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ネタかよ!
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ふむふむ…なるほどな。
リリアさんの情報は、なかなか貴重にして重要な内容だ。
敵軍の中に、魔法使いが多数いるとは、ちと驚きだ。
「魔法使いの総数は、多少の誤差はあるでしょうが、大凡130人と言ったところです」
確か子供の頃に、魔法を使える人は千人に一人だって聞いてたから、そんなもんなのかな。
15万の敵軍で130人だから、誤差って言えば誤差だよな、うん。
「最強の魔法使いは、何と樽にいっぱいの水を出せます!」
「おお! 沢山の樽に水を出せるのか! そりゃ、水の補給が楽でいいじゃないか!」
水って補給物資の中でも一番重い物資だからな。
それが無いだけでも、かなり補給が楽になるはずだ! 是非ともうちにも欲しい。
「いえ、いっぱいじゃありません。樽1杯だけです。それだけの水を出したら、丸一日動けません。たった、樽1杯だけです」
ん? 樽1個だけ? 一日で、樽1個?
「ああ、そう表現したら良かったですね。貴方様の知識で言いますと、約1斗ですから18リットルぐらいですね。コップで換算すると100杯程度かと」
一斗って、確か灯油のポリタンクぐらいだよな? え、それだけ??
「ちなみに攻撃魔法は、中華料理で使うガスバーナーぐらいの大きさの炎です」
分り辛! いやいや、でもガスバーナーってすごいじゃん!
「ですから、ガスバーナーぐらいの大きさの炎です。ガスバーナーじゃありません」
……蝋燭の炎と変わらねーじゃねーか!
「温度も、せいぜい焚火に火をつける程度かと」
いや、良く考えよう…炊事の時の火熾しがが楽に…
「魔道具がいっぱいありますね」
うん、確かに…
「ちなみに我が方に所属する魔法使いたちも似た様な物です」
そっか……………あれ?
「魔族さん達の治癒魔法って、かなり効果高かった気がするんだけど?」
「ええ、種族的に強力な魔法を使えるのは間違いありません。ただし、一般的な魔法使いと比較したら…ですね」
そうなの?
「我軍にも敵軍にも治癒魔法師はいますが…大旦那様の領地に居る助産婦さんと同レベルです」
そういや、居たな…確かコルネちゃんが生れる時にも家に来てた気がする。
「精々、痛みを和らげる事ぐらいしか出来ません。傷口を修復する様な魔法は、魔族さんだけですね。まあ、人種で使えるのは、せいぜいオロ〇イン程度のものです」
やけに具体的な商品名出して来たな。
って事は…だ。そんな魔法使いが戦闘で役に立つの?
「まあ、立たないでしょう。示威行為でしょうかね」
ああ、うちにはこんなすごい魔法使いがいるんだぞ~! って見せびらかしたいわけね…意味ねーな!
「烏合の衆とでも言っておきましょう」
そりゃそうかもしれねーけど、
「敵にも味方にも失礼だろーが!」
「良いじゃないですか、大魔法使いさん。まあ、貴方様の様な魔法を使える者は、現在この惑星には存在しませんよ」
ん?
「前は居た様な言い方…ああ、確かに魔法入門書とか書いた昔の魔法使いなら…」
「いいえ、違います。つい最近まで、誰かさんが創った大陸にはゴロゴロいました」
え、まさかとは思うが…
「もふりんが、大量のモンスターの自爆特攻で殲滅しましたが」
「居たのか、すごい魔法使いが!?」
上手く調教したら、もしかしたら戦力に…
「ええ、居ましたよ。30年も童貞を守り続けた、偉大なる魔法使いが」
「ネタかよ、おいぃぃぃ!!」
そんな都市伝説的なネタはイランのだ!
「え、駄目ですか? 貴方様の笑いのツボ的には、ど真ん中のストレートだったはずですが」
「うるさい、黙れ! ネタはイラン! そんな事より魔法使いって、殲滅しちゃったんだよな」
勿体ない事をしたかもしれない…
「もう跡形もなく消え去りました。細胞の一片に到るまで、ダンジョンに吸収されてエネルギーに変換されてますね」
…そりゃ仕方ない…この世界にとって害悪にしかならん奴らだからな…うん、これでいい。
あれ? 何の話だっけ?
あ、そうだ! 局長が何を吹き込んだかって事だったな。
「しかし、何でそんな情報であいつは立ったんだろうな…食う物にも困る様な進軍を続けて、勝ち目があるとでも思ってたんだろうか? どう考えても、こっから先は負け戦だよな」
食料も無く体力も尽きて、どうやって戦争する気なんだろうか…馬鹿なのか?
「男の意地なのではないでしょうか? たたないから立ち上がったのですし」
何を言ってんだ?
「いや、立ったからこの先に陣取ってるんだよな?」
「いえ、たたないから局長に付け入る隙を与えたのです」
話が噛みあわん…
「いや、つけ入られたから立ったんだよな?」
「違いますよ。勃たないから立ったのです」
…オイコラ…
「まさか、アレがナニなんで戦争をおっぱじめたってのか?」
「そうですよ。EDだからこそ、ハーレム野郎が許せなくて立ち上がったのです。ナニは勃ちあがりませんけど」
またなのか? またネタなのか?
「事実をありのまま述べているだけです」
言い方! その言い方だよ!
馬鹿皇帝にちょっと同情するよ。
そりゃ、悲しいよな…男としては…
「でも、肝っ玉も金〇も小さそうですけどね」
「もう、そっとしといてやれ!」
敵ながら、流石に可哀想になって来たよ……割とマジで…
リリアさんの情報は、なかなか貴重にして重要な内容だ。
敵軍の中に、魔法使いが多数いるとは、ちと驚きだ。
「魔法使いの総数は、多少の誤差はあるでしょうが、大凡130人と言ったところです」
確か子供の頃に、魔法を使える人は千人に一人だって聞いてたから、そんなもんなのかな。
15万の敵軍で130人だから、誤差って言えば誤差だよな、うん。
「最強の魔法使いは、何と樽にいっぱいの水を出せます!」
「おお! 沢山の樽に水を出せるのか! そりゃ、水の補給が楽でいいじゃないか!」
水って補給物資の中でも一番重い物資だからな。
それが無いだけでも、かなり補給が楽になるはずだ! 是非ともうちにも欲しい。
「いえ、いっぱいじゃありません。樽1杯だけです。それだけの水を出したら、丸一日動けません。たった、樽1杯だけです」
ん? 樽1個だけ? 一日で、樽1個?
「ああ、そう表現したら良かったですね。貴方様の知識で言いますと、約1斗ですから18リットルぐらいですね。コップで換算すると100杯程度かと」
一斗って、確か灯油のポリタンクぐらいだよな? え、それだけ??
「ちなみに攻撃魔法は、中華料理で使うガスバーナーぐらいの大きさの炎です」
分り辛! いやいや、でもガスバーナーってすごいじゃん!
「ですから、ガスバーナーぐらいの大きさの炎です。ガスバーナーじゃありません」
……蝋燭の炎と変わらねーじゃねーか!
「温度も、せいぜい焚火に火をつける程度かと」
いや、良く考えよう…炊事の時の火熾しがが楽に…
「魔道具がいっぱいありますね」
うん、確かに…
「ちなみに我が方に所属する魔法使いたちも似た様な物です」
そっか……………あれ?
「魔族さん達の治癒魔法って、かなり効果高かった気がするんだけど?」
「ええ、種族的に強力な魔法を使えるのは間違いありません。ただし、一般的な魔法使いと比較したら…ですね」
そうなの?
「我軍にも敵軍にも治癒魔法師はいますが…大旦那様の領地に居る助産婦さんと同レベルです」
そういや、居たな…確かコルネちゃんが生れる時にも家に来てた気がする。
「精々、痛みを和らげる事ぐらいしか出来ません。傷口を修復する様な魔法は、魔族さんだけですね。まあ、人種で使えるのは、せいぜいオロ〇イン程度のものです」
やけに具体的な商品名出して来たな。
って事は…だ。そんな魔法使いが戦闘で役に立つの?
「まあ、立たないでしょう。示威行為でしょうかね」
ああ、うちにはこんなすごい魔法使いがいるんだぞ~! って見せびらかしたいわけね…意味ねーな!
「烏合の衆とでも言っておきましょう」
そりゃそうかもしれねーけど、
「敵にも味方にも失礼だろーが!」
「良いじゃないですか、大魔法使いさん。まあ、貴方様の様な魔法を使える者は、現在この惑星には存在しませんよ」
ん?
「前は居た様な言い方…ああ、確かに魔法入門書とか書いた昔の魔法使いなら…」
「いいえ、違います。つい最近まで、誰かさんが創った大陸にはゴロゴロいました」
え、まさかとは思うが…
「もふりんが、大量のモンスターの自爆特攻で殲滅しましたが」
「居たのか、すごい魔法使いが!?」
上手く調教したら、もしかしたら戦力に…
「ええ、居ましたよ。30年も童貞を守り続けた、偉大なる魔法使いが」
「ネタかよ、おいぃぃぃ!!」
そんな都市伝説的なネタはイランのだ!
「え、駄目ですか? 貴方様の笑いのツボ的には、ど真ん中のストレートだったはずですが」
「うるさい、黙れ! ネタはイラン! そんな事より魔法使いって、殲滅しちゃったんだよな」
勿体ない事をしたかもしれない…
「もう跡形もなく消え去りました。細胞の一片に到るまで、ダンジョンに吸収されてエネルギーに変換されてますね」
…そりゃ仕方ない…この世界にとって害悪にしかならん奴らだからな…うん、これでいい。
あれ? 何の話だっけ?
あ、そうだ! 局長が何を吹き込んだかって事だったな。
「しかし、何でそんな情報であいつは立ったんだろうな…食う物にも困る様な進軍を続けて、勝ち目があるとでも思ってたんだろうか? どう考えても、こっから先は負け戦だよな」
食料も無く体力も尽きて、どうやって戦争する気なんだろうか…馬鹿なのか?
「男の意地なのではないでしょうか? たたないから立ち上がったのですし」
何を言ってんだ?
「いや、立ったからこの先に陣取ってるんだよな?」
「いえ、たたないから局長に付け入る隙を与えたのです」
話が噛みあわん…
「いや、つけ入られたから立ったんだよな?」
「違いますよ。勃たないから立ったのです」
…オイコラ…
「まさか、アレがナニなんで戦争をおっぱじめたってのか?」
「そうですよ。EDだからこそ、ハーレム野郎が許せなくて立ち上がったのです。ナニは勃ちあがりませんけど」
またなのか? またネタなのか?
「事実をありのまま述べているだけです」
言い方! その言い方だよ!
馬鹿皇帝にちょっと同情するよ。
そりゃ、悲しいよな…男としては…
「でも、肝っ玉も金〇も小さそうですけどね」
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