188 / 1,466
週休2日制を強く推進!
しおりを挟む
証言その1 メリル(婚約者~ず №1)
「私は、初めてそのお姿を拝見した時から、変わらずお慕い申し上げております。もちろん誰よりも愛しております」
証言その2 ミルシェ(婚約者~ず №2)
「子供の時から、ずっとずっと夢はトールさまのお嫁さんです。大大大大好きです!」
証言その3 ミレーラ(婚約者~ず №3)
「わ、私は敗戦国の人質だって、最初は思ってました。でもアルテアン領の暖かいお心に触れ、それ以上に暖かく優しくトールさまが私を包んでくれましたので、もう切っ掛けなんてどうでもいいんです…トールさまの居ない世界なんて考えられません…好きです」
証言その4 マチルダ(new! 婚約者~ず №4)
「始めはなんて綺麗な顔をした可愛い男の子なんだろうって、びっくりしました。でも文武共に秀で、商才にも長けていて、あんなに多くの種族の領民から慕われるトールヴァルド様にだんだんと惹かれたんです。年下? 関係ありません。ええ、もちろん好きです。早く子供が欲しいです!」
証言その5 イネス(new! 婚約者~ず №5)
「メリル王女様の護衛として、初めてトールヴァルド様を見た時は、何てひょろっちい男の子なんだろうって思ってました。しかし、手合わせをしてみて己の目がいかに曇っていたのか、世界がどれだけ広いのかを思い知らされました。私の嫁ぎ先は、彼の方しかおりません! 強い子を産みます!」
「さて、これで全ての証言は出そろいました。被告人トールヴァルドよ、判決を言い渡す。多くの少女の心を虜にした罪で死刑! その罪、地獄で償え!」
「何を言ってんだ…サラ…」
朝食後に、なぜかメリル、ミルシェ、ミレーラ、マチルダ、イネスが、顔を真っ赤にしながら証言(?)をした。
そして判決は死刑と…なんだこりゃ?
「いえ、トールヴァルド様でもこれだけの美少女を侍らせたハーレム野郎を見たら、爆ぜろリア充! 地獄に落ちろ! って思うでしょ?」
「まあ、確かに」
「俺はハーレムなんて望んで無い! とか言いつつ、ちゃっかりハーレム野郎になり下がった天然タラシに対する断罪裁判です」
ぐっ…
「婚約者~ずも、すでに№5まで埋まりましたので、もう十分でしょう。後は愛人もしくは妾枠ですが、そこは私が立候補します」
「なんでだよ! もういいよ! 5人で十分だよ!」
「何をおっしゃるウサギさん。1週間は何日ですか?」
ん? 何をいきなり…
「7日だろ?」
「婚約者~ずは何人ですか?」
「5人だな」
「この世界では週休1日が主流です。トールヴァルド様も、少なくとも週に1日はお休みをとっていますよね?」
「まあな。アルテアン領では週休2日制を進めているが…それがどうした?」
こいつは何が言いたいんだ?
「当然、夜のお勤めも週休1日! 嫁が5人だと1日分の空きが出来るのです! ならばそこは愛人枠で埋めるべきです!」
ドーーーーン! と、どっかの全身黒づくめの笑ってるセールスマンの様に人差し指をつき付けるサラ。
「却下! 我が家は週休2日制を強く推進します!」
サラは、がーーーん! って顔をしながら、
「断固拒否します! 婚約者~ずの皆様もそう思いますよね! ね!」
周囲を見回しながら同意を求めるが…全員が妄想(夜のお勤めの所だろうな)に浸ってて、聞いちゃいねえ(笑)
「ちょ! みなさん、援護射撃プリーズ!」
「え? ええ…そうですわねぇ。トール様も、週に2日ぐらい休まれても…(子種も濃くなりそうですし…)」
メリル、なんかボソっとすごい事言わなかったか!?
「トールさまのお休みは1日でも構いませんが…(残りの1日は皆で一緒にというのもありかも…)」
ミルシェ、何言ってんだ!?
「…トールさまが可哀想です。お休みにしましょう!(休み明けはきっと激しく愛してくれるはず…ぽっ♡)」
ちょ、ミレーラは純情可憐が売りだったんじゃ無いのか!?
「トールヴァルド様に、妾の必要は無いとおもいます。(私が全て絞り出します!)」
し、絞り出すって、マチルダさん怖い! 怖すぎる!
「そうだな。トールヴァルド様は週に2日は使いものにならなくなる予定だし。(最後に私が吸い尽す!)」
イネスさん? あなたそんなキャラじゃ無かったでしょう!?
「うわーーーーん! 周りはみんな敵ばっかりだったーーーー!! いいもん! 奥様に言いつけてやるもーーーん!」
ばーーーん! と勢いよく扉を開けて、サラは飛び出していった。
お前はガキか! ってか、サラが母さんに言いつけたら…
やばい…いやな予感しかしない…母さん、サラの味方にだけはならないでくれ…
ふと、婚約者~ず(2人増員)が、何やら円陣組んでこそこそしていた。
「順番は…」「私は一緒でも…」「では第1週は…」「次の週は複数で…」「あ、あの…私は出来れば1人が…」
全員、赤い顔して何を話しあってんだよ! 声かけ難いだろーが!
俺の居ない所で話しあえよ! いや、俺が居ない所でも、そんな相談されるのは嫌っていうか困るって言うか…
もしかして俺の死因は、どっかのゲームみたいに、HP・MP・SPの枯渇なのか!? そういやVITとMNDも低そうだし…LUKなんて最初期値の気がす…
「愛してくれて…ありがとう!」って、涙ながらに静かに笑いながら死んでいきそうな嫌な予感がするなあ…
「私は、初めてそのお姿を拝見した時から、変わらずお慕い申し上げております。もちろん誰よりも愛しております」
証言その2 ミルシェ(婚約者~ず №2)
「子供の時から、ずっとずっと夢はトールさまのお嫁さんです。大大大大好きです!」
証言その3 ミレーラ(婚約者~ず №3)
「わ、私は敗戦国の人質だって、最初は思ってました。でもアルテアン領の暖かいお心に触れ、それ以上に暖かく優しくトールさまが私を包んでくれましたので、もう切っ掛けなんてどうでもいいんです…トールさまの居ない世界なんて考えられません…好きです」
証言その4 マチルダ(new! 婚約者~ず №4)
「始めはなんて綺麗な顔をした可愛い男の子なんだろうって、びっくりしました。でも文武共に秀で、商才にも長けていて、あんなに多くの種族の領民から慕われるトールヴァルド様にだんだんと惹かれたんです。年下? 関係ありません。ええ、もちろん好きです。早く子供が欲しいです!」
証言その5 イネス(new! 婚約者~ず №5)
「メリル王女様の護衛として、初めてトールヴァルド様を見た時は、何てひょろっちい男の子なんだろうって思ってました。しかし、手合わせをしてみて己の目がいかに曇っていたのか、世界がどれだけ広いのかを思い知らされました。私の嫁ぎ先は、彼の方しかおりません! 強い子を産みます!」
「さて、これで全ての証言は出そろいました。被告人トールヴァルドよ、判決を言い渡す。多くの少女の心を虜にした罪で死刑! その罪、地獄で償え!」
「何を言ってんだ…サラ…」
朝食後に、なぜかメリル、ミルシェ、ミレーラ、マチルダ、イネスが、顔を真っ赤にしながら証言(?)をした。
そして判決は死刑と…なんだこりゃ?
「いえ、トールヴァルド様でもこれだけの美少女を侍らせたハーレム野郎を見たら、爆ぜろリア充! 地獄に落ちろ! って思うでしょ?」
「まあ、確かに」
「俺はハーレムなんて望んで無い! とか言いつつ、ちゃっかりハーレム野郎になり下がった天然タラシに対する断罪裁判です」
ぐっ…
「婚約者~ずも、すでに№5まで埋まりましたので、もう十分でしょう。後は愛人もしくは妾枠ですが、そこは私が立候補します」
「なんでだよ! もういいよ! 5人で十分だよ!」
「何をおっしゃるウサギさん。1週間は何日ですか?」
ん? 何をいきなり…
「7日だろ?」
「婚約者~ずは何人ですか?」
「5人だな」
「この世界では週休1日が主流です。トールヴァルド様も、少なくとも週に1日はお休みをとっていますよね?」
「まあな。アルテアン領では週休2日制を進めているが…それがどうした?」
こいつは何が言いたいんだ?
「当然、夜のお勤めも週休1日! 嫁が5人だと1日分の空きが出来るのです! ならばそこは愛人枠で埋めるべきです!」
ドーーーーン! と、どっかの全身黒づくめの笑ってるセールスマンの様に人差し指をつき付けるサラ。
「却下! 我が家は週休2日制を強く推進します!」
サラは、がーーーん! って顔をしながら、
「断固拒否します! 婚約者~ずの皆様もそう思いますよね! ね!」
周囲を見回しながら同意を求めるが…全員が妄想(夜のお勤めの所だろうな)に浸ってて、聞いちゃいねえ(笑)
「ちょ! みなさん、援護射撃プリーズ!」
「え? ええ…そうですわねぇ。トール様も、週に2日ぐらい休まれても…(子種も濃くなりそうですし…)」
メリル、なんかボソっとすごい事言わなかったか!?
「トールさまのお休みは1日でも構いませんが…(残りの1日は皆で一緒にというのもありかも…)」
ミルシェ、何言ってんだ!?
「…トールさまが可哀想です。お休みにしましょう!(休み明けはきっと激しく愛してくれるはず…ぽっ♡)」
ちょ、ミレーラは純情可憐が売りだったんじゃ無いのか!?
「トールヴァルド様に、妾の必要は無いとおもいます。(私が全て絞り出します!)」
し、絞り出すって、マチルダさん怖い! 怖すぎる!
「そうだな。トールヴァルド様は週に2日は使いものにならなくなる予定だし。(最後に私が吸い尽す!)」
イネスさん? あなたそんなキャラじゃ無かったでしょう!?
「うわーーーーん! 周りはみんな敵ばっかりだったーーーー!! いいもん! 奥様に言いつけてやるもーーーん!」
ばーーーん! と勢いよく扉を開けて、サラは飛び出していった。
お前はガキか! ってか、サラが母さんに言いつけたら…
やばい…いやな予感しかしない…母さん、サラの味方にだけはならないでくれ…
ふと、婚約者~ず(2人増員)が、何やら円陣組んでこそこそしていた。
「順番は…」「私は一緒でも…」「では第1週は…」「次の週は複数で…」「あ、あの…私は出来れば1人が…」
全員、赤い顔して何を話しあってんだよ! 声かけ難いだろーが!
俺の居ない所で話しあえよ! いや、俺が居ない所でも、そんな相談されるのは嫌っていうか困るって言うか…
もしかして俺の死因は、どっかのゲームみたいに、HP・MP・SPの枯渇なのか!? そういやVITとMNDも低そうだし…LUKなんて最初期値の気がす…
「愛してくれて…ありがとう!」って、涙ながらに静かに笑いながら死んでいきそうな嫌な予感がするなあ…
31
お気に入りに追加
1,833
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。

死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)

『転生したら「村」だった件 〜最強の移動要塞で世界を救います〜』
ソコニ
ファンタジー
29歳の過労死サラリーマン・御影要が目覚めたのは、なんと「村」として転生した姿だった。
誰もいない村の守護者となった要は、偶然迷い込んできた少年リオを最初の住民として迎え入れ、徐々に「村」としての力を開花させていく。【村レベル:1】【住民数:0】【スキル:基本生活機能】から始まった異世界生活。

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく

スローライフとは何なのか? のんびり建国記
久遠 れんり
ファンタジー
突然の異世界転移。
ちょっとした事故により、もう世界の命運は、一緒に来た勇者くんに任せることにして、いきなり告白された彼女と、日本へ帰る事を少し思いながら、どこでもキャンプのできる異世界で、のんびり暮らそうと密かに心に決める。
だけどまあ、そんな事は夢の夢。
現実は、そんな考えを許してくれなかった。
三日と置かず、騒動は降ってくる。
基本は、いちゃこらファンタジーの予定。
そんな感じで、進みます。

異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。

外れスキル『収納』がSSS級スキル『亜空間』に成長しました~剣撃も魔法もモンスターも収納できます~
春小麦
ファンタジー
——『収納』という、ただバッグに物をたくさん入れられるだけの外れスキル。
冒険者になることを夢見ていたカイル・ファルグレッドは落胆し、冒険者になることを諦めた。
しかし、ある日ゴブリンに襲われたカイルは、無意識に自身の『収納』スキルを覚醒させる。
パンチや蹴りの衝撃、剣撃や魔法、はたまたドラゴンなど、この世のありとあらゆるものを【アイテムボックス】へ『収納』することができるようになる。
そこから郵便屋を辞めて冒険者へと転向し、もはや外れスキルどころかブッ壊れスキルとなった『収納(亜空間)』を駆使して、仲間と共に最強冒険者を目指していく。
成長促進と願望チートで、異世界転生スローライフ?
後藤蓮
ファンタジー
20年生きてきて不幸なことしかなかった青年は、無職となったその日に、女子高生二人を助けた代償として、トラックに轢かれて死んでしまう。
目が覚めたと思ったら、そこは知らない場所。そこでいきなり神様とか名乗る爺さんと出会い、流れで俺は異世界転生することになった。
日本で20年生きた人生は運が悪い人生だった。来世は運が良くて幸せな人生になるといいな..........。
そんな思いを胸に、神様からもらった成長促進と願望というチートスキルを持って青年は異世界転生する。
さて、新しい人生はどんな人生になるのかな?
※ 第11回ファンタジー小説大賞参加してます 。投票よろしくお願いします!
◇◇◇◇◇◇◇◇
お気に入り、感想貰えると作者がとても喜びますので、是非お願いします。
執筆スピードは、ゆるーくまったりとやっていきます。
◇◇◇◇◇◇◇◇
9/3 0時 HOTランキング一位頂きました!ありがとうございます!
9/4 7時 24hランキング人気・ファンタジー部門、一位頂きました!ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる