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母さんの薫陶?
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昼間の嫁達の言い分は、十分に理解出来た。もちろんの事、納得など出来るはずも無かったが、理解だけは出来た。
『疲れたあとの男性は滾るというから…』『完徹の後はおさまらないって聞くから…』『私は…止めようと…でも止められなくて…』『寝入ったら絶対に起きないと聞いたので…』『そそり立つトール様のち…もがもがもが…最後まで言わせてくれてもいいだろ!』
まあ、結局は疲れて昼寝してしまった俺を癒そうとしてくれたらしいから、そこはなんとか理解もしよう。
こそこそ忍び込んだのも、扉の複数の鍵を解錠して突破したのも、俺への熱い想いから来たものだと、この際だから許しもしよう。
しかし、昨夜に関しては…許していいのかなぁ?
『扉を引いたら開いてたので、誘っているのかと…』『え、入っても良いよって意味ですよね?』『だから止めようって…』『触ってたら興奮してきて、思わず自分で…もがもがもが!』『そりゃ、実食あるのみ!』
嫁達のプライバシー保護のため、あえて誰の発言かは伏せています。
ってか、誘ってもいないし、実食って食べる気なのか!?
昨夜は扉に鍵を掛けていなかった俺も悪いのかもしれないかもしれない。
でも、普通は寝入った男の部屋に忍び込まんだろう!
そもそも嫁達は母さんの薫陶(?)を受けている。まさか、母さんが? いやいや、それは無いだろう…いや、母さんならやりかねないかな?
しかーーーし! 嫁達の言い訳を聞いた俺は、夜に関しても男の度量を示す時(かな?)と、笑って許す事に決めたのだ。あくまでも今回だけは…が付くけど。
元気良く、『次はお伺いを立てます!』という、嫁達のなんとも不吉な言葉を聞いた気もするが、そこはあえてスルーした。
こうして、俺の昼夜において遭遇した不思議な出来事は一件落着した…のかな?
さて、今回は家族間での話なので、俺と嫁体以外は食堂から出てもらっていたのだが、当然の事ながらこの2人は事の次第を知っているはずである。
誰あろう、サラとリリアさんだ。
2人共聞いてたんだろう?
『もちろんです! こんな喜劇を見逃すなんてありえませんよ』『ええ、しっかりと記録しました』
もう2人には抵抗する気も起きんから、別にいいけど…
それよりも、サラに頼んでいた、旧火御華ボディーの移送は完了したのか?
『局長のベッドに放り込みました! 完璧に処理してくれるはずです』
局長も災難だな…。でも、処理は完了したのか。
ならば作戦を進めても大丈夫だな?
『大河さんのアレを作戦と言っていいのか分りませんが、進めてもらっても大丈夫だと思いますよ?』
それだけ聞ければ十分だ。
ならば、この場で嫁達に発表するぞ。
『お好きにどうぞ』
うむ。サラの許可も出た事だし、色々とやってみよう!
「もう、昼と夜の事は良いや…いや、良くはないけど、もう許すよ」
明らかにほっとした顔の5人に追い打ちをかけるべく、声を掛けた。
「って事で、義理の妹になる娘を連れて来るので、受け入れ準備をしておくように。ユズキにも注意されたんで、義妹は近いうちに両親に預けると思います」
ここまでは黙って聞いていた嫁~ず。
「薄々感じてはいたでしょうが、義妹には特殊能力があります。コルネちゃんや皆の様な特殊な装備がなくとも使える能力もありますし、ネス様によって授けられた神具もありますので、最初だけは付っきりで色々とアドバイスをする事になるでしょう」
順を追って話したからか、幾分落ち着いて聞く嫁~ず一同。
「そもそも、まだ名前すらありません。本日の神託にて名前を授かり、目を覚ますはずです。数日~数週間は俺と過ごすかもしれませんが、基本的には皆に相手をして貰う予定です。あ、両親とコルネちゃんにも近いうちに来てもらいます」
ここまで説明をした時、ミルシェがなにやらもじもじし始めた。トイレならいっといれ…はずしたかな?
「あのぉ…1つお聞きしたいのですが、ナディアさんやアーデちゃん達はどこに行ったんですか?」
『あっ!』
「そのぉ…最近姿を見ていないので心配で。それに子育てなら彼女達の方がより親身になってくれる気がするのですけど…」
『確かに!』
ミルシェと嫁達の掛け合いコントの様なやり取りを黙って聞いていた俺。
だが、ここは家長としてびしっと言ってやらねばなるまい。
「うむ、良い所に気が付いたなミルシェ。ナディア達はすでに遠くダンジョン大陸にやって来ているのだ」
『えっ!?』
「いや、これは俺も予想してなかったのだが、どうやら海の上を走って来たらしいんだよ…あいつら」
『はっ?』
「どんな風に走るのかはまた聞いたらいいと思う。取りあえず今はモフリーナともふりんの手伝いをしてるから。あっちが落ち着いたら戻って来てもらう予定なんで、今すぐには子守りには使えないと思ってくれ。ってことで、父さん達に来てもらうのが一番手っ取り早いと思う。何たって俺とコルネちゃんを育てた人達だから。信頼できる…と思うし」
『納得です!』
こういう時は、聞き訳が良いんだよなあ…俺の嫁達は…
『疲れたあとの男性は滾るというから…』『完徹の後はおさまらないって聞くから…』『私は…止めようと…でも止められなくて…』『寝入ったら絶対に起きないと聞いたので…』『そそり立つトール様のち…もがもがもが…最後まで言わせてくれてもいいだろ!』
まあ、結局は疲れて昼寝してしまった俺を癒そうとしてくれたらしいから、そこはなんとか理解もしよう。
こそこそ忍び込んだのも、扉の複数の鍵を解錠して突破したのも、俺への熱い想いから来たものだと、この際だから許しもしよう。
しかし、昨夜に関しては…許していいのかなぁ?
『扉を引いたら開いてたので、誘っているのかと…』『え、入っても良いよって意味ですよね?』『だから止めようって…』『触ってたら興奮してきて、思わず自分で…もがもがもが!』『そりゃ、実食あるのみ!』
嫁達のプライバシー保護のため、あえて誰の発言かは伏せています。
ってか、誘ってもいないし、実食って食べる気なのか!?
昨夜は扉に鍵を掛けていなかった俺も悪いのかもしれないかもしれない。
でも、普通は寝入った男の部屋に忍び込まんだろう!
そもそも嫁達は母さんの薫陶(?)を受けている。まさか、母さんが? いやいや、それは無いだろう…いや、母さんならやりかねないかな?
しかーーーし! 嫁達の言い訳を聞いた俺は、夜に関しても男の度量を示す時(かな?)と、笑って許す事に決めたのだ。あくまでも今回だけは…が付くけど。
元気良く、『次はお伺いを立てます!』という、嫁達のなんとも不吉な言葉を聞いた気もするが、そこはあえてスルーした。
こうして、俺の昼夜において遭遇した不思議な出来事は一件落着した…のかな?
さて、今回は家族間での話なので、俺と嫁体以外は食堂から出てもらっていたのだが、当然の事ながらこの2人は事の次第を知っているはずである。
誰あろう、サラとリリアさんだ。
2人共聞いてたんだろう?
『もちろんです! こんな喜劇を見逃すなんてありえませんよ』『ええ、しっかりと記録しました』
もう2人には抵抗する気も起きんから、別にいいけど…
それよりも、サラに頼んでいた、旧火御華ボディーの移送は完了したのか?
『局長のベッドに放り込みました! 完璧に処理してくれるはずです』
局長も災難だな…。でも、処理は完了したのか。
ならば作戦を進めても大丈夫だな?
『大河さんのアレを作戦と言っていいのか分りませんが、進めてもらっても大丈夫だと思いますよ?』
それだけ聞ければ十分だ。
ならば、この場で嫁達に発表するぞ。
『お好きにどうぞ』
うむ。サラの許可も出た事だし、色々とやってみよう!
「もう、昼と夜の事は良いや…いや、良くはないけど、もう許すよ」
明らかにほっとした顔の5人に追い打ちをかけるべく、声を掛けた。
「って事で、義理の妹になる娘を連れて来るので、受け入れ準備をしておくように。ユズキにも注意されたんで、義妹は近いうちに両親に預けると思います」
ここまでは黙って聞いていた嫁~ず。
「薄々感じてはいたでしょうが、義妹には特殊能力があります。コルネちゃんや皆の様な特殊な装備がなくとも使える能力もありますし、ネス様によって授けられた神具もありますので、最初だけは付っきりで色々とアドバイスをする事になるでしょう」
順を追って話したからか、幾分落ち着いて聞く嫁~ず一同。
「そもそも、まだ名前すらありません。本日の神託にて名前を授かり、目を覚ますはずです。数日~数週間は俺と過ごすかもしれませんが、基本的には皆に相手をして貰う予定です。あ、両親とコルネちゃんにも近いうちに来てもらいます」
ここまで説明をした時、ミルシェがなにやらもじもじし始めた。トイレならいっといれ…はずしたかな?
「あのぉ…1つお聞きしたいのですが、ナディアさんやアーデちゃん達はどこに行ったんですか?」
『あっ!』
「そのぉ…最近姿を見ていないので心配で。それに子育てなら彼女達の方がより親身になってくれる気がするのですけど…」
『確かに!』
ミルシェと嫁達の掛け合いコントの様なやり取りを黙って聞いていた俺。
だが、ここは家長としてびしっと言ってやらねばなるまい。
「うむ、良い所に気が付いたなミルシェ。ナディア達はすでに遠くダンジョン大陸にやって来ているのだ」
『えっ!?』
「いや、これは俺も予想してなかったのだが、どうやら海の上を走って来たらしいんだよ…あいつら」
『はっ?』
「どんな風に走るのかはまた聞いたらいいと思う。取りあえず今はモフリーナともふりんの手伝いをしてるから。あっちが落ち着いたら戻って来てもらう予定なんで、今すぐには子守りには使えないと思ってくれ。ってことで、父さん達に来てもらうのが一番手っ取り早いと思う。何たって俺とコルネちゃんを育てた人達だから。信頼できる…と思うし」
『納得です!』
こういう時は、聞き訳が良いんだよなあ…俺の嫁達は…
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