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またあいつかよ!
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なんとびっくり、転移してきた子供は全体の70%近かった。
もちろん地球以外の星から来たのも含めてなんだが、本質的に危険なタイプは出来る限り保護せねば。
最年少は、よくわからん星出身の2歳児。
ちなみに最年長は、これまたよくわらん星出身の、あのヨー〇みたいな奴で、なんと897歳…本当にヨ〇ダみたいだな。
こんなの半日だけの猶予でどうにかなるわきゃないだろ! 事前に分かってたら、きっちり最初から保護しとったわ。
現在、もふりんとモフリーナが手分けをして、その保護対象になる可能性の高い転移者には、多数のイノセント型モンスターを配置して、最優先で監視するようにし、もしもの事態が起きない様に配慮してもらっている。
急遽、この管理室で働いているお世話係のスライムやゴブリンと同じタイプを増産して、食料その他生活用品を一式持たせて、現場に向かわせる事にした。
2歳児が魔物倒して食料を得て、自分でダンジョン塔のセーフハウスにたどり着けるわきゃ無いからな。
お世話用のスライムもゴブリンも、出来る限り容姿は漫画チックにカスタマイズさせて、怖がらせない様にする配慮も忘れては駄目だ。
いや、インセクトにイノセントって駄洒落がきいた名前だと思ったが、マジで無垢な子供とか転移してくるとは…イノセント型って名前はある意味正解だったかもしれん。もうこいつらは子供の保護及び監視専用にしてもいいぐらいだ。
もふりんとモフリーナが手分けして、保護対象を特定している間、俺はサラとリリアさんに色々と確認をしていた。
「んで、リリアさん。本当に危険な奴って一体どれぐらいいるんだ?」
色々とサラとかリリアさんが情報を捻じ曲げて俺に報告してる気がするんだよなあ…きっと危険な奴って、数少ない気がする。
「精神的に危険なのは、やっぱり幼児やお年寄りでしょうね。約70%近いです」
うん、それは分かってるよ…現在進行形で最重要保護指定してるから。あれは精神的に見てるのが辛い。それ以外で危険なのを教えてね、リリアさん。
「精神汚染が心配されるのは10%ほどです」
「精神汚染?」
どゆ意味?
「さっき映ったヲタクとか、異常性癖の貴方の様なタイプとかですね」
「誰が異常性癖じゃーー! 鬼畜ドSのド変態のあんたに言われたくないわーー!」
「そうですよ、リリア。大河さんは異常性癖では無く、ムッツリなだけです!」
「誰がムッツリか! サラは黙っとれ!」
俺はごくノーマルだ! いらん疑いの目で見られるだろうが。
「いえ、貴方さっきからモフリーナさんの胸をチラチラ見てますし…たまにもふりんちゃんの生足とかもコソコソ見てますよね? 間違いなくムッツリです!」
断言しやがった!まさか、俺の視線の全てチェックしてたというのか!?
「見られてる本人も気付いてると思いますよ?」
マジで? ばれない様に見てたのに…いや、見てません!
「あの…見たいのでしたら、別に見て頂いても構いませんけれども…」「ますたーとおなじくでし!」
いや、あのね。そう? 見ても良いの? いやいや、見ない…よ?
「大河さん、こう言ってるんですから遠慮せずガン見しちゃってください。ついでに私もOKですよ! ささ、どうぞ!」
そう言ってメイド服のスカートをまくりあげるサラだが、
「お前のはさっき見えたけど、色気もクソも感じなかったから遠慮する」
「何でですかー! この色気ムンムンのサラちゃんを見てクラクラきたでしょうが!」
「いんや、全然。むしろ吐き気がした」
「がびーーーーーーーーーーーーーーーん!」
落ち込んだサラは放っとこう。
「んで、精神的なのはわかったけど、物理的っていうの? この世界に危害を加えそうなのは、どれぐらい居るんだ?」
あらためてリリアさんに確認。
「そうですねぇ…そもそもこの星は地球をベースモデルとして創られてますので、そこから逸脱した存在として考えると、やはり10%程度でしょうか。他種族を遊びで狩ったり、食べたり、繁殖の苗床にするタイプなどですね。それ以外で言えばずば抜けて強力な能力を持ったタイプが10%程でしょうか。さっきの精神汚染に関しては、ほっとけばいいですが10%程。そして超危険生物は1匹ですが存在します」
おいおい…1匹って…
「その超危険生物って?」
「非常に言い難いのですが…別次元・別時間軸の星から来た、恐怖の大王…いやカズムの欠片をその身に宿した、いわばカズムの分体です」
はっ?
「リリアさん、何を言ってるのかな?」
「ですから、別次元・別時間軸から来た、カズムの一部を宿した生物です。貴方様が封印された、あのカズムの…です」
「はーーーーーーー!?」
何で? ちゃんと封印したじゃん? 局長さんも、宇宙の果ての多重ブラックホールにポイッてしたって言ってたじゃん!
「あのですね、大河さん。この星の時間にして130億年程先の、全く別の次元の時間軸から飛んで来たみたいなんです」
他の次元の遥か未来から、
「また、あいつかよーーーーーー!」
もちろん地球以外の星から来たのも含めてなんだが、本質的に危険なタイプは出来る限り保護せねば。
最年少は、よくわからん星出身の2歳児。
ちなみに最年長は、これまたよくわらん星出身の、あのヨー〇みたいな奴で、なんと897歳…本当にヨ〇ダみたいだな。
こんなの半日だけの猶予でどうにかなるわきゃないだろ! 事前に分かってたら、きっちり最初から保護しとったわ。
現在、もふりんとモフリーナが手分けをして、その保護対象になる可能性の高い転移者には、多数のイノセント型モンスターを配置して、最優先で監視するようにし、もしもの事態が起きない様に配慮してもらっている。
急遽、この管理室で働いているお世話係のスライムやゴブリンと同じタイプを増産して、食料その他生活用品を一式持たせて、現場に向かわせる事にした。
2歳児が魔物倒して食料を得て、自分でダンジョン塔のセーフハウスにたどり着けるわきゃ無いからな。
お世話用のスライムもゴブリンも、出来る限り容姿は漫画チックにカスタマイズさせて、怖がらせない様にする配慮も忘れては駄目だ。
いや、インセクトにイノセントって駄洒落がきいた名前だと思ったが、マジで無垢な子供とか転移してくるとは…イノセント型って名前はある意味正解だったかもしれん。もうこいつらは子供の保護及び監視専用にしてもいいぐらいだ。
もふりんとモフリーナが手分けして、保護対象を特定している間、俺はサラとリリアさんに色々と確認をしていた。
「んで、リリアさん。本当に危険な奴って一体どれぐらいいるんだ?」
色々とサラとかリリアさんが情報を捻じ曲げて俺に報告してる気がするんだよなあ…きっと危険な奴って、数少ない気がする。
「精神的に危険なのは、やっぱり幼児やお年寄りでしょうね。約70%近いです」
うん、それは分かってるよ…現在進行形で最重要保護指定してるから。あれは精神的に見てるのが辛い。それ以外で危険なのを教えてね、リリアさん。
「精神汚染が心配されるのは10%ほどです」
「精神汚染?」
どゆ意味?
「さっき映ったヲタクとか、異常性癖の貴方の様なタイプとかですね」
「誰が異常性癖じゃーー! 鬼畜ドSのド変態のあんたに言われたくないわーー!」
「そうですよ、リリア。大河さんは異常性癖では無く、ムッツリなだけです!」
「誰がムッツリか! サラは黙っとれ!」
俺はごくノーマルだ! いらん疑いの目で見られるだろうが。
「いえ、貴方さっきからモフリーナさんの胸をチラチラ見てますし…たまにもふりんちゃんの生足とかもコソコソ見てますよね? 間違いなくムッツリです!」
断言しやがった!まさか、俺の視線の全てチェックしてたというのか!?
「見られてる本人も気付いてると思いますよ?」
マジで? ばれない様に見てたのに…いや、見てません!
「あの…見たいのでしたら、別に見て頂いても構いませんけれども…」「ますたーとおなじくでし!」
いや、あのね。そう? 見ても良いの? いやいや、見ない…よ?
「大河さん、こう言ってるんですから遠慮せずガン見しちゃってください。ついでに私もOKですよ! ささ、どうぞ!」
そう言ってメイド服のスカートをまくりあげるサラだが、
「お前のはさっき見えたけど、色気もクソも感じなかったから遠慮する」
「何でですかー! この色気ムンムンのサラちゃんを見てクラクラきたでしょうが!」
「いんや、全然。むしろ吐き気がした」
「がびーーーーーーーーーーーーーーーん!」
落ち込んだサラは放っとこう。
「んで、精神的なのはわかったけど、物理的っていうの? この世界に危害を加えそうなのは、どれぐらい居るんだ?」
あらためてリリアさんに確認。
「そうですねぇ…そもそもこの星は地球をベースモデルとして創られてますので、そこから逸脱した存在として考えると、やはり10%程度でしょうか。他種族を遊びで狩ったり、食べたり、繁殖の苗床にするタイプなどですね。それ以外で言えばずば抜けて強力な能力を持ったタイプが10%程でしょうか。さっきの精神汚染に関しては、ほっとけばいいですが10%程。そして超危険生物は1匹ですが存在します」
おいおい…1匹って…
「その超危険生物って?」
「非常に言い難いのですが…別次元・別時間軸の星から来た、恐怖の大王…いやカズムの欠片をその身に宿した、いわばカズムの分体です」
はっ?
「リリアさん、何を言ってるのかな?」
「ですから、別次元・別時間軸から来た、カズムの一部を宿した生物です。貴方様が封印された、あのカズムの…です」
「はーーーーーーー!?」
何で? ちゃんと封印したじゃん? 局長さんも、宇宙の果ての多重ブラックホールにポイッてしたって言ってたじゃん!
「あのですね、大河さん。この星の時間にして130億年程先の、全く別の次元の時間軸から飛んで来たみたいなんです」
他の次元の遥か未来から、
「また、あいつかよーーーーーー!」
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