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異世界の正月事情?
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最近、ずいぶんと肌寒くなってきたと思ったら、朝方にチラホラと雪が降っていた。
あまり季節感の無いこの世界だけど、雪を見るのは初めてだなあ…
多分、少しだけ強い風が夜半拭いていたんで、ちょっと離れた所にある高い連峰山頂付近から流れて来たのかな。
それも何だか今日っぽくていいかも。なんたって、今日はこの星のお正月!
1月30日の12か月で、この星は1年360日。
今日は新年の第1日目だから、日本だと元日ってわけだ。
とはいえ、この星でお正月を祝う風習は無い。
この星の1月1日は、正月としてではなく年齢が1つ増えた事を祝う日。
日本風に言うと、数え年で年齢が増える事を祝う日って感じなのかな…?
いや、ちょっと違うな…まあ、それは後述するとして、祝うというけど、特に何かをするわけでもない。
だって、普通に誕生日にはお祝いをするんだから。
法的に年齢制限のある事に関して、この日を境に許可が下りるというか、認められる…そんな日です。
要するに、今年の4月1日に18歳の誕生日の来る人は、日本だと普通自動車免許は4月1日まで取得できません。
でもこの世界だと、1月1日に便宜上法的に18歳扱いとなるので、普通自動車免許が取得できるって事。
なので、まあ~あんまりお祝いするって程でも無いのは、わかって貰えると思う。
俺とメリルは今年誕生日を迎えて、15歳になる。
ミルシェは、今年で16歳で、ミレーラは14歳。
つまり俺達に当てはめると、誕生日はまだだけど、俺とメリルは15歳の成人として認められる日って事。
結婚が出来る年齢になったという事なんだけど、ミレーラが成人する来年まで、もう1年結婚はお預けです。
マチルダさん(21)とイネスさん(20)は、ちょっと微妙なお年頃なので、早く結婚したいようだけど、何度も式なんてしたくないので、来年一度に全員でする事にしました。
それで、本日のメインイベントですが…じゃじゃーん! なんと、ユズ&ユズが結婚いたします!
いやまあ…前からさっさと結婚しろよって発破かけてたんだけど、なかなかユズキが足踏み状態で、キレたユズカが強引に話を進めた結果、本日1月1日のキリの良い日にする事になりました! わ~! どんどんぱふぱふ!
こう言っちゃなんだけど、この世界に身寄りのない2人なんだし、どうせ転移前から互いに想い合ってたんだから、さっさとしたら良かったんだよ…ってユズキに言ったら、
「結婚は、日本では男子18歳、女子16歳と法律で決まってます。まだお互いに15歳なんですから、せめて僕が18歳になるまで柚夏には…」
と、ゴチャゴチャとうるさかったので、無視してユズカと式の内容を話し合いました。
前から俺達の結婚式の為に、ゼ〇シィーでよく見る様なチャペルを建設していたんだけど、つい先日完成したのですよ。
この世界だと結婚式は人前式が主流で、つまりは単なる宴会と一緒なんだけど、それじゃ~つまらない。
太陽神を崇めてた真アーテリオス神聖国でさえ、結婚に際して特別何か式をあげるという事は無いそうだ。
まあ、領地持ちの貴民さんなんかだと、領民に披露するのに見得をはった盛大なお披露目会をするのが普通らしいけど、それでも結婚式って名目で何かをするって訳じゃ無い。
だから、ユズ&ユズを引っ張って来た時、ブライダル事業のモデルケースとして、盛大に結婚式をやりたかったのだ。
まあ、ゴンドラとかドライアイスでの演出とかはないけどさ。
少なくとも、近いのキスはしてもらいましょう!
って事で、我が領が誇る職人軍団であるドワーフのお針子さんを総動員して、2人の採寸を強行してウェディングドレスとタキシードを作っちゃいました。
え? そんな金は無い? んなもん、式のモニターとCMモデルとして無料でやってやるよ! 俺のおごりだ、気にすんな!
ユズキは指輪だけ用意すれば…それも出来てない…だと!? では、それも俺のおごりで用意してやろう。
もうユズキに話を持って行ってたら、グダグダ時間が掛かるので、ユズカ~! どんなデザインがいい?
ふむふむ…んじゃこんな感じでどうだ? お、気に入ったか? んじゃ発注しちゃいましょう!
こうして、ユズキがあわあわしている間にも、どんどんと話は進み、大晦日までにすべての用意をすませて、晴れて1月1日の本日、2人の結婚式を執り行います!
ネス湖の畔に建てられた純白のチャペルは、中央に聳える鐘塔に設けられた正面入り口から真っすぐに伸びるバージンロード。その突き当りは1段高くなっており、やわらかい笑みを浮かべて2人の想いを優しく抱きとめる様に両手を広げた、聖なる女神ネスの像が立って居ます。その背後は一面ガラス張りで、美しいネス湖が一望でき、またガラス製の天窓から差し込む光が2人の将来を明るく照らす事でしょう。
バージンロードの両側には、2人を祝福する人達のためにずらりとベンチが並んでおります。
今回は親族が居ない2人ではありますが、我がアルテアン領の2人の領主、ヴァルナル・デ・アルテアン伯爵夫妻がユズキの親族として、トールヴァルド・デ・アルテアン子爵とその婚約者達がユズカの親族として最前列で左右に別れて並んでおります。
またこの日の為に、2人がこの世界に転移して来た時、右も左も分からず困っていた2人の為に色々と支援尽力してくださった、王都で食堂を経営して居られるノット夫妻を特別ゲストとして招いております。
地球の教会での式とは違い、最初から2人が腕を組んで、入り口から入場。
もちろん『ぱぱぱぱーん、ぱぱぱぱーん、ぱぱぱぱん、ぱぱぱぱん、ぱぱぱ…』というお馴染のメンデルスゾーンが響き渡ります。
これはちょっと苦労したんだけど、何とかこの世界にある楽器で再現しました…とは言っても知ってる部分だけです…
魔族の皆さんが持ってるアコーディオンの様な楽器が、このマーチにぴったりだったので、今回の演奏もお願いしております。
2人が静々とバージンロードを歩み進んで行くと、ベンチに並んだ俺と父さんの屋敷の全使用人と、多数の妖精さんが盛大な拍手で二人を迎えます。
列席者の間を通り抜けて1段上がり、聖なる女神ネスの像の前まで進んだ2人が立ち止まり軽く俯くと、チャペルはしんと静まり返りました。
やがて聖なる女神ネスの像が柔らかく光り始め、美しくそれでいて威厳に満ちたメゾソプラノでネスが語りかけます。
『新郎ユズキ、あなたはここにいるユズカを、病める時も、健やかなる時も、富める時も、貧しき時も、妻として愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか?』
「はい、誓います」
『新婦ユズカ、あなたはここにいるユズキを、病める時も、健やかなる時も、富める時も、貧しき時も、妻として愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか?』
「はい! 誓います!」
若干、ユズカが力強く宣言した様な気がするのだが…まあ、いっか。
『では二人の誓いの証として、指輪を交換しなさい』
ネスの言葉が終わると、ちょっとおしゃまな女の子っぽいドレス姿のロリドワーフメイドが、恭しく指輪の乗った台を2人の元へ。
ユズキがユズカの左手の薬指へ、ユズカがユズキの札り手の薬指へ、互いに嵌め合います。
『2人の誓はここに成った。先の言葉を我ネスの前にて封ずるため、口づけを』
ネスの言葉で、ユズキがユズカのベールをそっと持ち上げ、優しくユズカへと口づけ……したーーーー!
あ、2人共真っ赤っか!
『ここに新たな夫婦が誕生した! 列席している皆は盛大な拍手で2人の門出を湛えよ! これにて閉会とする!』
退場曲は…迷ったんだけど、俺が前世でよくカラオケで歌っていた、LA・LA・LA L●VE S●NGにしてみました。
これなら魔族さんのアコーディオンっぽい楽器で弾いたら、なんとなくそれっぽいかなって。
讃美歌とか良く知らないし、ちゃんとした結婚式のやり方とか覚えてないけど、それっぽく感動的にできたらいいかなって。
「いい結婚でした! こんな素敵なのは見た事がありません! ぜひ私達の時も、ネス様の前で結婚したいです!」
うん、メリルがめっちゃ興奮してる! 他の婚約者~ずもすごい高速ヘッドバンギング してるけど、首の筋を痛めるよ?
まあ、感動してくれたら良かったよ。結婚式って言う風習が無い世界に、新しい文化を根付かせれたらいいなあ。
さ~、そしたらこの後は披露宴だー!
あまり季節感の無いこの世界だけど、雪を見るのは初めてだなあ…
多分、少しだけ強い風が夜半拭いていたんで、ちょっと離れた所にある高い連峰山頂付近から流れて来たのかな。
それも何だか今日っぽくていいかも。なんたって、今日はこの星のお正月!
1月30日の12か月で、この星は1年360日。
今日は新年の第1日目だから、日本だと元日ってわけだ。
とはいえ、この星でお正月を祝う風習は無い。
この星の1月1日は、正月としてではなく年齢が1つ増えた事を祝う日。
日本風に言うと、数え年で年齢が増える事を祝う日って感じなのかな…?
いや、ちょっと違うな…まあ、それは後述するとして、祝うというけど、特に何かをするわけでもない。
だって、普通に誕生日にはお祝いをするんだから。
法的に年齢制限のある事に関して、この日を境に許可が下りるというか、認められる…そんな日です。
要するに、今年の4月1日に18歳の誕生日の来る人は、日本だと普通自動車免許は4月1日まで取得できません。
でもこの世界だと、1月1日に便宜上法的に18歳扱いとなるので、普通自動車免許が取得できるって事。
なので、まあ~あんまりお祝いするって程でも無いのは、わかって貰えると思う。
俺とメリルは今年誕生日を迎えて、15歳になる。
ミルシェは、今年で16歳で、ミレーラは14歳。
つまり俺達に当てはめると、誕生日はまだだけど、俺とメリルは15歳の成人として認められる日って事。
結婚が出来る年齢になったという事なんだけど、ミレーラが成人する来年まで、もう1年結婚はお預けです。
マチルダさん(21)とイネスさん(20)は、ちょっと微妙なお年頃なので、早く結婚したいようだけど、何度も式なんてしたくないので、来年一度に全員でする事にしました。
それで、本日のメインイベントですが…じゃじゃーん! なんと、ユズ&ユズが結婚いたします!
いやまあ…前からさっさと結婚しろよって発破かけてたんだけど、なかなかユズキが足踏み状態で、キレたユズカが強引に話を進めた結果、本日1月1日のキリの良い日にする事になりました! わ~! どんどんぱふぱふ!
こう言っちゃなんだけど、この世界に身寄りのない2人なんだし、どうせ転移前から互いに想い合ってたんだから、さっさとしたら良かったんだよ…ってユズキに言ったら、
「結婚は、日本では男子18歳、女子16歳と法律で決まってます。まだお互いに15歳なんですから、せめて僕が18歳になるまで柚夏には…」
と、ゴチャゴチャとうるさかったので、無視してユズカと式の内容を話し合いました。
前から俺達の結婚式の為に、ゼ〇シィーでよく見る様なチャペルを建設していたんだけど、つい先日完成したのですよ。
この世界だと結婚式は人前式が主流で、つまりは単なる宴会と一緒なんだけど、それじゃ~つまらない。
太陽神を崇めてた真アーテリオス神聖国でさえ、結婚に際して特別何か式をあげるという事は無いそうだ。
まあ、領地持ちの貴民さんなんかだと、領民に披露するのに見得をはった盛大なお披露目会をするのが普通らしいけど、それでも結婚式って名目で何かをするって訳じゃ無い。
だから、ユズ&ユズを引っ張って来た時、ブライダル事業のモデルケースとして、盛大に結婚式をやりたかったのだ。
まあ、ゴンドラとかドライアイスでの演出とかはないけどさ。
少なくとも、近いのキスはしてもらいましょう!
って事で、我が領が誇る職人軍団であるドワーフのお針子さんを総動員して、2人の採寸を強行してウェディングドレスとタキシードを作っちゃいました。
え? そんな金は無い? んなもん、式のモニターとCMモデルとして無料でやってやるよ! 俺のおごりだ、気にすんな!
ユズキは指輪だけ用意すれば…それも出来てない…だと!? では、それも俺のおごりで用意してやろう。
もうユズキに話を持って行ってたら、グダグダ時間が掛かるので、ユズカ~! どんなデザインがいい?
ふむふむ…んじゃこんな感じでどうだ? お、気に入ったか? んじゃ発注しちゃいましょう!
こうして、ユズキがあわあわしている間にも、どんどんと話は進み、大晦日までにすべての用意をすませて、晴れて1月1日の本日、2人の結婚式を執り行います!
ネス湖の畔に建てられた純白のチャペルは、中央に聳える鐘塔に設けられた正面入り口から真っすぐに伸びるバージンロード。その突き当りは1段高くなっており、やわらかい笑みを浮かべて2人の想いを優しく抱きとめる様に両手を広げた、聖なる女神ネスの像が立って居ます。その背後は一面ガラス張りで、美しいネス湖が一望でき、またガラス製の天窓から差し込む光が2人の将来を明るく照らす事でしょう。
バージンロードの両側には、2人を祝福する人達のためにずらりとベンチが並んでおります。
今回は親族が居ない2人ではありますが、我がアルテアン領の2人の領主、ヴァルナル・デ・アルテアン伯爵夫妻がユズキの親族として、トールヴァルド・デ・アルテアン子爵とその婚約者達がユズカの親族として最前列で左右に別れて並んでおります。
またこの日の為に、2人がこの世界に転移して来た時、右も左も分からず困っていた2人の為に色々と支援尽力してくださった、王都で食堂を経営して居られるノット夫妻を特別ゲストとして招いております。
地球の教会での式とは違い、最初から2人が腕を組んで、入り口から入場。
もちろん『ぱぱぱぱーん、ぱぱぱぱーん、ぱぱぱぱん、ぱぱぱぱん、ぱぱぱ…』というお馴染のメンデルスゾーンが響き渡ります。
これはちょっと苦労したんだけど、何とかこの世界にある楽器で再現しました…とは言っても知ってる部分だけです…
魔族の皆さんが持ってるアコーディオンの様な楽器が、このマーチにぴったりだったので、今回の演奏もお願いしております。
2人が静々とバージンロードを歩み進んで行くと、ベンチに並んだ俺と父さんの屋敷の全使用人と、多数の妖精さんが盛大な拍手で二人を迎えます。
列席者の間を通り抜けて1段上がり、聖なる女神ネスの像の前まで進んだ2人が立ち止まり軽く俯くと、チャペルはしんと静まり返りました。
やがて聖なる女神ネスの像が柔らかく光り始め、美しくそれでいて威厳に満ちたメゾソプラノでネスが語りかけます。
『新郎ユズキ、あなたはここにいるユズカを、病める時も、健やかなる時も、富める時も、貧しき時も、妻として愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか?』
「はい、誓います」
『新婦ユズカ、あなたはここにいるユズキを、病める時も、健やかなる時も、富める時も、貧しき時も、妻として愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか?』
「はい! 誓います!」
若干、ユズカが力強く宣言した様な気がするのだが…まあ、いっか。
『では二人の誓いの証として、指輪を交換しなさい』
ネスの言葉が終わると、ちょっとおしゃまな女の子っぽいドレス姿のロリドワーフメイドが、恭しく指輪の乗った台を2人の元へ。
ユズキがユズカの左手の薬指へ、ユズカがユズキの札り手の薬指へ、互いに嵌め合います。
『2人の誓はここに成った。先の言葉を我ネスの前にて封ずるため、口づけを』
ネスの言葉で、ユズキがユズカのベールをそっと持ち上げ、優しくユズカへと口づけ……したーーーー!
あ、2人共真っ赤っか!
『ここに新たな夫婦が誕生した! 列席している皆は盛大な拍手で2人の門出を湛えよ! これにて閉会とする!』
退場曲は…迷ったんだけど、俺が前世でよくカラオケで歌っていた、LA・LA・LA L●VE S●NGにしてみました。
これなら魔族さんのアコーディオンっぽい楽器で弾いたら、なんとなくそれっぽいかなって。
讃美歌とか良く知らないし、ちゃんとした結婚式のやり方とか覚えてないけど、それっぽく感動的にできたらいいかなって。
「いい結婚でした! こんな素敵なのは見た事がありません! ぜひ私達の時も、ネス様の前で結婚したいです!」
うん、メリルがめっちゃ興奮してる! 他の婚約者~ずもすごい高速ヘッドバンギング してるけど、首の筋を痛めるよ?
まあ、感動してくれたら良かったよ。結婚式って言う風習が無い世界に、新しい文化を根付かせれたらいいなあ。
さ~、そしたらこの後は披露宴だー!
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