80 / 1,466
激甘ゲロゲロです!
しおりを挟む
アルテアン領から同行していた兵士さん300名と、アルテアン領に向かう冒険者と共に、のんびり領へと帰る事になった。
参加してくれた兵士さんや冒険者さんは、誰も怪我ひとつせずそこそこの報奨金を手にする事が出来て上機嫌。
そして……もちろんメリル王女様も一緒だ。
俺と父さんが馬やブレンダーに乗って戦地に向かっていた事を聞いた国王様は、めちゃ豪華な箱馬車を俺にくれた。
詰めれば10人以上乗れるんじゃね? そりゃ王女様を馬に乗せたりは出来ないよな……。
御者を勤めるのは、なぜかメイドさん? メイド服に所々装甲がくっ付いているし、腰には細身の剣を差してるけど……メイドさん?
俺がメイドさんを不思議そうな顔で見ていると、メリル王女様がメイド兼護衛騎士だと教えてくれた。
日本だと女子高生ぐらいに見えるメイドさんは、ちょっと胸のボリュームが足りない感じだからか、父さんは興味を示さなかった。
マジであんた巨乳好きだな。
俺と父さん、そしてメリル王女が馬車に乗り込み、王都を出発し一路アルテアン領を目指して約2週間の旅。
ブレンダーとクイーンとファクトリーも馬車に乗せている。
王女様は俺の使い魔をいたく気に入り、ずっともふもふなでなでしている……俺の横にくっついて。
俺なんかのどこが良いんだろうなあ……前世では仕事ばっかで嫁に愛想をつかされ離婚した男なのに。
やっぱネスの使徒ってのが大きいのかなあ。
太陽神の姫巫女ってのも、ネスの使徒との縁を求めてくるらしいけど、こっちは人質みたいなもんだろうし。
将来の嫁は、ミルシェちゃんだけで良かったんだけど……どうしてこうなった?
あ~……ネスをでっちあげて使徒なんて演じたから、俺の自爆ってことか。
はあ。俺は、ただ真実の愛が欲しいだけなんだよ。
お気楽でのんびりした生活と、幸せな家族との人生を送りたいだけなんだよ。
ふとついたため息に王女が反応した。
「どうかされましたか、トールヴァルド様?」
心配そうな顔で俺を覗き込んで見てるけど、
「いえ……殿下は私がネス様の使徒だから婚約をお受けになられたのですか?」
ふと疑問に思った事を尋ねたら、急に怒りだした。
「トールヴァルド様が使徒様であるとか、全然関係ありません! そもそも最初にお見かけした時は、トールヴァルド様が使徒様である事は知りませんでした! ですが謁見でのあの堂々とした立ち居振る舞い、凛々しいお顔立ち、そしてあの近衛の副団長との戦い、全てが素敵でした。私はあの時からあなた様の事をお慕いしていましたというのに……」
最初は怒ってたのに、だんだんと声が震えて出して……やばい! 王女様泣きそう!
「いえ、そうですよね。ネス様と出会ったのは、私も昨年の事でした……申し訳ありません……」
じ~っと俺の顔を見ていた王女様は、また急にプンプンとオコになった。
「許しません!」
えーーー! 不敬ですか? 死罪ですか!?
「ど、どうしたら許して頂けるのでしょうか……」
「メリルと呼んでください。婚約者なのですから、殿下とか王女様とか仰々しいのは嫌です! 呼んでくれなければ許しません!」
あう……ハードル高いよ……ミルシェちゃんだって、まだちゃん付けなのに……。
「呼び捨てはさすがに……メリル様では?」「駄目です!」
ダメなの?
「メリルさん……」「許しません!」
あうあう……。
「メリル……」「はい! トールヴァルド様!」
ものすごく良い笑顔でニッコリ笑った。
もしかして今までの全部演技? まさか全てが計算だったのか!?
「あの、公的な場では殿下と呼ぶことをお許しください。他の貴族などの耳に入ると、何かと問題になると思いますので……」
成り上がり者が王女と結婚とか、絶対に内心苦々しく思ってるのが居るはずだからな。
「そうですね……それは仕方がありませんね。でも婚儀を挙げたら、殿下はなしですよ?」
まあ嫁さんにそんな呼び方する奴も居ないし、それはそうか。
「では、メリルも私の事はトールヴァルドと呼び捨てか、トールと呼んでください」
「殿方を呼び捨てなど、淑女にあるまじき行為です。はしたないので出来ません。」
あ~この世界ってそうなのかな?
「でも……それでは、トール様と……お呼びして良いですか?」
淑女としての妥協点がそこなんだろうな。
上目遣いで恥ずかしそうに俺を呼ぶ王女様……クソ! これも計算なのか!?
「ええ、それで構いません、メリル」
「はい、トール様!」
もう、計算でもいい……。
よく考えたらこの馬車には父さんとブレンダーとクイーン&ファクトリーが乗ってるんだった。
馬車内は、ガタゴトという音しかしない。
いつの間にか車内と御者席を隔ててる壁にある小窓を開けて、御者のメイド騎士さんが聞き耳立てる気がする。
全員が無言なのは……もしや聞いてた? 全部聞いてた?
おい、ブレンダー! 何で体中をガシガシ掻いてんだよ! 痒いのかよ!
クイーン! 蜂たちと何をコソコソ話してんだ! チラチラこっち見んな!
メイド騎士さん! 何だその慈愛に満ちた微笑みは! 私は聞いてませんよ? 嘘つけ!
父さん、なんだその呆れた表情は! え、激甘で砂糖吐きそう? 吐いてみろ!
くそ!やっぱお前ら全員、全部聞いてたんじゃねーか!
『無論、私も聞いておりました。すでにバカップルですね。激甘ゲロゲロです!』
あう……。
『人前で、あ~ん! するのと同じレベルで、激甘です!』
あうあう……。
『よく居ますよね、人前でも構わずチュッチュするバカップル!』
あうあうあう……。
『トール様。何だい? 呼んだだけ~♥ とか言いそうですね、このバカップル!』
あうあうあうあう……。
『帰ったら、楽しい楽しいミルシェちゃんの折檻が待ってますからね!』
ぁぅぁぅぁぅぁぅぁぅぁぅぁぅぁぅぁぅ…………。
俺達一行とニコニコした王女様を乗せた馬車は、ガタゴトと街道をアルテアン領に向かってゆっくり進んで行った。
旅は、超順調……兵士300人もいるもんね……そりゃ何事も起こらないわ。
ちらちらと見覚えのある景色が車窓を通り過ぎていく。
あと数日でアルテアン領……家に帰りたくない。
『それなら、なんで婚約をはっきり断らなかったんですか?』
ええかげんな奴じゃけ、ほっといてくれんさい……。
『吉○拓郎なんて、すでに若い世代は理解不能なネタですよ』
ほっといてくれんさい……。
どうせ俺にはミルシェちゃんの、記憶が飛ぶほどの折檻が待ってるんだ……。
『隠密同〇 心得○條! 死して〇、拾う者なし。○して屍、拾う者なし!』
俺は隠密の同心かよ……。ってか、そうか俺は死ぬのか……。
参加してくれた兵士さんや冒険者さんは、誰も怪我ひとつせずそこそこの報奨金を手にする事が出来て上機嫌。
そして……もちろんメリル王女様も一緒だ。
俺と父さんが馬やブレンダーに乗って戦地に向かっていた事を聞いた国王様は、めちゃ豪華な箱馬車を俺にくれた。
詰めれば10人以上乗れるんじゃね? そりゃ王女様を馬に乗せたりは出来ないよな……。
御者を勤めるのは、なぜかメイドさん? メイド服に所々装甲がくっ付いているし、腰には細身の剣を差してるけど……メイドさん?
俺がメイドさんを不思議そうな顔で見ていると、メリル王女様がメイド兼護衛騎士だと教えてくれた。
日本だと女子高生ぐらいに見えるメイドさんは、ちょっと胸のボリュームが足りない感じだからか、父さんは興味を示さなかった。
マジであんた巨乳好きだな。
俺と父さん、そしてメリル王女が馬車に乗り込み、王都を出発し一路アルテアン領を目指して約2週間の旅。
ブレンダーとクイーンとファクトリーも馬車に乗せている。
王女様は俺の使い魔をいたく気に入り、ずっともふもふなでなでしている……俺の横にくっついて。
俺なんかのどこが良いんだろうなあ……前世では仕事ばっかで嫁に愛想をつかされ離婚した男なのに。
やっぱネスの使徒ってのが大きいのかなあ。
太陽神の姫巫女ってのも、ネスの使徒との縁を求めてくるらしいけど、こっちは人質みたいなもんだろうし。
将来の嫁は、ミルシェちゃんだけで良かったんだけど……どうしてこうなった?
あ~……ネスをでっちあげて使徒なんて演じたから、俺の自爆ってことか。
はあ。俺は、ただ真実の愛が欲しいだけなんだよ。
お気楽でのんびりした生活と、幸せな家族との人生を送りたいだけなんだよ。
ふとついたため息に王女が反応した。
「どうかされましたか、トールヴァルド様?」
心配そうな顔で俺を覗き込んで見てるけど、
「いえ……殿下は私がネス様の使徒だから婚約をお受けになられたのですか?」
ふと疑問に思った事を尋ねたら、急に怒りだした。
「トールヴァルド様が使徒様であるとか、全然関係ありません! そもそも最初にお見かけした時は、トールヴァルド様が使徒様である事は知りませんでした! ですが謁見でのあの堂々とした立ち居振る舞い、凛々しいお顔立ち、そしてあの近衛の副団長との戦い、全てが素敵でした。私はあの時からあなた様の事をお慕いしていましたというのに……」
最初は怒ってたのに、だんだんと声が震えて出して……やばい! 王女様泣きそう!
「いえ、そうですよね。ネス様と出会ったのは、私も昨年の事でした……申し訳ありません……」
じ~っと俺の顔を見ていた王女様は、また急にプンプンとオコになった。
「許しません!」
えーーー! 不敬ですか? 死罪ですか!?
「ど、どうしたら許して頂けるのでしょうか……」
「メリルと呼んでください。婚約者なのですから、殿下とか王女様とか仰々しいのは嫌です! 呼んでくれなければ許しません!」
あう……ハードル高いよ……ミルシェちゃんだって、まだちゃん付けなのに……。
「呼び捨てはさすがに……メリル様では?」「駄目です!」
ダメなの?
「メリルさん……」「許しません!」
あうあう……。
「メリル……」「はい! トールヴァルド様!」
ものすごく良い笑顔でニッコリ笑った。
もしかして今までの全部演技? まさか全てが計算だったのか!?
「あの、公的な場では殿下と呼ぶことをお許しください。他の貴族などの耳に入ると、何かと問題になると思いますので……」
成り上がり者が王女と結婚とか、絶対に内心苦々しく思ってるのが居るはずだからな。
「そうですね……それは仕方がありませんね。でも婚儀を挙げたら、殿下はなしですよ?」
まあ嫁さんにそんな呼び方する奴も居ないし、それはそうか。
「では、メリルも私の事はトールヴァルドと呼び捨てか、トールと呼んでください」
「殿方を呼び捨てなど、淑女にあるまじき行為です。はしたないので出来ません。」
あ~この世界ってそうなのかな?
「でも……それでは、トール様と……お呼びして良いですか?」
淑女としての妥協点がそこなんだろうな。
上目遣いで恥ずかしそうに俺を呼ぶ王女様……クソ! これも計算なのか!?
「ええ、それで構いません、メリル」
「はい、トール様!」
もう、計算でもいい……。
よく考えたらこの馬車には父さんとブレンダーとクイーン&ファクトリーが乗ってるんだった。
馬車内は、ガタゴトという音しかしない。
いつの間にか車内と御者席を隔ててる壁にある小窓を開けて、御者のメイド騎士さんが聞き耳立てる気がする。
全員が無言なのは……もしや聞いてた? 全部聞いてた?
おい、ブレンダー! 何で体中をガシガシ掻いてんだよ! 痒いのかよ!
クイーン! 蜂たちと何をコソコソ話してんだ! チラチラこっち見んな!
メイド騎士さん! 何だその慈愛に満ちた微笑みは! 私は聞いてませんよ? 嘘つけ!
父さん、なんだその呆れた表情は! え、激甘で砂糖吐きそう? 吐いてみろ!
くそ!やっぱお前ら全員、全部聞いてたんじゃねーか!
『無論、私も聞いておりました。すでにバカップルですね。激甘ゲロゲロです!』
あう……。
『人前で、あ~ん! するのと同じレベルで、激甘です!』
あうあう……。
『よく居ますよね、人前でも構わずチュッチュするバカップル!』
あうあうあう……。
『トール様。何だい? 呼んだだけ~♥ とか言いそうですね、このバカップル!』
あうあうあうあう……。
『帰ったら、楽しい楽しいミルシェちゃんの折檻が待ってますからね!』
ぁぅぁぅぁぅぁぅぁぅぁぅぁぅぁぅぁぅ…………。
俺達一行とニコニコした王女様を乗せた馬車は、ガタゴトと街道をアルテアン領に向かってゆっくり進んで行った。
旅は、超順調……兵士300人もいるもんね……そりゃ何事も起こらないわ。
ちらちらと見覚えのある景色が車窓を通り過ぎていく。
あと数日でアルテアン領……家に帰りたくない。
『それなら、なんで婚約をはっきり断らなかったんですか?』
ええかげんな奴じゃけ、ほっといてくれんさい……。
『吉○拓郎なんて、すでに若い世代は理解不能なネタですよ』
ほっといてくれんさい……。
どうせ俺にはミルシェちゃんの、記憶が飛ぶほどの折檻が待ってるんだ……。
『隠密同〇 心得○條! 死して〇、拾う者なし。○して屍、拾う者なし!』
俺は隠密の同心かよ……。ってか、そうか俺は死ぬのか……。
35
お気に入りに追加
1,833
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。

死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく

異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。

外れスキル『収納』がSSS級スキル『亜空間』に成長しました~剣撃も魔法もモンスターも収納できます~
春小麦
ファンタジー
——『収納』という、ただバッグに物をたくさん入れられるだけの外れスキル。
冒険者になることを夢見ていたカイル・ファルグレッドは落胆し、冒険者になることを諦めた。
しかし、ある日ゴブリンに襲われたカイルは、無意識に自身の『収納』スキルを覚醒させる。
パンチや蹴りの衝撃、剣撃や魔法、はたまたドラゴンなど、この世のありとあらゆるものを【アイテムボックス】へ『収納』することができるようになる。
そこから郵便屋を辞めて冒険者へと転向し、もはや外れスキルどころかブッ壊れスキルとなった『収納(亜空間)』を駆使して、仲間と共に最強冒険者を目指していく。
成長促進と願望チートで、異世界転生スローライフ?
後藤蓮
ファンタジー
20年生きてきて不幸なことしかなかった青年は、無職となったその日に、女子高生二人を助けた代償として、トラックに轢かれて死んでしまう。
目が覚めたと思ったら、そこは知らない場所。そこでいきなり神様とか名乗る爺さんと出会い、流れで俺は異世界転生することになった。
日本で20年生きた人生は運が悪い人生だった。来世は運が良くて幸せな人生になるといいな..........。
そんな思いを胸に、神様からもらった成長促進と願望というチートスキルを持って青年は異世界転生する。
さて、新しい人生はどんな人生になるのかな?
※ 第11回ファンタジー小説大賞参加してます 。投票よろしくお願いします!
◇◇◇◇◇◇◇◇
お気に入り、感想貰えると作者がとても喜びますので、是非お願いします。
執筆スピードは、ゆるーくまったりとやっていきます。
◇◇◇◇◇◇◇◇
9/3 0時 HOTランキング一位頂きました!ありがとうございます!
9/4 7時 24hランキング人気・ファンタジー部門、一位頂きました!ありがとうございます!

くじ引きで決められた転生者 ~スローライフを楽しんでって言ったのに邪神を討伐してほしいってどゆこと!?~
はなとすず
ファンタジー
僕の名前は高橋 悠真(たかはし ゆうま)
神々がくじ引きで決めた転生者。
「あなたは通り魔に襲われた7歳の女の子を庇い、亡くなりました。我々はその魂の清らかさに惹かれました。あなたはこの先どのような選択をし、どのように生きるのか知りたくなってしまったのです。ですがあなたは地球では消えてしまった存在。ですので異世界へ転生してください。我々はあなたに試練など与える気はありません。どうぞ、スローライフを楽しんで下さい」
って言ったのに!なんで邪神を討伐しないといけなくなったんだろう…
まぁ、早く邪神を討伐して残りの人生はスローライフを楽しめばいいか
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる