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何の話だっけ?
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中二病かどうかはさておいて、まずは眠り姫様を起こす事にしようかな。
「ところで1つ注意事項があるのですが」
おっと、ここでリリアさんから注目の一言だー!
「貴方様は、その気持ち悪い思考を破棄してください」
気持ち悪い言うな! ちょっとハイになってるだけなのに…
「まずは、この新・火御華ボディーとでも呼ぶべき物の概要を、しっかりと頭に叩き込んでおいて欲しいのです」
「ほむ…それは当然の事だな…」
「でしょう? 今からしっかりと仕様を説明しますので、スッカスカのスポンジみたいな脳みそに刻みこんでください」
ひでぇ言われよう…
「このボディーは、元の火御華が使用していた人族のボディーと妖精族のボディーとのハイブリッド仕様となっています。ハイブリッドと言えば聞こえはいいですが、いい加減な調整をした物は、交雑とか雑種形成となってしまいます。今回は入念に調整を行い、後程インストールする知識や記憶といった精神構造体との相性まで考慮しておりますので、完全なる複合体となりました」
リリアさんの自慢か? いや、めっちゃ苦労したっていうエピソードか?
「この新ボディーは、一般的な人類と比較すると、新人類と言っても過言でないぐらいの進化をしています。まあ、エネルギー変換球の性質上、そう成らざるを得ないのですが…。新人類としての例を挙げるとすれば、その内包するエネルギー量の大きさですね。妖精族として貴方が生み出したナディアに匹敵する巨大さです」
うん、ナディアのエネルギー量なんて知らんし。
「ナディア達妖精族は、そのエネルギーが尽きるまで自然死はあり得ませんが、成長もまたあり得ません。ところが、この新ボディーは成長もするし、やがて自然死もいたします」
目を覚ます前から死ぬことかよ…ちょっと可哀そうだろ…
「貴方様が、奥方様達やコルネリア様へ贈った装備のエネルギー量を1とすると、この新ボディーの内包するエネルギー量は5にあたります。装備ではありませんよ? これは自然界ではあり得ないほどの内包エネルギー量なのです」
「はい、質問! 俺のエネルギーって、どうなの?」
あんまり気にした事も無かったけど、俺のエネルギー量ってどんぐらいなの?
「質問の意図が理解しかねますが、仮にこの世界の人々のエネルギー量を1としますと、貴方様の保有量は異常な事に数千兆にあたりますね」
「はぁ~~~~!?」
驚いた…って一言で表していいんだろうか? いいや、良いはずが無い気がしないでも無い! 結局、どっちだよ!
「驚かれている様ですが、数年前とは状況が違います。一般的な人々のエネルギー量というのは、不思議なリチウム・イオン電池の様な物です」
いきなりだな…まあ、いい。意味はよくわからんが。
それで?
「実際にはかなり違うのですが、そう例えた方が分かりやすいでしょう。一般的に電池という物の充電総量は必ず限りがあり、使えば必ず減ります。しかしこの生態電池とも呼んでも過言では無い偽リチウム・イオン電池は、休息を取るなどすると充電総量まで電力量が回復します。つまり、寝たら満充電100%になるわけです」
…言い方に微妙な悪意を感じるところだが、まあ理解は出来た。
「この不思議な自然充電出来る偽リチウム・イオン電池は、この世界で生きる全ての人が持つ電池です。もちろん、貴方様も持っています」
「それが大きいって事?」
「少しだけ違います。元より貴方様のお持ちの充電池は巨大でした。以前にお話しした時に、この星の人類換算で約70億人分以上だと言ったのを覚えてますか?」
もちろん。あれは衝撃的だった…って、あれよりも!?
「あの後、貴方様は私達管理局のシステムの一部に触れました。これは私も不用意でしたが、そのせいで貴方様の中にあるエネルギー総量に徐々に異変が生じてゆき、日々大きくなっているのです。ナニの大きさは変わらないというのに…」
「一言余計だよ!」
「まあ、ナニに関しては今回はおいといて。貴方様のエネルギー総量が日々増え続けているため、貴方様の老化速度が緩やかに低下しました」
え…え?
「同様の理由で、貴方様が装備を贈った奥方様やコルネリア様。ユズキにユズカといった面々にも、少なからず老化現象の退行が観測されています」
はぁ…はぁ!?
「そして理由は定かではありませんが、貴方様がこの世界に齎した新たな技術である呪法や、それを応用した道具類を使う人々も同じです」
「まさか、俺…不老の軍団造っちまったって事なのか?」
「いえ、そうではありません。年を取るのがゆっくりになるだけの事です。もちろん、貴方様を始め全ての人は老化で亡くなりますので、不老の軍団などは出来ません。少しだけ若い時期が伸びるだけです」
ラノベのエルフみたいな感じかな?
この世界のリアルエルフは、ガチムチだけど…。
「結局は、エネルギー総量が多いか少ないかだけの問題なのですが、人という枠組みからは少ししか外れていませんので、ご安心を」
「少しって、安心して良いのか悪いのか…。ってか、俺の魂って原始のエネルギー体で、大きさって決まってたんじゃないの?」
確か、以前聞いた話だと、元々宇宙の始まりから俺の魂は眠ってたとか何とか聞いた気がするんだけど?
「ええ、普通はエネルギーは変化しません、基本的に総量は減る一方です。貴方様がおかしいだけです。私もこの様な気持ち悪い現象は聞いた事も見た事もありません。原因ははっきりとしていますが、その様な現象が何故起こったのか不明です」
不明なんだ…
「もしかすると、ロリでシスコンで真正のド変態の犯罪予備軍にだけ怒る摩訶不思議現象かもしれません」
誰がやねん!
「私がこの世界に留まっているのは、その摩訶不思議現象を観測するためでもあります」
そっか。サラのメンテと自分の欲求の為だけじゃなかったのか。
あれ? そう言えば、一体何の話だったっけ? はて?
「貴方様が余計な茶々を入れるから話が伸びたのです。反省してください」
俺のせいなの!? そっか、ごめんなさい。
「まあ良いでしょう。今までの話は、あくまでも前置きです。ここまでの話をよく覚えておいてください。ここから新ボディーの解説に入ります」
そうだ、そうだよ! 本題は解説だったよ! 忘れてた!
「ところで1つ注意事項があるのですが」
おっと、ここでリリアさんから注目の一言だー!
「貴方様は、その気持ち悪い思考を破棄してください」
気持ち悪い言うな! ちょっとハイになってるだけなのに…
「まずは、この新・火御華ボディーとでも呼ぶべき物の概要を、しっかりと頭に叩き込んでおいて欲しいのです」
「ほむ…それは当然の事だな…」
「でしょう? 今からしっかりと仕様を説明しますので、スッカスカのスポンジみたいな脳みそに刻みこんでください」
ひでぇ言われよう…
「このボディーは、元の火御華が使用していた人族のボディーと妖精族のボディーとのハイブリッド仕様となっています。ハイブリッドと言えば聞こえはいいですが、いい加減な調整をした物は、交雑とか雑種形成となってしまいます。今回は入念に調整を行い、後程インストールする知識や記憶といった精神構造体との相性まで考慮しておりますので、完全なる複合体となりました」
リリアさんの自慢か? いや、めっちゃ苦労したっていうエピソードか?
「この新ボディーは、一般的な人類と比較すると、新人類と言っても過言でないぐらいの進化をしています。まあ、エネルギー変換球の性質上、そう成らざるを得ないのですが…。新人類としての例を挙げるとすれば、その内包するエネルギー量の大きさですね。妖精族として貴方が生み出したナディアに匹敵する巨大さです」
うん、ナディアのエネルギー量なんて知らんし。
「ナディア達妖精族は、そのエネルギーが尽きるまで自然死はあり得ませんが、成長もまたあり得ません。ところが、この新ボディーは成長もするし、やがて自然死もいたします」
目を覚ます前から死ぬことかよ…ちょっと可哀そうだろ…
「貴方様が、奥方様達やコルネリア様へ贈った装備のエネルギー量を1とすると、この新ボディーの内包するエネルギー量は5にあたります。装備ではありませんよ? これは自然界ではあり得ないほどの内包エネルギー量なのです」
「はい、質問! 俺のエネルギーって、どうなの?」
あんまり気にした事も無かったけど、俺のエネルギー量ってどんぐらいなの?
「質問の意図が理解しかねますが、仮にこの世界の人々のエネルギー量を1としますと、貴方様の保有量は異常な事に数千兆にあたりますね」
「はぁ~~~~!?」
驚いた…って一言で表していいんだろうか? いいや、良いはずが無い気がしないでも無い! 結局、どっちだよ!
「驚かれている様ですが、数年前とは状況が違います。一般的な人々のエネルギー量というのは、不思議なリチウム・イオン電池の様な物です」
いきなりだな…まあ、いい。意味はよくわからんが。
それで?
「実際にはかなり違うのですが、そう例えた方が分かりやすいでしょう。一般的に電池という物の充電総量は必ず限りがあり、使えば必ず減ります。しかしこの生態電池とも呼んでも過言では無い偽リチウム・イオン電池は、休息を取るなどすると充電総量まで電力量が回復します。つまり、寝たら満充電100%になるわけです」
…言い方に微妙な悪意を感じるところだが、まあ理解は出来た。
「この不思議な自然充電出来る偽リチウム・イオン電池は、この世界で生きる全ての人が持つ電池です。もちろん、貴方様も持っています」
「それが大きいって事?」
「少しだけ違います。元より貴方様のお持ちの充電池は巨大でした。以前にお話しした時に、この星の人類換算で約70億人分以上だと言ったのを覚えてますか?」
もちろん。あれは衝撃的だった…って、あれよりも!?
「あの後、貴方様は私達管理局のシステムの一部に触れました。これは私も不用意でしたが、そのせいで貴方様の中にあるエネルギー総量に徐々に異変が生じてゆき、日々大きくなっているのです。ナニの大きさは変わらないというのに…」
「一言余計だよ!」
「まあ、ナニに関しては今回はおいといて。貴方様のエネルギー総量が日々増え続けているため、貴方様の老化速度が緩やかに低下しました」
え…え?
「同様の理由で、貴方様が装備を贈った奥方様やコルネリア様。ユズキにユズカといった面々にも、少なからず老化現象の退行が観測されています」
はぁ…はぁ!?
「そして理由は定かではありませんが、貴方様がこの世界に齎した新たな技術である呪法や、それを応用した道具類を使う人々も同じです」
「まさか、俺…不老の軍団造っちまったって事なのか?」
「いえ、そうではありません。年を取るのがゆっくりになるだけの事です。もちろん、貴方様を始め全ての人は老化で亡くなりますので、不老の軍団などは出来ません。少しだけ若い時期が伸びるだけです」
ラノベのエルフみたいな感じかな?
この世界のリアルエルフは、ガチムチだけど…。
「結局は、エネルギー総量が多いか少ないかだけの問題なのですが、人という枠組みからは少ししか外れていませんので、ご安心を」
「少しって、安心して良いのか悪いのか…。ってか、俺の魂って原始のエネルギー体で、大きさって決まってたんじゃないの?」
確か、以前聞いた話だと、元々宇宙の始まりから俺の魂は眠ってたとか何とか聞いた気がするんだけど?
「ええ、普通はエネルギーは変化しません、基本的に総量は減る一方です。貴方様がおかしいだけです。私もこの様な気持ち悪い現象は聞いた事も見た事もありません。原因ははっきりとしていますが、その様な現象が何故起こったのか不明です」
不明なんだ…
「もしかすると、ロリでシスコンで真正のド変態の犯罪予備軍にだけ怒る摩訶不思議現象かもしれません」
誰がやねん!
「私がこの世界に留まっているのは、その摩訶不思議現象を観測するためでもあります」
そっか。サラのメンテと自分の欲求の為だけじゃなかったのか。
あれ? そう言えば、一体何の話だったっけ? はて?
「貴方様が余計な茶々を入れるから話が伸びたのです。反省してください」
俺のせいなの!? そっか、ごめんなさい。
「まあ良いでしょう。今までの話は、あくまでも前置きです。ここまでの話をよく覚えておいてください。ここから新ボディーの解説に入ります」
そうだ、そうだよ! 本題は解説だったよ! 忘れてた!
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