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私は帰ってきた!
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ってな訳で、帰って来ました我が祖国、グーダイド王国…の王都!
実は、屋敷のある王都に、父さんと母さん、コルネちゃんとユリアちゃんを下ろすついでに、一家で揃って陛下にご挨拶という謁見をするために来たのだ。
あれ、謁見のついでに父さん達を降ろすんだっけ?
まあ、どっちでも結果は同じだからいいか。
一応、元王女のメリルが俺の嫁なので、義理のお父さんにあたるのだから、堅苦しい事は謁見の間での挨拶だけで良いとのお許しを頂いた。
謁見の間で、並み居る貴族連中に、このクッソ長かった戦に関する報告を口頭で行ったのだが、まだ王子様が戦地に残って事後処理をしているので、一通りの説明と報告だけでお終い。
実にあっさりうした謁見だった。
あれ? 論功行賞は? 民の前でするとか、王子様言ってましたけど?
ラスボスが、あまりにも民に公表出来ない奴だから、今回は謁見の間でだけ?
あ、さいですか…一生懸命、色々と考えてたのに…
王様に連れられて、民衆にわーわー言われるが、異世界物の定番だと思ってたのになあ…現実って、こんなもんなの?
その後は王族のプライベートな応接間で、王家の方々と我が家一同で、お茶を頂きながら賑やかに談笑。
アルテアン家のアイドル・ユリアちゃんは、とっても皆様に可愛がられていた。
いや、みなさん…動物じゃないんだから、あんまりもふもふしないでください。
俺でさえ、させて貰えないのに…ぐやじぃ!
戦争の傷跡が酷く(大半は俺のせい?)て、復興に時間が掛かる事と、幾つかの国を建国する事などを話したのだが、この陛下ったらすっごくお茶目で、
『それでは、そのいくつかの国々は連合国とし、我が義理の息子が統括する…そう、連合国の初代国王となれば良い!』
などと言い出したもんだから、メリルにお願いしてリバーブローをお見舞いしてもらった。
そんなクソ面倒くさい事は、絶対にお断りだ。
見事なもんじゃ焼きを床に作り這いつくばった国王陛下を放っておいて(メイドさん達がさささっと掃除して、陛下をどこかに引きずって行ったけど)、にこやかで穏やかな談笑を終えた俺達は、取りあえずは王都の父さんの屋敷に2泊する事に。
心優しい王妃様が、俺達の為に馬車を何台も準備してくれたので、15分ほど馬車に乗ってガタゴト王都を進む。
父さんの屋敷では、ずらりと並んだメイドに執事がお出迎えしてくれた。
大きなお風呂(男女別になってます)で、男同士、父さんとユズキと3人でのんびり癒されました。
妹達と嫁-ず、母さんにユズカもしっかりとお風呂を堪能してたはずなのだが、エステ&マッサージもご希望とか。
本日は陽も暮れて来た事なので、それは何とか明日行って貰うように、全身全霊で説得をした。
女性の美への欲求を舐めちゃいけない。
そりゃ、数ヶ月もあんな戦場に居たんだ…肌も痛むだろうし、ストレスもたまるだろう。
お金に糸目はつけないので、明日はフルコースを堪能してくるが良い! と言ったら、何とか納得してくれた。
ちなみに同乗して来たドライバーたちは、アルテアン運輸の王都支店の近くにある宿屋に宿泊している。
もちろん、十分なお小遣いを支給しているので、今頃は王都の歓楽街でイロエロと愉しんでいる事だろう。
明後日の出発の時間は伝えているので、まあ大丈夫でしょう。
遅れたら王都に残していくけど、それでも領都までの交通手段はあるんで、問題ない。
いや、その交通手段を提供しているのは、アルテアン運輸なんだけどさ。
その夜は、実に静かに落ち着いて眠る事が出来た。
いやぁ…流石に義理の両親や使用人がわんさか居る屋敷では、嫁達も自重してくれた様で何よりだ。
明けて翌日、我が家の女性陣は、朝食後に揃って王都にある女性向け会員制 ビューティーサロン ウルへと向かった。
何といっても、スーパーVIP会員である我が家の女性陣は、予約も無く施術を受ける事が出来るのだ。
残念な事に、男性向けマッサージ店 ヴァルの王都支店は、予約が詰まっており俺も父さんも行く事は出来なかった。
おかしいな…同じくスーパーVIP会員なのに…。
ま、男性陣の会員うんぬんはこの際良しとしよう。
女性陣がもしも施術を受けられ無かったらと思うと…ぶるぶるぶる…怖くて想像も出来ん。
どうやら、お洒落なレストランでランチでもした後に、王都でショッピングでもしてきたのか、夕方にはぴっかぴかのつっるつるで、にっこにこの笑顔で戻って来た。
ふぃ~良かった良かった。
さて、それではいよいよ明日、我が家へと帰るとしますかね。
帰ったら人魚さんからの猛攻撃が待っていると思うと、ちょっと憂鬱だけど…。
あ、そう言えば呪法具で連絡が入ったけど、モフリーナ達はダンジョン大陸でのんびりしているらしい。
俺が領地に戻って、時間が取れる様であれば、またダンジョンを伸ばすために協力して欲しいと言われた。
ええっと…ボーディはネルヴォってのを繋ぐんだっけ? モフレンダはどうするんだろう?
基本は、モフリーナがやった様な感じでダンジョンの見えない糸を伸ばしたらいいのかな?
どうせ俺はホワイト・オルター号を飛ばすだけだから、細かい設定なんてどうでもいいんだけどさ。
実は、屋敷のある王都に、父さんと母さん、コルネちゃんとユリアちゃんを下ろすついでに、一家で揃って陛下にご挨拶という謁見をするために来たのだ。
あれ、謁見のついでに父さん達を降ろすんだっけ?
まあ、どっちでも結果は同じだからいいか。
一応、元王女のメリルが俺の嫁なので、義理のお父さんにあたるのだから、堅苦しい事は謁見の間での挨拶だけで良いとのお許しを頂いた。
謁見の間で、並み居る貴族連中に、このクッソ長かった戦に関する報告を口頭で行ったのだが、まだ王子様が戦地に残って事後処理をしているので、一通りの説明と報告だけでお終い。
実にあっさりうした謁見だった。
あれ? 論功行賞は? 民の前でするとか、王子様言ってましたけど?
ラスボスが、あまりにも民に公表出来ない奴だから、今回は謁見の間でだけ?
あ、さいですか…一生懸命、色々と考えてたのに…
王様に連れられて、民衆にわーわー言われるが、異世界物の定番だと思ってたのになあ…現実って、こんなもんなの?
その後は王族のプライベートな応接間で、王家の方々と我が家一同で、お茶を頂きながら賑やかに談笑。
アルテアン家のアイドル・ユリアちゃんは、とっても皆様に可愛がられていた。
いや、みなさん…動物じゃないんだから、あんまりもふもふしないでください。
俺でさえ、させて貰えないのに…ぐやじぃ!
戦争の傷跡が酷く(大半は俺のせい?)て、復興に時間が掛かる事と、幾つかの国を建国する事などを話したのだが、この陛下ったらすっごくお茶目で、
『それでは、そのいくつかの国々は連合国とし、我が義理の息子が統括する…そう、連合国の初代国王となれば良い!』
などと言い出したもんだから、メリルにお願いしてリバーブローをお見舞いしてもらった。
そんなクソ面倒くさい事は、絶対にお断りだ。
見事なもんじゃ焼きを床に作り這いつくばった国王陛下を放っておいて(メイドさん達がさささっと掃除して、陛下をどこかに引きずって行ったけど)、にこやかで穏やかな談笑を終えた俺達は、取りあえずは王都の父さんの屋敷に2泊する事に。
心優しい王妃様が、俺達の為に馬車を何台も準備してくれたので、15分ほど馬車に乗ってガタゴト王都を進む。
父さんの屋敷では、ずらりと並んだメイドに執事がお出迎えしてくれた。
大きなお風呂(男女別になってます)で、男同士、父さんとユズキと3人でのんびり癒されました。
妹達と嫁-ず、母さんにユズカもしっかりとお風呂を堪能してたはずなのだが、エステ&マッサージもご希望とか。
本日は陽も暮れて来た事なので、それは何とか明日行って貰うように、全身全霊で説得をした。
女性の美への欲求を舐めちゃいけない。
そりゃ、数ヶ月もあんな戦場に居たんだ…肌も痛むだろうし、ストレスもたまるだろう。
お金に糸目はつけないので、明日はフルコースを堪能してくるが良い! と言ったら、何とか納得してくれた。
ちなみに同乗して来たドライバーたちは、アルテアン運輸の王都支店の近くにある宿屋に宿泊している。
もちろん、十分なお小遣いを支給しているので、今頃は王都の歓楽街でイロエロと愉しんでいる事だろう。
明後日の出発の時間は伝えているので、まあ大丈夫でしょう。
遅れたら王都に残していくけど、それでも領都までの交通手段はあるんで、問題ない。
いや、その交通手段を提供しているのは、アルテアン運輸なんだけどさ。
その夜は、実に静かに落ち着いて眠る事が出来た。
いやぁ…流石に義理の両親や使用人がわんさか居る屋敷では、嫁達も自重してくれた様で何よりだ。
明けて翌日、我が家の女性陣は、朝食後に揃って王都にある女性向け会員制 ビューティーサロン ウルへと向かった。
何といっても、スーパーVIP会員である我が家の女性陣は、予約も無く施術を受ける事が出来るのだ。
残念な事に、男性向けマッサージ店 ヴァルの王都支店は、予約が詰まっており俺も父さんも行く事は出来なかった。
おかしいな…同じくスーパーVIP会員なのに…。
ま、男性陣の会員うんぬんはこの際良しとしよう。
女性陣がもしも施術を受けられ無かったらと思うと…ぶるぶるぶる…怖くて想像も出来ん。
どうやら、お洒落なレストランでランチでもした後に、王都でショッピングでもしてきたのか、夕方にはぴっかぴかのつっるつるで、にっこにこの笑顔で戻って来た。
ふぃ~良かった良かった。
さて、それではいよいよ明日、我が家へと帰るとしますかね。
帰ったら人魚さんからの猛攻撃が待っていると思うと、ちょっと憂鬱だけど…。
あ、そう言えば呪法具で連絡が入ったけど、モフリーナ達はダンジョン大陸でのんびりしているらしい。
俺が領地に戻って、時間が取れる様であれば、またダンジョンを伸ばすために協力して欲しいと言われた。
ええっと…ボーディはネルヴォってのを繋ぐんだっけ? モフレンダはどうするんだろう?
基本は、モフリーナがやった様な感じでダンジョンの見えない糸を伸ばしたらいいのかな?
どうせ俺はホワイト・オルター号を飛ばすだけだから、細かい設定なんてどうでもいいんだけどさ。
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