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賑やかな食堂
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ねぶい…結局、深夜まで真剣に考えたよ…母さんの装備を。
父さんの装備? そんなもん、色違いにしたらいいんだよ、母さんの。
何をおいても、母さんが納得するようなデザインにしなきゃ、俺の命が物理的にやぶぁいのだ!
そう、最も重要視するのは、デザインだ! 能力なんておまけ程度で十分。
精々、常人の倍程度のパワーアシスト機能と全方面のアクティブ・シールドでも付ければ喜ばれるだろう。
他の面々の装備の様に、耐熱・耐寒・耐毒性能とかは要らない。
それはウルスラグナに乗れば良いだけの事だから。
あくまでも普段遣い出来る、お洒落な装備が必要なのだ!
…神様から貰う装備を普段遣いって、何かズレてる気がするが…いや、それでいいのだ!
ってなわけで、どうにかこうにかやっとこどっこいほいさっさ! じゃなくて、母さん専用装備のイメージが完成した。
苦節…3時間? あとは、暇を見つけてガチャ玉で創造するだけだ。
『イメージは完成しましたか?』
おう、任せとけ、サラ!
『ま、発想が貧困な大河さんの考えた物ですから、どうせ大したことはないでしょうけど』
貧困って、お前なあ…まあ、その通りかもしれないけど…
『んで、大旦那様のは?』
えっとぉ…母さんのに力を入れ過ぎて、ほっちっち…かな。
『はぁ…やっぱり…。でも、大奥様の雷を食らうよりましですね』
うむ、その通り! この世で母さん以上に怖いものは無い!
『では、創造する時には声を掛けてくださいよ? くれぐれも勝手に始めない様に!』
そりゃ分かってるけど…
『でないと…』
でないと?
『あんたの部屋の真ん中で全裸でゲロまみれになってもだえ苦しんでやる!』
んなっ!? そりは困りんこ!
『表現が古臭いですね…』
うるせー! 分ったから、ちゃんと創る時には声かけるから!
『分かってくれたのなら良いです』
ちゃんと、お前とリリアさんの愛の巣で創るから!
『リリアとの愛の巣なんて、どこにあるってんだ、べらぼうめ!』
地下室に決まってんだろ、この似非江戸っ子が!
『ち、地下室…暗いよ狭いよ怖いよーっ!』
お前はう〇星やつらの面堂終〇郎かよ…
朝っぱらから、サラとのお馬鹿なやり取りで疲労が増した俺は、まだ眠気の残る目をこすりながら、食堂へと向かった。
食堂の扉の前まで辿りり着くと、妙に中が騒がしい。
誰か来てんのかな? などと思いながら扉を開けると、見知った顔がずらっと並んでいた。
「モフリーナにもふりん…モフレンダにボーディにカジマギー…どうしたんだ、こんな朝っぱらから?」
そう、言わずと知れたダンジョンマスターズだ。
ダンジョンマスターズって、戦隊物みたいで、ちょっと格好良いかも。
「早朝より失礼いたします、トールヴァルド様。実は、モフレンダとボーディ様が、早くダンジョン大陸とこの地を繋げたいと仰りまして、ご迷惑とは存じますが参った次第であります」
固い挨拶と事情説明ではあったが、モフリーナの言いたい事は理解した。
「ああ、うん、なるほどね。で、モフレンダにボーディ、あっちの大陸はどう?」
「うむ、実に居心地が良いのじゃ! しかもモフリーナの話によると、現状何もせずとも十分に魂のエネルギーを収集できておるらしいでは無いか。実に良い!」
それを聞いていたメリルが俺に、
「彼女達がこう言っているのですから、早目にあちらの大陸とこちらの大陸を繋げてはどうかと、トール様にお願いしようかと思いまして」
他の嫁~ずも、同意する様に、大きく頷く。
ふむ…確かに、早目に準備するのは良い事だよな。
ところで、気になったのだが…
「サラとリリアさんは? ユズユズも姿が見えないし…ドワーフメイド衆はどこいった?」
我が家の使用人一同の姿が見えんぞ?
「サラとリリアとユズカとユズキは、まだ寝てるんだと思います」
「きっと…疲れてるんだと…思います」
ミルシェとミレーラが教えてくれた。
そっか、寝てるのか…ん??
「あれ? マチルダとイネスも居ないじゃないか?」
「ドワーフのメイドさん達は、お食事とお洗濯、後はお掃除をしている様です。マチルダは、朝から執務室にこもって。人魚さん達が処理した書類をざっと確認しているはずです」
あぅ! そうだ、人魚さん達任せにしてたんだった。
俺も後で確認だけはしないとな。
「んで、イネスは?」
「多分…裏庭で鍛錬じゃないかと…朝方は姿を見たのですけれど、その時に剣を持ってましたので…」
元気だな…あいつ…
「うん、大体わかった。んじゃ、モフリーナ達は、もう少しゆっくりしてくれ。サラ達が起きてきたら、あっちの大陸に向かって…って、そう言えば、こっちに造るダンジョンの場所は決めてるのか?」
こっちにダンジョン造らなきゃ、あっちに飛んだって繋げられないはず。
「うむ! それはモフレンダと相談して、もう決めたのじゃ!」
絶望しかない断崖絶壁な胸を張ったボーディがそう言った。
「どこに?」
思わず聞いたんだが、
「それは内緒じゃ! のぉ、モフレンダ?」
ボーディがモフレンダに同意を求めるように言葉を掛けると、モフレンダは恥ずかしそうにもじもじしながら、小さく頷いた。
ところで…朝ご飯は?
父さんの装備? そんなもん、色違いにしたらいいんだよ、母さんの。
何をおいても、母さんが納得するようなデザインにしなきゃ、俺の命が物理的にやぶぁいのだ!
そう、最も重要視するのは、デザインだ! 能力なんておまけ程度で十分。
精々、常人の倍程度のパワーアシスト機能と全方面のアクティブ・シールドでも付ければ喜ばれるだろう。
他の面々の装備の様に、耐熱・耐寒・耐毒性能とかは要らない。
それはウルスラグナに乗れば良いだけの事だから。
あくまでも普段遣い出来る、お洒落な装備が必要なのだ!
…神様から貰う装備を普段遣いって、何かズレてる気がするが…いや、それでいいのだ!
ってなわけで、どうにかこうにかやっとこどっこいほいさっさ! じゃなくて、母さん専用装備のイメージが完成した。
苦節…3時間? あとは、暇を見つけてガチャ玉で創造するだけだ。
『イメージは完成しましたか?』
おう、任せとけ、サラ!
『ま、発想が貧困な大河さんの考えた物ですから、どうせ大したことはないでしょうけど』
貧困って、お前なあ…まあ、その通りかもしれないけど…
『んで、大旦那様のは?』
えっとぉ…母さんのに力を入れ過ぎて、ほっちっち…かな。
『はぁ…やっぱり…。でも、大奥様の雷を食らうよりましですね』
うむ、その通り! この世で母さん以上に怖いものは無い!
『では、創造する時には声を掛けてくださいよ? くれぐれも勝手に始めない様に!』
そりゃ分かってるけど…
『でないと…』
でないと?
『あんたの部屋の真ん中で全裸でゲロまみれになってもだえ苦しんでやる!』
んなっ!? そりは困りんこ!
『表現が古臭いですね…』
うるせー! 分ったから、ちゃんと創る時には声かけるから!
『分かってくれたのなら良いです』
ちゃんと、お前とリリアさんの愛の巣で創るから!
『リリアとの愛の巣なんて、どこにあるってんだ、べらぼうめ!』
地下室に決まってんだろ、この似非江戸っ子が!
『ち、地下室…暗いよ狭いよ怖いよーっ!』
お前はう〇星やつらの面堂終〇郎かよ…
朝っぱらから、サラとのお馬鹿なやり取りで疲労が増した俺は、まだ眠気の残る目をこすりながら、食堂へと向かった。
食堂の扉の前まで辿りり着くと、妙に中が騒がしい。
誰か来てんのかな? などと思いながら扉を開けると、見知った顔がずらっと並んでいた。
「モフリーナにもふりん…モフレンダにボーディにカジマギー…どうしたんだ、こんな朝っぱらから?」
そう、言わずと知れたダンジョンマスターズだ。
ダンジョンマスターズって、戦隊物みたいで、ちょっと格好良いかも。
「早朝より失礼いたします、トールヴァルド様。実は、モフレンダとボーディ様が、早くダンジョン大陸とこの地を繋げたいと仰りまして、ご迷惑とは存じますが参った次第であります」
固い挨拶と事情説明ではあったが、モフリーナの言いたい事は理解した。
「ああ、うん、なるほどね。で、モフレンダにボーディ、あっちの大陸はどう?」
「うむ、実に居心地が良いのじゃ! しかもモフリーナの話によると、現状何もせずとも十分に魂のエネルギーを収集できておるらしいでは無いか。実に良い!」
それを聞いていたメリルが俺に、
「彼女達がこう言っているのですから、早目にあちらの大陸とこちらの大陸を繋げてはどうかと、トール様にお願いしようかと思いまして」
他の嫁~ずも、同意する様に、大きく頷く。
ふむ…確かに、早目に準備するのは良い事だよな。
ところで、気になったのだが…
「サラとリリアさんは? ユズユズも姿が見えないし…ドワーフメイド衆はどこいった?」
我が家の使用人一同の姿が見えんぞ?
「サラとリリアとユズカとユズキは、まだ寝てるんだと思います」
「きっと…疲れてるんだと…思います」
ミルシェとミレーラが教えてくれた。
そっか、寝てるのか…ん??
「あれ? マチルダとイネスも居ないじゃないか?」
「ドワーフのメイドさん達は、お食事とお洗濯、後はお掃除をしている様です。マチルダは、朝から執務室にこもって。人魚さん達が処理した書類をざっと確認しているはずです」
あぅ! そうだ、人魚さん達任せにしてたんだった。
俺も後で確認だけはしないとな。
「んで、イネスは?」
「多分…裏庭で鍛錬じゃないかと…朝方は姿を見たのですけれど、その時に剣を持ってましたので…」
元気だな…あいつ…
「うん、大体わかった。んじゃ、モフリーナ達は、もう少しゆっくりしてくれ。サラ達が起きてきたら、あっちの大陸に向かって…って、そう言えば、こっちに造るダンジョンの場所は決めてるのか?」
こっちにダンジョン造らなきゃ、あっちに飛んだって繋げられないはず。
「うむ! それはモフレンダと相談して、もう決めたのじゃ!」
絶望しかない断崖絶壁な胸を張ったボーディがそう言った。
「どこに?」
思わず聞いたんだが、
「それは内緒じゃ! のぉ、モフレンダ?」
ボーディがモフレンダに同意を求めるように言葉を掛けると、モフレンダは恥ずかしそうにもじもじしながら、小さく頷いた。
ところで…朝ご飯は?
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