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汚嬢さん?
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「んで、この汚物をどうするつもりなんだ?」
第1番ダンジョンのマスターを助け出してくれと依頼したのは、何を隠そうこのネコ耳巨乳のモフリーナ。
俺の背後でお尻丸出しでピクピクしているダンジョンマスターを、モフリーナはどうしたいのだろうか。
「汚物…こほん…えっとですね、トールヴァルド様。彼女には、この件が収まりましたら、ダンジョン大陸に移って頂きたいのです」
ほう? まあ、もとよりその予定ではあったが。
「そこで、このモフレンダともふりんとダンジョン大陸を分割して運営してもらおうかと思っております」
ふむふむ、それも想定内だな。
「現在のダンジョン大陸は、かなりの人が滞在しております。特に争いも無く、ただそこに存在するだけの状態ではありますが、この先徐々に統率者などが現れてくれば、やがて建国などという事態にもなりかねません」
「あ~…ほったらかしにして、ごめん…」
人を送るだけ送り込んで、転移してきた奴等も保護させて放置したまんまだもんな、申し訳ない。
「いえ、それは大丈夫です。問題を起こしそうなものに関しては、随時処分をしておりますので」
つまりは、ピチュンってしちゃったわけね…いや、文句は無いよ。
「現在はダンジョンの塔の内部を居住スペースとして開放しておりますが、いつまでのそのっまという訳にもいきません。ただ人数が人数ですので、すぐにどこかに移すというのも難しいのが現状です」
「そりゃそうだわな…」
下手にグループ分けとかしたら、争いが起こるだろうしな。
「なので、あの生物を消しさる事が出来たと仮定しまして、この場所に巨大なダンジョンを中心とした都市を造りたいと思います」
「ん??」
ここに??
「この場所を、巨大ダンジョンを中心とした大都市として再開発し、ダンジョン内にダンジョン大陸への転移門をこっそりと設置する予定です。ダンジョンに入った者は、自動的に大陸へと転送される仕組みです。これによって、この大陸とあちらの大陸を自由に行き来が出来る様になりますし、都市に滞在してもらえばエネルギー回収も出来ます」
「つまり、あの尻丸出しの幼女には?」
「はい。御想像の通り、再開発したこの地を管理してもらいたいと思いまして」
「面白い! 面白いのじゃー!」
ガバッ! と起き上がった、汚マスターが瞬間移動の様に俺達の目の前にやって来て、モフリーナの手を取りブンブン振る。
「実に理にかなった計画なのじゃ! 安心せい! 妾が協力してしんぜようぞ! この始まりのダンジョンマスター様がな!」
金髪コウモリ羽のじゃ幼女が、めっちゃドヤ顔で胸を張っていた…けど絶壁。
「あ、はい…お願いします…」
モフリーナも笑顔がちょっと引き攣ってるぞ。
「まだ聞いてなかったが、お前の名前は?」
よく考えたら、名前を聞いてなかったな。
「ほんに、お主は失礼な奴じゃな。妾を熱く抱擁したかと思えば、思いっきり投げ飛ばすし。少しは年長者に対して敬意を払え」
「やだよ。この地に降り立ってから、ずっと眠りこけてる間に汚水の下に閉じ込められたような奴に、敬意なんて払えんわ!」
あれ? そう言えば、俺の家族はやけに静かだな…それにモフレンダも…
ふと振り返ると、何故かモフレンダが嫁達や妹達と車座になってお茶を飲んでいた。
えっと…モフレンダって、人見知りじゃ無かったっけ? 君達、いつの間に仲良くなったのかな?
俺がじ~っと見ていると、その視線に気づいたのかモフレンダが、さっとイネスの陰に隠れた。
何でだよ! 俺にも打ち解けたって良いだろうが!
俺がプンプンと憤慨していると、
「トールヴァルド様、モフレンダが本当に怖いのは…男性の様です…」
「知らんかったわ! 初めて聞いたわ! ただの人見知りだと思っとったわ!」
いや、今までの俺の家族に対する態度を見てたら、そう考えるだろ?
「え~…単に。トールヴァルド様やヴァルナル様やあの執事が、一緒に居たからではないでしょうか?」
「言われてみれば…」
そう言えば、父さんと母さん、ユズキとユズカはここに居るな。
「そっか…まあ、ゆっくり慣れてくれればいいや…」
「申し訳ありません…」
落ち込む俺に頭を下げるモフリーナ。
「それでお主等、妾の名前は聞かんでいいのかや?」
放置された形になった汚マスターが、ぶすっとした顔で仰った。
いや、もう汚マスターで良いかと思ってた…って言ったら怒るだろうなぁ。
「誰が汚マスターじゃ!」
「トールヴァルド様…声に出てます…」
2人のマスターから物言いがつきました…ごめんなさい。
「え~それでは、お…名前は?」
「お主…今、汚と言い掛けなかったかや?」
す、鋭い! しかし、ここはポーカーフェイスが得意にトール君がしらばっくれて見せよう。
「気のせいでございます、お…嬢様」
「お主、絶対に汚と言いたいんじゃろう!? いや、そのムカつく怪しい顔が全てを物語っておる!」
この完璧なポーカーフェイスの何処が怪しいというのか!
「あ~もう面倒くせぇ! キリキリ名前を吐け!」
両肩掴んで、ガックガック揺らしてやった。
「うぉ! や、やめんか…こら、止めよ! ぎ…ぎぼじわるい…は、はく…」
「よし! 名前と一緒に吐き出せ!」
揺さぶるのを止めると、
「トールヴァルド様…それだと名前よりも先に、吐きますよ…ゲロ…」
「気にするな、モフリーナ。ここは君のダンジョン領域だ」
掃除は簡単でしょ?
「もの凄く、気になります! 汚いのは嫌です!」
汚マスターだから、諦めておくれ。
「んで名前は?」
「んっぷ…うぇっぷ…な、なまえ…、そうじゃ…妾の名前は、ボーディ…じゃ」
第1番ダンジョンのマスターを助け出してくれと依頼したのは、何を隠そうこのネコ耳巨乳のモフリーナ。
俺の背後でお尻丸出しでピクピクしているダンジョンマスターを、モフリーナはどうしたいのだろうか。
「汚物…こほん…えっとですね、トールヴァルド様。彼女には、この件が収まりましたら、ダンジョン大陸に移って頂きたいのです」
ほう? まあ、もとよりその予定ではあったが。
「そこで、このモフレンダともふりんとダンジョン大陸を分割して運営してもらおうかと思っております」
ふむふむ、それも想定内だな。
「現在のダンジョン大陸は、かなりの人が滞在しております。特に争いも無く、ただそこに存在するだけの状態ではありますが、この先徐々に統率者などが現れてくれば、やがて建国などという事態にもなりかねません」
「あ~…ほったらかしにして、ごめん…」
人を送るだけ送り込んで、転移してきた奴等も保護させて放置したまんまだもんな、申し訳ない。
「いえ、それは大丈夫です。問題を起こしそうなものに関しては、随時処分をしておりますので」
つまりは、ピチュンってしちゃったわけね…いや、文句は無いよ。
「現在はダンジョンの塔の内部を居住スペースとして開放しておりますが、いつまでのそのっまという訳にもいきません。ただ人数が人数ですので、すぐにどこかに移すというのも難しいのが現状です」
「そりゃそうだわな…」
下手にグループ分けとかしたら、争いが起こるだろうしな。
「なので、あの生物を消しさる事が出来たと仮定しまして、この場所に巨大なダンジョンを中心とした都市を造りたいと思います」
「ん??」
ここに??
「この場所を、巨大ダンジョンを中心とした大都市として再開発し、ダンジョン内にダンジョン大陸への転移門をこっそりと設置する予定です。ダンジョンに入った者は、自動的に大陸へと転送される仕組みです。これによって、この大陸とあちらの大陸を自由に行き来が出来る様になりますし、都市に滞在してもらえばエネルギー回収も出来ます」
「つまり、あの尻丸出しの幼女には?」
「はい。御想像の通り、再開発したこの地を管理してもらいたいと思いまして」
「面白い! 面白いのじゃー!」
ガバッ! と起き上がった、汚マスターが瞬間移動の様に俺達の目の前にやって来て、モフリーナの手を取りブンブン振る。
「実に理にかなった計画なのじゃ! 安心せい! 妾が協力してしんぜようぞ! この始まりのダンジョンマスター様がな!」
金髪コウモリ羽のじゃ幼女が、めっちゃドヤ顔で胸を張っていた…けど絶壁。
「あ、はい…お願いします…」
モフリーナも笑顔がちょっと引き攣ってるぞ。
「まだ聞いてなかったが、お前の名前は?」
よく考えたら、名前を聞いてなかったな。
「ほんに、お主は失礼な奴じゃな。妾を熱く抱擁したかと思えば、思いっきり投げ飛ばすし。少しは年長者に対して敬意を払え」
「やだよ。この地に降り立ってから、ずっと眠りこけてる間に汚水の下に閉じ込められたような奴に、敬意なんて払えんわ!」
あれ? そう言えば、俺の家族はやけに静かだな…それにモフレンダも…
ふと振り返ると、何故かモフレンダが嫁達や妹達と車座になってお茶を飲んでいた。
えっと…モフレンダって、人見知りじゃ無かったっけ? 君達、いつの間に仲良くなったのかな?
俺がじ~っと見ていると、その視線に気づいたのかモフレンダが、さっとイネスの陰に隠れた。
何でだよ! 俺にも打ち解けたって良いだろうが!
俺がプンプンと憤慨していると、
「トールヴァルド様、モフレンダが本当に怖いのは…男性の様です…」
「知らんかったわ! 初めて聞いたわ! ただの人見知りだと思っとったわ!」
いや、今までの俺の家族に対する態度を見てたら、そう考えるだろ?
「え~…単に。トールヴァルド様やヴァルナル様やあの執事が、一緒に居たからではないでしょうか?」
「言われてみれば…」
そう言えば、父さんと母さん、ユズキとユズカはここに居るな。
「そっか…まあ、ゆっくり慣れてくれればいいや…」
「申し訳ありません…」
落ち込む俺に頭を下げるモフリーナ。
「それでお主等、妾の名前は聞かんでいいのかや?」
放置された形になった汚マスターが、ぶすっとした顔で仰った。
いや、もう汚マスターで良いかと思ってた…って言ったら怒るだろうなぁ。
「誰が汚マスターじゃ!」
「トールヴァルド様…声に出てます…」
2人のマスターから物言いがつきました…ごめんなさい。
「え~それでは、お…名前は?」
「お主…今、汚と言い掛けなかったかや?」
す、鋭い! しかし、ここはポーカーフェイスが得意にトール君がしらばっくれて見せよう。
「気のせいでございます、お…嬢様」
「お主、絶対に汚と言いたいんじゃろう!? いや、そのムカつく怪しい顔が全てを物語っておる!」
この完璧なポーカーフェイスの何処が怪しいというのか!
「あ~もう面倒くせぇ! キリキリ名前を吐け!」
両肩掴んで、ガックガック揺らしてやった。
「うぉ! や、やめんか…こら、止めよ! ぎ…ぎぼじわるい…は、はく…」
「よし! 名前と一緒に吐き出せ!」
揺さぶるのを止めると、
「トールヴァルド様…それだと名前よりも先に、吐きますよ…ゲロ…」
「気にするな、モフリーナ。ここは君のダンジョン領域だ」
掃除は簡単でしょ?
「もの凄く、気になります! 汚いのは嫌です!」
汚マスターだから、諦めておくれ。
「んで名前は?」
「んっぷ…うぇっぷ…な、なまえ…、そうじゃ…妾の名前は、ボーディ…じゃ」
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