471 / 1,466
お前らって、イランよね?
しおりを挟む
結果だけをお伝えしよう。
ダンジョン管理室内で紆余曲折あったものの、無事に旧火御華ボディーは管理局長へと転送されました。
例の如く、サラと局長の面倒な通信が必要なのかと思いきや、実はモフリーナがダンジョンの神様とやらを経由しても、リリアさんが通信しても何の問題も無い事が分かり、手柄の取り合いになったというひと悶着はあったものの、まあ無事に終了したわけだ。
最終的には、前回の実績があるからという理由で、サラに送ってもらったのだが…本当にこれで恐怖の大王戦って終わりなのか?
今回、変なフラグが立った気がする。
遥かな未来の別次元から、恐怖の大王の欠片を宿した特殊な転移をしてやってきた恐怖の大王。
最初のキノコ〇ゲも大概だけど、今回の火御華も大概だと思う。
サクッと消える運命の厄災の元なんて、どこの世界のラノベにもアニメにも出てこないぞ?
ほとんどの場合、異世界から勇者を召喚したり、突如十把一絡げの能力が覚醒したり、超ご都合主義で最後には辻褄が合わなくなる様な超進化や能力の獲得をしたりする奴らによって倒されるもんじゃなかろうか?
俺の様に、チートっぽいだけの能力を持たされた一般ぴーぽーに、管理局長は一体何を期待しているというのか。
確かにこの星の人々とは隔絶してる(気がする)能力を貰ってはいるが、使い道が微妙に難しかったり、滅茶苦茶余計で面倒くさいサラというオマケまで付いて来る始末。
とどめにリリアさんという、オマケのオマケという無駄飯ぐらいまでやって来てしまった。
俺は転生したこの星で、のんびり人生を送り、愛する家族と田舎の良い空気の中で暮らしたいだけなんだがなあ…
「黙って聞いていれば、誰がオマケか!」
「オマケのオマケで無駄飯ぐらいとは、酷い言い種です。訂正を要求します!」
ほら…面倒くさいだろ?
「あのな、サラ、リリアさん。そもそも君達って何なの?」
ズバッと聞いた方が良いかな?
「私は大河さんの専属ナビゲートであり、愛人候補です!」
「そんなサラのメンテ要員?」
サラよ、ナビは良いとして愛人候補は却下だ。
そしてリリアさん、何故に疑問形?
「って事はだな…2人は人型である必要性は無いって事だよな?」
「「なっ!?」」
「おい! 今、気が付いたって顔したな? してたよな?」
「「そんな事はありません」」
知らばっくれる気か?
「そもそも論なんだが、リリアさんはサラのボディー交換が終わったんだから、もう用済みだよな」
「その通り!」「いいえ、まだ必要です!」
意見真っ二つ。
「リリアはさっさとあの真っ白白すけ空間にカエレ!」
「サラのボディー酷使は、使用推奨期間を大幅に削ります。貴重な研究材料ですから、離れるわけにはいきません!」
「危険になっらた呼ぶから、カエレ!」
「危険になったら通信すら出来ないでしょうが! 傍で常時監視が必要です!」
「カエレ!」
「いやです!」
………エンドレス。
「あのさ、2人共。結局はどっちもこの世界にはイランのじゃね?」
「「なっ!?」」
「だって、サラはガチャ玉使う時だけナビしてくれたらいいだけだろ? それなら人型である必要はないし、そもそもこの星に居る必要も無いよな? そうなったらリリアさんだってこの星にいる必要は無くなると…ってことで、2人共いらなくね?」
今更だけど、本質的な事をズバッと切り込んでやった。
「「いるんです!」」
と思ったら、反論きました。
「「あんな管理局はいやだ! ここに住みたい!」」
お前ら…結局はここで遊びたいだけだろ…
「夢で局長にチェンジお願いしようかなぁ~2人共」
「「やーめーてー!」」
そうは言っても、もうサラなんて10年以上いるし、リリアさんも何だかんだ言っても、居るのが日常になっちゃったしな。
「はぁ…まあ、もういいや。何だか面倒くさくなってきたし」
「「面倒くさい言うな!」」
お前等、マジで面倒くさいんだもん。
「マスター! 放置している処分予定者達ですが、食料供給が多くないですか?」
「こちらの気持ち悪い汗だくの男なんですが、ぐふぐふ言いながらハーピー追いかけてますが、どうします?」
「大変です! 大きなハサミをもってふぉっふぉっふぉって言ってるセミみたいな奴が、ダンジョン5階層を突破しました!」
「こちらでは頭が長い異星人っぽいのが、ダンジョン2階の通路で卵を産み始めました!」
こっちはこっちで大変だ…俺の眷属扱いだから、仕方ないなあ。
「ナディアはもふりんと相談して食料供給量を減らしてくれ。そいつらは、ちょっと痩せた方がいい。アーデはハーピーが逃げ切ったら、モフリーナに連絡して、即イノセント型魔物を全力で投入してぶつける様に。全部、自爆で構わない! 殲滅しろ! アーム…そいつは、ほっとけ。きっと後ろから夕日が似合いそうな異星人が付いて行くだろうけど、そっちも放置で。アーフェン、どこだ!? 卵はモフリーナに言って即刻撤去しろ! そいつはエッグチ〇ンバーといって、近づいたらカニみたいなのを顔に飛ばして来るから気を付けろ! 腹の中に卵産み付けられるぞ! 出来たらイノセント型モンスターで破壊だ!」
まだまだダンジョン大陸は大騒動が続きそうだなあ。
ダンジョン管理室内で紆余曲折あったものの、無事に旧火御華ボディーは管理局長へと転送されました。
例の如く、サラと局長の面倒な通信が必要なのかと思いきや、実はモフリーナがダンジョンの神様とやらを経由しても、リリアさんが通信しても何の問題も無い事が分かり、手柄の取り合いになったというひと悶着はあったものの、まあ無事に終了したわけだ。
最終的には、前回の実績があるからという理由で、サラに送ってもらったのだが…本当にこれで恐怖の大王戦って終わりなのか?
今回、変なフラグが立った気がする。
遥かな未来の別次元から、恐怖の大王の欠片を宿した特殊な転移をしてやってきた恐怖の大王。
最初のキノコ〇ゲも大概だけど、今回の火御華も大概だと思う。
サクッと消える運命の厄災の元なんて、どこの世界のラノベにもアニメにも出てこないぞ?
ほとんどの場合、異世界から勇者を召喚したり、突如十把一絡げの能力が覚醒したり、超ご都合主義で最後には辻褄が合わなくなる様な超進化や能力の獲得をしたりする奴らによって倒されるもんじゃなかろうか?
俺の様に、チートっぽいだけの能力を持たされた一般ぴーぽーに、管理局長は一体何を期待しているというのか。
確かにこの星の人々とは隔絶してる(気がする)能力を貰ってはいるが、使い道が微妙に難しかったり、滅茶苦茶余計で面倒くさいサラというオマケまで付いて来る始末。
とどめにリリアさんという、オマケのオマケという無駄飯ぐらいまでやって来てしまった。
俺は転生したこの星で、のんびり人生を送り、愛する家族と田舎の良い空気の中で暮らしたいだけなんだがなあ…
「黙って聞いていれば、誰がオマケか!」
「オマケのオマケで無駄飯ぐらいとは、酷い言い種です。訂正を要求します!」
ほら…面倒くさいだろ?
「あのな、サラ、リリアさん。そもそも君達って何なの?」
ズバッと聞いた方が良いかな?
「私は大河さんの専属ナビゲートであり、愛人候補です!」
「そんなサラのメンテ要員?」
サラよ、ナビは良いとして愛人候補は却下だ。
そしてリリアさん、何故に疑問形?
「って事はだな…2人は人型である必要性は無いって事だよな?」
「「なっ!?」」
「おい! 今、気が付いたって顔したな? してたよな?」
「「そんな事はありません」」
知らばっくれる気か?
「そもそも論なんだが、リリアさんはサラのボディー交換が終わったんだから、もう用済みだよな」
「その通り!」「いいえ、まだ必要です!」
意見真っ二つ。
「リリアはさっさとあの真っ白白すけ空間にカエレ!」
「サラのボディー酷使は、使用推奨期間を大幅に削ります。貴重な研究材料ですから、離れるわけにはいきません!」
「危険になっらた呼ぶから、カエレ!」
「危険になったら通信すら出来ないでしょうが! 傍で常時監視が必要です!」
「カエレ!」
「いやです!」
………エンドレス。
「あのさ、2人共。結局はどっちもこの世界にはイランのじゃね?」
「「なっ!?」」
「だって、サラはガチャ玉使う時だけナビしてくれたらいいだけだろ? それなら人型である必要はないし、そもそもこの星に居る必要も無いよな? そうなったらリリアさんだってこの星にいる必要は無くなると…ってことで、2人共いらなくね?」
今更だけど、本質的な事をズバッと切り込んでやった。
「「いるんです!」」
と思ったら、反論きました。
「「あんな管理局はいやだ! ここに住みたい!」」
お前ら…結局はここで遊びたいだけだろ…
「夢で局長にチェンジお願いしようかなぁ~2人共」
「「やーめーてー!」」
そうは言っても、もうサラなんて10年以上いるし、リリアさんも何だかんだ言っても、居るのが日常になっちゃったしな。
「はぁ…まあ、もういいや。何だか面倒くさくなってきたし」
「「面倒くさい言うな!」」
お前等、マジで面倒くさいんだもん。
「マスター! 放置している処分予定者達ですが、食料供給が多くないですか?」
「こちらの気持ち悪い汗だくの男なんですが、ぐふぐふ言いながらハーピー追いかけてますが、どうします?」
「大変です! 大きなハサミをもってふぉっふぉっふぉって言ってるセミみたいな奴が、ダンジョン5階層を突破しました!」
「こちらでは頭が長い異星人っぽいのが、ダンジョン2階の通路で卵を産み始めました!」
こっちはこっちで大変だ…俺の眷属扱いだから、仕方ないなあ。
「ナディアはもふりんと相談して食料供給量を減らしてくれ。そいつらは、ちょっと痩せた方がいい。アーデはハーピーが逃げ切ったら、モフリーナに連絡して、即イノセント型魔物を全力で投入してぶつける様に。全部、自爆で構わない! 殲滅しろ! アーム…そいつは、ほっとけ。きっと後ろから夕日が似合いそうな異星人が付いて行くだろうけど、そっちも放置で。アーフェン、どこだ!? 卵はモフリーナに言って即刻撤去しろ! そいつはエッグチ〇ンバーといって、近づいたらカニみたいなのを顔に飛ばして来るから気を付けろ! 腹の中に卵産み付けられるぞ! 出来たらイノセント型モンスターで破壊だ!」
まだまだダンジョン大陸は大騒動が続きそうだなあ。
2
お気に入りに追加
1,833
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。

死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく

異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。

外れスキル『収納』がSSS級スキル『亜空間』に成長しました~剣撃も魔法もモンスターも収納できます~
春小麦
ファンタジー
——『収納』という、ただバッグに物をたくさん入れられるだけの外れスキル。
冒険者になることを夢見ていたカイル・ファルグレッドは落胆し、冒険者になることを諦めた。
しかし、ある日ゴブリンに襲われたカイルは、無意識に自身の『収納』スキルを覚醒させる。
パンチや蹴りの衝撃、剣撃や魔法、はたまたドラゴンなど、この世のありとあらゆるものを【アイテムボックス】へ『収納』することができるようになる。
そこから郵便屋を辞めて冒険者へと転向し、もはや外れスキルどころかブッ壊れスキルとなった『収納(亜空間)』を駆使して、仲間と共に最強冒険者を目指していく。
成長促進と願望チートで、異世界転生スローライフ?
後藤蓮
ファンタジー
20年生きてきて不幸なことしかなかった青年は、無職となったその日に、女子高生二人を助けた代償として、トラックに轢かれて死んでしまう。
目が覚めたと思ったら、そこは知らない場所。そこでいきなり神様とか名乗る爺さんと出会い、流れで俺は異世界転生することになった。
日本で20年生きた人生は運が悪い人生だった。来世は運が良くて幸せな人生になるといいな..........。
そんな思いを胸に、神様からもらった成長促進と願望というチートスキルを持って青年は異世界転生する。
さて、新しい人生はどんな人生になるのかな?
※ 第11回ファンタジー小説大賞参加してます 。投票よろしくお願いします!
◇◇◇◇◇◇◇◇
お気に入り、感想貰えると作者がとても喜びますので、是非お願いします。
執筆スピードは、ゆるーくまったりとやっていきます。
◇◇◇◇◇◇◇◇
9/3 0時 HOTランキング一位頂きました!ありがとうございます!
9/4 7時 24hランキング人気・ファンタジー部門、一位頂きました!ありがとうございます!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

くじ引きで決められた転生者 ~スローライフを楽しんでって言ったのに邪神を討伐してほしいってどゆこと!?~
はなとすず
ファンタジー
僕の名前は高橋 悠真(たかはし ゆうま)
神々がくじ引きで決めた転生者。
「あなたは通り魔に襲われた7歳の女の子を庇い、亡くなりました。我々はその魂の清らかさに惹かれました。あなたはこの先どのような選択をし、どのように生きるのか知りたくなってしまったのです。ですがあなたは地球では消えてしまった存在。ですので異世界へ転生してください。我々はあなたに試練など与える気はありません。どうぞ、スローライフを楽しんで下さい」
って言ったのに!なんで邪神を討伐しないといけなくなったんだろう…
まぁ、早く邪神を討伐して残りの人生はスローライフを楽しめばいいか
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる