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11. 客人たち

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 午前中は司祭さまが来られるということで、私は一人で自室に引きこもった。

 今はちょうど彼女には、大雑把ではあるが歴史を教えている。
 だから自分自身の勉強も兼ねて、この国の歴史を一から見直そうと思ったのだ。
 人に教えるということは、その生徒よりもずっとたくさんの知識が必要だ。もちろん私は彼女よりはその手の知識はある。けれども、無邪気な質問というものは、時に核心をつく。
 そのときに、決してうろたえてはならないのだ。何でも知っているという風に見せなければ、生徒だって不安がる。
 私は彼女の前では、完璧な教師にならなければならない。

 一つ一つ自分の知識を確認しながら書物を読み解く。
 主人は私に、教えるという行為は自己を伸ばすものでもあるのだと言った。それはもしかしたらこういう意味も含まれているのかもしれないな、と思う。
 机の上にうず高く積まれた本を見て、ため息をつく。
 すべて読んだことがある。再確認のために流し読みをしたが、やはり見落としていることもあった。それは些細なことであるのがほとんどで、大まかな流れには何の支障もないが、でも私は彼女と違って、見せかけだけ整えればいいわけではない。
 この国のことならば、歴史であれ地理であれ芸術であれ何であれ、この頭の中に叩き込まなければならないのだ。

 私は本を抱えて部屋を出る。
 書庫に出入りするものは少ないが、いつ誰が何を必要とするかはわからない。読み終わったらまめに返却しなければならない。

 次は何の本を読もうか、と考えながら歩いていると、前からテオドールさまがやってくるのが見えた。
 私は廊下の端に寄って、頭を下げ、かの人が前を通り過ぎるのを待った。
 だが、彼は。私の前で足を止めた。

「ええと、こちらの書生だったか」
「はい、左様でございます」

 頭を下げたまま、そう答える。

「少し聞きたいことがあるのだが」
「なんでございましょう」

 顔を上げる。彼は、なにやら考え込んでいる様子だった。
 てっきり厠の場所でも訊かれるのかと思っていたので、少々たじろぐ。

「君、彼女のことをどう思う?」
「彼女のこと……」

 この場合、もちろんリュシイのことだろう。
 彼は聖典の読み聞かせをしているようだが、生徒についての予備知識が欲しいということだろうか。

「努力家と思います。それに素直ですから、覚えも早くて」
「いや、そういうことではなく」

 司祭さまは苦笑しながら私の言葉をひったくった。

「女性としてどう思うかを訊いているんだ」
「はっ?」

 疑われているのだろうか。私がリュシイに懸想しているのではないかと。何がどうしてそうなった。
 そういえば主人も最初に夜這いするなと言った。年がちょうどいいからと言って、どうして疑われるのだろう。心外だ。

 しかしどうしてそんなことを尋ねてくるのか。やはり恋文の相手は司祭さまなのか。

「彼女はこの屋敷のお嬢さまですので、私などとても」

 これでどうだ、と思いながら答える。
 だがなぜか司祭さまは食い下がってきた。

「じゃあ、もしも彼女がお嬢さまじゃなかったら?」

 もしも、と言われても。実際に彼女は主人のお嬢さまなのだから、どうしようもない。
 だからといって、そう答えるのもなんとなく憚られて、私は正直に言う。

「美しい女性だと思います。仮にお嬢さまでなかったとしても、私など相手にされないでしょう」

 私の答えを聞いて、ああ、と司祭さまはうなずいた。

「訊き方が悪かったかな。君との仲を疑っているわけではないよ」
「……はあ」

 疑っていない?
 ならばどうして、女性としてどう思うか、などと訊くのか。

「彼女、けっこう身持ちが固いんだ」
「えっ?」

 何をいきなり。

「なかなか心を開いてくれないというか、そんな感じがしてね」
「そうですか」

 どう答えろというのだ。

「いや正直、こういう女性の反応は新鮮でね、驚いてしまう」
「こういう、とは……」
「こう見えて、私は女性に不自由したことがないんだよ」

 すごいことをさらりと言ってのけた。だが嫌味には感じなかった。
 言い方が飄々としているのもある。
 それになにより、そうだろう、と納得させられたのだ。
 彼は時期教皇という地位を持つ。その上に、若い。見目も麗しい。見た感じ、悪い人間にも見えない。本質がどうかはほとんど言葉を交わしたことがない私ではわからないが、教会に携わる人間ならば、人格も優れているのではないか。
 であるならば、引く手数多だろう。

「でも彼女、そういう女性たちとは違っていてね」
「はあ」

 司祭さまは彼女を口説きたいということなのか。
 では彼女の恋文の相手は司祭さまではないということか?
 いや、恋文を交わすようにはなったが、それ以上の関係になりたいと思っているだけなのかもしれない。

 司祭さまは腕を組んで、うーんと唸った。

「どうすればいいのかな、と思って。君ならどうする?」
「どう、と言われましても、私には」

 どう考えても誰が見ても、私よりも司祭さまのほうが恋愛に長けている。私の言うことを参考にしようなどと思う人間がこの世にいるのかどうかすら疑問だ。

「だって君、ずいぶん仲良さそうじゃないか」
「えっ」
「雑談をしていたら、君の話題がちょくちょく出てくるし」

 私の話題? いったい何の。
 いや、彼女はこの屋敷に閉じ込められているようなものだから、必然的にそうなるだけなのだろう。
 きっと、主人やアネットの話題も、同じように出ているはずだ。

「彼女についての情報とか、少し教えてくれないかな」
「いや、そんなに仲が良いというわけでは」

 リュシイは今でも私にとって謎だらけの存在だ。それに、彼女についての何かを迂闊に言うわけにもいかない。
 虐待を受けていたようだ、とか言えるか? まさか。

「私ではお役に立てそうもありません」
「ふうん、まあいいか」

 情報を得られなかったことをさほど残念とも思っていないようで、彼は小さく肩をすくめた。

「まあ最初から、無理だろうって思っていたけれど」
「え……?」
「面白そうだったから、つい」

 そう一人、ごちる。
 どういう意味だ? 面白そう?

「あの……?」
「あ、いやいい。こっちの話。すまなかったね、引き止めたりして」
「いえ、それは構いませんが」
「信仰を知らず、神から最も遠いように思うのに、神に一番近い女性か……」

 呟くように言う。
 リュシイのことか。
 神に一番近い。すなわち女神。神の傍におわす、美貌の女神。
 それ以上の言葉がどこにあるのだ。

「それをそのまま伝えれば良いのでは」

 私がそれを口にしても何の効果もないだろうし、口が裂けても言えないが。
 司祭さまが口にすれば、どんな女性だって参ってしまうだろう。

「そうかな。なるほど。考えておこう」

 彼はそう言うとうんうん、と何度もうなずいた。どうやら口説き文句として採用されそうだ。

 彼はまた歩き出す。そして少しして足を止めた。

「ああそうだ、厠はこっちで良かったのだよね?」

 首だけこちらに向けて、前方を指差した。

「え、ええ、そうです」
「ありがとう」

 そう言って彼はまた歩いていった。
 そうか、元々、私を探していたわけではないのだから、別の用事があったはずなのだ。
 なんとものんびりした雰囲気の人だ。

          ◇

 別の日、主人が連れてきた客人は、私を見るなりいきなり指を差して、声を上げた。

「男がいるじゃないか」
「……え?」

 突然のことに、私は何も言うことができなくて、ただ立ちすくんだ。
 客人の隣にいる主人に視線を移すと、頭を押さえてため息をついている。

「だから連れてきたくなかったのです」
「私がいらぬ心配をするからか?」
「いや、そのようにいらぬことを騒ぎ立てるからです」

 その客人は、主人の態度を見るに、どうやら主人より目上の人物のようだ。しかし、若い。私と同い年くらいではないかと思う。そしてずいぶんと仕立ての良い服を着ている。私ですらそうとわかるほどの。
 公爵である主人よりも目上となると、王族だろうか、と推測する。

「いらぬことではないだろう。リュシイ殿がいるというのに、こんな若い男が一つ屋根の下とは」

 今、確かにリュシイと言った。だとすれば、この人も彼女の客人ということか。

「君、まさか彼女に無体なことをしていないだろうね?」

 その人は前かがみになって私の顔を覗き込んできた。

「そんな、滅相もない」

 私が慌ててそう言うと、彼はわざとらしく笑顔を作った。

「ならいいんだ」

 すぐに上機嫌な顔になり、胸を張る。
 どうやら本気で心配している様子ではなさそうだ。冗談のつもりなのかもしれないが、こちらとしては冷や汗をかく。

 どうして私を疑うようなことを言うんだ。何もしていないし、しようとも思ったことがないのに。

「彼は、こちらに勤めている書生です。彼に限ってありえません。滅多なことを言わないでいただきたい」

 初めて彼女がこの屋敷にきたときは主人も私を疑ったような発言をしていたが、そのことはすっかり忘れているようだ。

「これは失礼。済まなかったね」
「……いえ」

 済まない、とは微塵も思っていないような口調でそう言われた。

「あー、一応、紹介を。こちらはクラッセ国の第四王子であらせられるエグリーズさまです。皆、失礼のないように」

 主人がなぜか浮かない口調でそう言った。渋々、というのがしっくりくる表情だった。
 クラッセ国の第四王子。有名だ。クラッセ国王の放蕩息子として。
 王位継承権はあるが、第四王子の上に妾腹であることから、まず王位は巡ってこない。それをいいことにほとんど国におらず、各国を旅するのが趣味とか何とか。我が国にもよく立ち寄るということだから、当然主人とも顔見知りなのだろう。
 身分の違いはあるだろうが、主人と軽口を叩きあっているところから見ても、悪い人物ではなさそうだ。

 クラッセの王子と彼女が知り合い。
 彼女の人脈はいったいどうなっているんだ。

「アネット、リュシイを呼んできてください」
「はい」

 アネットが主人の言葉に頭を下げる。そして彼女の部屋に行こうとするのを王子が引きとめた。

「あなたはもしや大法官殿の恋人か何か?」

 なんということを言い出すのだろう。隣の主人はまた頭を押さえている。
 アネットの方は口元を押さえて、ほほ、と優雅に笑った。

「いいえそんな私など。私はこちらに勤めさせていただいている一介の使用人ですわ」

 さすがに落ち着いている。私もかくあるべきだった、と後悔した。

「こんなに美しい女性を傍においているのに恋人にもしないなんて、却って失礼ではないかな」
「まあ、お戯れを」

 アネットは、ちら、と主人の方を見やる。主人は小さくため息をついていた。

「おや、もしや、大法官殿は袖にされたあとかな」
「まさか、そんなことはございませんわ」
「エグリーズさま、そろそろ」

 眉根を寄せて、主人が口を出す。

「失礼、口が過ぎたようだ。魅力溢れる女性を見るとつい、詮索してしまう」

 言われて悪い気はしないのだろうか。アネットは機嫌の良い様子で一礼すると、リュシイの部屋に向かっていった。
 なるほど、なかなか口の上手い人のようだ。主に女性に対して。それに振り回されている主人が気の毒にはなるが。

 しばらくして、リュシイがアネットに連れられてやってくる。

「エグリーズさま!」

 彼女がこちらに駆けてやってきた。が、私の顔を見るとハッとしたように足を止めて、ゆっくりと歩いてくる。
 どうやら私の顔を見ると、走り出してはいけない、と思い出すらしい。
 彼女はドレスの裾を少し持ち上げて、そしてゆっくりと礼をした。及第点だ。

「お会いできて嬉しく思いますわ。ご無沙汰しております。お元気そうで何よりですわ」
「いやはや、相変わらずお美しい。いや、また美しくなられたかな?」
「エグリーズさまは相変わらず口が上手くていらっしゃるのね」
「世辞ではないつもりだが」
「では素直に喜んでいたほうがいいのかしら」

 などと背中が痒くなるような会話を交わしている。

「ではリュシイ殿、積もる話もありますし、部屋に案内していただけるかな?」
「駄目です!」

 王子の軽口に、主人の声が飛んだ。

「二人きりなどと、たとえエグリーズさまといえど絶対に許しません!」

 私自身、彼女と二人で部屋に篭ることは多い。それに教皇の子息であるテオドールさまも、やってきたときには客間とはいえ、二人きりになるではないか。
 ということは、むしろこの王子だから二人きりにしたくないのではないか。

「おお、怖い。あなたのお父上は怒らせると怖いお人だからな。仕方ない、ではあなたの部屋は諦めるとしよう」

 と、さほど残念とは思っていない様子で、三人で客間へ立ち去っていった。

 その後、三人はなかなか客間から出て来ず、前を通ると中から笑い声が聞こえた。
 しばらくして王子が泊まるという話になったようで、屋敷の中は慌しくなり始めた。なんといっても一国の王子が泊まるのだ。なにか粗相があってはいけないと、皆がピリピリしていて、私も掃除や荷物運びなどに駆り出された。

 主人は、リュシイに何度も何度も言い聞かせていた。

「扉を閉めるのは嫌かもしれませんが、今晩だけは、絶対に! 絶対に内鍵を朝まで開けてはなりませんぞ!」

 あまりに何度も言うので、彼女も苦笑いをしながら、「大丈夫です」と返事している。
 王子にも、

「部屋は用意させましたから、出歩かないようにしてください」

 などと言っているので、見ているこちらがはらはらする。いくら放蕩息子で有名とはいえ、隣国の王子だ。主人がこの国でいくら身分が高かろうとも、彼のほうが目上に決まっている。
 だが王子は何を気にする風でもなく、「わかっていますよ」と飄々として言った。

「過保護な親を持つと苦労しますね」

 と王子がリュシイに話しかけると、主人がすかさず言う。

「可愛い子どもがいれば、過保護になるのは当たり前です。クラッセ国王陛下もちょくちょく、エグリーズさまがいらっしゃるかと王城に連絡を入れてこられます」

 それを聞いた王子は肩をすくめたが、少し嬉しそうだったのは気のせいではないだろう。
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