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あるのか!?
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俺はソファーに深く腰掛け、両足に両手の肘を置き、口元を隠す様にその上で掌を組んだ。
「それで…これは一体何なのかね?」
ちょっと押し殺したような低い声で問いかけると、格好良さマシマシじゃね?
しかし、そんな格好つけてる俺の周りを飛び回る、真ん丸モチモチの大福型の妖精達。
「マスター、この子達は妖精です!」
いや、アームよ…そんな事は言われんでも分かっている。
俺が頭を悩ませていると、そっと目の前にお茶が差し出された。
…お茶より、そのちょっとかがんだ姿勢でより強調される巨乳に目が…いえ、何でもありません、見てないです。
俺を見つめる嫁達の視線が、絶対零度ぐらいにはなってた…危険だ…。
「あ、うん…それは分かったけど、何でこんなにモチモチなの?」
「はい、大樹のエネルギーが有り余ってたので、固めてみました」
アーフェン君、言ってる意味が俺には理解できんのだが?
「普通の妖精を生み出してもらう予定だったのですが、あまりにも余剰エネルギーが大きすぎたのです」
いやいや、アーデ君、ちょっと何言ってるかわかんないですね。
「マスター、私の推測で良ければお話し致します。あと、真面目な席なのでネタはお控えください。」
おっと、ここでナディア登場…って、ネタじゃねーわ! と、頭の中でだけ反論しておこう。
「うん、出来るだけ簡潔かつ分り易くお願い」
「はい。このお屋敷の裏手にあります女神ネス様の大樹ですが、長期間エネルギーを吸収し続けていたため、その保有エネルギーは莫大な物になっておりました」
そうは言うけど、どこからそんなにエネルギーを吸収したんだろう…。
「マスターが戦ったり、色々とやらかしたりする度に、マスターからもエネルギーが送られていたのです」
「え、俺そんな事してないけど!?」
それはそれとして、戦うってのは良いけど、色々とやらかしたって何??
「はい、マスターは無意識なのでしょうが、それはこの際おいておきます。結果として大樹のエネルギー保有量は大樹の保持できる限界を大きく超えておりましたので、余剰エネルギーを使わないのであれば、大樹自信を成長さえるなりして余剰分を消費しなければならなくなったのです」
ん??
「それなら妖精達をどんどん生み出したら良かったんじゃね?」
エネルギーが余ってるなら、使えばいいじゃん。
「いえ、大樹は自身でそのエネルギーを使って妖精を勝手に生み出す事は出来ません。私、もしくはアーデ、アーム、アーフェンの指示と監視の下でしか出来ないのです」
え、そんな設定だったっけ?
「なので、爆発寸前であった大樹は、仕方なく樹木を成長させようとしておりました」
「爆発すんのかよ!」
あぶねー! メイドさん達、あぶねー!
これは、巨乳メイドさん達には、俺の屋敷にでも避難して暮らしてもらった方が…いえ、すんません! 何でも無いです!
何故か嫁達の視線が氷柱の先っちょの様に、めっちゃ尖がってました。
「言葉の綾です。爆発しそうになれば、自動的に成長して余剰エネルギを消費しますので、危険はありません」
ナディアも目を細めて俺を睨んでる気が…もしかして俺の思考を読んだ?
「しかし、そうなるとこのお屋敷が幹の中にすっぽり収まってしまう程に大きくなりますので、大樹もそれは避けたかったようです」
「ちょっと待て。その言い方だと、大樹にも意思とかあるみたいに聞こえるんだが…?」
大樹が避けたかったとか、おかしくね?
「ありますけど?」「あります」「あるよ」「あるよねえ」
ナディア、アーデ、アーム、アーフェンの4人が、大樹に意思があると主張した。
「あるのか!?」
「「「「はいっ!」」」」
これはびっくり! 大樹にも意思ってあったんだ。
絶対に俺はそんな設定してないはずだけど…。
「それでアーデ達と大樹と相談した結果、普段の妖精であれば数百人近く生み出せるエネルギーが溜まっていたので、それを我々で世話が出来る個体数…10人にまで圧縮して生み出したのが、その妖精達だそうです」
そっかぁ…大樹と相談したんだ、アーデ達…相談できるんだ…へぇ…。
って、待てよ?
「と、言う事は、何か? そのモチモチ妖精達は、いつもの可愛いお人形さん型妖精の10倍のエネルギーを持ってると?」
やっべーぞ! あの妖精達だって、大概無茶苦茶な能力を持ってるのに、その10倍だと?
「あ、そこはご安心ください。彼等は保有エネルギーこそ10倍になっておりますが、一度に使用できるエネルギー量は普通の妖精達と変わらないので、能力的には今までと同じと考えて頂ければ」
……って事は、
「お人形さん型の妖精さんの活動時間が10倍になっただけって事?」
「はい、知性は少々劣りますので…そのぉ…ペットとして可愛がっていただければ…」
ペットかよ! ってか知性が一番大事だろーが!
「知能レベルとしましては、ブレンダー程度かと」
ぶ、ブレンダーは、頭良いからな! とっても賢いんだからな!
「失礼しました…どちらかと言うと、マスターに近い知能指数かと」
「やかましーわ!」
「それで…これは一体何なのかね?」
ちょっと押し殺したような低い声で問いかけると、格好良さマシマシじゃね?
しかし、そんな格好つけてる俺の周りを飛び回る、真ん丸モチモチの大福型の妖精達。
「マスター、この子達は妖精です!」
いや、アームよ…そんな事は言われんでも分かっている。
俺が頭を悩ませていると、そっと目の前にお茶が差し出された。
…お茶より、そのちょっとかがんだ姿勢でより強調される巨乳に目が…いえ、何でもありません、見てないです。
俺を見つめる嫁達の視線が、絶対零度ぐらいにはなってた…危険だ…。
「あ、うん…それは分かったけど、何でこんなにモチモチなの?」
「はい、大樹のエネルギーが有り余ってたので、固めてみました」
アーフェン君、言ってる意味が俺には理解できんのだが?
「普通の妖精を生み出してもらう予定だったのですが、あまりにも余剰エネルギーが大きすぎたのです」
いやいや、アーデ君、ちょっと何言ってるかわかんないですね。
「マスター、私の推測で良ければお話し致します。あと、真面目な席なのでネタはお控えください。」
おっと、ここでナディア登場…って、ネタじゃねーわ! と、頭の中でだけ反論しておこう。
「うん、出来るだけ簡潔かつ分り易くお願い」
「はい。このお屋敷の裏手にあります女神ネス様の大樹ですが、長期間エネルギーを吸収し続けていたため、その保有エネルギーは莫大な物になっておりました」
そうは言うけど、どこからそんなにエネルギーを吸収したんだろう…。
「マスターが戦ったり、色々とやらかしたりする度に、マスターからもエネルギーが送られていたのです」
「え、俺そんな事してないけど!?」
それはそれとして、戦うってのは良いけど、色々とやらかしたって何??
「はい、マスターは無意識なのでしょうが、それはこの際おいておきます。結果として大樹のエネルギー保有量は大樹の保持できる限界を大きく超えておりましたので、余剰エネルギーを使わないのであれば、大樹自信を成長さえるなりして余剰分を消費しなければならなくなったのです」
ん??
「それなら妖精達をどんどん生み出したら良かったんじゃね?」
エネルギーが余ってるなら、使えばいいじゃん。
「いえ、大樹は自身でそのエネルギーを使って妖精を勝手に生み出す事は出来ません。私、もしくはアーデ、アーム、アーフェンの指示と監視の下でしか出来ないのです」
え、そんな設定だったっけ?
「なので、爆発寸前であった大樹は、仕方なく樹木を成長させようとしておりました」
「爆発すんのかよ!」
あぶねー! メイドさん達、あぶねー!
これは、巨乳メイドさん達には、俺の屋敷にでも避難して暮らしてもらった方が…いえ、すんません! 何でも無いです!
何故か嫁達の視線が氷柱の先っちょの様に、めっちゃ尖がってました。
「言葉の綾です。爆発しそうになれば、自動的に成長して余剰エネルギを消費しますので、危険はありません」
ナディアも目を細めて俺を睨んでる気が…もしかして俺の思考を読んだ?
「しかし、そうなるとこのお屋敷が幹の中にすっぽり収まってしまう程に大きくなりますので、大樹もそれは避けたかったようです」
「ちょっと待て。その言い方だと、大樹にも意思とかあるみたいに聞こえるんだが…?」
大樹が避けたかったとか、おかしくね?
「ありますけど?」「あります」「あるよ」「あるよねえ」
ナディア、アーデ、アーム、アーフェンの4人が、大樹に意思があると主張した。
「あるのか!?」
「「「「はいっ!」」」」
これはびっくり! 大樹にも意思ってあったんだ。
絶対に俺はそんな設定してないはずだけど…。
「それでアーデ達と大樹と相談した結果、普段の妖精であれば数百人近く生み出せるエネルギーが溜まっていたので、それを我々で世話が出来る個体数…10人にまで圧縮して生み出したのが、その妖精達だそうです」
そっかぁ…大樹と相談したんだ、アーデ達…相談できるんだ…へぇ…。
って、待てよ?
「と、言う事は、何か? そのモチモチ妖精達は、いつもの可愛いお人形さん型妖精の10倍のエネルギーを持ってると?」
やっべーぞ! あの妖精達だって、大概無茶苦茶な能力を持ってるのに、その10倍だと?
「あ、そこはご安心ください。彼等は保有エネルギーこそ10倍になっておりますが、一度に使用できるエネルギー量は普通の妖精達と変わらないので、能力的には今までと同じと考えて頂ければ」
……って事は、
「お人形さん型の妖精さんの活動時間が10倍になっただけって事?」
「はい、知性は少々劣りますので…そのぉ…ペットとして可愛がっていただければ…」
ペットかよ! ってか知性が一番大事だろーが!
「知能レベルとしましては、ブレンダー程度かと」
ぶ、ブレンダーは、頭良いからな! とっても賢いんだからな!
「失礼しました…どちらかと言うと、マスターに近い知能指数かと」
「やかましーわ!」
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