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俺は決心したのだ!
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あの恐怖の大王戦から、もうじき3カ月。
父さんの領地へと流れ着いた難民…もとい、今では陛下公認の移住者たちは順調に仕事につき、あの精霊建設さん謹製の地下都市から、徐々に地上での生活へと移行していった。
父さんの領地は元々王国の端っこ(今では俺の領地が最果てだが…)だっただけに、まだまだ広大な森林などの未開拓の地が存在していた。
そこを現在はガンガン開拓しまくって、村というよりも新たな街を建設中だ。
何度か精霊建設さんへの仕事依頼があったのだが、もう精霊さん達にとって、森を切り開き、用水路を造り、耕作地の整備などお茶の子さいさいなので、俺にとっても負担にならない。
精霊さんという稀有な存在とコミュニケーションを取る事が出来、従えているわけではないが、色々とお願いを聞いてもらう事できる者など、この世界では御礼が見た事が無い…いや、コルネちゃんも少しだけコミュニケーション取れるけど…。
兎に角、精霊さん達にお仕事をお願いできる俺も、またこの世界では稀有な存在であり、精霊さんを見て感じる事が出来ない一般ぴーぽーには、俺が途轍もない魔法使いに見える事だろう。
これもある意味ではチートだと思う。
精霊さん無くして、アルテアンの発展は無かっただろう。
ちなみに、ガチャ玉に関しては、有っても無くても大してこの発展には関係なかったかもしれない。
元々、転生時に『粗品をつけちゃうよ~!』なんて、軽いノリでくれた物だしね。
おまけのサラがちと面倒くさくてウザいけど、知識は微妙に役立つ物を持ってるから…やっぱ、オマケなんだろうな。
さて、この3カ月の間、ずっとあの大陸創造用のアイテムに関して考えていた。
嘘か真かわからんのだが、この大陸では、近い未来に生物の生存圏が不足して、緩やかに衰退する的な事を言われちゃったんだよな。
真だとしたら、何とかしなくてはいけないと思うのだが…嘘の可能性が無い訳では無い。
だって、我が家の領地ですら、まだまだ開拓する余地があり、おそらく十万人程度ならば生活出来る。
まあ、農業・工業や各種の資源に関して、結構甘い予測かもしれないけど、それでも現在の父さんの領地の人口から考えても、3倍までは可能だと思われる。
俺の様に効率的な開拓要員が居ない他の土地であっても、頑張れば倍は行けるはずだ。
はたして管理局長の言葉を信じていいのかどうかの結論は、こうした日々の人々の営みを見れば見る程判断できなくなる。
なので…俺は、思いっきりはっちゃける事にしたのだ!
この世界では船はあれど、長期間の外洋航海に耐える船は無い。
簡単に言えば、小型~中型の帆船しかない。せいぜい往復2~3日の漁に出れる程度の船だ。つまり、誰もこの大陸以外の土地を知らないのだ。
いや、外洋航海できても、元々この大陸以外に陸地は無いんだけど…
まあ、それはおいといて。
折角、俺の領地には海があるんだから、大型船の建造を行おうと思う。
我がグーダイド王国の外周は、1/3程度が海に面している…らしい。
だが、不思議な事に、ほとんどの場所で、海へは結構深い森を数日進まなくてはたどり着けないという。
一部、海への道がある所もあるそうだが、その先…つまり海には漁港があるだけ。
まあ、元々グーダイド王国は他国とあんまり交流が無いし、そもそも海運に耐えれるほど大きな船も無いので、この辺は仕方ないと思う。
他国から船が貿易のためにやって来る事すら無いらしいので、他国も似た様な状況なんだろう。
んでだ、この漁港をハブ港にしてしまおうと思う。
俺の領地は、幸いにも海まで行く事が出来る。
しかも他領のスパイとかも入り込む事が出来ない、強固な結界と深い森の先にある海だ。
ここでこっそりと超大型船を建造するつもりだ。それも最新式の、呪術式蒸気機関を搭載した、外輪船にしちゃうのだ!
ま、建造には結構なお時間がかかるはずなので、その間に大陸を創造する。
そう、俺は決心したのだ! 新たな大陸を創るのだ!
ふっふっふ…これを機に、他国と交流をもって、船を売り込んだりすれば…
いや、事前に港の権利を買い漁っておけば、またウハウハな儲けが! こりゃ笑いが止まらんぞい!
「ねえねえ、メリル…トール様が、下衆い顔してるけど…」
「あれはきっと、碌でも無い悪だくみをしてる時の顔ですわね、ミルシェ…」
「まあまあ、2人共。私が思いますに、あれはあと2ヶ月後にせまった結婚式と初夜の事を考えてる顔だと推測します!」
「「え!? サラ、それは本当なの??」」
「いえ、何となく思いついたまま言っただけですが…」
「そ、それなら…エステで更に磨きを掛けなければ…ミルシェ、行きますわよ!」
「はい!」
ん? なんかメリルとミルシェが飛び出していったけど…はて?
父さんの領地へと流れ着いた難民…もとい、今では陛下公認の移住者たちは順調に仕事につき、あの精霊建設さん謹製の地下都市から、徐々に地上での生活へと移行していった。
父さんの領地は元々王国の端っこ(今では俺の領地が最果てだが…)だっただけに、まだまだ広大な森林などの未開拓の地が存在していた。
そこを現在はガンガン開拓しまくって、村というよりも新たな街を建設中だ。
何度か精霊建設さんへの仕事依頼があったのだが、もう精霊さん達にとって、森を切り開き、用水路を造り、耕作地の整備などお茶の子さいさいなので、俺にとっても負担にならない。
精霊さんという稀有な存在とコミュニケーションを取る事が出来、従えているわけではないが、色々とお願いを聞いてもらう事できる者など、この世界では御礼が見た事が無い…いや、コルネちゃんも少しだけコミュニケーション取れるけど…。
兎に角、精霊さん達にお仕事をお願いできる俺も、またこの世界では稀有な存在であり、精霊さんを見て感じる事が出来ない一般ぴーぽーには、俺が途轍もない魔法使いに見える事だろう。
これもある意味ではチートだと思う。
精霊さん無くして、アルテアンの発展は無かっただろう。
ちなみに、ガチャ玉に関しては、有っても無くても大してこの発展には関係なかったかもしれない。
元々、転生時に『粗品をつけちゃうよ~!』なんて、軽いノリでくれた物だしね。
おまけのサラがちと面倒くさくてウザいけど、知識は微妙に役立つ物を持ってるから…やっぱ、オマケなんだろうな。
さて、この3カ月の間、ずっとあの大陸創造用のアイテムに関して考えていた。
嘘か真かわからんのだが、この大陸では、近い未来に生物の生存圏が不足して、緩やかに衰退する的な事を言われちゃったんだよな。
真だとしたら、何とかしなくてはいけないと思うのだが…嘘の可能性が無い訳では無い。
だって、我が家の領地ですら、まだまだ開拓する余地があり、おそらく十万人程度ならば生活出来る。
まあ、農業・工業や各種の資源に関して、結構甘い予測かもしれないけど、それでも現在の父さんの領地の人口から考えても、3倍までは可能だと思われる。
俺の様に効率的な開拓要員が居ない他の土地であっても、頑張れば倍は行けるはずだ。
はたして管理局長の言葉を信じていいのかどうかの結論は、こうした日々の人々の営みを見れば見る程判断できなくなる。
なので…俺は、思いっきりはっちゃける事にしたのだ!
この世界では船はあれど、長期間の外洋航海に耐える船は無い。
簡単に言えば、小型~中型の帆船しかない。せいぜい往復2~3日の漁に出れる程度の船だ。つまり、誰もこの大陸以外の土地を知らないのだ。
いや、外洋航海できても、元々この大陸以外に陸地は無いんだけど…
まあ、それはおいといて。
折角、俺の領地には海があるんだから、大型船の建造を行おうと思う。
我がグーダイド王国の外周は、1/3程度が海に面している…らしい。
だが、不思議な事に、ほとんどの場所で、海へは結構深い森を数日進まなくてはたどり着けないという。
一部、海への道がある所もあるそうだが、その先…つまり海には漁港があるだけ。
まあ、元々グーダイド王国は他国とあんまり交流が無いし、そもそも海運に耐えれるほど大きな船も無いので、この辺は仕方ないと思う。
他国から船が貿易のためにやって来る事すら無いらしいので、他国も似た様な状況なんだろう。
んでだ、この漁港をハブ港にしてしまおうと思う。
俺の領地は、幸いにも海まで行く事が出来る。
しかも他領のスパイとかも入り込む事が出来ない、強固な結界と深い森の先にある海だ。
ここでこっそりと超大型船を建造するつもりだ。それも最新式の、呪術式蒸気機関を搭載した、外輪船にしちゃうのだ!
ま、建造には結構なお時間がかかるはずなので、その間に大陸を創造する。
そう、俺は決心したのだ! 新たな大陸を創るのだ!
ふっふっふ…これを機に、他国と交流をもって、船を売り込んだりすれば…
いや、事前に港の権利を買い漁っておけば、またウハウハな儲けが! こりゃ笑いが止まらんぞい!
「ねえねえ、メリル…トール様が、下衆い顔してるけど…」
「あれはきっと、碌でも無い悪だくみをしてる時の顔ですわね、ミルシェ…」
「まあまあ、2人共。私が思いますに、あれはあと2ヶ月後にせまった結婚式と初夜の事を考えてる顔だと推測します!」
「「え!? サラ、それは本当なの??」」
「いえ、何となく思いついたまま言っただけですが…」
「そ、それなら…エステで更に磨きを掛けなければ…ミルシェ、行きますわよ!」
「はい!」
ん? なんかメリルとミルシェが飛び出していったけど…はて?
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