460 / 1,466
永遠に俺の妹なのだ!
しおりを挟む
火御華のボディーデザインは、一応決定した。
サラとリリアさんに確認したが、問題は無いとお墨付きが出たが…出したのがこいつ等だからな…安心できんのだが。
とにもかくにも、決定したのだ。
元となるサラの予備素体から身長を25cmほど縮め、全体的に精神年齢相応に見える様に調整。
この世界の生物と一線を画す様にするため、妖精達の能力の一部をその身体に植え付けた。
さらに、ごく小規模で近距離にだけシールドを自在に展開出来、短時間ではあるが光学迷彩も発動可能で、エネルギーは周囲から自動的に吸引できるスキームも取り入れた。
実は勘違いしている方も多いかと思うが、この世界に存在しない物というのは、俺が創るまでは存在しなかった物という意味で合って、俺が創造したからと言ってこの世界に存在する物にはならないという事だ。
俺しか創造出来ないんだから、まあ自然発生的にこの世界に存在するはずが無いのは当然だ。
そして、俺が創造出来るのだから、この世界で自然に生まれ出る様な事は、未来永劫あり得ないという証明でもある。
まあ、そうでなければネスの空中立体映像投影装置なんて複製できるはずも無いし、延々とエネルギーの続く限り妖精が生み出される神樹の創造も不可能になる。
まあ、これはあくまでも余談なのだが。
さて、こうして決定した火御華の新ボディーなのだが、あまり高エネルギーを詰め込んだ生体ではまずいわけだし、年齢に応じて成長もしなくてはならないのがネックだ。具体的には俺の想像力が働かないのだ! どうすべ?
「簡単ですよ。コルネリアを思い出して創ればいいんです。ただし中身はあのモニターでお人形さん遊びをしている火御華になりますけどね」
サラの的確かどうか良く分からぬ指摘を受けつつ、創造はしてみたものの…
「駄目だ…いつまでも変わらぬ可愛いコルネちゃんしか思い浮かばん! コルネちゃんは永遠に俺の妹なのだ!」
くっ…俺のイメージが及ばない…イメージが貧困とか言うな!
何てことだ! コルネちゃんを想像すればするほど、創りださねばならぬボディーとはかけ離れてしまう。
俺の後ろを常に「お兄ちゃん、お兄ちゃん!」と笑顔で追いかけて来るコルネちゃんしか思い浮かばん!
「お背中流してあげるね~」と一緒に風呂に入ったのはいい思い出だ。
そう、あらは初めて魔法を見せた日の事だった…「お兄ちゃん、すっご~~~い!」と驚いた顔のコルネちゃんも可愛かった。
コルネちゃんが初めて純白の創界シスターにメタモルフォーゼした時の、あの喜んだ顔は輝いてたなあ…。
「大河さん? あんたアホですか?」
「藪から棒に、失礼だなサラ! アホとは何だアホとは!」
ぷんぷん! トール君だって怒る時は怒るんだぞ?
「コルネちゃんだって成長するんですよ? もう11歳なんですからね?」
「何を言う! 11歳なら、まだ日本では一緒に銭湯で男湯に入っても辛うじてセーフな年齢だろ!」
「ぶはっ! あんたどこまでロリなんだよ! 一部の都市部では、すでに7歳まで年齢が引き下げられてます!」
「な、なん…だと!? それではコルネちゃんと一緒にお風呂という俺の野望が…はっ! そうだ、家族風呂ならセーフだ!」
そうだ、俺の屋敷の半露天風呂ならOKではないか!
「アウトだよ、このウジ虫が!」
「そうは言うが、合法ロリなドワーフメイドさんやお前だって乱入してきたじゃないか! コルネちゃんがそこに紛れたって、全然分からんはずだ! そうだ、この世界では全てが許されるのだ! そう、これはノーカン! ノーカンなのだ!」
「地下チンチロリンでイカサマを見破られた某班長っぽく主張したって駄目です! あの露天風呂に入れるのは、あんたに身体を許す覚悟のある者だけですから!」
「え、サラ…お前、そんな覚悟してたの?」
「もちろんです、エッヘン!」
「コルネちゃんならともかく…お前だけは丁寧に熨斗つけてお断りいたす!」
こんなのイラン!
「コルネちゃんならともかくって、どういう意味ですか! あんたやっぱりロリコンだよ! シスコンだよ! 変態だよ!」
「ふっ…何とでも言うがいいさ! なせば大抵なんとかなる!」
「あんたは、結城〇奈かー! そっちの勇者は要らんのじゃ! もふりん、警察に通報だ!」
傍でぼへっとしていたもふりんが、急に話を振られて困惑していたが、俺はすかさずこう答えた。
「馬鹿を言え。もふりんも許容範囲なのだから、一緒に風呂に入るに決まっとろうが!」
「ま、ましたーーー! たちゅけてくだちゃーーーい! へんたいさんが、ここにいまちゅーーー!」
「し、真正の変態や! モフリーナ、もふりん連れて逃げてーーー!」
ダンジョン管理室がとてもバタバタした様だが、俺は悪くない!
悪くないよね?
サラとリリアさんに確認したが、問題は無いとお墨付きが出たが…出したのがこいつ等だからな…安心できんのだが。
とにもかくにも、決定したのだ。
元となるサラの予備素体から身長を25cmほど縮め、全体的に精神年齢相応に見える様に調整。
この世界の生物と一線を画す様にするため、妖精達の能力の一部をその身体に植え付けた。
さらに、ごく小規模で近距離にだけシールドを自在に展開出来、短時間ではあるが光学迷彩も発動可能で、エネルギーは周囲から自動的に吸引できるスキームも取り入れた。
実は勘違いしている方も多いかと思うが、この世界に存在しない物というのは、俺が創るまでは存在しなかった物という意味で合って、俺が創造したからと言ってこの世界に存在する物にはならないという事だ。
俺しか創造出来ないんだから、まあ自然発生的にこの世界に存在するはずが無いのは当然だ。
そして、俺が創造出来るのだから、この世界で自然に生まれ出る様な事は、未来永劫あり得ないという証明でもある。
まあ、そうでなければネスの空中立体映像投影装置なんて複製できるはずも無いし、延々とエネルギーの続く限り妖精が生み出される神樹の創造も不可能になる。
まあ、これはあくまでも余談なのだが。
さて、こうして決定した火御華の新ボディーなのだが、あまり高エネルギーを詰め込んだ生体ではまずいわけだし、年齢に応じて成長もしなくてはならないのがネックだ。具体的には俺の想像力が働かないのだ! どうすべ?
「簡単ですよ。コルネリアを思い出して創ればいいんです。ただし中身はあのモニターでお人形さん遊びをしている火御華になりますけどね」
サラの的確かどうか良く分からぬ指摘を受けつつ、創造はしてみたものの…
「駄目だ…いつまでも変わらぬ可愛いコルネちゃんしか思い浮かばん! コルネちゃんは永遠に俺の妹なのだ!」
くっ…俺のイメージが及ばない…イメージが貧困とか言うな!
何てことだ! コルネちゃんを想像すればするほど、創りださねばならぬボディーとはかけ離れてしまう。
俺の後ろを常に「お兄ちゃん、お兄ちゃん!」と笑顔で追いかけて来るコルネちゃんしか思い浮かばん!
「お背中流してあげるね~」と一緒に風呂に入ったのはいい思い出だ。
そう、あらは初めて魔法を見せた日の事だった…「お兄ちゃん、すっご~~~い!」と驚いた顔のコルネちゃんも可愛かった。
コルネちゃんが初めて純白の創界シスターにメタモルフォーゼした時の、あの喜んだ顔は輝いてたなあ…。
「大河さん? あんたアホですか?」
「藪から棒に、失礼だなサラ! アホとは何だアホとは!」
ぷんぷん! トール君だって怒る時は怒るんだぞ?
「コルネちゃんだって成長するんですよ? もう11歳なんですからね?」
「何を言う! 11歳なら、まだ日本では一緒に銭湯で男湯に入っても辛うじてセーフな年齢だろ!」
「ぶはっ! あんたどこまでロリなんだよ! 一部の都市部では、すでに7歳まで年齢が引き下げられてます!」
「な、なん…だと!? それではコルネちゃんと一緒にお風呂という俺の野望が…はっ! そうだ、家族風呂ならセーフだ!」
そうだ、俺の屋敷の半露天風呂ならOKではないか!
「アウトだよ、このウジ虫が!」
「そうは言うが、合法ロリなドワーフメイドさんやお前だって乱入してきたじゃないか! コルネちゃんがそこに紛れたって、全然分からんはずだ! そうだ、この世界では全てが許されるのだ! そう、これはノーカン! ノーカンなのだ!」
「地下チンチロリンでイカサマを見破られた某班長っぽく主張したって駄目です! あの露天風呂に入れるのは、あんたに身体を許す覚悟のある者だけですから!」
「え、サラ…お前、そんな覚悟してたの?」
「もちろんです、エッヘン!」
「コルネちゃんならともかく…お前だけは丁寧に熨斗つけてお断りいたす!」
こんなのイラン!
「コルネちゃんならともかくって、どういう意味ですか! あんたやっぱりロリコンだよ! シスコンだよ! 変態だよ!」
「ふっ…何とでも言うがいいさ! なせば大抵なんとかなる!」
「あんたは、結城〇奈かー! そっちの勇者は要らんのじゃ! もふりん、警察に通報だ!」
傍でぼへっとしていたもふりんが、急に話を振られて困惑していたが、俺はすかさずこう答えた。
「馬鹿を言え。もふりんも許容範囲なのだから、一緒に風呂に入るに決まっとろうが!」
「ま、ましたーーー! たちゅけてくだちゃーーーい! へんたいさんが、ここにいまちゅーーー!」
「し、真正の変態や! モフリーナ、もふりん連れて逃げてーーー!」
ダンジョン管理室がとてもバタバタした様だが、俺は悪くない!
悪くないよね?
2
お気に入りに追加
1,833
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。

死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく

異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。

外れスキル『収納』がSSS級スキル『亜空間』に成長しました~剣撃も魔法もモンスターも収納できます~
春小麦
ファンタジー
——『収納』という、ただバッグに物をたくさん入れられるだけの外れスキル。
冒険者になることを夢見ていたカイル・ファルグレッドは落胆し、冒険者になることを諦めた。
しかし、ある日ゴブリンに襲われたカイルは、無意識に自身の『収納』スキルを覚醒させる。
パンチや蹴りの衝撃、剣撃や魔法、はたまたドラゴンなど、この世のありとあらゆるものを【アイテムボックス】へ『収納』することができるようになる。
そこから郵便屋を辞めて冒険者へと転向し、もはや外れスキルどころかブッ壊れスキルとなった『収納(亜空間)』を駆使して、仲間と共に最強冒険者を目指していく。
成長促進と願望チートで、異世界転生スローライフ?
後藤蓮
ファンタジー
20年生きてきて不幸なことしかなかった青年は、無職となったその日に、女子高生二人を助けた代償として、トラックに轢かれて死んでしまう。
目が覚めたと思ったら、そこは知らない場所。そこでいきなり神様とか名乗る爺さんと出会い、流れで俺は異世界転生することになった。
日本で20年生きた人生は運が悪い人生だった。来世は運が良くて幸せな人生になるといいな..........。
そんな思いを胸に、神様からもらった成長促進と願望というチートスキルを持って青年は異世界転生する。
さて、新しい人生はどんな人生になるのかな?
※ 第11回ファンタジー小説大賞参加してます 。投票よろしくお願いします!
◇◇◇◇◇◇◇◇
お気に入り、感想貰えると作者がとても喜びますので、是非お願いします。
執筆スピードは、ゆるーくまったりとやっていきます。
◇◇◇◇◇◇◇◇
9/3 0時 HOTランキング一位頂きました!ありがとうございます!
9/4 7時 24hランキング人気・ファンタジー部門、一位頂きました!ありがとうございます!

くじ引きで決められた転生者 ~スローライフを楽しんでって言ったのに邪神を討伐してほしいってどゆこと!?~
はなとすず
ファンタジー
僕の名前は高橋 悠真(たかはし ゆうま)
神々がくじ引きで決めた転生者。
「あなたは通り魔に襲われた7歳の女の子を庇い、亡くなりました。我々はその魂の清らかさに惹かれました。あなたはこの先どのような選択をし、どのように生きるのか知りたくなってしまったのです。ですがあなたは地球では消えてしまった存在。ですので異世界へ転生してください。我々はあなたに試練など与える気はありません。どうぞ、スローライフを楽しんで下さい」
って言ったのに!なんで邪神を討伐しないといけなくなったんだろう…
まぁ、早く邪神を討伐して残りの人生はスローライフを楽しめばいいか
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる