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嫁ーずチェック!
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「あれ? もう帰って来たの?」
何とか本日分の仕事を終えた俺がのんびりとお茶をしている所に、嫁ーず + 母さん…と、おまけのサラとリリアさんが帰って来た。
どうやら、モフリーナがホワイト・オルター号ごと転送してくれたらしく、ナディアは嫁ーずがダンジョンへと乗って行ってた蒸気自動車を借りて領都リーカの屋敷へと向かったらしい。
嫁-ずと母さんとリリアさんは、サラが操縦する飛行船でしての帰還となったそうだ。
そして、嫁ーず到着するなり俺がのんびりしている応接室に一直線にやって来た。
母さんは通信の呪法具で王都の父さんの屋敷と連絡を取るべく、通信室に籠っている。
じぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ…………
「あ、え…えっと、何でそんなに見られてるのかな…俺?」
のんびりお茶していた応接室に入るなり、嫁ーずは黙って俺を取り囲んだまま、ただじぃっと俺を見つめている。
一体、何なんだ?
やがて俺の包囲網が解かれると、嫁ーずは部屋の隅で円陣を組んで、何やらこしょこしょと話しを始めた。
マジで、一体何なんだ?
「…してると思います?」「…見た目には…」「…大丈夫だと…」「…特に怪しい所は…」「…確かめればいい…」
所々漏れ聞こえて来る嫁ーずの話だけど、意味が分からん?
『確かめる!?』「…濃さと量で…」
だから、何の話をしてんだよ?
『それだ!』
何がソレなんだ?
嫁ーずが、バッ! と音がする程の勢いで立ち上がったと思ったら、俺を左右から…いや前後からもか、捕まえた。
そして、「行きますわよ!」というメリルの音頭で、俺をズルズル引きずって廊下へと。
「ちょ、ちょっと待て! どこに行く気なんだ?」
俺の問いに誰も答えてくれない。
引きずられる俺と引きずる嫁ーずが、廊下で通信を終えた母さんとばったり出合と、
「お義母様、少し席を外させて頂きますわ」
メリルが声を掛けた。
「あら、あらあらあら。そう、そうなのね…しっかり確認して来なさい」
何か、母さんが微笑んでる…何か知ってるのか?
『はいっ!』
めっちゃ嫁ーずも良い笑顔で返事をしているけど…確認?
「さ、では皆さん行きましょう!」『はーい!』
誰も俺には事情を話してはくれないのね…。
「あ、皆。早く孫の顔を見せてね?」『お任せください!』
母さんの恐ろしいお願いに、嫁達は力強く答えた…って、待て待て待て!
俺が連行されてるのって、もしかしてその為なのか?
「お、おい…もしかして俺を連行してるのって、子作りの為…なの?」
『いいえ?』
あ、あれ? 違った…の?
「浮気しているかどうか、チェックするためです」
ミルシェが無表情にそう言った。
「いや、俺は浮気なんてしないぞ?」
「ええ、そうでしょうとも。ですが、その証拠を確認させて頂くのですわ」
メリルさん、証拠って何?
「旦那様、浮気でアレが減って無いか、量と濃さをチェックするのですよ」
「おい、マチルダ…あ、アレって…嫌な予感しかしないんだが…」
「も…もう…そんな大声で…恥ずかしい…」
恥ずかしい事なのか、ミレーラ! おい、真っ赤な顔でモジモジしながら手を引っ張るな!
「はっはっは! 頑張って子作りしようぜ、旦那様!」
こ、子作り!? ストレートに言いやがった、イネス!
ズルズルと引きずられて、俺の寝室の前まで連行された俺は、何とかこの状況を回避すべく悪あがきを…
「いや、あの…まだ陽も高いし…明るいし…」
『問題なし!』
ええ、ちょっと行ってみましたが、嫁-ずに声を揃えて問題ナッシングと言われました。
寝室の大きな扉がギギギと音を立て(てはいないけど雰囲気ね)、ゆっくりと左右に開かれた。
まるで魔王城の謁見の間へと続く扉が開かれたの様だ。
「さ、行きますわよ」
メリルが嫁ーず(と、俺)を引き連れ、寝室へと入って行った。
その後の俺は…あ“あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”…と、叫ぶことしか出来なかった。
嫁ーずは、俺から浮気の証拠が出なかった…いや、出たから浮気じゃないって証拠になったのか?…ので、安心してスヤスヤと巨大ベッドで寝ている。
全員、シーツだけ纏った素っ裸で。
もちろん俺は、カラカラに空っぽにされました。
カーテンの隙間から見える空はすでに真っ黒になっており、すでに夜が到来していると事を俺に告げていた。
何で俺って絞り取られたんだろう…。
ってか、結婚前は確かローテーションだとか、言ってなかったか?
ミレーラなんて、部屋は暗くして2人っきりでとか言ってた記憶があるぞ?
何で全員でヤルんだよ。
こいつらには恥じらいって物がないのか!?
『恥じらいよりも性欲!』『無いんでしょうね』
サラ、はっきり言うな! やっぱ、リリアさんも無いと思う?
『ま、頑張って全員妊娠させてください』
サラよ、全員いっぺんには無理だろ? ってか、何で?
『全員が妊娠したら、サラちゃんを使いたくなるかもしれないです!』
それだけはならないから、安心しろ。
『がーーーーーーーーーーーーーん!』
何とか本日分の仕事を終えた俺がのんびりとお茶をしている所に、嫁ーず + 母さん…と、おまけのサラとリリアさんが帰って来た。
どうやら、モフリーナがホワイト・オルター号ごと転送してくれたらしく、ナディアは嫁ーずがダンジョンへと乗って行ってた蒸気自動車を借りて領都リーカの屋敷へと向かったらしい。
嫁-ずと母さんとリリアさんは、サラが操縦する飛行船でしての帰還となったそうだ。
そして、嫁ーず到着するなり俺がのんびりしている応接室に一直線にやって来た。
母さんは通信の呪法具で王都の父さんの屋敷と連絡を取るべく、通信室に籠っている。
じぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ…………
「あ、え…えっと、何でそんなに見られてるのかな…俺?」
のんびりお茶していた応接室に入るなり、嫁ーずは黙って俺を取り囲んだまま、ただじぃっと俺を見つめている。
一体、何なんだ?
やがて俺の包囲網が解かれると、嫁ーずは部屋の隅で円陣を組んで、何やらこしょこしょと話しを始めた。
マジで、一体何なんだ?
「…してると思います?」「…見た目には…」「…大丈夫だと…」「…特に怪しい所は…」「…確かめればいい…」
所々漏れ聞こえて来る嫁ーずの話だけど、意味が分からん?
『確かめる!?』「…濃さと量で…」
だから、何の話をしてんだよ?
『それだ!』
何がソレなんだ?
嫁ーずが、バッ! と音がする程の勢いで立ち上がったと思ったら、俺を左右から…いや前後からもか、捕まえた。
そして、「行きますわよ!」というメリルの音頭で、俺をズルズル引きずって廊下へと。
「ちょ、ちょっと待て! どこに行く気なんだ?」
俺の問いに誰も答えてくれない。
引きずられる俺と引きずる嫁ーずが、廊下で通信を終えた母さんとばったり出合と、
「お義母様、少し席を外させて頂きますわ」
メリルが声を掛けた。
「あら、あらあらあら。そう、そうなのね…しっかり確認して来なさい」
何か、母さんが微笑んでる…何か知ってるのか?
『はいっ!』
めっちゃ嫁ーずも良い笑顔で返事をしているけど…確認?
「さ、では皆さん行きましょう!」『はーい!』
誰も俺には事情を話してはくれないのね…。
「あ、皆。早く孫の顔を見せてね?」『お任せください!』
母さんの恐ろしいお願いに、嫁達は力強く答えた…って、待て待て待て!
俺が連行されてるのって、もしかしてその為なのか?
「お、おい…もしかして俺を連行してるのって、子作りの為…なの?」
『いいえ?』
あ、あれ? 違った…の?
「浮気しているかどうか、チェックするためです」
ミルシェが無表情にそう言った。
「いや、俺は浮気なんてしないぞ?」
「ええ、そうでしょうとも。ですが、その証拠を確認させて頂くのですわ」
メリルさん、証拠って何?
「旦那様、浮気でアレが減って無いか、量と濃さをチェックするのですよ」
「おい、マチルダ…あ、アレって…嫌な予感しかしないんだが…」
「も…もう…そんな大声で…恥ずかしい…」
恥ずかしい事なのか、ミレーラ! おい、真っ赤な顔でモジモジしながら手を引っ張るな!
「はっはっは! 頑張って子作りしようぜ、旦那様!」
こ、子作り!? ストレートに言いやがった、イネス!
ズルズルと引きずられて、俺の寝室の前まで連行された俺は、何とかこの状況を回避すべく悪あがきを…
「いや、あの…まだ陽も高いし…明るいし…」
『問題なし!』
ええ、ちょっと行ってみましたが、嫁-ずに声を揃えて問題ナッシングと言われました。
寝室の大きな扉がギギギと音を立て(てはいないけど雰囲気ね)、ゆっくりと左右に開かれた。
まるで魔王城の謁見の間へと続く扉が開かれたの様だ。
「さ、行きますわよ」
メリルが嫁ーず(と、俺)を引き連れ、寝室へと入って行った。
その後の俺は…あ“あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”…と、叫ぶことしか出来なかった。
嫁ーずは、俺から浮気の証拠が出なかった…いや、出たから浮気じゃないって証拠になったのか?…ので、安心してスヤスヤと巨大ベッドで寝ている。
全員、シーツだけ纏った素っ裸で。
もちろん俺は、カラカラに空っぽにされました。
カーテンの隙間から見える空はすでに真っ黒になっており、すでに夜が到来していると事を俺に告げていた。
何で俺って絞り取られたんだろう…。
ってか、結婚前は確かローテーションだとか、言ってなかったか?
ミレーラなんて、部屋は暗くして2人っきりでとか言ってた記憶があるぞ?
何で全員でヤルんだよ。
こいつらには恥じらいって物がないのか!?
『恥じらいよりも性欲!』『無いんでしょうね』
サラ、はっきり言うな! やっぱ、リリアさんも無いと思う?
『ま、頑張って全員妊娠させてください』
サラよ、全員いっぺんには無理だろ? ってか、何で?
『全員が妊娠したら、サラちゃんを使いたくなるかもしれないです!』
それだけはならないから、安心しろ。
『がーーーーーーーーーーーーーん!』
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