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このお馬鹿---!
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さてさて、とりあえずの仕込みが完了した俺たちは、味方が集結している陣地まで戻って来た。
ちなみに、コルネちゃんとユリアちゃんは、モフリーナと別れた頃から、夢の中だ。
母さんと一緒に千室に引っ込んでしまった。
添い寝したかったのだが、ユズカ以外の女性陣の、汚物を見るような視線に耐えられなかった俺は、泣く泣く断念せざるを得なかった…
そして傷心中の俺は、船室で1人考え事をしていた。
『いや、幼女と12歳の少女と添い寝したいとか、完全に事案ですからね? 通報しますよ?』
何故だサラ! 妹と一緒に寝るだけなんだぞ!
『いえ、あのマスター…言い難いですが、マスターのお顔が、獲物を狙う獣の様でした…』
ナディアも大概失礼だな! この真面目なトール君のどこが獣か!
『『『全てです!』』』
よし、アーデ、アーム、アーフェン! 後でトイレ裏に来い! じっくり話をしようか。
『はいはい、そんな事はどうでもいいですから。貴方様が考えていたのは、あのダンジョンの今後の処遇に関してですよね?』
そんな事って…ええ、まあリリアさんの言う通りだけど。
『それで、どうされるおつもりなんですか?』
ま、そこはしっかりと考えてるから大丈夫。
多分、リリアさんが考えてるよりも、あのダンジョンは発展すると思うから。
ところで今更なんだけど…ちょっとリリアさんだけじゃなく、みんなに訊ねたい事が有るんだが。
『何でしょうか?』『ほぇ?』『『『『どんな事でしょうか?』』』』
うん、これだよこれ。
何で全員が俺と念話出来るの?
ってか、何でナディア達とサラ達が念話出来てるの?
何の違和感も無く念話してたけど、おかしくない?
『大河さん、今更ですね。この偉大なるサラちゃんが、解説して進ぜよう!』
あ、うん…今更です、ごめんなさい。ぜひともお願いします。
『では、ごほん! 私達と大河さんの間で念話が出来るのは理解できてますよね?』
まあ、それは…な。
『ナディア達と大河さんの間で出来るのも理解できますね?』
まあ、俺が生み出したわけだし…
『実はですね、大河さんの脳を介して、私達とナディア達の間で念話の波長が同調出来たんです』
うん、わからん。
『そもそも念話の波長というのは、その物ズバリ波動です。つまりは、電波とほぼ同じ仕組みです。いくら電波を発信しても、波長を同調させなければ普通は受信できません。まあ、チャンネルの方が分かり良いですかね』
ああ、それなら分かるぞ。仕事で無線とか使ってたからな。
チャンネルが違ったら、全く送受信できないもんな。
『無線はいい例えですね。そうです、元々大河さんのチャンネルが1番、私とリリアのチャンネルが2番、ナディア達が3番だったとします。本当は、もっと複雑ですが、大河さんに理解できないでしょうから簡単に例えますね』
そりゃ、すんません。どうも、ありがとう…
『チャンネルの違う私達とナディア達が、それぞれ大河さんのチャンネルに合わせてチャンネルを変更したんです』
そんな簡単に変えれるの?
『大河さんには無理です。脳の性能が低いんで。簡単に言えば、馬鹿ですから』
性能って、馬鹿ってなんだよ!
『事実です。チャンネルを大河さんに合わせた結果、私達とナディア達の間でも念話が可能になったのです。高性能な脳のおかげでというわけですよ、低能な大可さん』
ぐっ! 低能で悪かったな!
『マスター、私達とサラ様達の間で、不用意な念話はしておりませんのでご安心ください』
つまりナディア達は、普段はサラとかと念話してないって事?
『はい、その通りです。特に話すこともありませんから』
そりゃそうか…あ、もしかして、
なあ、サラ…よりもリリアさんか。
もしかしてコルネちゃっは無理でも、ユリアちゃんとナディア達って念話が出来るのでは?
『ええ、出来ますね。彼女の身体は、私たち特別仕様ですから』
『はい、マスターの仰る通り、出来ます。ですが、コルネリア様とは出来ませんので、嫌な思いをさせてしまうかもしれませんので、あえてしておりません。もちろん、変身すれば誰とでも可能ですが』
あ、気を使ってくれてたんだ。
ってか、変身したら誰とでも?
『ええ、変身している方でしたら、同調できます。もちろん、それもしておりませんが』
してないの?
『ええ、特に必要ではないので』
…必要ないのか…なるへそ。
何となく、疑問に思ってた事も分かったし、ちょっとすっきりかな。
あ…まさか、管理局にあるログとかは見れないよな?
『あんた、馬鹿でしょう? 見れるわけないじゃないですか』
『管理局との通信は、波長がどうとかの問題ではないのですよ、貴方様』
そっか、ならいいや。
俺のログは保管庫の奥底に隠して欲しいからな。
『安心してください、大河さん。ログのメモリーは、領地の大河さんのベッドの奥底に隠してますから』
安心できるかー! それはエ〇本とかの隠し場所じゃねーか!
とっとと、どっかに移せー!
ってか、メモリー…だと?
『ええ、紙媒体にきちんと書き起こしておきました。誰もが確認できるように』
え? どんな内容のメモリー…?
『もちろん、夫婦生活に関してです! 特に夜の!』
アホかーーー! 嫁たちに見つかったら、どーーーすんだ!
ってか、なんでメモリーを書き起こして保存してんだよ!
今すぐこの世から消し去れ、このお馬鹿---!
ちなみに、コルネちゃんとユリアちゃんは、モフリーナと別れた頃から、夢の中だ。
母さんと一緒に千室に引っ込んでしまった。
添い寝したかったのだが、ユズカ以外の女性陣の、汚物を見るような視線に耐えられなかった俺は、泣く泣く断念せざるを得なかった…
そして傷心中の俺は、船室で1人考え事をしていた。
『いや、幼女と12歳の少女と添い寝したいとか、完全に事案ですからね? 通報しますよ?』
何故だサラ! 妹と一緒に寝るだけなんだぞ!
『いえ、あのマスター…言い難いですが、マスターのお顔が、獲物を狙う獣の様でした…』
ナディアも大概失礼だな! この真面目なトール君のどこが獣か!
『『『全てです!』』』
よし、アーデ、アーム、アーフェン! 後でトイレ裏に来い! じっくり話をしようか。
『はいはい、そんな事はどうでもいいですから。貴方様が考えていたのは、あのダンジョンの今後の処遇に関してですよね?』
そんな事って…ええ、まあリリアさんの言う通りだけど。
『それで、どうされるおつもりなんですか?』
ま、そこはしっかりと考えてるから大丈夫。
多分、リリアさんが考えてるよりも、あのダンジョンは発展すると思うから。
ところで今更なんだけど…ちょっとリリアさんだけじゃなく、みんなに訊ねたい事が有るんだが。
『何でしょうか?』『ほぇ?』『『『『どんな事でしょうか?』』』』
うん、これだよこれ。
何で全員が俺と念話出来るの?
ってか、何でナディア達とサラ達が念話出来てるの?
何の違和感も無く念話してたけど、おかしくない?
『大河さん、今更ですね。この偉大なるサラちゃんが、解説して進ぜよう!』
あ、うん…今更です、ごめんなさい。ぜひともお願いします。
『では、ごほん! 私達と大河さんの間で念話が出来るのは理解できてますよね?』
まあ、それは…な。
『ナディア達と大河さんの間で出来るのも理解できますね?』
まあ、俺が生み出したわけだし…
『実はですね、大河さんの脳を介して、私達とナディア達の間で念話の波長が同調出来たんです』
うん、わからん。
『そもそも念話の波長というのは、その物ズバリ波動です。つまりは、電波とほぼ同じ仕組みです。いくら電波を発信しても、波長を同調させなければ普通は受信できません。まあ、チャンネルの方が分かり良いですかね』
ああ、それなら分かるぞ。仕事で無線とか使ってたからな。
チャンネルが違ったら、全く送受信できないもんな。
『無線はいい例えですね。そうです、元々大河さんのチャンネルが1番、私とリリアのチャンネルが2番、ナディア達が3番だったとします。本当は、もっと複雑ですが、大河さんに理解できないでしょうから簡単に例えますね』
そりゃ、すんません。どうも、ありがとう…
『チャンネルの違う私達とナディア達が、それぞれ大河さんのチャンネルに合わせてチャンネルを変更したんです』
そんな簡単に変えれるの?
『大河さんには無理です。脳の性能が低いんで。簡単に言えば、馬鹿ですから』
性能って、馬鹿ってなんだよ!
『事実です。チャンネルを大河さんに合わせた結果、私達とナディア達の間でも念話が可能になったのです。高性能な脳のおかげでというわけですよ、低能な大可さん』
ぐっ! 低能で悪かったな!
『マスター、私達とサラ様達の間で、不用意な念話はしておりませんのでご安心ください』
つまりナディア達は、普段はサラとかと念話してないって事?
『はい、その通りです。特に話すこともありませんから』
そりゃそうか…あ、もしかして、
なあ、サラ…よりもリリアさんか。
もしかしてコルネちゃっは無理でも、ユリアちゃんとナディア達って念話が出来るのでは?
『ええ、出来ますね。彼女の身体は、私たち特別仕様ですから』
『はい、マスターの仰る通り、出来ます。ですが、コルネリア様とは出来ませんので、嫌な思いをさせてしまうかもしれませんので、あえてしておりません。もちろん、変身すれば誰とでも可能ですが』
あ、気を使ってくれてたんだ。
ってか、変身したら誰とでも?
『ええ、変身している方でしたら、同調できます。もちろん、それもしておりませんが』
してないの?
『ええ、特に必要ではないので』
…必要ないのか…なるへそ。
何となく、疑問に思ってた事も分かったし、ちょっとすっきりかな。
あ…まさか、管理局にあるログとかは見れないよな?
『あんた、馬鹿でしょう? 見れるわけないじゃないですか』
『管理局との通信は、波長がどうとかの問題ではないのですよ、貴方様』
そっか、ならいいや。
俺のログは保管庫の奥底に隠して欲しいからな。
『安心してください、大河さん。ログのメモリーは、領地の大河さんのベッドの奥底に隠してますから』
安心できるかー! それはエ〇本とかの隠し場所じゃねーか!
とっとと、どっかに移せー!
ってか、メモリー…だと?
『ええ、紙媒体にきちんと書き起こしておきました。誰もが確認できるように』
え? どんな内容のメモリー…?
『もちろん、夫婦生活に関してです! 特に夜の!』
アホかーーー! 嫁たちに見つかったら、どーーーすんだ!
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今すぐこの世から消し去れ、このお馬鹿---!
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