう無茶振りには焦った。
仕方がないので、どっかで聞いたようなスピーチをする事にした。
「このたび新教会ご完成の由、心よりお祝い申しあげます。これも3人の教王様はじめ皆様の並々ならぬご精励の賜物と拝察いたします。私、聖なる女神ネス様の眷属としましても、この善き日に全女神様がお出ましになり、教王様をお認めになり、この大陸の未来を照らしてくださったこの目出度い式典に出席させていただいた事に感謝をし、今後の皆様のますますのご発展を心からお祈り申し上げます」
うん、なんだか緊張して意味不明になったけど、それっぽく言えたから良しとするか。
3人の教王とがっしりと握手をし、そのバックの空には4人の女神が浮かぶ映像が、大陸中に配信されてお終いである。
さ、これで大陸の問題も、一応は収まった感じだな。
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