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ヤバいよな?
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ナディアの超上から目線のお言葉に、驚いたのかビビったのか分からないが、数人が山裾に向かって走って行った。
あそこが地下への入り口か?
『マスター、勝手に話をしてしまって申し訳ありません』
なぜかナディアが、しゅんとして念話してきた。
いや、すごく良かったと思うけど、何を落ち込んでいるのだろう?
『あれ? 強く言い過ぎたかと…もしかして、ファインプレーでしたか』
そこまでではないが…まあ、特に問題は無かったと思うよ、上出来だ。
どうせ俺がウダウダ言ってても、話しは進まなかっただろうからな。
『ほっ…良かったです』
見た目も超が付くほどの美少女なナディアに、この世の物と思えない程に超絶美しい羽根が付いてるんだから、もう神の遣いだって言われりゃ信じるしかないだろうな、あちらの人達も。
なにやら、先頭に立っている男性が、ちょっと待っててくれとゼスチャーした後、後ろを振り返って、全員を膝まづかせた。
うん、そこまでは求めてない…友好的な会合を持ちたいだけなんだけど…
これって、『暫、暫しお待ちを! ただいま、代官様をお呼びしております故!』ってな感じの状態なんだろうか?
しっかし、やっぱこの地は暑いなあ…変身してたらスーツが体温調整してくれるし、ホワイト・オルター号の中は快適温度だから気が付かなかったけど、やっぱ高地なんだなあ。
ジリジリ太陽の照り付けがきついぜ。
ぼ~~っと立っていると、平伏す人々が何やらざわつき始めた。
人々の奥から、誰かが担がれて? いや、おんぶされてやってきた。
うん、どっからどう見ても、お爺さん。この国の王様かな?
よっこいしょって感じで、背負ってた人の背中から降りたお爺さんは、
「か…貴方様が、神様の御遣い様でございますか?」
ナディアの目の前に進み出たお爺さん、まるでナディアの靴を舐めるかのように平伏してそう言った。
言われたナディアは…ちょい、オコ。
「私は聖なる女神ネス様の眷属でありますが、ネス様の使徒様はこちらにおわすトールヴァルド・デ・アルテアン様です。礼を尽くす相手を間違えぬ様に!」
いや、ナディア…穏便にね穏便に。
『ですが、最初にビシッと言っておかないといけません。私をマスターより敬うなど、許容できません!』
うん、ちゃんと発声と念話を使い分けているのは流石だけど…俺は気にしてないから。
『ダメです! マスターが許しても、私が許しません!』
あ~ここがナディアの境界線だったか…うん、わかったよ。でもあまり厳しくしないであげてね。
『了解です!』
とか頭の中で会話していると、
「神の御遣い様! これは失礼をいたしました…私はこの地のまとめ役をしている、カパスと申します」
「カパス様、どうかお顔をお上げ下さい。私は神ではありません。神のお言葉を受け、この地に巣食う世界を混乱に貶めようとしていた、恐怖の大王を討伐に来ただけです」
あんま平伏されても、ちょい困る。話しがし難いじゃねーか。
「きょ…恐怖の大王ですか?」
あれ? あのキノコ怪人やらゾンビやらの事は、知らなかったのかな?
「長老…例の不気味な動く死体とか気持ち悪いでっかいキノコの事じゃないか?」
「おお、アレか! アレは今は…」
最初に話した男性とカパスさんがゴニョゴニョ話してたんのが聞こえたんで、
「ああ、あれは昨日倒しました。私と仲間で全部綺麗さっぱり掃除しておきましたから、もう地上は安全ですよ」
そう告げて、にっこりと笑いかけると、カパスさんが男性の顔を見た。
見られた男性はコクコク頷き、小声で「綺麗さっぱり、居なくなっとる」とカパスさんに囁いた。
うん、いい流れになってきたかな…と、何気なく視線をあげると、何か平伏する人がどんどん増えてる気がすんだけど?
あ、あちこちにある岩がズズズズ…って横に移動して、ポッカリと穴が出来たと思ったら、人がわらわらと出て来ては、平伏する人達に習って平伏してゆく…これって、ちょっとヤバいよな?
あそこが地下への入り口か?
『マスター、勝手に話をしてしまって申し訳ありません』
なぜかナディアが、しゅんとして念話してきた。
いや、すごく良かったと思うけど、何を落ち込んでいるのだろう?
『あれ? 強く言い過ぎたかと…もしかして、ファインプレーでしたか』
そこまでではないが…まあ、特に問題は無かったと思うよ、上出来だ。
どうせ俺がウダウダ言ってても、話しは進まなかっただろうからな。
『ほっ…良かったです』
見た目も超が付くほどの美少女なナディアに、この世の物と思えない程に超絶美しい羽根が付いてるんだから、もう神の遣いだって言われりゃ信じるしかないだろうな、あちらの人達も。
なにやら、先頭に立っている男性が、ちょっと待っててくれとゼスチャーした後、後ろを振り返って、全員を膝まづかせた。
うん、そこまでは求めてない…友好的な会合を持ちたいだけなんだけど…
これって、『暫、暫しお待ちを! ただいま、代官様をお呼びしております故!』ってな感じの状態なんだろうか?
しっかし、やっぱこの地は暑いなあ…変身してたらスーツが体温調整してくれるし、ホワイト・オルター号の中は快適温度だから気が付かなかったけど、やっぱ高地なんだなあ。
ジリジリ太陽の照り付けがきついぜ。
ぼ~~っと立っていると、平伏す人々が何やらざわつき始めた。
人々の奥から、誰かが担がれて? いや、おんぶされてやってきた。
うん、どっからどう見ても、お爺さん。この国の王様かな?
よっこいしょって感じで、背負ってた人の背中から降りたお爺さんは、
「か…貴方様が、神様の御遣い様でございますか?」
ナディアの目の前に進み出たお爺さん、まるでナディアの靴を舐めるかのように平伏してそう言った。
言われたナディアは…ちょい、オコ。
「私は聖なる女神ネス様の眷属でありますが、ネス様の使徒様はこちらにおわすトールヴァルド・デ・アルテアン様です。礼を尽くす相手を間違えぬ様に!」
いや、ナディア…穏便にね穏便に。
『ですが、最初にビシッと言っておかないといけません。私をマスターより敬うなど、許容できません!』
うん、ちゃんと発声と念話を使い分けているのは流石だけど…俺は気にしてないから。
『ダメです! マスターが許しても、私が許しません!』
あ~ここがナディアの境界線だったか…うん、わかったよ。でもあまり厳しくしないであげてね。
『了解です!』
とか頭の中で会話していると、
「神の御遣い様! これは失礼をいたしました…私はこの地のまとめ役をしている、カパスと申します」
「カパス様、どうかお顔をお上げ下さい。私は神ではありません。神のお言葉を受け、この地に巣食う世界を混乱に貶めようとしていた、恐怖の大王を討伐に来ただけです」
あんま平伏されても、ちょい困る。話しがし難いじゃねーか。
「きょ…恐怖の大王ですか?」
あれ? あのキノコ怪人やらゾンビやらの事は、知らなかったのかな?
「長老…例の不気味な動く死体とか気持ち悪いでっかいキノコの事じゃないか?」
「おお、アレか! アレは今は…」
最初に話した男性とカパスさんがゴニョゴニョ話してたんのが聞こえたんで、
「ああ、あれは昨日倒しました。私と仲間で全部綺麗さっぱり掃除しておきましたから、もう地上は安全ですよ」
そう告げて、にっこりと笑いかけると、カパスさんが男性の顔を見た。
見られた男性はコクコク頷き、小声で「綺麗さっぱり、居なくなっとる」とカパスさんに囁いた。
うん、いい流れになってきたかな…と、何気なく視線をあげると、何か平伏する人がどんどん増えてる気がすんだけど?
あ、あちこちにある岩がズズズズ…って横に移動して、ポッカリと穴が出来たと思ったら、人がわらわらと出て来ては、平伏する人達に習って平伏してゆく…これって、ちょっとヤバいよな?
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