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ナニソレ?
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ダンジョンの魔物が原因だと!?
『ええ、ダンジョンの魔物の所為ですね』
んで、また管理局が関わってるのか?
『まあ、間接的にですけどね…詳細は調査中です』
そっか。まあ、調査結果? が出たら、また教えてくれ、サラ。
『へい、了解じゃ!』
どこのおっさんだよ…
俺達の元に、ナディアや妖精達によって確保されたゾンビ(っぽいもの)が、ふわふわと浮かびながら運ばれて来た。
もしかしなくても、精霊さん達が協力してくれてるっぽいな。
ならば、もうちょっと精霊さんには協力していただこう。
とにかく、どんなダンジョンの魔物の影響で、ゾンビになったのか調べないとな。
精霊さん精霊さん、ちょっとこの辺に、土で小屋を造って、そいつを入れてくれないかな?
あ、俺とリリアさんが入ったら、出入り口も一旦塞いでね。
窓も無しで…ってしたら、中は真っ暗か…んじゃ火の精霊さんは明かりをお願いします。
俺の要望通り、例のゾンビを置いた場所の周囲が、うぞうぞと動き始め、あっという間に小屋になった。
100人乗っても大丈夫な、どっかの倉庫よりもちょっと大きいぐらいぐらいの小屋だ。
俺の正面の壁には、ぽっかりと開いた出入り口。
リリアさんを引き連れて、そこから中へと入ると、入り口はうごごごご…と地面が盛り上がって行く。
入り口の向こうでは、心配そうな顔で俺達を見ている家族の顔。
精霊さん、小屋はすぐ作ったのに、何で入り口塞ぐのに時間がかかるんだろう?
え? シチュエーションは大事に? 家族との別れの場面の演出? アニメっぽいでしょうって?
どこでそんな無駄な知識を得たんだよ、精霊さん達…いや、確かにドキドキするシーンだけど、要らん演出だってば。
やがて、入り口が完全に塞がると、パッと小屋の中に明かりが灯った。
火の精霊さんも、最初から明かり点けててくれていいんだよ? 無駄な演出要らないからね?
さて、精霊さん達の無駄に力のこもった演出の末、準備が整ったようだ。
俺とリリアさんは顔を見合わせて小さく頷くと、目の前のゾンビをまずはじっくりと観察した。
って、結界があって近づけないんだけど…ナディア、ちょっと結界を解除してくんない?
『マスター、その中に妖精が居ますので、お声がけください』
え、こん中に妖精さん居るの?
『居りますけれども?』
いや、今から結構グロイ事するのに、直視出来るんだろうか…
『大丈夫です。妖精には、顔を背けておくように言い含めていますから』
そっか…んじゃ、念のために感染とか汚染の予防の為に、俺が変身してから結界を解いてもらうか。
妖精さん達は、自分の周囲の結界を張ったままにして貰ってっと。
あ、しまった! リリアさん用の防護服なんてねーぞ! どうすべ!?
「え、何ですか? 私の準備は万端ですけれど?」
声のした方へと顔を向けると…ナニソレ?
顔の部分が透明なプラスチックみたいなの以外は、真っ白なラバーっぽい素材で出来た、頭の先から足の先までを覆う真っ白なツナギ。
背中には良く分からんリュックみたいなのがついてるけど、それも真っ白。
「感染対策の防護服は万全ですが?」
「俺、どっかでそんなの見た記憶があるんだけどなあ…」
どこだっけ?
「これは、地球の防護服を参考に管理局が開発したものです。まあ、参考にしたのはバイ〇ハザードですけれど」
「映画かよ!」
そういや、確かにそんなの着てたな。
「無論、アウ〇ブレイク仕様とかもあります」
「それも映画じゃねーか!」
確か、もっとゴツかった気が…
「そう言えば、サラも似た様な物を持ってますよ。スズメバチ駆除用のですが」
「用途が違いすぎるわ! しかも、ウィルスとか防いでくれねーし!」
確かにTVでよく見たけどな…たまにスズメバチが入り込んで刺されたりしてたけど…防護服の意味ねーよな、あれ。
「五月蠅いですねぇ。ここは狭いんですから、大声出さなくても聞こえますから」
「……誰の所為だ、誰の」
まったく…ツッコミどころ満載の服着やがって…
「ちょっと何言ってるか分からないですね」
「お前は、富澤た〇しか!」
だめだ…こいつのボケには、ツッコまずに居られない…
これ以上、話してたら疲れるだけだから…
「へ・ん・し・ん!」
変身プロセスは、割愛させて頂きます。
いつもの如く、銀ピカの鎧姿に変身。
この装備は、外気もシャットアウトするし、寄生虫も寄せ付けない優れものなので、安心安全。
「んじゃ、妖精さんは、自分を結界で包んでね。出来たら、このゾンビの結界を解除して」
結界の中で、もぞもぞと動くゾンビ…飛び掛かってきたりしないよな?
やがて、ゾンビを被っていたいた結界が解かれた。
『ええ、ダンジョンの魔物の所為ですね』
んで、また管理局が関わってるのか?
『まあ、間接的にですけどね…詳細は調査中です』
そっか。まあ、調査結果? が出たら、また教えてくれ、サラ。
『へい、了解じゃ!』
どこのおっさんだよ…
俺達の元に、ナディアや妖精達によって確保されたゾンビ(っぽいもの)が、ふわふわと浮かびながら運ばれて来た。
もしかしなくても、精霊さん達が協力してくれてるっぽいな。
ならば、もうちょっと精霊さんには協力していただこう。
とにかく、どんなダンジョンの魔物の影響で、ゾンビになったのか調べないとな。
精霊さん精霊さん、ちょっとこの辺に、土で小屋を造って、そいつを入れてくれないかな?
あ、俺とリリアさんが入ったら、出入り口も一旦塞いでね。
窓も無しで…ってしたら、中は真っ暗か…んじゃ火の精霊さんは明かりをお願いします。
俺の要望通り、例のゾンビを置いた場所の周囲が、うぞうぞと動き始め、あっという間に小屋になった。
100人乗っても大丈夫な、どっかの倉庫よりもちょっと大きいぐらいぐらいの小屋だ。
俺の正面の壁には、ぽっかりと開いた出入り口。
リリアさんを引き連れて、そこから中へと入ると、入り口はうごごごご…と地面が盛り上がって行く。
入り口の向こうでは、心配そうな顔で俺達を見ている家族の顔。
精霊さん、小屋はすぐ作ったのに、何で入り口塞ぐのに時間がかかるんだろう?
え? シチュエーションは大事に? 家族との別れの場面の演出? アニメっぽいでしょうって?
どこでそんな無駄な知識を得たんだよ、精霊さん達…いや、確かにドキドキするシーンだけど、要らん演出だってば。
やがて、入り口が完全に塞がると、パッと小屋の中に明かりが灯った。
火の精霊さんも、最初から明かり点けててくれていいんだよ? 無駄な演出要らないからね?
さて、精霊さん達の無駄に力のこもった演出の末、準備が整ったようだ。
俺とリリアさんは顔を見合わせて小さく頷くと、目の前のゾンビをまずはじっくりと観察した。
って、結界があって近づけないんだけど…ナディア、ちょっと結界を解除してくんない?
『マスター、その中に妖精が居ますので、お声がけください』
え、こん中に妖精さん居るの?
『居りますけれども?』
いや、今から結構グロイ事するのに、直視出来るんだろうか…
『大丈夫です。妖精には、顔を背けておくように言い含めていますから』
そっか…んじゃ、念のために感染とか汚染の予防の為に、俺が変身してから結界を解いてもらうか。
妖精さん達は、自分の周囲の結界を張ったままにして貰ってっと。
あ、しまった! リリアさん用の防護服なんてねーぞ! どうすべ!?
「え、何ですか? 私の準備は万端ですけれど?」
声のした方へと顔を向けると…ナニソレ?
顔の部分が透明なプラスチックみたいなの以外は、真っ白なラバーっぽい素材で出来た、頭の先から足の先までを覆う真っ白なツナギ。
背中には良く分からんリュックみたいなのがついてるけど、それも真っ白。
「感染対策の防護服は万全ですが?」
「俺、どっかでそんなの見た記憶があるんだけどなあ…」
どこだっけ?
「これは、地球の防護服を参考に管理局が開発したものです。まあ、参考にしたのはバイ〇ハザードですけれど」
「映画かよ!」
そういや、確かにそんなの着てたな。
「無論、アウ〇ブレイク仕様とかもあります」
「それも映画じゃねーか!」
確か、もっとゴツかった気が…
「そう言えば、サラも似た様な物を持ってますよ。スズメバチ駆除用のですが」
「用途が違いすぎるわ! しかも、ウィルスとか防いでくれねーし!」
確かにTVでよく見たけどな…たまにスズメバチが入り込んで刺されたりしてたけど…防護服の意味ねーよな、あれ。
「五月蠅いですねぇ。ここは狭いんですから、大声出さなくても聞こえますから」
「……誰の所為だ、誰の」
まったく…ツッコミどころ満載の服着やがって…
「ちょっと何言ってるか分からないですね」
「お前は、富澤た〇しか!」
だめだ…こいつのボケには、ツッコまずに居られない…
これ以上、話してたら疲れるだけだから…
「へ・ん・し・ん!」
変身プロセスは、割愛させて頂きます。
いつもの如く、銀ピカの鎧姿に変身。
この装備は、外気もシャットアウトするし、寄生虫も寄せ付けない優れものなので、安心安全。
「んじゃ、妖精さんは、自分を結界で包んでね。出来たら、このゾンビの結界を解除して」
結界の中で、もぞもぞと動くゾンビ…飛び掛かってきたりしないよな?
やがて、ゾンビを被っていたいた結界が解かれた。
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