24 / 38
第九章 湯煙温泉郷
第九章①
しおりを挟む
「父ちゃん! かおる! 早く早く!」
赤い灯籠が連なる雪化粧の石段を、真純は軽々と駆け上がる。
「んなに急がなくても、神社は逃げねぇよ」
真純より少し遅れて、肇は悠々と石段を上る。薫はそこからさらに離れて、二人の後ろ姿をカメラに収めた。
肇の誕生日に旅行をプレゼントした。薫が情報を取り寄せて、三人で行き先を決めた。風光明媚な歴史ある温泉地で、昼間は温泉街を食べ歩き、土産を買い、足湯に入って、夜は旅館に一泊する。
「見て見てー。雪だるまいっぱい作った」
雪見の露天風呂で、真純は白い息を吐いた。降り積もった雪を集めて、雪だるまをせっせと作っていたのだ。雪に埋もれた坪庭や、岩の上、浴槽の縁なんかに、大小様々の雪だるまが並べられている。
「一番おっきいのが父ちゃんで、二番目がかおるで、このちっちゃいのがますみね」
「耳が生えてんのは?」
「誰でもないけど。これは犬で、クマと、猫。あとウサギもいる」
「なかなかよくできてんじゃねぇか」
「うん!」
真純は満面の笑みで湯船に戻った。冷えた体を熱い温泉で温める。
「よくあったまれよ。温泉で風邪引くなんざバカらしいからな」
「だいじょーぶだよ。熱くなったらまた雪だるま作る」
真純は肇にぴったりとくっついて、肩までお湯に浸かった。肇は真純の濡れた頭を撫でる。その様子を、薫は複雑な気持ちで見守った。
薫だって、肇にぴったりと寄り添いたい。しかし、そんなことをしたらただでさえ熱い体がさらに火照ってしまう。真純の目があるのはもちろん、いつ誰が来るとも分からない大露天風呂で、醜態を晒すわけにはいかない。
「やっぱ、でけぇ風呂はいいな」
薫の苦悩を知ってか知らずか、肇は悩ましげな息を漏らす。浴槽の縁に腰掛けて、火照った体を夜風に当てる。湯気の立つ上気した肌が、この上なく艶めかしい。つんと尖った乳首から、ぽたりぽたりと雫が滴る。股間をタオルで隠すこともせず、全てを惜しみなく曝け出している。
薫の熱視線に気付いた肇は、見過ぎだと言わんばかりに微笑を浮かべる。「ごめん」と薫がさっと目を逸らして俯くと、肇はくつくつと楽しそうに笑った。
夕食は部屋でゆっくり食べた。旬の蟹料理に舌鼓を打ち、酒も入ってほろ酔いのいい気分である。
薫は酒が得意ではないが、浴衣姿の肇があまりに色っぽく、無防備な胸元も開けた裾も目の毒になり、どうしたらいいのか分からなくなって、つい飲み過ぎてしまった。肇の和装は新鮮なのに懐かしさがあって、見ているだけで妙な気分になる。きっと、初恋を思い出すからだ。
食事の後、客室付きの露天風呂に入るつもりだったのに、薫はすっかり眠ってしまった。仲居さんが敷いてくれたふかふかの布団でごろごろしながら、見慣れぬテレビ番組を流し見しているのが気持ちよくて、気付けば熟睡していた。
微かな衣擦れの音に、薫の意識は覚醒した。薄く目を開ける。銀の月明かりが差す窓辺で、肇が帯を解いていた。
「まだ起きてるの?」
薫の声に、肇はびくりと肩を揺らした。
「お前こそ、起きてたのかよ」
「今起きた」
部屋はとっくに消灯している。床の間の行灯だけがぼんやりと明るい。銀の月明かりに照らされて、肇の輪郭がぼんやりと浮かび上がる。芸術品のように美しい。神秘的で、神聖ですらある。
「ねぇ、ちょっと」
「何だよ」
帯を締め直そうとした肇の手を、薫は少々強引に握った。腰を抱き寄せて、乱れた衿元にそっと手を滑り込ませる。
「ん……起きて早速かよ」
「だめ? 肇もそのつもりだったでしょ」
美しい黒髪はしっとりと湿っているし、肌は熱いくらいに火照っている。かり、と乳首を引っ掻くと、肇は軽く息を詰めた。
「ごめんね。待たせた?」
「……わけねぇだろ。真純と風呂入ってただけだ」
「えっ、真純まだ起きてる?」
「向こうのベッドで寝てる。家から持ってきたクマちゃん抱っこしてな」
「ふふ、かわいいね」
「大昔に買ったぬいぐるみをいまだに大事にしやがる」
「いいことじゃん。大事にされて、あのクマも喜んでるよ」
「どうだかな」
「今日買ったお土産も、きっと大事にしてくれるよ」
「あんなもん、どこにでも売ってそうだけどな」
「そんなことないって。一応ご当地キャラクターなんだし……」
土産の話をして思い出した。肇に渡そうと思っていて渡せていないものがある。
薫は、カバンのポケットからそれを取り出した。小さな白い紙袋だ。昼間訪れた神社の名前が刻まれている。
「これ、僕からの誕生日プレゼントね」
薫が手渡すと、肇は目を丸くして受け取った。
「プレゼントはこの旅行だろ?」
「そうだけど、まぁ、オプションってことで。開けてみてよ」
中身は縁結びのお守りだ。しかも、色違いで三つも。何しろ、あの神社には縁結びの神様が祀られている。縁結びのお守りだけやたらと種類が豊富だった。
「一応、僕が白で、肇が紺で、真純が水色かな~って思ってるんだけど、それぞれ好きな色選んでお揃いで持っときたいな~って」
「なんで三人で持つんだよ」
「だって、この縁を大事にしたいじゃん? 三人でずっと仲良くいられるといいなって。あ、そういう願いでもいいらしいよ。巫女さんにちゃんと聞いたから」
「……」
肇はじっとお守りを見つめている。喜びとも悲しみとも取れる表情だ。もしや判断を誤っただろうか、と薫は気を揉んだ。
肇の誕生日に旅行をプレゼントする。半分本音で、半分は建前である。もう半分の本音は、肇を気分転換に連れ出したかったのだ。
毎年冬になると、肇は塞ぎ込むことが増える。奥さんの命日が近いからだ。墓参りの晩に一人でこっそり涙を流していたのを、薫は知っている。知っていて、何もできずにいた。
冬に楽しい思い出が増えれば、もう少し楽しい気分で冬を越えられるんじゃないだろうか。そう思って、薫は今回の旅行を計画した。
しかし、縁結びのお守りはまずかっただろうか。奥さんとの縁を切って薫と縁を結べと迫っているように思われても仕方がないかもしれない。もちろん、薫にそんなつもりは毛頭ないのだけれど。
「……気に入らなかった?」
薫は恐る恐る尋ねた。
「……いや」
肇はお守りに目を落としたまま、ふっと頬を綻ばせる。
「悪くねぇ」
そして、大事そうにカバンに仕舞う。
「悪くねぇから、付き合ってやってもいいぜ」
肇は、妖艶な微笑を唇に湛えた。
赤い灯籠が連なる雪化粧の石段を、真純は軽々と駆け上がる。
「んなに急がなくても、神社は逃げねぇよ」
真純より少し遅れて、肇は悠々と石段を上る。薫はそこからさらに離れて、二人の後ろ姿をカメラに収めた。
肇の誕生日に旅行をプレゼントした。薫が情報を取り寄せて、三人で行き先を決めた。風光明媚な歴史ある温泉地で、昼間は温泉街を食べ歩き、土産を買い、足湯に入って、夜は旅館に一泊する。
「見て見てー。雪だるまいっぱい作った」
雪見の露天風呂で、真純は白い息を吐いた。降り積もった雪を集めて、雪だるまをせっせと作っていたのだ。雪に埋もれた坪庭や、岩の上、浴槽の縁なんかに、大小様々の雪だるまが並べられている。
「一番おっきいのが父ちゃんで、二番目がかおるで、このちっちゃいのがますみね」
「耳が生えてんのは?」
「誰でもないけど。これは犬で、クマと、猫。あとウサギもいる」
「なかなかよくできてんじゃねぇか」
「うん!」
真純は満面の笑みで湯船に戻った。冷えた体を熱い温泉で温める。
「よくあったまれよ。温泉で風邪引くなんざバカらしいからな」
「だいじょーぶだよ。熱くなったらまた雪だるま作る」
真純は肇にぴったりとくっついて、肩までお湯に浸かった。肇は真純の濡れた頭を撫でる。その様子を、薫は複雑な気持ちで見守った。
薫だって、肇にぴったりと寄り添いたい。しかし、そんなことをしたらただでさえ熱い体がさらに火照ってしまう。真純の目があるのはもちろん、いつ誰が来るとも分からない大露天風呂で、醜態を晒すわけにはいかない。
「やっぱ、でけぇ風呂はいいな」
薫の苦悩を知ってか知らずか、肇は悩ましげな息を漏らす。浴槽の縁に腰掛けて、火照った体を夜風に当てる。湯気の立つ上気した肌が、この上なく艶めかしい。つんと尖った乳首から、ぽたりぽたりと雫が滴る。股間をタオルで隠すこともせず、全てを惜しみなく曝け出している。
薫の熱視線に気付いた肇は、見過ぎだと言わんばかりに微笑を浮かべる。「ごめん」と薫がさっと目を逸らして俯くと、肇はくつくつと楽しそうに笑った。
夕食は部屋でゆっくり食べた。旬の蟹料理に舌鼓を打ち、酒も入ってほろ酔いのいい気分である。
薫は酒が得意ではないが、浴衣姿の肇があまりに色っぽく、無防備な胸元も開けた裾も目の毒になり、どうしたらいいのか分からなくなって、つい飲み過ぎてしまった。肇の和装は新鮮なのに懐かしさがあって、見ているだけで妙な気分になる。きっと、初恋を思い出すからだ。
食事の後、客室付きの露天風呂に入るつもりだったのに、薫はすっかり眠ってしまった。仲居さんが敷いてくれたふかふかの布団でごろごろしながら、見慣れぬテレビ番組を流し見しているのが気持ちよくて、気付けば熟睡していた。
微かな衣擦れの音に、薫の意識は覚醒した。薄く目を開ける。銀の月明かりが差す窓辺で、肇が帯を解いていた。
「まだ起きてるの?」
薫の声に、肇はびくりと肩を揺らした。
「お前こそ、起きてたのかよ」
「今起きた」
部屋はとっくに消灯している。床の間の行灯だけがぼんやりと明るい。銀の月明かりに照らされて、肇の輪郭がぼんやりと浮かび上がる。芸術品のように美しい。神秘的で、神聖ですらある。
「ねぇ、ちょっと」
「何だよ」
帯を締め直そうとした肇の手を、薫は少々強引に握った。腰を抱き寄せて、乱れた衿元にそっと手を滑り込ませる。
「ん……起きて早速かよ」
「だめ? 肇もそのつもりだったでしょ」
美しい黒髪はしっとりと湿っているし、肌は熱いくらいに火照っている。かり、と乳首を引っ掻くと、肇は軽く息を詰めた。
「ごめんね。待たせた?」
「……わけねぇだろ。真純と風呂入ってただけだ」
「えっ、真純まだ起きてる?」
「向こうのベッドで寝てる。家から持ってきたクマちゃん抱っこしてな」
「ふふ、かわいいね」
「大昔に買ったぬいぐるみをいまだに大事にしやがる」
「いいことじゃん。大事にされて、あのクマも喜んでるよ」
「どうだかな」
「今日買ったお土産も、きっと大事にしてくれるよ」
「あんなもん、どこにでも売ってそうだけどな」
「そんなことないって。一応ご当地キャラクターなんだし……」
土産の話をして思い出した。肇に渡そうと思っていて渡せていないものがある。
薫は、カバンのポケットからそれを取り出した。小さな白い紙袋だ。昼間訪れた神社の名前が刻まれている。
「これ、僕からの誕生日プレゼントね」
薫が手渡すと、肇は目を丸くして受け取った。
「プレゼントはこの旅行だろ?」
「そうだけど、まぁ、オプションってことで。開けてみてよ」
中身は縁結びのお守りだ。しかも、色違いで三つも。何しろ、あの神社には縁結びの神様が祀られている。縁結びのお守りだけやたらと種類が豊富だった。
「一応、僕が白で、肇が紺で、真純が水色かな~って思ってるんだけど、それぞれ好きな色選んでお揃いで持っときたいな~って」
「なんで三人で持つんだよ」
「だって、この縁を大事にしたいじゃん? 三人でずっと仲良くいられるといいなって。あ、そういう願いでもいいらしいよ。巫女さんにちゃんと聞いたから」
「……」
肇はじっとお守りを見つめている。喜びとも悲しみとも取れる表情だ。もしや判断を誤っただろうか、と薫は気を揉んだ。
肇の誕生日に旅行をプレゼントする。半分本音で、半分は建前である。もう半分の本音は、肇を気分転換に連れ出したかったのだ。
毎年冬になると、肇は塞ぎ込むことが増える。奥さんの命日が近いからだ。墓参りの晩に一人でこっそり涙を流していたのを、薫は知っている。知っていて、何もできずにいた。
冬に楽しい思い出が増えれば、もう少し楽しい気分で冬を越えられるんじゃないだろうか。そう思って、薫は今回の旅行を計画した。
しかし、縁結びのお守りはまずかっただろうか。奥さんとの縁を切って薫と縁を結べと迫っているように思われても仕方がないかもしれない。もちろん、薫にそんなつもりは毛頭ないのだけれど。
「……気に入らなかった?」
薫は恐る恐る尋ねた。
「……いや」
肇はお守りに目を落としたまま、ふっと頬を綻ばせる。
「悪くねぇ」
そして、大事そうにカバンに仕舞う。
「悪くねぇから、付き合ってやってもいいぜ」
肇は、妖艶な微笑を唇に湛えた。
11
お気に入りに追加
56
あなたにおすすめの小説

家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
アルファとアルファの結婚準備
金剛@キット
BL
名家、鳥羽家の分家出身のアルファ十和(トワ)は、憧れのアルファ鳥羽家当主の冬騎(トウキ)に命令され… 十和は豊富な経験をいかし、結婚まじかの冬騎の息子、榛那(ハルナ)に男性オメガの抱き方を指導する。 😏ユルユル設定のオメガバースです。
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。
貢がせて、ハニー!
わこ
BL
隣の部屋のサラリーマンがしょっちゅう貢ぎにやって来る。
隣人のストレートな求愛活動に困惑する男子学生の話。
社会人×大学生の日常系年の差ラブコメ。
※現時点で小説の公開対象範囲は全年齢となっております。しばらくはこのまま指定なしで更新を続ける予定ですが、アルファポリスさんのガイドラインに合わせて今後変更する場合があります。(2020.11.8)
■2024.03.09 2月2日にわざわざサイトの方へ誤変換のお知らせをくださった方、どうもありがとうございました。瀬名さんの名前が僧侶みたいになっていたのに全く気付いていなかったので助かりました!
■2024.03.09 195話/196話のタイトルを変更しました。
■2020.10.25 25話目「帰り道」追加(差し込み)しました。話の流れに変更はありません。

いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。

ハイスペックストーカーに追われています
たかつきよしき
BL
祐樹は美少女顔負けの美貌で、朝の通勤ラッシュアワーを、女性専用車両に乗ることで回避していた。しかし、そんなことをしたバチなのか、ハイスペック男子の昌磨に一目惚れされて求愛をうける。男に告白されるなんて、冗談じゃねぇ!!と思ったが、この昌磨という男なかなかのハイスペック。利用できる!と、判断して、近づいたのが失敗の始まり。とある切っ掛けで、男だとバラしても昌磨の愛は諦めることを知らず、ハイスペックぶりをフルに活用して迫ってくる!!
と言うタイトル通りの内容。前半は笑ってもらえたらなぁと言う気持ちで、後半はシリアスにBLらしく萌えると感じて頂けるように書きました。
完結しました。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる