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最終兵器だ…
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こいつ、マジやべえ!
こんにちは、トールヴァルド君です。
先程のは、ユリアちゃんの装備と能力を全開にした時の、本日の俺の感想です。
本日は、嫁達やユズユズの2人、コルネちゃんや父さんのストレス発散の為と、騎士さん達の戦闘力の確認を兼ねて、以前もやって来た人魚さん達の国の目の前、ドワーフさん達の村から歩いてすぐの所にある美しい砂浜に、ホワイト・オルター号で、みんなを連れてやって来ました。
のんびりバーベキューなどしながら、各自の装備のテストや父さんのうっぷん晴らしや騎士さんの訓練になればいいかなあ…などと思っていたのですが…
「お前ら、声が小さいぞ! 声出せ、声!」
『ウッス!!』
「そこのお前! 休んでるんじゃねーぞ、ゴラー! 腕立て伏せ100回追加だ!」
『オイッス!』
「模擬戦だ! 真剣持って掛かってこーーい!」
『ウラーーー!!』
ナニコレ?
父さんと騎士さん達は、長い砂浜を見るや、良い訓練になると言って走りだしたり、ひたすら模擬戦したりして、美しい砂浜は、あっという間に汗臭い空間へとなってしまった。
しかも、真剣を持つ騎士さん達20名相手に、父さんは1人で大暴れ。
も…もう、あの人の戦闘力は知る必要ないかな…いや、知りたくない。
多分、前世の俺の世界だったら、地上最強の生物を名乗っても許されると思うの。
背中には、きっと鬼の貌があるんだ…父さんには。
いや、風呂に入った時に見たけど、どこにも見当たらなかったんだけどね。
「…義父様、気合が入っておられますねえ」
ちょっと引き気味にメリルが感想を述べたけど、あれが気合入ってるレベルじゃないと思う。
そもそも、父さんだけ汗1つかいてないって、どうなのよ?
「私達も負けてられませんね!」
そう言って振り返ったメリルに、嫁達は力強く頷いた。
だが、ちょっと待って欲しい! 本日のメインイベントは、ユリアちゃんの能力の確認なのだ。
なので、
「言いたい事は分かるよ…十分に。でも、今日の目的は、まずはユリアちゃんね。いいかな?」
そう嫁達に伝えると、みんなはっとした顔になって、コクンと頷いてくれた。
んで、肝心のユリアちゃんは?
あ、いたいた。コルネちゃんと波打ち際で何かと遊んでる…って、人魚さんか。
どうやら漢空間に誘われて発情した人魚さん達が集まって来たようだ。
騎士さん達、性的な意味で食べられないでね…色々と後処理が面倒なんで。
取りあえず、コルネちゃんとユリアちゃんを呼び寄せてっと。
「お~い! コルネちゃん、ユリアちゃん! はっじめっるよ~!」
『は~~~い!』
ちょっとだけコンパスの大きくなったコルネちゃんが見守る中、とてとて走って俺の元へとやって来るユリアちゃん。
実にいい! マジ可愛い! 背景のキラキラの海が、またいい仕事してますね~!
サラもリリアさんも居ないから、妄想し放題だ!
「トール様の顔が、かなりヤバイ事を考えてる時の顔です」
こら、ミルシェ。いらん勘を働かせんでよい!
砂浜に足を取られそうになりながらも、俺の元にたどり着いた2人。
ちょっと息切れてる? クールダウンしながら、良い場所まで移動しましょう。
ってなわけで、父さん達から離れた場所までやって来ました。
ちなみに母さんは、またまたビーチパラソルの下で、優雅に飲み物を手にしながら父さんと騎士達を見ていましたが、俺達が移動するのに合わせてついて来ました。
もちろん母さんの世話をしていたドワーフメイド衆もビーチパラソルも一緒に来て、ちょっと遠くで眺めていた。
意外と大所帯になっちゃったな…。
ま、そんな事はさておき、早速ユリアちゃんの変身と行きましょう!
「それじゃ、ユリアちゃん。準備が出来たら変身しよう!」
「は~い! …んと、わがみぎてに、いでよどっこしょ!」
ユリアちゃんが前に突き出した右手が輝いたかと思うと、いつか見た独鈷杵が現れ、
「めたもるふぉーぜ!」
続く変身の掛け声で、美しい黒と黄金の変身した姿へとなった。
そのスムーズな変身プロセスは、けっこうイメージトレーニングを積んだ結果なのだろう。
口に出して練習したら、本当に変身しちゃうから、イメージでね。
「うん、良くできたね。では、今からユリアちゃんの能力を開放するよ。準備はいい?」
「はーい!」
ユリアちゃんの元気のいいお返事を確認した俺は、ユリアちゃんの能力解放のために設定されたキーを言葉にした。
「ファイナル・モードへの移行、承認!」
すると、ユリアちゃんの装備の胸辺りから、
『ファイナル・モード移行承認を確認しました。モード変更いたします』
どこか機械的な女性の声が響く。
そして、ユリアちゃんから噴き出す猛烈な光と爆発的なエネルギーによって嵐が生み出された。
それは周囲の砂をも巻き上げ、俺たちですら踏ん張らなければ飛ばされるかというほどの威力。
離れた所で寝そべって見ていた母さんは、盛大にふっ飛ばされていた…あとで怒られそうだな…
遠く離れて模擬戦をしていた父さんや騎士さん達も、こっちに気付いて見ていると思う。
それほどまでに激しいエネルギーの奔流が起こったのだ。
やがて光とエネルギーの奔流が収まり、光の嵐の中心に居たユリアちゃんが姿を見せた。
神々しい黄金の鎧がスライドして少し大きくなり、隙間からは魂のエネルギーが可視化し、薄緑色に発光していた。
手にした独鈷杵は、先端がやはり同様に発行して、まるでビ〇ム・サーベルの様。
額の特徴的なユニコーンの角も左右に展開して、同じく発光している。
背中の羽は大きく広げられ、ユリアちゃんの周囲に輝く粒子を振りまき続けてる。
さらにユリアちゃんの周囲に振りまかれた粒子は、実は極小のシールドであり、それが無数に展開され渦巻いていた。
これはユリアちゃんが、内なるエネルギーを開放する時に、無意識に展開していたようである。
あまりの爆発的なエネルギーで、砂浜はユリアちゃんを中心に、直径7mほど半球状に抉れていたが、まるで光る粒子の球に守られたかのように、その抉れた砂浜に浮いていた。
そう、まるで光の戦士が、この砂浜に降臨したかの様だった。
でも、どうみてもその姿はデフォルメキャラかSDキャラなんだけど…
いやいや、見た目はどうでもいい。
もう確認しなくてもわかる。
ユリアちゃん…最終兵器だ…
こんにちは、トールヴァルド君です。
先程のは、ユリアちゃんの装備と能力を全開にした時の、本日の俺の感想です。
本日は、嫁達やユズユズの2人、コルネちゃんや父さんのストレス発散の為と、騎士さん達の戦闘力の確認を兼ねて、以前もやって来た人魚さん達の国の目の前、ドワーフさん達の村から歩いてすぐの所にある美しい砂浜に、ホワイト・オルター号で、みんなを連れてやって来ました。
のんびりバーベキューなどしながら、各自の装備のテストや父さんのうっぷん晴らしや騎士さんの訓練になればいいかなあ…などと思っていたのですが…
「お前ら、声が小さいぞ! 声出せ、声!」
『ウッス!!』
「そこのお前! 休んでるんじゃねーぞ、ゴラー! 腕立て伏せ100回追加だ!」
『オイッス!』
「模擬戦だ! 真剣持って掛かってこーーい!」
『ウラーーー!!』
ナニコレ?
父さんと騎士さん達は、長い砂浜を見るや、良い訓練になると言って走りだしたり、ひたすら模擬戦したりして、美しい砂浜は、あっという間に汗臭い空間へとなってしまった。
しかも、真剣を持つ騎士さん達20名相手に、父さんは1人で大暴れ。
も…もう、あの人の戦闘力は知る必要ないかな…いや、知りたくない。
多分、前世の俺の世界だったら、地上最強の生物を名乗っても許されると思うの。
背中には、きっと鬼の貌があるんだ…父さんには。
いや、風呂に入った時に見たけど、どこにも見当たらなかったんだけどね。
「…義父様、気合が入っておられますねえ」
ちょっと引き気味にメリルが感想を述べたけど、あれが気合入ってるレベルじゃないと思う。
そもそも、父さんだけ汗1つかいてないって、どうなのよ?
「私達も負けてられませんね!」
そう言って振り返ったメリルに、嫁達は力強く頷いた。
だが、ちょっと待って欲しい! 本日のメインイベントは、ユリアちゃんの能力の確認なのだ。
なので、
「言いたい事は分かるよ…十分に。でも、今日の目的は、まずはユリアちゃんね。いいかな?」
そう嫁達に伝えると、みんなはっとした顔になって、コクンと頷いてくれた。
んで、肝心のユリアちゃんは?
あ、いたいた。コルネちゃんと波打ち際で何かと遊んでる…って、人魚さんか。
どうやら漢空間に誘われて発情した人魚さん達が集まって来たようだ。
騎士さん達、性的な意味で食べられないでね…色々と後処理が面倒なんで。
取りあえず、コルネちゃんとユリアちゃんを呼び寄せてっと。
「お~い! コルネちゃん、ユリアちゃん! はっじめっるよ~!」
『は~~~い!』
ちょっとだけコンパスの大きくなったコルネちゃんが見守る中、とてとて走って俺の元へとやって来るユリアちゃん。
実にいい! マジ可愛い! 背景のキラキラの海が、またいい仕事してますね~!
サラもリリアさんも居ないから、妄想し放題だ!
「トール様の顔が、かなりヤバイ事を考えてる時の顔です」
こら、ミルシェ。いらん勘を働かせんでよい!
砂浜に足を取られそうになりながらも、俺の元にたどり着いた2人。
ちょっと息切れてる? クールダウンしながら、良い場所まで移動しましょう。
ってなわけで、父さん達から離れた場所までやって来ました。
ちなみに母さんは、またまたビーチパラソルの下で、優雅に飲み物を手にしながら父さんと騎士達を見ていましたが、俺達が移動するのに合わせてついて来ました。
もちろん母さんの世話をしていたドワーフメイド衆もビーチパラソルも一緒に来て、ちょっと遠くで眺めていた。
意外と大所帯になっちゃったな…。
ま、そんな事はさておき、早速ユリアちゃんの変身と行きましょう!
「それじゃ、ユリアちゃん。準備が出来たら変身しよう!」
「は~い! …んと、わがみぎてに、いでよどっこしょ!」
ユリアちゃんが前に突き出した右手が輝いたかと思うと、いつか見た独鈷杵が現れ、
「めたもるふぉーぜ!」
続く変身の掛け声で、美しい黒と黄金の変身した姿へとなった。
そのスムーズな変身プロセスは、けっこうイメージトレーニングを積んだ結果なのだろう。
口に出して練習したら、本当に変身しちゃうから、イメージでね。
「うん、良くできたね。では、今からユリアちゃんの能力を開放するよ。準備はいい?」
「はーい!」
ユリアちゃんの元気のいいお返事を確認した俺は、ユリアちゃんの能力解放のために設定されたキーを言葉にした。
「ファイナル・モードへの移行、承認!」
すると、ユリアちゃんの装備の胸辺りから、
『ファイナル・モード移行承認を確認しました。モード変更いたします』
どこか機械的な女性の声が響く。
そして、ユリアちゃんから噴き出す猛烈な光と爆発的なエネルギーによって嵐が生み出された。
それは周囲の砂をも巻き上げ、俺たちですら踏ん張らなければ飛ばされるかというほどの威力。
離れた所で寝そべって見ていた母さんは、盛大にふっ飛ばされていた…あとで怒られそうだな…
遠く離れて模擬戦をしていた父さんや騎士さん達も、こっちに気付いて見ていると思う。
それほどまでに激しいエネルギーの奔流が起こったのだ。
やがて光とエネルギーの奔流が収まり、光の嵐の中心に居たユリアちゃんが姿を見せた。
神々しい黄金の鎧がスライドして少し大きくなり、隙間からは魂のエネルギーが可視化し、薄緑色に発光していた。
手にした独鈷杵は、先端がやはり同様に発行して、まるでビ〇ム・サーベルの様。
額の特徴的なユニコーンの角も左右に展開して、同じく発光している。
背中の羽は大きく広げられ、ユリアちゃんの周囲に輝く粒子を振りまき続けてる。
さらにユリアちゃんの周囲に振りまかれた粒子は、実は極小のシールドであり、それが無数に展開され渦巻いていた。
これはユリアちゃんが、内なるエネルギーを開放する時に、無意識に展開していたようである。
あまりの爆発的なエネルギーで、砂浜はユリアちゃんを中心に、直径7mほど半球状に抉れていたが、まるで光る粒子の球に守られたかのように、その抉れた砂浜に浮いていた。
そう、まるで光の戦士が、この砂浜に降臨したかの様だった。
でも、どうみてもその姿はデフォルメキャラかSDキャラなんだけど…
いやいや、見た目はどうでもいい。
もう確認しなくてもわかる。
ユリアちゃん…最終兵器だ…
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