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リリアさん打ち明け話 2
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何度考え直しても、やっぱり俺の思ってた展開と違う。
俺的には、《実は今まで管理局から長期間、一方的にアクセスを受けていて、徐々に管理局に都合のいいようにマインドコントロールされいた》のを見破ったー! って感じのどこかの名探偵的な流れになると思ってたんだけど…マジもんの打ち明け話じゃねーかよ、コレ。
しかも、まだ前半。後半は、かなり危険な香りがするのだが…
『では、貴方様の身体…いえ、ボディーに関してのお話です』
とうとうリリアさんは、ボディーとか言い出したぞ!
『貴方様の本体は、管理局長の管理の元、管理局の倉庫に眠ってます』
本体!? 管理!? ってか、倉庫なの!?
もう驚きすぎて、声も出ない。
『現在、貴方様が使用しているその身体は、管理局が総力を挙げて造り出した最高傑作の遺伝子調整型のボディーです!』
おお、何かすごい…って、
「俺、普通の人じゃないの!!??」
驚愕の事実!
『いえ、多分人の範囲には収まってます。ただし、貴方様の巨大なエネルギーを受け入れる為に改造をした、いわば改造人間なのです。そう、改造人間です』
何故に繰り返した…? って事は、俺はきちんと父さんと母さんの子供で、コルネちゃんのお兄ちゃんになる…の?
『それは間違いありません…戸籍上は』
「ちょ! そこ重要だから! ぼそっと変な終わり方するなよ!」
『ふっ…』
「その笑みは何!?」
『戸籍上だけじゃないと良いですね…』
「いや、マジで俺って人なの? ねえ、本当は人じゃないの? ねえ、ちょと教えてよ!」
今回、一番重要な所だぞ! ここ滅茶苦茶大事なとこ!
『ちっ…残念ながら、あなたは人です。ちょっと遺伝子が特別製ですが、間違いなく人類の枠の中にギリギリ入ってます…ちっ』
何で舌打ちした!?
『貴方のボディーは、貴方のお母様が妊娠した瞬間に、管理局が調整を加えましたので、間違いなくベースは人です』
なるほど…って、どうやって手を加えた!?
『え、こうやって…ちょちょいっと手元に引き寄せてですが…』
そう言って、おにぎりを握るような手つきで説明するリリアさんだが、全然わかりましぇん。
『そして調整したら、こう…ちょちょいのちょいっと戻しました。この瞬間に、貴方様の記憶が戻った様です』
「おぉ? そう言えば母さんのおなかの中で意識を取り戻した記憶が…あの時か!」
確か子宮の中の羊水にぷかぷか浮いてたんだよなあ。あれは気持ちよかった。
『貴方様のボディーは特別製なのです。元々普通の人であればその身体に収める事が出来ないほど、巨大なエネルギーを持っていましたので、成長と共に収める事が出来る量を増やしていけるようにしました』
「ん~~って事は、大きくなるにつれて、俺の中にある電池の容量が増えていく感じなの?」
確か、前に偽リチウム電池がうんたらかんたら言ってたよな。
『その認識で間違っておりません。あなたを常時覗き…ごほん! 少しづつエネルギー量を増やしていったのです』
覗いてたんだな? 今、確かに聞いたからな!
俺を覗き見て楽しんでたんだな! ちくそー!
あれ? ちょっと待てよ?
「俺のこの身体の中のエネルギーって、どっから来てるの?」
『もちろん管理局の納屋…倉庫の中から少しづつ転送しています。その為のアクセスですから』
納屋って言ったぞ? 俺の本体って、どこに置かれてるんだろ…
「それだとおかしな点が…この星って、新しい輪廻転生の輪を作るための実験星なんだろ?」
『ええ、そうですね』
「それに管理局の輪廻転生システムも改良のためにエネルギーが必要とか言ってた気が」
『ええ、それが?』
「そんなので、この星の新しい輪廻転生システムって作れるの?」
そこが意味不明なんだよなあ。俺の本体とか言うのを管理局が保管してるんだったら、そこから直接使ったらいいのでは?
『ええ、ですから、貴方様が新しい輪廻転生システムなのですよ?』
「ふぁ!?」
話が噛みあわん! ってか、俺の質問は無視!?
もう、話の内容が無茶苦茶すぎて、意味不明なんだけど!
『そのために、徐々に内包するエネルギーを増やしてるのです。将来、貴方様は神となるとか言われませんでしたか?』
言われたよ…あれが人生において一番大きな衝撃だったかもしれない。
『この世界の神=新しい概念の輪廻転生システムです』
意味わかんね…神がシステムって、将来はブラック企業に祝ご就職って事?
『貴方様はアホですか? 貴方様が持っている物で創るに決まってるじゃないですか』
ガチャ玉か! え、ちょっと待て! あれって死後も使えるの?
『勿論です。その為にサラが将来もあなたに付き従うのです。魂のエネルギーは、基本的に直接は使用できませんから、ガンガン創造してエネルギーを転送しちゃってください。局長が貴方の魂に紐づけしたチートツールです。この世界で十分に輪廻転生システムを学び、それを改良した物ではなく、完全な新作を創って頂くのが最終目的となります』
めっちゃ壮大な計画だな、おい! ってか、やっぱ一応はチートなんだな。
『そしてそれを模倣する形で、全宇宙の輪廻転生システムを一新するのです。いわば手抜きです』
ぶっちゃけやがった!
「え、ちょっと待って! 確か局長は俺にエネルギーをガンガン使わせたかったんじゃないのか?」
『そうしないと、将来貴方様が創りだすシステムを模倣できないかもしれませんからね。あと、私達のボーナスにも影響しますから』
お前らのボーナスの為なのかよ…
あれ? そしたら、俺や俺の創造した物に触れた人の老化が遅くなるってのは?
『ああ、それは簡単です。貴方様の老化が遅くなるのは、管理局から逐次エネルギーを送っているので、その総量が増えたためです。装備とか創造物とか貴方様関連の物に触れた者に関しては、その者達に優先的にエネルギーを送っているからです』
え? 均等に皆にじゃないの?
『均等って面倒くさいじゃないですか。この世界の隅々まで調べるのは嫌ですよ? 貴方様に関する物に紐づけした方が楽ですから、そう設定しただけです。ちなみに分け与えるエネルギーは、今まで貴方様が使ったエネルギーの数万分の1程度ですから、せいぜい寿命が数年伸びる程度です』
面倒くさいって…あの局長なら、分かる気がする。
まあ、でも何となく納得したよ…リリアさんが何か重大な秘密や事柄を隠してる事だけは。
難しい話は分からなかったけど、何となく俺の身体が特別性だってのだけは理解出来た気がする。
取りあえず、普通って言っていいのか分からないが、人ではあるって事が分かっただけで、今の所は十分かな。
子供は欲しいからなあ…嫁達も親御さんたちも欲しがってたしな。
『あ、そうそう! もしも奥様達が妊娠したら…子供はどうなるんでしょうねえ~魂のエネルギーとか』
おい、ちょっと待て! またか! 最後の最後に、何を意味深な事言ってんだよ! ちゃんと説明しろーーー!
俺的には、《実は今まで管理局から長期間、一方的にアクセスを受けていて、徐々に管理局に都合のいいようにマインドコントロールされいた》のを見破ったー! って感じのどこかの名探偵的な流れになると思ってたんだけど…マジもんの打ち明け話じゃねーかよ、コレ。
しかも、まだ前半。後半は、かなり危険な香りがするのだが…
『では、貴方様の身体…いえ、ボディーに関してのお話です』
とうとうリリアさんは、ボディーとか言い出したぞ!
『貴方様の本体は、管理局長の管理の元、管理局の倉庫に眠ってます』
本体!? 管理!? ってか、倉庫なの!?
もう驚きすぎて、声も出ない。
『現在、貴方様が使用しているその身体は、管理局が総力を挙げて造り出した最高傑作の遺伝子調整型のボディーです!』
おお、何かすごい…って、
「俺、普通の人じゃないの!!??」
驚愕の事実!
『いえ、多分人の範囲には収まってます。ただし、貴方様の巨大なエネルギーを受け入れる為に改造をした、いわば改造人間なのです。そう、改造人間です』
何故に繰り返した…? って事は、俺はきちんと父さんと母さんの子供で、コルネちゃんのお兄ちゃんになる…の?
『それは間違いありません…戸籍上は』
「ちょ! そこ重要だから! ぼそっと変な終わり方するなよ!」
『ふっ…』
「その笑みは何!?」
『戸籍上だけじゃないと良いですね…』
「いや、マジで俺って人なの? ねえ、本当は人じゃないの? ねえ、ちょと教えてよ!」
今回、一番重要な所だぞ! ここ滅茶苦茶大事なとこ!
『ちっ…残念ながら、あなたは人です。ちょっと遺伝子が特別製ですが、間違いなく人類の枠の中にギリギリ入ってます…ちっ』
何で舌打ちした!?
『貴方のボディーは、貴方のお母様が妊娠した瞬間に、管理局が調整を加えましたので、間違いなくベースは人です』
なるほど…って、どうやって手を加えた!?
『え、こうやって…ちょちょいっと手元に引き寄せてですが…』
そう言って、おにぎりを握るような手つきで説明するリリアさんだが、全然わかりましぇん。
『そして調整したら、こう…ちょちょいのちょいっと戻しました。この瞬間に、貴方様の記憶が戻った様です』
「おぉ? そう言えば母さんのおなかの中で意識を取り戻した記憶が…あの時か!」
確か子宮の中の羊水にぷかぷか浮いてたんだよなあ。あれは気持ちよかった。
『貴方様のボディーは特別製なのです。元々普通の人であればその身体に収める事が出来ないほど、巨大なエネルギーを持っていましたので、成長と共に収める事が出来る量を増やしていけるようにしました』
「ん~~って事は、大きくなるにつれて、俺の中にある電池の容量が増えていく感じなの?」
確か、前に偽リチウム電池がうんたらかんたら言ってたよな。
『その認識で間違っておりません。あなたを常時覗き…ごほん! 少しづつエネルギー量を増やしていったのです』
覗いてたんだな? 今、確かに聞いたからな!
俺を覗き見て楽しんでたんだな! ちくそー!
あれ? ちょっと待てよ?
「俺のこの身体の中のエネルギーって、どっから来てるの?」
『もちろん管理局の納屋…倉庫の中から少しづつ転送しています。その為のアクセスですから』
納屋って言ったぞ? 俺の本体って、どこに置かれてるんだろ…
「それだとおかしな点が…この星って、新しい輪廻転生の輪を作るための実験星なんだろ?」
『ええ、そうですね』
「それに管理局の輪廻転生システムも改良のためにエネルギーが必要とか言ってた気が」
『ええ、それが?』
「そんなので、この星の新しい輪廻転生システムって作れるの?」
そこが意味不明なんだよなあ。俺の本体とか言うのを管理局が保管してるんだったら、そこから直接使ったらいいのでは?
『ええ、ですから、貴方様が新しい輪廻転生システムなのですよ?』
「ふぁ!?」
話が噛みあわん! ってか、俺の質問は無視!?
もう、話の内容が無茶苦茶すぎて、意味不明なんだけど!
『そのために、徐々に内包するエネルギーを増やしてるのです。将来、貴方様は神となるとか言われませんでしたか?』
言われたよ…あれが人生において一番大きな衝撃だったかもしれない。
『この世界の神=新しい概念の輪廻転生システムです』
意味わかんね…神がシステムって、将来はブラック企業に祝ご就職って事?
『貴方様はアホですか? 貴方様が持っている物で創るに決まってるじゃないですか』
ガチャ玉か! え、ちょっと待て! あれって死後も使えるの?
『勿論です。その為にサラが将来もあなたに付き従うのです。魂のエネルギーは、基本的に直接は使用できませんから、ガンガン創造してエネルギーを転送しちゃってください。局長が貴方の魂に紐づけしたチートツールです。この世界で十分に輪廻転生システムを学び、それを改良した物ではなく、完全な新作を創って頂くのが最終目的となります』
めっちゃ壮大な計画だな、おい! ってか、やっぱ一応はチートなんだな。
『そしてそれを模倣する形で、全宇宙の輪廻転生システムを一新するのです。いわば手抜きです』
ぶっちゃけやがった!
「え、ちょっと待って! 確か局長は俺にエネルギーをガンガン使わせたかったんじゃないのか?」
『そうしないと、将来貴方様が創りだすシステムを模倣できないかもしれませんからね。あと、私達のボーナスにも影響しますから』
お前らのボーナスの為なのかよ…
あれ? そしたら、俺や俺の創造した物に触れた人の老化が遅くなるってのは?
『ああ、それは簡単です。貴方様の老化が遅くなるのは、管理局から逐次エネルギーを送っているので、その総量が増えたためです。装備とか創造物とか貴方様関連の物に触れた者に関しては、その者達に優先的にエネルギーを送っているからです』
え? 均等に皆にじゃないの?
『均等って面倒くさいじゃないですか。この世界の隅々まで調べるのは嫌ですよ? 貴方様に関する物に紐づけした方が楽ですから、そう設定しただけです。ちなみに分け与えるエネルギーは、今まで貴方様が使ったエネルギーの数万分の1程度ですから、せいぜい寿命が数年伸びる程度です』
面倒くさいって…あの局長なら、分かる気がする。
まあ、でも何となく納得したよ…リリアさんが何か重大な秘密や事柄を隠してる事だけは。
難しい話は分からなかったけど、何となく俺の身体が特別性だってのだけは理解出来た気がする。
取りあえず、普通って言っていいのか分からないが、人ではあるって事が分かっただけで、今の所は十分かな。
子供は欲しいからなあ…嫁達も親御さんたちも欲しがってたしな。
『あ、そうそう! もしも奥様達が妊娠したら…子供はどうなるんでしょうねえ~魂のエネルギーとか』
おい、ちょっと待て! またか! 最後の最後に、何を意味深な事言ってんだよ! ちゃんと説明しろーーー!
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