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あれは都市伝説だぞ?
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そんなこんなで、俺の小さな野望は潰えた。
格好よくギターをかき鳴らしながら敵の前に登場するという野望は…
なぜかユズキのギターと俺のペットでのセッションが荒野に鳴り響いたのだが、聴衆は我が家の面々だけだった…寂しい…。
所詮、俺の新装備の威力なんて、こんなもんさ。
「でも、何でギターもトランペットも白色なんですか?」
「ユズキよ…それは穢れ無き聖なるネス様を象徴している色だからなのだよ」
「きっとトランペットは光り輝く太陽電池のボディーを持ったイチローで、ギターは早川っていうさすらいの私立探偵の影響だと思うわ! 間違いない!」
ユズカ…お前、何でそんなに詳しいんだよ…
「もしくは白いギターを景品にした某TVのジョッキーの奇人変人で憧れたかよね!」
詳しすぎるだろ!
「あの…ユズカ、そのぼうてれびのじょっきーって何でしょう? 奇人変人にトール様が憧れたという事なのでしょうか?」
「違うのよ、王女様。色んな特技とか芸を持った人たちがそれを披露して、審査員の厳しい審査の結果、優勝した人が景品として貰える催し物なのよ」
「奇人とか変人ですか…?」
「そうそう、ミレーラさんは、黒くてカサカサ暗がりで動くGを知ってるでしょう?」
「え、まさか…あの黒い悪魔の事ですか?」
「そうそう! あれを生きたまま飲み込むやつとか…」
「ユズカ殿、それは嘘であろう?」
イネスよ…マジなんだよ…
「本当よ!」
「そ、そんな事をして病気になったりとかはしなかったのでしょうか?」
「良い所に気が付いたわね、マチルダさん! 実は、この話にはとんでもない後日談があって…」
おい、ユズカよ…まさかアレを話す気か?
「食べた男の人は死んじゃったらしいの。実は食べた黒い奴が卵を持ってて、お腹の中で卵が孵化して、小さな黒い奴がお腹の中で暴れ回って…」
『きゃーーーーーーーーーー!!!!』
婚約者~ずだけでなく、ナディアに天鬼族にコルネちゃんに母さん…ありゃ、父さんまで真っ青になってるぞ。
「いや、みんな…それは嘘だからね? 死んでないから」
ちゃんとフォローしとかないと。
「トールちゃん…でも、食べた人はいるんでしょ?」
「う、うん…まあ、居たけど…」
『ぎゃーーーーーーーーーー!!!!』
あたらめて想像したのか、この砂と岩しかない盆地に、我が家の絶叫大合唱が響き渡った。
なんか、あの番組出されると白いギターの価値が、途端に下がってしまった気がする…
もう、憧れが遠くに去って行ってしまったよ。ユズキにそれあげる…
色々と有耶無耶になったのを幸いに、俺は船室に戻りました。
いや、見晴らしのいい場所だから、見つからないわけはもちろん無いのだが、
「この地の責任者が集まった時、またネス様や太陽神様、月神様に降臨していただくため、心静かに瞑想をする」
って言ったから、俺が船室に引きこもっても誰も文句は言わなかった。ただベッドで惰眠を貪っていただけなのだが。
もちろん独りになどさせては貰えず、時間と順番が決まっているのかよく分からなかったが、俺のベッドの横には誰かが必ず添い寝をしに来ていた。
いや、まだ昼寝だからいいけどさ、恥じらいってものは無いのか?
これも婚約者~ずだけでなく、ナディアと天鬼族も順番にやって来ては添い寝する。
まあ、皆が満足気だったし、瞑想(という名目の昼寝)中だったので、無駄にくっついたりちょっかい掛けてこない様に念押ししてたので許可したんだけど…ちなみに部屋の扉は開放状態でとの女性陣からの要望があったので、開け放ってましたけどね。
なぜか最も添い寝したいコルネちゃんは、一度たりとも来てくれなかった…無念。
あ、ちなみにサラは断固拒否いたしました。
こんなお馬鹿なあれやそれを、この地の責任者が集まるまでの数日間していた俺達であった。
格好よくギターをかき鳴らしながら敵の前に登場するという野望は…
なぜかユズキのギターと俺のペットでのセッションが荒野に鳴り響いたのだが、聴衆は我が家の面々だけだった…寂しい…。
所詮、俺の新装備の威力なんて、こんなもんさ。
「でも、何でギターもトランペットも白色なんですか?」
「ユズキよ…それは穢れ無き聖なるネス様を象徴している色だからなのだよ」
「きっとトランペットは光り輝く太陽電池のボディーを持ったイチローで、ギターは早川っていうさすらいの私立探偵の影響だと思うわ! 間違いない!」
ユズカ…お前、何でそんなに詳しいんだよ…
「もしくは白いギターを景品にした某TVのジョッキーの奇人変人で憧れたかよね!」
詳しすぎるだろ!
「あの…ユズカ、そのぼうてれびのじょっきーって何でしょう? 奇人変人にトール様が憧れたという事なのでしょうか?」
「違うのよ、王女様。色んな特技とか芸を持った人たちがそれを披露して、審査員の厳しい審査の結果、優勝した人が景品として貰える催し物なのよ」
「奇人とか変人ですか…?」
「そうそう、ミレーラさんは、黒くてカサカサ暗がりで動くGを知ってるでしょう?」
「え、まさか…あの黒い悪魔の事ですか?」
「そうそう! あれを生きたまま飲み込むやつとか…」
「ユズカ殿、それは嘘であろう?」
イネスよ…マジなんだよ…
「本当よ!」
「そ、そんな事をして病気になったりとかはしなかったのでしょうか?」
「良い所に気が付いたわね、マチルダさん! 実は、この話にはとんでもない後日談があって…」
おい、ユズカよ…まさかアレを話す気か?
「食べた男の人は死んじゃったらしいの。実は食べた黒い奴が卵を持ってて、お腹の中で卵が孵化して、小さな黒い奴がお腹の中で暴れ回って…」
『きゃーーーーーーーーーー!!!!』
婚約者~ずだけでなく、ナディアに天鬼族にコルネちゃんに母さん…ありゃ、父さんまで真っ青になってるぞ。
「いや、みんな…それは嘘だからね? 死んでないから」
ちゃんとフォローしとかないと。
「トールちゃん…でも、食べた人はいるんでしょ?」
「う、うん…まあ、居たけど…」
『ぎゃーーーーーーーーーー!!!!』
あたらめて想像したのか、この砂と岩しかない盆地に、我が家の絶叫大合唱が響き渡った。
なんか、あの番組出されると白いギターの価値が、途端に下がってしまった気がする…
もう、憧れが遠くに去って行ってしまったよ。ユズキにそれあげる…
色々と有耶無耶になったのを幸いに、俺は船室に戻りました。
いや、見晴らしのいい場所だから、見つからないわけはもちろん無いのだが、
「この地の責任者が集まった時、またネス様や太陽神様、月神様に降臨していただくため、心静かに瞑想をする」
って言ったから、俺が船室に引きこもっても誰も文句は言わなかった。ただベッドで惰眠を貪っていただけなのだが。
もちろん独りになどさせては貰えず、時間と順番が決まっているのかよく分からなかったが、俺のベッドの横には誰かが必ず添い寝をしに来ていた。
いや、まだ昼寝だからいいけどさ、恥じらいってものは無いのか?
これも婚約者~ずだけでなく、ナディアと天鬼族も順番にやって来ては添い寝する。
まあ、皆が満足気だったし、瞑想(という名目の昼寝)中だったので、無駄にくっついたりちょっかい掛けてこない様に念押ししてたので許可したんだけど…ちなみに部屋の扉は開放状態でとの女性陣からの要望があったので、開け放ってましたけどね。
なぜか最も添い寝したいコルネちゃんは、一度たりとも来てくれなかった…無念。
あ、ちなみにサラは断固拒否いたしました。
こんなお馬鹿なあれやそれを、この地の責任者が集まるまでの数日間していた俺達であった。
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