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番外)教えてサラえもん!
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たまに俺の心の中に湧き上がる、あの欲求。
私、気になります!
なので、俺の執務室のソファーで、ボーリボーリとケツを掻きながら惰眠を貪っていたサラを蹴り上げて尋ねてみた。
「いったーーーい! 何すんですか、大河さん!」
「お前こそ、何してんだ?」
「寝てるんです!」
鼻の穴を広げながら、やたらと威張りくさりながらサラがそんな事を言う。
俺は無言で、チョップを頭に落とした。
「何すんですか! 昼食の豆腐の味噌汁の記憶が消えたじゃないですか!」
「いや、消えてねーだろーが!」
はぁ…本当、何でこんな奴を管理局は派遣するかねえ…。
「実はな、ちょっと聞きたい事があるんだよ」
「何ですか? 私の趣味のトップは、まだ熟れる前の青い果実を凌辱する事ですけど?」
誰も訊いてねぇよ…
「ファッション的には、やはり半ズボンは外せません!」
だから、訊いちゃいねえって…
「もちろん、あの時にはズボンは外しますけどね。脱がすとも言う!」
「どうでもいいわ、そんな事!」
ほっとくと、こいつのショタ趣味の世界に引きずり込まれる…
「何ですか、急に怒鳴って…やっぱりショタ枠から外れた人は怒りっぽくて嫌ですねえ…」
「そうかよ、お前の趣味から外れたんなら、そりゃよかったよ!」
こいつのストライクゾーンを外れてるっていうなら、俺的には大歓迎だ。
「あ、ショタはあくまでもトップであって、ベスト3までの趣味でしたら、20歳までの少年から青年への成長途中というのもあります」
「お前の趣味の話は、もういい! って、だから訊きたい事があるって言ってんだろ! 黙って最後まで話を聞け!」
こいつと話してると疲れる。
「はいはい、んで何ですか?」
めちゃくちゃ面倒くさそうに、またサラがソファーに寝ころびながら言った。
「いや、前に太陽神でっち上げただろ?」
「ええ、それが?」
真アーテリオス神聖国との戦争の時に、うさ耳ロリ巫女神を創ったのを、みなさん覚えているだろうか?
「あの時は、確か神聖国が太陽神を信仰してたからだよな」
「そうですね」
「んで、最近は、暗黒教ダークランド皇国との戦争の時のテスカトリポカ戦があったけど、あの時に大地神を創ったよな?」
「ああ、くま耳娘のロリヤンキー大地神ちゃんですね?」
ま、あそうなんだが。
「それで、問題は、盆地での恐怖の大王戦の時の女神だ」
今まで深く考えて来なかった俺が悪いんだが、こいつが大問題だ。
「きつね耳のロリ巫女月神ですか?」
「そう、それ!」
俺は、ビシッ! と、更に指を突きつけた。
「月神。太陽神と対になる存在っぽい名前だから、今まで気にもしてなかったし、誰も何も言わなかった」
「ああ、あの地底人っぽい人達が信仰してましたけど、きつね耳のロリ巫女姿は普通に受け入れられてましたもんねえ」
それも問題だけど、俺的に問題はそこじゃない。
「いや、おかしいと思わないか? この世界に月は無いんだぞ?」
そう、この世界には月は無い。
夜空を見上げても、星しかないのだ。
なのに、月の神様って、どう考えてもおかしいだろ?
「月も無いのに、何で信仰の対象になってんだ?」
これが俺の樹になる…じゃない、最近すっごく気になる事。
「えっ、月はありますよ?」
「へっ?」
あれ?
「夜空の何処にもないんだが?」
「それは、大河さんが前世で見ていた月のイメージで考えるからです。月というのは、惑星の周囲を一定の周期で運行している天体の事です。大河さんの前世の様に、太陽の次に明るく見える天体とは違います」
月が明るいのは、太陽の光が反射してるからだったっけ…。
「この惑星にも衛星はありますよ? ただしかなり小さく、運行周期も大河さんが知っている様な月とかとは違いますし、見た目は普通の星とそう変わりませんけれど」
「知らんかった…」
そんなん、歴史の本とかにも書かれてなかったけど…。
「あれは、この星の古代文明の知識ですね。古代では天体を観測して暦を作ってたりしてた様で、その時に発見されて、この星を一定の周期で巡る星を月と呼んでいた様です」
「マジか…」
「すでにその頃の知識は失われ、どの星が月と呼ばれていたのかも分からなくなっている様ですが、暦と月という名称だけは残った様ですね。神聖な崇拝対象物として」
な、なるほど…。
「ま、そんな事はどうでもいいです。私は太陽が沈むまで惰眠を貪りますので、おやすみなさい」
そう言ってサラはソファーに横になった。
なので、サラと対になる存在を召喚する事にした。
「リリアさーーーーん! ここでサラがさぼってますよーーーーー!!」
俺が大声でそう叫ぶと、どどどどどどどどど! と、廊下を駆けてくる足音が聞こえる。
サラはソファーから跳び起き、
「大河さん、あんた何て事を言うんですか! に、逃げなければ!」
そう言って、窓に駆け寄ろうとするサラだが、一足遅く、ばーーーーん! と執務室の扉が開け放たれ、
「サラーーー! こんなとこに居たんですかーーー!」
リリアさんが飛び込んで来るのであった。
ま、その後サラがリリアさんに引きずられて行ったが、どうなったのかは俺の関知するところでは無い。
引っかかってた謎が解決して、俺の心は晴れ晴れ、良い気分だ。
『大河さんの裏切りものぉぉぉぉぉぉぉ!』
頭の中で何か聞こえた気がするが、良い気分だ!
私、気になります!
なので、俺の執務室のソファーで、ボーリボーリとケツを掻きながら惰眠を貪っていたサラを蹴り上げて尋ねてみた。
「いったーーーい! 何すんですか、大河さん!」
「お前こそ、何してんだ?」
「寝てるんです!」
鼻の穴を広げながら、やたらと威張りくさりながらサラがそんな事を言う。
俺は無言で、チョップを頭に落とした。
「何すんですか! 昼食の豆腐の味噌汁の記憶が消えたじゃないですか!」
「いや、消えてねーだろーが!」
はぁ…本当、何でこんな奴を管理局は派遣するかねえ…。
「実はな、ちょっと聞きたい事があるんだよ」
「何ですか? 私の趣味のトップは、まだ熟れる前の青い果実を凌辱する事ですけど?」
誰も訊いてねぇよ…
「ファッション的には、やはり半ズボンは外せません!」
だから、訊いちゃいねえって…
「もちろん、あの時にはズボンは外しますけどね。脱がすとも言う!」
「どうでもいいわ、そんな事!」
ほっとくと、こいつのショタ趣味の世界に引きずり込まれる…
「何ですか、急に怒鳴って…やっぱりショタ枠から外れた人は怒りっぽくて嫌ですねえ…」
「そうかよ、お前の趣味から外れたんなら、そりゃよかったよ!」
こいつのストライクゾーンを外れてるっていうなら、俺的には大歓迎だ。
「あ、ショタはあくまでもトップであって、ベスト3までの趣味でしたら、20歳までの少年から青年への成長途中というのもあります」
「お前の趣味の話は、もういい! って、だから訊きたい事があるって言ってんだろ! 黙って最後まで話を聞け!」
こいつと話してると疲れる。
「はいはい、んで何ですか?」
めちゃくちゃ面倒くさそうに、またサラがソファーに寝ころびながら言った。
「いや、前に太陽神でっち上げただろ?」
「ええ、それが?」
真アーテリオス神聖国との戦争の時に、うさ耳ロリ巫女神を創ったのを、みなさん覚えているだろうか?
「あの時は、確か神聖国が太陽神を信仰してたからだよな」
「そうですね」
「んで、最近は、暗黒教ダークランド皇国との戦争の時のテスカトリポカ戦があったけど、あの時に大地神を創ったよな?」
「ああ、くま耳娘のロリヤンキー大地神ちゃんですね?」
ま、あそうなんだが。
「それで、問題は、盆地での恐怖の大王戦の時の女神だ」
今まで深く考えて来なかった俺が悪いんだが、こいつが大問題だ。
「きつね耳のロリ巫女月神ですか?」
「そう、それ!」
俺は、ビシッ! と、更に指を突きつけた。
「月神。太陽神と対になる存在っぽい名前だから、今まで気にもしてなかったし、誰も何も言わなかった」
「ああ、あの地底人っぽい人達が信仰してましたけど、きつね耳のロリ巫女姿は普通に受け入れられてましたもんねえ」
それも問題だけど、俺的に問題はそこじゃない。
「いや、おかしいと思わないか? この世界に月は無いんだぞ?」
そう、この世界には月は無い。
夜空を見上げても、星しかないのだ。
なのに、月の神様って、どう考えてもおかしいだろ?
「月も無いのに、何で信仰の対象になってんだ?」
これが俺の樹になる…じゃない、最近すっごく気になる事。
「えっ、月はありますよ?」
「へっ?」
あれ?
「夜空の何処にもないんだが?」
「それは、大河さんが前世で見ていた月のイメージで考えるからです。月というのは、惑星の周囲を一定の周期で運行している天体の事です。大河さんの前世の様に、太陽の次に明るく見える天体とは違います」
月が明るいのは、太陽の光が反射してるからだったっけ…。
「この惑星にも衛星はありますよ? ただしかなり小さく、運行周期も大河さんが知っている様な月とかとは違いますし、見た目は普通の星とそう変わりませんけれど」
「知らんかった…」
そんなん、歴史の本とかにも書かれてなかったけど…。
「あれは、この星の古代文明の知識ですね。古代では天体を観測して暦を作ってたりしてた様で、その時に発見されて、この星を一定の周期で巡る星を月と呼んでいた様です」
「マジか…」
「すでにその頃の知識は失われ、どの星が月と呼ばれていたのかも分からなくなっている様ですが、暦と月という名称だけは残った様ですね。神聖な崇拝対象物として」
な、なるほど…。
「ま、そんな事はどうでもいいです。私は太陽が沈むまで惰眠を貪りますので、おやすみなさい」
そう言ってサラはソファーに横になった。
なので、サラと対になる存在を召喚する事にした。
「リリアさーーーーん! ここでサラがさぼってますよーーーーー!!」
俺が大声でそう叫ぶと、どどどどどどどどど! と、廊下を駆けてくる足音が聞こえる。
サラはソファーから跳び起き、
「大河さん、あんた何て事を言うんですか! に、逃げなければ!」
そう言って、窓に駆け寄ろうとするサラだが、一足遅く、ばーーーーん! と執務室の扉が開け放たれ、
「サラーーー! こんなとこに居たんですかーーー!」
リリアさんが飛び込んで来るのであった。
ま、その後サラがリリアさんに引きずられて行ったが、どうなったのかは俺の関知するところでは無い。
引っかかってた謎が解決して、俺の心は晴れ晴れ、良い気分だ。
『大河さんの裏切りものぉぉぉぉぉぉぉ!』
頭の中で何か聞こえた気がするが、良い気分だ!
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