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せくはた?
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本日はダンジョンの見学ツアーの日。
ホワイト・オルター号の前に集まったのは、俺と嫁~ずとユズユズ、ブレンダーにクイーン。あと、案内役として、もふりん。
「それじゃ、今日は案内よろしくね」
「あい!」
元気よく手を上げて返事をしてくれたのは、この巨大な新大陸丸ごとダンジョンの副管理人。
名前は、もふりーな君。促成栽培のため、まだ生後2ヶ月弱。でも見た目は幼稚園児。
第9番ダンジョンの管理人であるモフリーナの遺伝子情報を加工して創られた、ハイブリッド・クローンである。
もふりんの特筆すべき能力は、モフリーナとの完全なるシンクロが出来る事と、超高性能な算術演算能力。
これにより、この広大なダンジョンの隅から隅までを管理する事が出来、なお且つ魔物の最適なカスタムなども自在に行う。
見た目はただのケモ耳幼児だが、その実とってもすごいケモ耳幼児なのだ!
うん、すごいぞ! えらいぞ! なので、撫でて進ぜよう~! ほれ、こっちゃこい…その猫耳をクニクニさせるのだ!
思わずピコピコ動く、その愛らしい猫耳に手を伸ばすと、パシッ! と、ユズカに手をはたかれた。
「伯爵さま、それ以上はセクハラです! もふりんちゃん、今後は『せくはらです!』と言って、ちゃんと断る様に」
「えっと…せくはた? でも、ますたーから、トールヴァルドさまのいうことはききなちゃいって…」
さすがモフリーナ! 良く分かってるじゃないか。
「そうだぞ、ユズカ。俺は決してやましい気持ちなどないんだからな。セクハラとは心外だぞ」
胸をはってそう言ってみたのだが、
「その顔がアウトです!」
おい、ユズカ!
「トール様、表情が」
は? さわやかな笑顔だろ、メリル。
「目つきが嫌らしいです」
え、この純粋な澄んだ瞳がどうかしたか、ミルシェ?
「…トールさまのエッチ…」
何を言いだすんだ、ミレーラ!
「手の動きが卑猥ですね」
マチルダ、俺の手の動きのどこが卑猥だというのだ!
「はっはっは、旦那様はまだまだ元気だな! 今夜も全員でオールですか?」
イネス…ごめんなさい。全員でオールは勘弁してください。
「伯爵様、YES ロリータ!、NO タッチ! …ですよ?」
ユズキ君…君まで何を言いだすんだ! 君だってなでなでしたいだろう? え、ユズカに殺される? そか。
何だよ何だよ! 全員で寄って集って俺を虐めやがって! いいじゃないか、可愛いもふりんを愛でたいだけなのに…
「幼子が好きなのでしたら、さっさと子供を作ればいいじゃないですか、伯爵様」
「ユズカよ、それは違う! 自分の子供ではないから良いんじゃないか!」
「完璧に変態だ…アホだ…奥様方! 欲求不満らしいので、もっと夜の夫婦生活を頑張ってください!」
ユズカ、いらん事をいうな! 見ろ、嫁~ずがヤル気になってるじゃねーか! しかも半端なく!
ヤルの文字が必殺と置き換えられてても、俺は間違いじゃない気がする…今夜、俺は死ぬかもしれない…
「えっと…せくはたはどうでもいいでちゅから、いきまちぇんか?」
そうだった! 今日はダンジョンの見学だった!
「き、気を取り直して、ダンジョン見学ツアーに出発しよう!」
何故か皆の冷たい視線がグサグサ突き刺さってくる…
もふりんが最初に案内してくれたのは、この前代未聞の超巨大ダンジョンを集中管理するお部屋。
元は直径数百メートルもあっただだっ広い空間だったのだが、良く分からない機械的な物が所狭しと並べられ、ふりんやモフリーナをお手伝いするためのスライムやゴブリンがたくさん走り回っている。
「ここで、まものをつくってるでち。このへやのまんなかに、だんじょんこあにぎそうした、おっきなすいしょうがありまちゅ」
ほむほむ…俺のエネルギーを溜めてる水晶だな?
モフリーナが何処からともなく持ってきた、一軒家ほどもある巨大な奴だよな。
あれにエネルギー充填するの、結構大変だったよ。
「すいしょうへのえねるぎーじゅうてんは、ほんぶでもできまちゅ」
本部ってのは、きっとアルテアン領のダンジョンの事だな? ってことは、もしも足りなくなったら、あっちで充填できるのか。
なるほどなあ…なかなか良く考えられてるな…って、頷いてて気が付いた。俺が真面目に、幼女の説明を聞いているというのに、嫁~ずとユズカは、ぽよぽよのスライムを抱っこしたり、一生懸命働くゴブリン捕まえて遊んで癒されてた。
もしかして退屈なのか? ダンジョン見学って、もしかしてダンジョンで暴れる事だと思ってたのか?
ああ、もう分ったよ! きちんと設備とか確認しようと思ったけど、みんなのご希望のツアーを先に行くぞ!
「もふりん。悪いけど、どこか適当な階層で、みんなを魔物と遊ばせてやってくれ」
「あい、だいじょうぶでち! ちょっと、はごごたえあるかいそうをよういちてまちゅ!」
さすが、もふりん! 出来る幼児だ。やっぱり頭なでなで…いや、抱きしめてあげよう!
「はっ! きけんなけはいがちまちゅ! ゆずかさんにおちらせちなければ!」
それだけはヤメてーーーー!
ホワイト・オルター号の前に集まったのは、俺と嫁~ずとユズユズ、ブレンダーにクイーン。あと、案内役として、もふりん。
「それじゃ、今日は案内よろしくね」
「あい!」
元気よく手を上げて返事をしてくれたのは、この巨大な新大陸丸ごとダンジョンの副管理人。
名前は、もふりーな君。促成栽培のため、まだ生後2ヶ月弱。でも見た目は幼稚園児。
第9番ダンジョンの管理人であるモフリーナの遺伝子情報を加工して創られた、ハイブリッド・クローンである。
もふりんの特筆すべき能力は、モフリーナとの完全なるシンクロが出来る事と、超高性能な算術演算能力。
これにより、この広大なダンジョンの隅から隅までを管理する事が出来、なお且つ魔物の最適なカスタムなども自在に行う。
見た目はただのケモ耳幼児だが、その実とってもすごいケモ耳幼児なのだ!
うん、すごいぞ! えらいぞ! なので、撫でて進ぜよう~! ほれ、こっちゃこい…その猫耳をクニクニさせるのだ!
思わずピコピコ動く、その愛らしい猫耳に手を伸ばすと、パシッ! と、ユズカに手をはたかれた。
「伯爵さま、それ以上はセクハラです! もふりんちゃん、今後は『せくはらです!』と言って、ちゃんと断る様に」
「えっと…せくはた? でも、ますたーから、トールヴァルドさまのいうことはききなちゃいって…」
さすがモフリーナ! 良く分かってるじゃないか。
「そうだぞ、ユズカ。俺は決してやましい気持ちなどないんだからな。セクハラとは心外だぞ」
胸をはってそう言ってみたのだが、
「その顔がアウトです!」
おい、ユズカ!
「トール様、表情が」
は? さわやかな笑顔だろ、メリル。
「目つきが嫌らしいです」
え、この純粋な澄んだ瞳がどうかしたか、ミルシェ?
「…トールさまのエッチ…」
何を言いだすんだ、ミレーラ!
「手の動きが卑猥ですね」
マチルダ、俺の手の動きのどこが卑猥だというのだ!
「はっはっは、旦那様はまだまだ元気だな! 今夜も全員でオールですか?」
イネス…ごめんなさい。全員でオールは勘弁してください。
「伯爵様、YES ロリータ!、NO タッチ! …ですよ?」
ユズキ君…君まで何を言いだすんだ! 君だってなでなでしたいだろう? え、ユズカに殺される? そか。
何だよ何だよ! 全員で寄って集って俺を虐めやがって! いいじゃないか、可愛いもふりんを愛でたいだけなのに…
「幼子が好きなのでしたら、さっさと子供を作ればいいじゃないですか、伯爵様」
「ユズカよ、それは違う! 自分の子供ではないから良いんじゃないか!」
「完璧に変態だ…アホだ…奥様方! 欲求不満らしいので、もっと夜の夫婦生活を頑張ってください!」
ユズカ、いらん事をいうな! 見ろ、嫁~ずがヤル気になってるじゃねーか! しかも半端なく!
ヤルの文字が必殺と置き換えられてても、俺は間違いじゃない気がする…今夜、俺は死ぬかもしれない…
「えっと…せくはたはどうでもいいでちゅから、いきまちぇんか?」
そうだった! 今日はダンジョンの見学だった!
「き、気を取り直して、ダンジョン見学ツアーに出発しよう!」
何故か皆の冷たい視線がグサグサ突き刺さってくる…
もふりんが最初に案内してくれたのは、この前代未聞の超巨大ダンジョンを集中管理するお部屋。
元は直径数百メートルもあっただだっ広い空間だったのだが、良く分からない機械的な物が所狭しと並べられ、ふりんやモフリーナをお手伝いするためのスライムやゴブリンがたくさん走り回っている。
「ここで、まものをつくってるでち。このへやのまんなかに、だんじょんこあにぎそうした、おっきなすいしょうがありまちゅ」
ほむほむ…俺のエネルギーを溜めてる水晶だな?
モフリーナが何処からともなく持ってきた、一軒家ほどもある巨大な奴だよな。
あれにエネルギー充填するの、結構大変だったよ。
「すいしょうへのえねるぎーじゅうてんは、ほんぶでもできまちゅ」
本部ってのは、きっとアルテアン領のダンジョンの事だな? ってことは、もしも足りなくなったら、あっちで充填できるのか。
なるほどなあ…なかなか良く考えられてるな…って、頷いてて気が付いた。俺が真面目に、幼女の説明を聞いているというのに、嫁~ずとユズカは、ぽよぽよのスライムを抱っこしたり、一生懸命働くゴブリン捕まえて遊んで癒されてた。
もしかして退屈なのか? ダンジョン見学って、もしかしてダンジョンで暴れる事だと思ってたのか?
ああ、もう分ったよ! きちんと設備とか確認しようと思ったけど、みんなのご希望のツアーを先に行くぞ!
「もふりん。悪いけど、どこか適当な階層で、みんなを魔物と遊ばせてやってくれ」
「あい、だいじょうぶでち! ちょっと、はごごたえあるかいそうをよういちてまちゅ!」
さすが、もふりん! 出来る幼児だ。やっぱり頭なでなで…いや、抱きしめてあげよう!
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