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有害だから
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リリアさんの攻撃(口撃?)を受けつ躱しつ、ユリアちゃんの座るソファーへとやって来た。
ユリアちゃんは、先程までのちょっと泣きそうな顔はどこへやら、もふりんと仲良く焼き菓子をつまみながらお茶を飲んでいた。
あのネコ耳がどうにも気になるらしく、もふりんの動きを見つつ、ちょっと手を伸ばしてはひっこめ、また手を伸ばしと、頑張ってモフろうとしている様だが、まだモフれてはいない様子だ。
素直に頼めば、良い顔はしないだろうが嫌とは言わないはずなのだが…どうにも言い出せない様子だ。
欲望と理性の葛藤? まあ、俺には正確な彼女の気持ちなんて理解出来はしないが、なんとな~く分かる気がする。
そんなユリアちゃんの横に、俺はどっかと腰を下ろした。
「ユリアちゃんは、もふりんと仲良くなったみたいだね」
とてもにこやかに話しかけたんだが、意外にもお顔の色が優れない。
「あの…もふりんちゃんが…おにいちゃんは、きけんだって…」
俺は、ユリアちゃんを挟んで逆側に座ってたもふりんを睨みながら、
「オイコラ! 何を教えとんじゃ!」
本気で怒ると隣のユリアちゃんが怖がるかと思い、顔には笑みを張り付けつつもふりんを威嚇してみた。
いや、迫力も何もあったもんじゃないけど。
「や、やっぱりきけんでち! すっごくおこってるでち! このあと、おいしくわたちをたべるちゅもりでち!」
このネコ耳幼女は何を口走ってんのかな? ん~~~~どれどれ、このトール君が詳し取り調べを行おうか?
「と、トールヴァルド様! もふりんに罪はないんです! 素直にありのまま正直に言っただけなんです! ご寛恕を!」
「モフリーナよ…お前も言いたい放題だな…俺はどこの鬼畜だよ…何もせんわ!」
目の前に飛び出して来て、ジャンピングドゲザをかましたモフリーナの戯言も含めて、頭痛がするよ。
「おにいちゃんは、もふりんちゃんをたべるの?」
ホラ、見ろ! ユリアちゃんまでお前らに染まっただろうが!
「食べない食べない! 本当、この2人は何を言ってんだろう…ね~~?」
ね~~の所で、人を殺せそうなジト目で2人を睨むのを忘れてはいけない。
微妙に2人が震えてる気がするが、自業自得だろう。
ちなみに、サラとリリアさんは、さっさと向かいに座って焼き菓子を貪っていた。
我関せずかよ、この2人は…。
もう、いいからお茶かいしようぜ! 口の中が渇いちゃったよ。
「さて、それでは場も落ち着いてきたんで、今回はこのまま家に帰るとしようか。まだユリアちゃんも目覚めたばかりで疲れも溜まってるだろうし」
「おうち?」
小首を傾げたユリアちゃん、かわゆす!
「そう、おうち。ユリアちゃんの義理のお姉さんがいっぱいいるよ」
「おねえちゃんは、こるねおねえちゃん!」
お、そこは基礎情報としてインストールされてるのかな? あ、そういや俺も知ってたんだから当然か。
「うんうん、本当のお姉ちゃんはコルネリアだね。そうじゃなくて、僕のお嫁さんだから、義理のお姉さんね」
「ぎりのおねえちゃん!」
「…ユリアちゃ~ん。義理のお姉さんが、なんと5人もいるんですよ~! あなたのお兄さんは、ドへんぶへっ!」
サラがとても公序良俗に反しそうな事を口走りそうだったので、焼き菓子を投げつけて黙らせておきました。
「さらのおねえちゃんのおかおに、おかしがめりこんでる!」
そうなる様に投げつけたからね。
「ユリアちゃん、サラを見ちゃ駄目! 目が腐る!」
「誰の目が腐るか! 焼き菓子とはいえ、鼻の頭に直撃は痛いんだぞ!」
真っ赤になった鼻の頭を指先でさすりながら、サラががなり散らした。
「ほら、ユリアちゃん…いい子だから、目を瞑って耳を塞ごうね…うん、それでいい。……そーーーい!」
「「うぎゃーーーーーーーーーー!」」
取りあえず手の届く所にあった物を投げつけて黙らせておきました。
投げつけたのは、ユリアちゃんの向こうに居たもふりんだったけど。
「あんた、何て物を投げつけるんですかーーー!」「ひどいでちゅーー! なにちゅんでちゅかーー!」
「あ~、お前達、ユリアちゃんにとって有害! だからまとめてお仕置き」
これぞ一石二鳥ってやつだな。 あれ、違ったっけ?
あ、ユリアちゃんは、いい子だから、もうちょっと目をつぶってようね~。
ユリアちゃんは、先程までのちょっと泣きそうな顔はどこへやら、もふりんと仲良く焼き菓子をつまみながらお茶を飲んでいた。
あのネコ耳がどうにも気になるらしく、もふりんの動きを見つつ、ちょっと手を伸ばしてはひっこめ、また手を伸ばしと、頑張ってモフろうとしている様だが、まだモフれてはいない様子だ。
素直に頼めば、良い顔はしないだろうが嫌とは言わないはずなのだが…どうにも言い出せない様子だ。
欲望と理性の葛藤? まあ、俺には正確な彼女の気持ちなんて理解出来はしないが、なんとな~く分かる気がする。
そんなユリアちゃんの横に、俺はどっかと腰を下ろした。
「ユリアちゃんは、もふりんと仲良くなったみたいだね」
とてもにこやかに話しかけたんだが、意外にもお顔の色が優れない。
「あの…もふりんちゃんが…おにいちゃんは、きけんだって…」
俺は、ユリアちゃんを挟んで逆側に座ってたもふりんを睨みながら、
「オイコラ! 何を教えとんじゃ!」
本気で怒ると隣のユリアちゃんが怖がるかと思い、顔には笑みを張り付けつつもふりんを威嚇してみた。
いや、迫力も何もあったもんじゃないけど。
「や、やっぱりきけんでち! すっごくおこってるでち! このあと、おいしくわたちをたべるちゅもりでち!」
このネコ耳幼女は何を口走ってんのかな? ん~~~~どれどれ、このトール君が詳し取り調べを行おうか?
「と、トールヴァルド様! もふりんに罪はないんです! 素直にありのまま正直に言っただけなんです! ご寛恕を!」
「モフリーナよ…お前も言いたい放題だな…俺はどこの鬼畜だよ…何もせんわ!」
目の前に飛び出して来て、ジャンピングドゲザをかましたモフリーナの戯言も含めて、頭痛がするよ。
「おにいちゃんは、もふりんちゃんをたべるの?」
ホラ、見ろ! ユリアちゃんまでお前らに染まっただろうが!
「食べない食べない! 本当、この2人は何を言ってんだろう…ね~~?」
ね~~の所で、人を殺せそうなジト目で2人を睨むのを忘れてはいけない。
微妙に2人が震えてる気がするが、自業自得だろう。
ちなみに、サラとリリアさんは、さっさと向かいに座って焼き菓子を貪っていた。
我関せずかよ、この2人は…。
もう、いいからお茶かいしようぜ! 口の中が渇いちゃったよ。
「さて、それでは場も落ち着いてきたんで、今回はこのまま家に帰るとしようか。まだユリアちゃんも目覚めたばかりで疲れも溜まってるだろうし」
「おうち?」
小首を傾げたユリアちゃん、かわゆす!
「そう、おうち。ユリアちゃんの義理のお姉さんがいっぱいいるよ」
「おねえちゃんは、こるねおねえちゃん!」
お、そこは基礎情報としてインストールされてるのかな? あ、そういや俺も知ってたんだから当然か。
「うんうん、本当のお姉ちゃんはコルネリアだね。そうじゃなくて、僕のお嫁さんだから、義理のお姉さんね」
「ぎりのおねえちゃん!」
「…ユリアちゃ~ん。義理のお姉さんが、なんと5人もいるんですよ~! あなたのお兄さんは、ドへんぶへっ!」
サラがとても公序良俗に反しそうな事を口走りそうだったので、焼き菓子を投げつけて黙らせておきました。
「さらのおねえちゃんのおかおに、おかしがめりこんでる!」
そうなる様に投げつけたからね。
「ユリアちゃん、サラを見ちゃ駄目! 目が腐る!」
「誰の目が腐るか! 焼き菓子とはいえ、鼻の頭に直撃は痛いんだぞ!」
真っ赤になった鼻の頭を指先でさすりながら、サラががなり散らした。
「ほら、ユリアちゃん…いい子だから、目を瞑って耳を塞ごうね…うん、それでいい。……そーーーい!」
「「うぎゃーーーーーーーーーー!」」
取りあえず手の届く所にあった物を投げつけて黙らせておきました。
投げつけたのは、ユリアちゃんの向こうに居たもふりんだったけど。
「あんた、何て物を投げつけるんですかーーー!」「ひどいでちゅーー! なにちゅんでちゅかーー!」
「あ~、お前達、ユリアちゃんにとって有害! だからまとめてお仕置き」
これぞ一石二鳥ってやつだな。 あれ、違ったっけ?
あ、ユリアちゃんは、いい子だから、もうちょっと目をつぶってようね~。
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