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違うからな!
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くだらない事を考えた後は、嫁達やユズユズ達、我が家のメンバー全員を集めて、一応注意を促しておいた。
さっきも思ったけど、ここに居るメンバーを害する事なんて、そう簡単には出来ないはず。
だから、あのホムンクルス達の動向に注意をし、もしも敵対行動をとったり、勢い余ってこちらに被害が出そうなときは、迷わず変身して身を護れと言っておいた。
サラとリリアさんには、もしもの場合は先頭に立ってシールド展開をして貰うようにも。
そうすりゃ多少の時間稼ぎも出来るってもんだしね。
誰も俺が何でこんな事を言い出したのかは尋ねてこない。
だけど、雰囲気…じゃないな、多分勘で理解してくれてるというか、分かってもらえてる気がする。
ナディアには、ドワーフメイド衆を最優先で護る様に指示したし、了解してくれたんで、まあ俺達の方は何とかなるかな。
そんな風に、皆に注意事項の伝達と行動に関しての指示を出して安心している俺の耳に、何やら怒鳴る様な声が聞こえた。
「ん? あれって、ボーディか?」
思わず呟いてしまった。
何故か間仕切りの両端で棒を持っていたカジマギーともふりんが、あわあわとしている。
まさか、とうとう騒動勃発なのか!?
「みんな! 注意しろ!」
そう背後の皆に声を掛け、俺はあの間仕切りカーテンを睨んだ。
正確には、カーテンの向こう側だけど、透視とかのスキルないし。ま、それは別にいいんだけど。
「……だから言っておろう!」
「お話しになりません!」
「えっと…でも私達が…」
「…マスターに相応しく…」
「何…不満なので…」
「我々は真の主人を…」
何だ何だ?
「トール様…何か言い争っている様ですけれど…」
メリルが不安そうな顔で俺に話しかけて来た。
「変身した方が良いですか、トール様?」
ミルシェは、ちょっと気が早いかな?
「ちょ、ちょっと落ち着こう! まずは…そう! 確認が先だ! もふりん、そのカーテンの向こうで何の騒ぎだ?」
現場を見ている奴に聞くのが一番手っ取り早い。
「えと…あのでちゅね…ちょのぉ…」
何か言い淀んでるな。
「んじゃ、カジマギー! 説明してくれ!」
あれ? こいつも困り顔だな。
「あ、え…ええ。魂が宿った3人が、マスター達に反抗…反乱? を始めた様です」
「「「「「「反乱!?」」」」」」
驚きすぎて、嫁達とハモッちゃったよ。
「いやさ、反乱て暴れ出したのか? それなら俺達も加勢するぞ?」
そもそもダンジョンマスターだから、あいつらをどっかに飛ばしちゃえば良いだけなんでは?
「ちょれがちょのぉ…」「えと…どう言えばいいのか…」
そう言った後、2人は何かを決心したのか、小さく1つ頷くと、
「皆様には見て頂いた方が早いでしょう」「でちゅね!」
そう言うや否や、カジマギーともふりんは共に走り出した…互いに向かい合って。
いや、そりゃ駄目だろう…2人が近づけば、カーテンっぽいのがたわんで前が見えなくなって…。
ほら、やっぱり真ん中で衝突して引っくり返った。
怪我してないだろうな? おこちゃまぱんちゅが丸見えだぞ?
とか思っていると、マチルダが右手で何かを指さして、
「んなぁ!?」
初めて聞く様な変な声で驚いていた。
マチルダの指さした方へと、瞬時に俺は視線を向けた…つもりだった。
視線の先は、当然だがホムンクルス達の寝ていたベッド方向だ。
え、お前はずっとそっちを見ていただろうって?
おこちゃまぱんちゅしか見て無かったんじゃないのか! ってか?
違うからな! 2人が危ないと思って見てただけで、おこちゃまぱんちゅになんって注視してないからな!
決してイチゴ模様のもふりんのパンツとか、カジマギーが幼女のくせに黒いレースのエロパンツ履いてるのとか見てないからな! 見てないったら見てないんだ!
『大河さん、しっかり見てますね…』『貴方様は…やっぱりロリコン…』『マスター…嘆かわしい…』
サラ、リリアさん、ナディア! 俺の心を読んでたなら分かるだろ!?
俺には疚しい気持ちなんて…
『『『しっかり見てましたよね?』』』
えっと…
『『『あの向こう側は見てませんでしたよね?』』』
そのぉ…
『『『このロリコンが!』』』
あぐっぐぐぐぐ…
『どうでも良いですから、大河さんのその濁った目ん玉見開いて、ホムンクルスを見てください!』
酷い言われようだ…
見るよ、見ればいいんだろう?
おかしいなあ…確かに俺はそっち方向に視線を向けてたというのに、なーんにも目に入って無かったんだよなあ。
おこちゃまぱんちゅは、しっかりこの目と脳に焼き付けてるけど…。
さっきも思ったけど、ここに居るメンバーを害する事なんて、そう簡単には出来ないはず。
だから、あのホムンクルス達の動向に注意をし、もしも敵対行動をとったり、勢い余ってこちらに被害が出そうなときは、迷わず変身して身を護れと言っておいた。
サラとリリアさんには、もしもの場合は先頭に立ってシールド展開をして貰うようにも。
そうすりゃ多少の時間稼ぎも出来るってもんだしね。
誰も俺が何でこんな事を言い出したのかは尋ねてこない。
だけど、雰囲気…じゃないな、多分勘で理解してくれてるというか、分かってもらえてる気がする。
ナディアには、ドワーフメイド衆を最優先で護る様に指示したし、了解してくれたんで、まあ俺達の方は何とかなるかな。
そんな風に、皆に注意事項の伝達と行動に関しての指示を出して安心している俺の耳に、何やら怒鳴る様な声が聞こえた。
「ん? あれって、ボーディか?」
思わず呟いてしまった。
何故か間仕切りの両端で棒を持っていたカジマギーともふりんが、あわあわとしている。
まさか、とうとう騒動勃発なのか!?
「みんな! 注意しろ!」
そう背後の皆に声を掛け、俺はあの間仕切りカーテンを睨んだ。
正確には、カーテンの向こう側だけど、透視とかのスキルないし。ま、それは別にいいんだけど。
「……だから言っておろう!」
「お話しになりません!」
「えっと…でも私達が…」
「…マスターに相応しく…」
「何…不満なので…」
「我々は真の主人を…」
何だ何だ?
「トール様…何か言い争っている様ですけれど…」
メリルが不安そうな顔で俺に話しかけて来た。
「変身した方が良いですか、トール様?」
ミルシェは、ちょっと気が早いかな?
「ちょ、ちょっと落ち着こう! まずは…そう! 確認が先だ! もふりん、そのカーテンの向こうで何の騒ぎだ?」
現場を見ている奴に聞くのが一番手っ取り早い。
「えと…あのでちゅね…ちょのぉ…」
何か言い淀んでるな。
「んじゃ、カジマギー! 説明してくれ!」
あれ? こいつも困り顔だな。
「あ、え…ええ。魂が宿った3人が、マスター達に反抗…反乱? を始めた様です」
「「「「「「反乱!?」」」」」」
驚きすぎて、嫁達とハモッちゃったよ。
「いやさ、反乱て暴れ出したのか? それなら俺達も加勢するぞ?」
そもそもダンジョンマスターだから、あいつらをどっかに飛ばしちゃえば良いだけなんでは?
「ちょれがちょのぉ…」「えと…どう言えばいいのか…」
そう言った後、2人は何かを決心したのか、小さく1つ頷くと、
「皆様には見て頂いた方が早いでしょう」「でちゅね!」
そう言うや否や、カジマギーともふりんは共に走り出した…互いに向かい合って。
いや、そりゃ駄目だろう…2人が近づけば、カーテンっぽいのがたわんで前が見えなくなって…。
ほら、やっぱり真ん中で衝突して引っくり返った。
怪我してないだろうな? おこちゃまぱんちゅが丸見えだぞ?
とか思っていると、マチルダが右手で何かを指さして、
「んなぁ!?」
初めて聞く様な変な声で驚いていた。
マチルダの指さした方へと、瞬時に俺は視線を向けた…つもりだった。
視線の先は、当然だがホムンクルス達の寝ていたベッド方向だ。
え、お前はずっとそっちを見ていただろうって?
おこちゃまぱんちゅしか見て無かったんじゃないのか! ってか?
違うからな! 2人が危ないと思って見てただけで、おこちゃまぱんちゅになんって注視してないからな!
決してイチゴ模様のもふりんのパンツとか、カジマギーが幼女のくせに黒いレースのエロパンツ履いてるのとか見てないからな! 見てないったら見てないんだ!
『大河さん、しっかり見てますね…』『貴方様は…やっぱりロリコン…』『マスター…嘆かわしい…』
サラ、リリアさん、ナディア! 俺の心を読んでたなら分かるだろ!?
俺には疚しい気持ちなんて…
『『『しっかり見てましたよね?』』』
えっと…
『『『あの向こう側は見てませんでしたよね?』』』
そのぉ…
『『『このロリコンが!』』』
あぐっぐぐぐぐ…
『どうでも良いですから、大河さんのその濁った目ん玉見開いて、ホムンクルスを見てください!』
酷い言われようだ…
見るよ、見ればいいんだろう?
おかしいなあ…確かに俺はそっち方向に視線を向けてたというのに、なーんにも目に入って無かったんだよなあ。
おこちゃまぱんちゅは、しっかりこの目と脳に焼き付けてるけど…。
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