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レポートの内容は?
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そんなこんなのイベント盛りだくさんの正月も終わり、1月5日にもなれば通常営業の開始だ。
正月の間に溜まった書類仕事を、こつこつ執務室でこなさなきゃね。
昨年の収支や税の報告書に、今年度の領地の予算案に…色々あるなあ。
そんな通常営業開始日に、ユズカとユズキが、休暇中に散在したお小遣い補填のためのレポートを提出してきた。
どれどれ…内容チェックしますかね。
『今日は柚希とご飯を食べに行きました。私はサラダとパンとスープと羊肉のステーキを食べました。柚希は焼き魚定食を食べました。柚希の定食が美味しそうだったので、ちょっともらいました。すごくおいしかったです。でもデザートにプリンが欲しかったです。ご飯を食べたあとは、2人でお買い物に行きました。新居で使うお皿とかコップを買いました。お店にあったコップは、あんまり可愛いのが無かったけど、買ってきたコップにドワーフのお姉さんが絵を描いてくれるそうです。すごく嬉しいです。デザインはウサギさんかネコさんにしてくださいと頼みました。それから……』
……なんだコレ…
「ユズカ、何だこのレポートは?」
すごいドヤ顔でユズカは、
「街のレポートです!」
自信満々だな、ユズカ…よくこのレベルの物をレポートと言い張れるもんだ…ある意味、君は大人物だよ。
「却下だ! やり直し!」
「え~~~~~~~~~~~~~~!!」
不満そうだな…だがこれをレポートと俺は認めん!
「子供の作文に金を払えるか! そもそもレポートの体を成してない! レポートをなめるな!」
「ぶ~~~~~~~~~~~~~~!!」
ふくれっ面すげえな! お前はフグか!
「そもそもレポートっちゅーのは、調査や研究なんかの報告書の事だ。せめて表紙を付けて、内容は序論・本論・結論の形をとれ! 高校入学前だから、レポートの内容が薄いのはまあいい。だが小学生の作文レベルにゃ一銭の価値も無い!」
「それじゃぁ~お小遣いは?」
何を上目遣いでおねだりしてんだよ! お前は人妻だろうが!
「無し!」
「がーーーーーー(゚□゚;)ーーーーーーーーん!!」
どれどれユズキのは…おお、なかなか良く書けてるな。
ふむふむ、料理の味付けに関してはもう少し薄味の方がいいのか。蒸し料理が無い…おぉ、言われてみれば。お好み焼きとかたこ焼きの様な粉物が見当たらないから挑戦しても良いのでは…と。ほうほう、なかなか面白いじゃないか。
温泉に薬湯が無い…そう言えば源泉かけ流ししかないな。ちょっとその辺にテコ入れしてみるか…エステを併設? なかなか目の付け所が良いな! そこで奥様を虜にするのか…これは投資してみる価値があるな…うむ!
「ユズキ…君のレポートには、給与1か月分出そう。良く書けている。今後も感じた事などがあったら、随時レポートを提出する様に。対価は用意しよう!」
「有難うございます。日本の知識を使えば、まだまだ色々と改善できそうですから、頑張ってレポートを書いて来ます」
うんうん、やっぱユズキは出来る子や。
「…柚希のお金は私のお金…」
「ユズカはダメな子だな…本当にこんなので良かったのか、ユズキ…」
ダメダメ発言のユズカを指さしながら、ユズキに尋ねると、
「そこがまた可愛いなって…」
「柚希…」
何か、2人して見つめあっていちゃつき始めた…俺の執務室で…
「はあ、お前達夫婦がラブラブなのはわかったわかった。取りあえずユズキのレポートは採用、ユズかのはやり直し。いいな?」
「はい」「は~~~~~~~い」
何でユズカは不満顔なんだよ…疲れるやっちゃな…
『大河さん大河さん! 私も改善案を考えてきました!』
うぉ! 突然でっかい声で念話すな!
んで、何の改善案だ?
『もちろん歓楽街です!』
ほう…結構、冒険者には好評だと思うが? 複雑な心境ではあるが、娼館スタッフの人魚さんに達にも、ある意味で大好評だが…
『娼館もバーもキャバレーも男性冒険者しか利用しません!』
まあ、そりゃそうだわな。
『ここは是非とも、ホストクラブも作りましょう!』
お? 確かに女性の冒険者の遊びの場も必要かもしれん…
『あと、レストラン街にも改善案があります!』
うむ、聞こうじゃまいか。
『スイーツ・バイキングの店が欲しいです! 女性冒険者は甘味に飢えてます!』
確かに、それは考えつかなかった…やるな、サラ。
しかしそれって、お前の要望…もとい、欲望だよな? だが、目の付け所は良い!
『これで女性冒険者もガッツリこの街に金を落としてくれます!』
ふっふっふっふっふ…お主も悪よのぉ~!
『いえいえ、御代官様程では…』
うむ、採用じゃ!
『やったー! これでお小遣いが…ぐふふふふ…バーでショタドワーフを侍らせて、めくるめく官能の一夜を…』
だが、金はやらん! 日頃からさぼりまくってるから、ペナルティーで没収!
『おーぼーだー! 鬼だ! 悪魔だ! ドーテーシスロリハーレム野郎だー!』
やかましいわ!
正月の間に溜まった書類仕事を、こつこつ執務室でこなさなきゃね。
昨年の収支や税の報告書に、今年度の領地の予算案に…色々あるなあ。
そんな通常営業開始日に、ユズカとユズキが、休暇中に散在したお小遣い補填のためのレポートを提出してきた。
どれどれ…内容チェックしますかね。
『今日は柚希とご飯を食べに行きました。私はサラダとパンとスープと羊肉のステーキを食べました。柚希は焼き魚定食を食べました。柚希の定食が美味しそうだったので、ちょっともらいました。すごくおいしかったです。でもデザートにプリンが欲しかったです。ご飯を食べたあとは、2人でお買い物に行きました。新居で使うお皿とかコップを買いました。お店にあったコップは、あんまり可愛いのが無かったけど、買ってきたコップにドワーフのお姉さんが絵を描いてくれるそうです。すごく嬉しいです。デザインはウサギさんかネコさんにしてくださいと頼みました。それから……』
……なんだコレ…
「ユズカ、何だこのレポートは?」
すごいドヤ顔でユズカは、
「街のレポートです!」
自信満々だな、ユズカ…よくこのレベルの物をレポートと言い張れるもんだ…ある意味、君は大人物だよ。
「却下だ! やり直し!」
「え~~~~~~~~~~~~~~!!」
不満そうだな…だがこれをレポートと俺は認めん!
「子供の作文に金を払えるか! そもそもレポートの体を成してない! レポートをなめるな!」
「ぶ~~~~~~~~~~~~~~!!」
ふくれっ面すげえな! お前はフグか!
「そもそもレポートっちゅーのは、調査や研究なんかの報告書の事だ。せめて表紙を付けて、内容は序論・本論・結論の形をとれ! 高校入学前だから、レポートの内容が薄いのはまあいい。だが小学生の作文レベルにゃ一銭の価値も無い!」
「それじゃぁ~お小遣いは?」
何を上目遣いでおねだりしてんだよ! お前は人妻だろうが!
「無し!」
「がーーーーーー(゚□゚;)ーーーーーーーーん!!」
どれどれユズキのは…おお、なかなか良く書けてるな。
ふむふむ、料理の味付けに関してはもう少し薄味の方がいいのか。蒸し料理が無い…おぉ、言われてみれば。お好み焼きとかたこ焼きの様な粉物が見当たらないから挑戦しても良いのでは…と。ほうほう、なかなか面白いじゃないか。
温泉に薬湯が無い…そう言えば源泉かけ流ししかないな。ちょっとその辺にテコ入れしてみるか…エステを併設? なかなか目の付け所が良いな! そこで奥様を虜にするのか…これは投資してみる価値があるな…うむ!
「ユズキ…君のレポートには、給与1か月分出そう。良く書けている。今後も感じた事などがあったら、随時レポートを提出する様に。対価は用意しよう!」
「有難うございます。日本の知識を使えば、まだまだ色々と改善できそうですから、頑張ってレポートを書いて来ます」
うんうん、やっぱユズキは出来る子や。
「…柚希のお金は私のお金…」
「ユズカはダメな子だな…本当にこんなので良かったのか、ユズキ…」
ダメダメ発言のユズカを指さしながら、ユズキに尋ねると、
「そこがまた可愛いなって…」
「柚希…」
何か、2人して見つめあっていちゃつき始めた…俺の執務室で…
「はあ、お前達夫婦がラブラブなのはわかったわかった。取りあえずユズキのレポートは採用、ユズかのはやり直し。いいな?」
「はい」「は~~~~~~~い」
何でユズカは不満顔なんだよ…疲れるやっちゃな…
『大河さん大河さん! 私も改善案を考えてきました!』
うぉ! 突然でっかい声で念話すな!
んで、何の改善案だ?
『もちろん歓楽街です!』
ほう…結構、冒険者には好評だと思うが? 複雑な心境ではあるが、娼館スタッフの人魚さんに達にも、ある意味で大好評だが…
『娼館もバーもキャバレーも男性冒険者しか利用しません!』
まあ、そりゃそうだわな。
『ここは是非とも、ホストクラブも作りましょう!』
お? 確かに女性の冒険者の遊びの場も必要かもしれん…
『あと、レストラン街にも改善案があります!』
うむ、聞こうじゃまいか。
『スイーツ・バイキングの店が欲しいです! 女性冒険者は甘味に飢えてます!』
確かに、それは考えつかなかった…やるな、サラ。
しかしそれって、お前の要望…もとい、欲望だよな? だが、目の付け所は良い!
『これで女性冒険者もガッツリこの街に金を落としてくれます!』
ふっふっふっふっふ…お主も悪よのぉ~!
『いえいえ、御代官様程では…』
うむ、採用じゃ!
『やったー! これでお小遣いが…ぐふふふふ…バーでショタドワーフを侍らせて、めくるめく官能の一夜を…』
だが、金はやらん! 日頃からさぼりまくってるから、ペナルティーで没収!
『おーぼーだー! 鬼だ! 悪魔だ! ドーテーシスロリハーレム野郎だー!』
やかましいわ!
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