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石油があるのか!
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俺は何を考えてたんだろう…反省。
何でも俺一人で解決しなきゃ、ダメだと思い込んでしまってた。
いや、違うな。
ガチャ玉で色々と創りだせるもんだから、何でも俺なら解決できると思い込んでたんだ。
そうじゃないだろ、俺!
俺なんて、管理局長からガチャ玉をもらい、魂のエネルギーとやらが非常識な程に大量に持ってはいても、所詮はただの人だ。
不遜にも神を勝手に創りだし、神の名の元に好き勝手やってるだけの、男なんだ。
嫁達や家族達が支えてくれてるからと、神の使徒を名乗っているからと、何をやっても許されると勘違いした、馬鹿なガキだ。
そうだよ、どうして力を合わせて問題を解決しようとしなかったんだろ。
俺一人の力…は十分大きいけど、俺の頭なんてたいした出来じゃないんだから、皆の知恵を借りるべきだった。
普段はおちゃらけているが、実は管理局のデータベースにアクセス出来るサラであれば、簡単に解決法を導いたかもしれない。
ドSで鬼畜なリリアさんだって、そうは見えないがかなり頭は良いはず。
ナディア達は、俺の思考をベースにしてはいるが、アーデ、アーム、アーフェンという仲間も居るんだから、4人の知恵ならもしかしたら俺よりもいいアイディアを思いつくかもしれない…今回の様に。
父さん…は脳筋だけど、母さんだってかなり頭はキレるんだから、意見を求めるべきだった。
よし! 反省終わり! こっからは何でも1人で解決しようなんて考えないぞ! 皆に意見を求めよう!
『だが、断る!』
んがっ? おま、サラ! いきなり俺の決意というか、やる気をそぐような事を言うな!
『いえ…大河さんが真面目だと面白くないので』
…どういう意味だよ。
今は、緊急事態なんだぞ? 真面目にもなるわい!
『ふむふむ…つまり、今だけ真面目って事ですか?』
ちゃうわ! 今までもこれからも、ずっと真面目だい!
『ふっ…』
鼻で笑うなー!
『あの…マスター。どうかされましたか?』
おっと、ナディアをほったらかしだった。
いや、流石はナディアだ。その案は即採用です!
今は、そのアイディアを実現するために必要な手立てを考えている所だ。
『そうなのですね。私達妖精族が全力で結界をはっても、さすがにあの巨体を囲うのは難しいかと…申し訳ありません』
何を言う! すでにその問題を解決するための手段は考えている。
ナディア達には負担なんてかけないから安心してくれ。
『え? でも結界は…』
安心しろ。その答えは、モフリーナのダンジョンにある。
『もしかして…あのダンジョンにある大樹型のシールド発生装置ですか?』
その通り! 他にも俺の領地のエルフさんやドワーフさんの村を守る為のシールド発生装置もあるけれど、あれは外すわけにはいかないし、持って来る事が出来ない。
だが、ダンジョンの大樹型シールド発生装置ならば、モフリーナがこの地まで転移させることが出来るはずだ。
『さすがはマスターです!』
ふふん! もっと褒めなさい! 俺は褒められたら伸びる子なのだよ。
『それで、どうやって燃やすんですか?』
それを今から考えるから、また後で声を掛けるよ。
ベッドで目を閉じて大の字になりながら、ナディアとの念話を打ち切り、今度はリリアさんとサラへと念話だ。
結構忙しいな…。
あ~、リリアさんリリアさん?
『何でしょうか? 今、おトイレで頑張ってる最中なのですけれど』
うぇ!? それは失礼しました…
『いえ、嘘ですよ?』
嘘かよ!
『想像しましたか? ムラムラしましたか?』
しねーよ! ムラムラどころか、ムカムカしたわ!
『失礼な人ですね、貴方様は。それで、急に何ですか?』
ああ、そうだった。
あの巨大スライムを焼き尽くすためには、何が必要かな~っと思って。
『爆発では無く、継続的な燃焼となると、かなりの燃料が必要ですけれど』
そこは全力全開のガチャ玉で何とかならないか?
『まあ、何とか出来ると思いますが…この世界に存在する燃料は創造出来ません』
うん、そういうルールだったな。
『実はこの世界のとある場所には、石油が存在します。まあ、発見する事は困難ですが』
石油があるのか! あ、って事は…
『ええ、ガソリンや灯油などは創造できません』
マジかぁ…んじゃ、アレを燃やすための燃料が思いつかないぞ。
『ふむ、確かに。では、この世界に無い物を創造すればよいだけです』
えっと…ガソリン以外に思いつかないんだけど?
『貴方様は、メタンハイドレートというものをご存知ですか?』
えっと…聞いた事は有る…かな? 確か、燃える氷とか何とか…違ったっけ?
『いえ、その認識でも間違いではありません。石油などと同じ化石燃料の一種ではありますが、馬鹿でも分かる様に簡単に説明すると、高圧かつ低温にメタンが晒されて形成された物質がメタンハイドレートです』
うん、俺でも分かった…馬鹿で悪かったな…
『馬鹿と自覚できただけ上等です。で、この世界にはメタンハイドレートは有りません』
ほぇ? 石油は有るのに?
『ええ。海底に生物系の死骸の堆積物はありませんし、大陸プレートの運動もありませんので、存在しません』
良く分からんけど、無いんだ。
『取り扱いが非常に難しい物質ではありますが、貴方様の創造であれば、持ち運びも容易なはずです』
????
『他人に譲渡すると言う条件下では、創造物はカードとかに出来るじゃないですか』
おお! 確かに!
『だったら、どうすればいいか分かりますね?』
おお、サンキュー!
それだけヒントをくれたら、もう解決したも同然だ!
何でも俺一人で解決しなきゃ、ダメだと思い込んでしまってた。
いや、違うな。
ガチャ玉で色々と創りだせるもんだから、何でも俺なら解決できると思い込んでたんだ。
そうじゃないだろ、俺!
俺なんて、管理局長からガチャ玉をもらい、魂のエネルギーとやらが非常識な程に大量に持ってはいても、所詮はただの人だ。
不遜にも神を勝手に創りだし、神の名の元に好き勝手やってるだけの、男なんだ。
嫁達や家族達が支えてくれてるからと、神の使徒を名乗っているからと、何をやっても許されると勘違いした、馬鹿なガキだ。
そうだよ、どうして力を合わせて問題を解決しようとしなかったんだろ。
俺一人の力…は十分大きいけど、俺の頭なんてたいした出来じゃないんだから、皆の知恵を借りるべきだった。
普段はおちゃらけているが、実は管理局のデータベースにアクセス出来るサラであれば、簡単に解決法を導いたかもしれない。
ドSで鬼畜なリリアさんだって、そうは見えないがかなり頭は良いはず。
ナディア達は、俺の思考をベースにしてはいるが、アーデ、アーム、アーフェンという仲間も居るんだから、4人の知恵ならもしかしたら俺よりもいいアイディアを思いつくかもしれない…今回の様に。
父さん…は脳筋だけど、母さんだってかなり頭はキレるんだから、意見を求めるべきだった。
よし! 反省終わり! こっからは何でも1人で解決しようなんて考えないぞ! 皆に意見を求めよう!
『だが、断る!』
んがっ? おま、サラ! いきなり俺の決意というか、やる気をそぐような事を言うな!
『いえ…大河さんが真面目だと面白くないので』
…どういう意味だよ。
今は、緊急事態なんだぞ? 真面目にもなるわい!
『ふむふむ…つまり、今だけ真面目って事ですか?』
ちゃうわ! 今までもこれからも、ずっと真面目だい!
『ふっ…』
鼻で笑うなー!
『あの…マスター。どうかされましたか?』
おっと、ナディアをほったらかしだった。
いや、流石はナディアだ。その案は即採用です!
今は、そのアイディアを実現するために必要な手立てを考えている所だ。
『そうなのですね。私達妖精族が全力で結界をはっても、さすがにあの巨体を囲うのは難しいかと…申し訳ありません』
何を言う! すでにその問題を解決するための手段は考えている。
ナディア達には負担なんてかけないから安心してくれ。
『え? でも結界は…』
安心しろ。その答えは、モフリーナのダンジョンにある。
『もしかして…あのダンジョンにある大樹型のシールド発生装置ですか?』
その通り! 他にも俺の領地のエルフさんやドワーフさんの村を守る為のシールド発生装置もあるけれど、あれは外すわけにはいかないし、持って来る事が出来ない。
だが、ダンジョンの大樹型シールド発生装置ならば、モフリーナがこの地まで転移させることが出来るはずだ。
『さすがはマスターです!』
ふふん! もっと褒めなさい! 俺は褒められたら伸びる子なのだよ。
『それで、どうやって燃やすんですか?』
それを今から考えるから、また後で声を掛けるよ。
ベッドで目を閉じて大の字になりながら、ナディアとの念話を打ち切り、今度はリリアさんとサラへと念話だ。
結構忙しいな…。
あ~、リリアさんリリアさん?
『何でしょうか? 今、おトイレで頑張ってる最中なのですけれど』
うぇ!? それは失礼しました…
『いえ、嘘ですよ?』
嘘かよ!
『想像しましたか? ムラムラしましたか?』
しねーよ! ムラムラどころか、ムカムカしたわ!
『失礼な人ですね、貴方様は。それで、急に何ですか?』
ああ、そうだった。
あの巨大スライムを焼き尽くすためには、何が必要かな~っと思って。
『爆発では無く、継続的な燃焼となると、かなりの燃料が必要ですけれど』
そこは全力全開のガチャ玉で何とかならないか?
『まあ、何とか出来ると思いますが…この世界に存在する燃料は創造出来ません』
うん、そういうルールだったな。
『実はこの世界のとある場所には、石油が存在します。まあ、発見する事は困難ですが』
石油があるのか! あ、って事は…
『ええ、ガソリンや灯油などは創造できません』
マジかぁ…んじゃ、アレを燃やすための燃料が思いつかないぞ。
『ふむ、確かに。では、この世界に無い物を創造すればよいだけです』
えっと…ガソリン以外に思いつかないんだけど?
『貴方様は、メタンハイドレートというものをご存知ですか?』
えっと…聞いた事は有る…かな? 確か、燃える氷とか何とか…違ったっけ?
『いえ、その認識でも間違いではありません。石油などと同じ化石燃料の一種ではありますが、馬鹿でも分かる様に簡単に説明すると、高圧かつ低温にメタンが晒されて形成された物質がメタンハイドレートです』
うん、俺でも分かった…馬鹿で悪かったな…
『馬鹿と自覚できただけ上等です。で、この世界にはメタンハイドレートは有りません』
ほぇ? 石油は有るのに?
『ええ。海底に生物系の死骸の堆積物はありませんし、大陸プレートの運動もありませんので、存在しません』
良く分からんけど、無いんだ。
『取り扱いが非常に難しい物質ではありますが、貴方様の創造であれば、持ち運びも容易なはずです』
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『他人に譲渡すると言う条件下では、創造物はカードとかに出来るじゃないですか』
おお! 確かに!
『だったら、どうすればいいか分かりますね?』
おお、サンキュー!
それだけヒントをくれたら、もう解決したも同然だ!
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