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不思議ちゃんの処遇
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よし! あの不思議ちゃんは、べダムさん預けとしよう!
『マスター…いつもの如く、問題は他人に丸投げですか?』
失礼な! この問題は、非常に繊細なのだよ!
『大河さん、どの辺が繊細なんでしょう?』
色々とだよ。
『なるほど、色々と繊細なのですか…さすがはマスターです。私には理解できませんが』
ぐっ…そう真面目に返されると辛い。
いやな、教会の責任者にしとけとか母さん言ってたろ?
『ええ、確かに』
そうなると、教会を設立することになってるアーテリオス神国に一言必要じゃん。
『そりゃそうですが、大河さんはどんな一言を?』
クッソ…今日は、やけに二人してグイグイくるな…
まず、第一に本当に教会を設立していいのか。第二に場所、第三に布教活動が可能かどうか…かな。
『『なるほど』』
そのうえで、責任者をあのポリンとして紹介していいのかどうか。
『『いいんじゃないですか?』』
まあ、結局のところ…誰でもいいんだろうけど…
『いい案を思いつきましたよ、大河さん! これなら八方丸く収まります!』
うむ、あまりサラには期待出来ないが、取敢えず言うだけ言ってみろ。
『むぅ、酷い言われようです! この有能なサラちゃんの案を聞いてびっくりたまげるが良いです!』
いいから、さっさと言え!
『あの不思議天然電波受信中娘には、月神教会の責任者になってもらいます』
ふむふむ。それで?
『べダムさんには、神の花嫁として選ばれた少女として紹介します』
ほっほ~!
『彼女にも、神様の花嫁として選ばれたから、この先は教会で神様に尽くしなさいと…』
却下! ってか、不可能だ。
『何でですか! これで奥様の要望もかなえられて万々歳ではないですか』
あのな、サラ。月神はキツネ耳ロリっ子なんだぞ?
『そうですよ?』
設定では女神だ。
『そうですねえ』
女神に花嫁?
『あ!』
お前、アホだろ?
『がっくし…いい案だと思ったのに…』
いや、方向性は良いと思うぞ。コルネちゃん方式で行けばいい。
『マスター、コルネリア様方式とは?』
うん? ナディアが一番よくわかってるだろう?
『もしかして、月神の巫女として指名ですか』
その通り! これで神殿に縛り付けられるから、俺との結婚話なんて消滅決定万事解決だな。
『なるほど、いい案ですが…マスター、一つお聞きしたいのですが』
なんじゃらほい?
『コルネリア様も、ネスに一生巫女として縛り付けるつもりですか?』
そりゃ、巫女だからな。結婚なんて絶対に認めん! コルネちゃんは俺のものだ!
『『それはやりすぎでは?』』
何を言う! 地上に舞い降りた純白の天使コルネちゃんは、誰にもやらん!
『『このシスコンが!』』
煩い煩い! 例え神々を敵に回そうとも、コルネちゃんの純潔を俺は守る!
『『奥様が敵に回ったら?』』
…出来る限り頑張って守る…
『『よっわ!』』
お前ら、我が家のラスボスを舐めてはいけない…アレだけは怒らせてはいけない。
俺も命が惜しいんだ…弱い兄ちゃんでごめんな、コルネちゃん。
『『いざというときは、奥様から言ってもらえば良いということですね』』
クッ…それを止めるには、命を懸ける必要があるのか…
『アホや、アホがここにいる!』『マスター。普通に恋愛させてあげればいいだけでは?』
…………。
兎に角、あの不思議ちゃんは、一応べダムさんと相談もするが、月神様の巫女として生涯を月神様に尽くす役割を押し付けちまえって方針で決定した。
母さんの要望にも応えられ、不思議ちゃんを俺から離すこともでき、婚約者~ずの怒りも、全部ま~るく収まるってもんだ。
まあ、教育はきっちりとした教会関係者に任せた方がいいだろうから、アーテリオスの太陽神の教会に2、3年放り込んで厳しく調…躾けてもらおう。
さて、あとはあの不思議ちゃんをどうやって説得すっかね。
『案外、あっさり受け入れるかもしれませんよ、マスター』
そうかなあ? そうかも…なんせ不思議ちゃんだし…
『マスター…いつもの如く、問題は他人に丸投げですか?』
失礼な! この問題は、非常に繊細なのだよ!
『大河さん、どの辺が繊細なんでしょう?』
色々とだよ。
『なるほど、色々と繊細なのですか…さすがはマスターです。私には理解できませんが』
ぐっ…そう真面目に返されると辛い。
いやな、教会の責任者にしとけとか母さん言ってたろ?
『ええ、確かに』
そうなると、教会を設立することになってるアーテリオス神国に一言必要じゃん。
『そりゃそうですが、大河さんはどんな一言を?』
クッソ…今日は、やけに二人してグイグイくるな…
まず、第一に本当に教会を設立していいのか。第二に場所、第三に布教活動が可能かどうか…かな。
『『なるほど』』
そのうえで、責任者をあのポリンとして紹介していいのかどうか。
『『いいんじゃないですか?』』
まあ、結局のところ…誰でもいいんだろうけど…
『いい案を思いつきましたよ、大河さん! これなら八方丸く収まります!』
うむ、あまりサラには期待出来ないが、取敢えず言うだけ言ってみろ。
『むぅ、酷い言われようです! この有能なサラちゃんの案を聞いてびっくりたまげるが良いです!』
いいから、さっさと言え!
『あの不思議天然電波受信中娘には、月神教会の責任者になってもらいます』
ふむふむ。それで?
『べダムさんには、神の花嫁として選ばれた少女として紹介します』
ほっほ~!
『彼女にも、神様の花嫁として選ばれたから、この先は教会で神様に尽くしなさいと…』
却下! ってか、不可能だ。
『何でですか! これで奥様の要望もかなえられて万々歳ではないですか』
あのな、サラ。月神はキツネ耳ロリっ子なんだぞ?
『そうですよ?』
設定では女神だ。
『そうですねえ』
女神に花嫁?
『あ!』
お前、アホだろ?
『がっくし…いい案だと思ったのに…』
いや、方向性は良いと思うぞ。コルネちゃん方式で行けばいい。
『マスター、コルネリア様方式とは?』
うん? ナディアが一番よくわかってるだろう?
『もしかして、月神の巫女として指名ですか』
その通り! これで神殿に縛り付けられるから、俺との結婚話なんて消滅決定万事解決だな。
『なるほど、いい案ですが…マスター、一つお聞きしたいのですが』
なんじゃらほい?
『コルネリア様も、ネスに一生巫女として縛り付けるつもりですか?』
そりゃ、巫女だからな。結婚なんて絶対に認めん! コルネちゃんは俺のものだ!
『『それはやりすぎでは?』』
何を言う! 地上に舞い降りた純白の天使コルネちゃんは、誰にもやらん!
『『このシスコンが!』』
煩い煩い! 例え神々を敵に回そうとも、コルネちゃんの純潔を俺は守る!
『『奥様が敵に回ったら?』』
…出来る限り頑張って守る…
『『よっわ!』』
お前ら、我が家のラスボスを舐めてはいけない…アレだけは怒らせてはいけない。
俺も命が惜しいんだ…弱い兄ちゃんでごめんな、コルネちゃん。
『『いざというときは、奥様から言ってもらえば良いということですね』』
クッ…それを止めるには、命を懸ける必要があるのか…
『アホや、アホがここにいる!』『マスター。普通に恋愛させてあげればいいだけでは?』
…………。
兎に角、あの不思議ちゃんは、一応べダムさんと相談もするが、月神様の巫女として生涯を月神様に尽くす役割を押し付けちまえって方針で決定した。
母さんの要望にも応えられ、不思議ちゃんを俺から離すこともでき、婚約者~ずの怒りも、全部ま~るく収まるってもんだ。
まあ、教育はきっちりとした教会関係者に任せた方がいいだろうから、アーテリオスの太陽神の教会に2、3年放り込んで厳しく調…躾けてもらおう。
さて、あとはあの不思議ちゃんをどうやって説得すっかね。
『案外、あっさり受け入れるかもしれませんよ、マスター』
そうかなあ? そうかも…なんせ不思議ちゃんだし…
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