快楽短編集②

ぎょく大臣

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盗賊下っ端、開発される 後編

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なんとかオカマの魔の手から逃げ出した俺は、何食わぬ顔で盗賊団のアジトに戻った。
盗みに入って失敗して、その上ケツをいじくり回されたなんて誰にも言える訳ない。そんな事知られたが最後、ちょっと先に入団したってだけで偉そうにしてる連中にどんな目に遭わされるか。
嫌な事を想像しそうになって髪をぐしゃぐしゃ掻き回し、思考を中断させる。

(絶対バレないようにしねぇとな…)

しかしながら団員として寝泊りを許されているこの廃村は、団に貢献していない者ほど肩身が狭くなるのが暗黙の了解。
仕事ができない奴は新人相手だろうが腰を低くしてパシリをさせられて当たり前の徹底した実力主義。だからこそ一旗揚げやすいと入団したのだ。
オカマの所では失敗したが、早めにまた獲物を探さなければ。
まだ入団したばかりで地位の低い俺は、綺麗に作り直された家など使わせて貰える訳もなく、雨風が辛うじて避けられるボロ屋を他の下っ端たちと共同で使っている。
適当に空いている所に寝転んでいると、オカマの所での後遺症が襲ってきた。

(くそ、ケツが疼いて…どうしようもねえ)

あれからふとした瞬間にこうなのだ。
どんなに気のせいだと思い込もうと、オカマに与えられたあの壮絶な快感を忘れられない。
ケツがじんじん疼いて、なんでもいいから突っ込んで掻き回したくなる。
それと同時にオカマにされた事を思い出した日には…。

「くそっ」
「おい、うっせぇぞ新入り」

嫌な考えを振り払おうと寝返りをうつと痛んだ床が軋む。新入りにはその音を立てる権利すらないとばかりに、俺より数年早く団に入った奴が物音を咎めて来る。

「チッ…はぁ。すんやせーん」
「ああ?おい、なんだその態度は!おい!」

お前のほうがよっぽどうるせえだろ。
俺よりもだいぶ年上の癖に、下っ端と変わらない地位のうだつがあがらない冴えない男。
相手をするのもうざったくて、がなり声を背に適当に謝りながらボロ屋を出る。
とは言えどこか行く当てがある訳でもない。とりあえず小便しとくかと林の方へ向かう。
人目が無さそうな程度に奥へ行き、獣が近くにいないか確認していた時だった。
かちゃりと金属の音がして、腰に差していた自分の短刀の持ち手の部分を見る。
……とても、丁度良さそうな大きさだ。

(バカか…丁度いい大きさってなんだよ)

そう思っても、一度過ったら気になって仕方ない。
安物で飾り気がなく、中で引っかからなそうで、男の中でも小さい方の大きさ。

「はぁ……くそっ」

辺りを見回し、岩陰に身を潜め、警戒しながら下腹部を露出する。
すでに勃ちあがりかけている己のチンコを扱けばぬるついた先走りがどんどん溢れて来るので、それを手に付けては尻に塗っていく。
マヌケな事をしていると頭で解っていても息は荒くなり、やめた方がいいと抗いつつも興奮で感度が上がっていく。

「っく…ぅ……ぁ、あぁ…」

指で穴をほぐすと、堪らずうめき声が漏れた。
自分で弄ったらもう後戻りできないと自制していたが、その予感通り、一度してしまえばもうケツ穴に出し入れする指が止まらない。
気持ちがいい。
オカマにされたえろい事を思い出しながら、乳首にも手を伸ばす。

「ぅうっ、ん、んー……はぁっぁぁー」

胸を弄りると、ケツ穴に通じてるかのように快感が突き抜ける。
岩に背を預けながら身を捩った。

「………イイッ」

オカマに凌辱された時ほどではないが、うっとりするような快感はある。
あいつが言ってたメスのスイッチってのはどこだったか…。
探ってみるが、自分の指では届かないのか手応えが無い。
指では駄目なのかと、今度は自分の短刀の持ち手に先走りを塗り、ゆっくり挿入した。

「っく、はぁぁあん♡」

その指よりある質量に、肩を揺らして感じてしまう。
硬い。硬くて、すごい。
もはや内側の肉壁を擦られるだけで感じてしまうようになった肛門に危機感を覚えながら、メスのスイッチを探す。

「ふうぅ…っぁ…どこにあんだよ…」
「よう新入り。随分楽しそうなことしてるなぁ」
「あっ!!?」

必死であの場所を探している最中に手を掴まれる。
驚いて見ると、さっき俺に怒鳴っていた男だった。
さぁっと体温が下がり、何か言い返さなくてはと無意味に口をぱくぱくさせた。

「ははは、なんだコイツ!チンコじゃなくてケツ穴がイイのかよ!」
「お前こんなカマ野郎に馬鹿にされたのか?情けねえ」
「うるっせぇな」
「ったく、こんな奴躾けるために呼ばれるたあな」

囲まれて笑われていることに羞恥を覚え、引いていた血の気が嘘みたいにかっと顔が熱くなる。
このクソ野郎、俺にちょっとコケにされたくらいで仲間連れて報復しに来やがったのか。よりにもよってこのタイミングに。

「あ、アニキたちなんか誤解してるぜ。俺は別に逆らうつもりなんて…」
「ああ?もうそんなもんどうだっていいっつの」

がしっと小物感満載のおっさんが俺の尻を無遠慮に掴み、小さく悲鳴を上げた。

「最近実入りが悪くて女抱けてねえからな。丁度いい、ケツ貸せ」
「んなぁ!?ちょちょちょ、それは勘弁…!」
「大人しく言う事聞けよ変態。お前ケツで遊んでたの他の奴らにバラされたいのか?」
「いや、それは……っ」
「まあ元より入りたての坊主に拒否権ねえよ。諦めな」
「そんな、待ってくれ」

その場に無理やり立たされて、手を頭の後ろで組んでガニ股になるように命令される。
なんとか逃げ出せないかと無い頭を絞るが、三人相手に適うとは到底…。

「下手な事考えるなよオカマちゃん。もっと人数呼んで輪姦わしてやってもいいんだぜ」
「や、やめてください…言う事聞きますんで」
「だったらもっとケツ突き出せオラ」

抵抗をやめ、言われる通りに尻を差し出す。
ここまで来たらこれ以上最悪の展開にならないように立ち回るしかない。
覚悟を決めていると、くちゅうっと指が穴に入って来た。

「あぅんんっ!」
「なんだよ、本気でケツ穴が感じるのか?」
「男のケツ使うのは初めてじゃねえが、痛そうにしてるか嫌がるかで感じてる奴なんて初めて見るぜ」
「おい、指動かしてみろよ」
「んふっ!ぅ、うっ、く、うぅんッ」

まるで実験でもするかのように、尻の中を指が暴れまわる。
ぐるぐると回転してたかと思えばゆっくり抜き差しされ、身体が飛び跳ねる。

「はぁうっ!そこは!!」

そしてよりによって探していたイイ所に、小物オヤジの指が置かれた。
まずいと怯えながらも、そこを指圧されるとびくびくっと快感で震えあがってしまう。

「はは、おいおい。そこぉってお前、女じゃあるめえし」
「んおぉっ、だめっ、おほぁ!そこ、だめ、そこっ…アアゥッ」
「気持よさそうによがってんな。お前実は指マン上手いのか?」
「実はってなんだコラ、今まで下手だと思ってやがったのか」
「あ、あっ、待っ、くうぅっ!い、あ゛、いぃっ!」
「おーすっげガクガクしてる」

無理矢理立たされてはいるが、快感で膝の震えが止まらない。ガニ股の状態でケツをくねくねさせてよがる俺を見て、三人が下品な笑い声をあげる。
粗野な連中を相手にするんだ、もっと慣らしも遠慮なく雑にチンコを突っ込まれると思ってたのに、俺の反応を面白がるように弄って来る。

「んあっ、ダメだ、だめ、あっ!もうっもう……あ、ヒィッ!」
「女みてぇだな。いや娼婦もこんなに大袈裟によがったりしねぇぞ」
「なんなら乳首とかどうだ」
「んんア゛ッハアァァーーーーッ!!」

限界に近い所で両乳首を摘ままれ、絶頂してしまった。
ガニ股の状態で背をぐんと仰け反らせ、空を仰ぐ。
それに驚いたのか指が勢いよく抜かれ、その感覚も手伝ってイッてる時間が長い。

「うお、なんだよいきなり大声出しやがって」
「大丈夫なのかこいつ、すげえ震えてっけど」
「アアヒッあァ……あ、ぁ…」
「薬やってんじゃねえだろうな」
「んっいやぁ!またイクッ…!ちょっと待ってくれ…!」
「また?」

抜かれた指が再び入って来て、弄ぶように中を擦る。
絶頂してる最中にそれをされるもんだから堪ったものではない。強すぎる快感に本気で懇願した。

「またって、お前一回イッたのかよ」
「なんも出てねえじゃん。チンポ汁でべったべただけど」
「はぁあん、ゆびやめ、てぇっ!あ゛っあっあっあっ……クゥ!」

絶頂の余韻が収まらぬうちからくちょっくちょっくちょっと先程より激しく指が出入りし、またイッてしまう寸前で腰が抜け、その場に前かがみでへたり込んだ。

「おい、誰がへたっていいっつったよ」
「あっ…すんません…けど、感じすぎて、足に力がっ…」

完全に腰が抜けて、立ち上がろうにも力が入らない。
イク寸前で指が抜けてしまったので、四つん這いのまま中に燻った疼きを持て余すように腰が揺れる。

「ケツの中擦られるだけで、イけるんです…俺…ケツでイクとザーメン出ない時があって、本当に、さっきのアニキの指使いのせいで感じすぎちゃって…だから…」

快楽と羞恥の中で、立ち上がれない言い訳を必死でする。
どうせなら感じるどころじゃなく乱暴に犯してくれればいいものを、まるで快楽を引き出すかのようにいじくられるから変な気分になりそうだ。

「ッ~~~~~~~~アヒイィィイ♡!!?」

恥ずかしさで顔を伏せていると、後ろから片足を持ち上げられ、太い物をぶち込まれた。
それも一気にではなく、ぬるりと柔らかくナカを満遍なく擦るような侵入に、敏感なっていた俺は挿入されただけでイッてしまった。

「うおっ締まる…てか、うねってる!」
「おいおい。なに辛抱堪らんって感じでチンコ突っ込んでんだよお前」
「いや、だってこいつ…」
「アアァ~~~♡!あ゛あッンアァ~~~…ッ♡!!」
「ケツだけでイけるって言ってたが、今もイッてるんじゃねえか。すげえ跳ねてる」
「なんだと?おい、イクならイクって言え。なに先輩に報告も無しにイッてんだ」
「ア゛ッふぅッ!」

俺の片足を肩に掛け、お互いの恥骨が密着するほどチンコを奥まで入れられ揺さぶられる。
ケツ穴を男のモノで犯されるなんて初めてだったが、その熱さ、質量、そして程よいヌルヌル加減で肉壁を擦られると身体中痺れるほどの快感が走る。
腹の中がきゅうきゅうして、オカマに教えられたケツの良さが、穴を弄られメスになる感覚が明確に蘇って来た。

「ダメッ、あにき、あにきのちんこ、凄くてぇっンハアァァー!」
「いちいち大袈裟なんだよ……そんなにイイかよ、ああ?」
「イイッ…そんな動きされたらっまたイッチャウゥ…!!」
「こうか?これがいいのか?」
「あっは、アッアッアッ、奥が、奥に…当たるっアアーッ!」
「くっ、また締めやがって…イクのか?イクなら言え!」
「アヒィーッい、いいぃイクッ!いく、イクイクイクッ…アアーッ♡!」

くねくねと中をマッサージするような腰の動きが、俺がイク寸前に激しい抜き差しに変わる。

「んアアァッ、イッてるから!突かないでッああーっ!ケツいいっ!」
「ぐっ…うるせぇこいつ」

突かれる動きに合わせて腰を動かしていると、ぐっと腰を掴まれ、奥の方にぐいぐいとチンコを押し付けられた。アニキの低いうめき声と共に、中に温かいものが注がれる。
あー…中出しされちまった。
その事実に興奮して、びくんと大きく一跳ねした。

「あ、あ、ア……」

ずるりとチンコが抜かれたが、まだ中にモノが挟まっている気がする。
激しい絶頂の余韻とその感覚のせいで、身体がヒクヒクして止まらない。
見ていた連中がすぐにでもまたチンコを突っ込んで来ると思ったのに、じっと俺を観察していてなかなか襲ってこない。
んなじっくり見んなよ…。
嫌なはずなのに、ねっとり視線を送られるとびくつくケツの奥が熱くなる。

「まだ、すか……は、早くっ」

いつまでも待たすので、ついこちらからケツ穴を見せながら強請ってしまった。

「変態野郎が。そんなにケツに欲しいのか」
「ッは、ああぁーーーー♡♡♡!!」

煽ってようやく貰えたものに感極まる。
これは早く終わらせたいからで、こんな最悪な事さっさと済ませたいからで、だから本当にこいつらのチンコが欲しい訳じゃない。
そうだ、だから早く動いてくれよ。
なんで挿れたまま止まってるんだよ、ナカ擦って、奥にごつごつ当ててくれよぉ。

「……っは、なんで、止ま」
「おおっと勝手に動くんじゃねえよ。なに人のチンコでオナろうとしてんだ」
「うっ、やめ、押さえないで、動きたいっ、おねがいします…っ」
「ド淫乱じゃねえか。呆れたもんだぜ…こいつ男に犯されたくて団に入ったんじゃねえだろうな」
「んな、違っオオ~~ンッ♡」
「ちょっと揺すってやっただけでこれだ。マジで男食いに来たんだろ」

いくら違うと首を横に振っても、チンポを美味そうに締め付けながらの否定では周りから笑われるだけ。
まるで遊ぶようにゆさ、ゆさ、と小さく揺すられる度に喘ぎ声が出てしまう。

「焦らされて可哀想になあ~。おら、俺のじゃぶってイかせたら動いてくれるってよ」
「んなこと言ってねえんだが?お前が我慢できなくなっただけじゃねえか」
「っせえよ。ジジィみてえに遅ぇお前の後とか待ってられっかよ」
「持続性があるって言えコラ。俺はタフなんだよ」
「あっ、はぶっ、ん、ん、んっ、はふっ」
「…こいつケツで咥え込むのは得意そうなのにしゃぶんの下手だなぁ。甘やかされてやがる」
「淫乱の癖にチンコは使ってねえんじゃねえの。おい、気合い入れてじゃぶれって。テメェがされて気持ちいいようにすりゃいいんだよ」

好き放題言われながら、男臭いチンコを必死で舐める。
自分の気持ちいいところ?先っぽ舐めながら、玉揉まれたらやばいよな…あ、声漏れた。やっぱりこれがいいのか。なら咥え込んで吸ってやれば…すっげ先走り出てきた。
なるほど、こうか。

「お、調子出てきたな。どんだけチンコ動かして欲しいんだよ」
「んぶうっううっ…んんんっ」
「おうおう、いじらしいなあ。おい、もう動いてやれって」
「指図すんじゃねえよ。けどまぁ、そろそろいいか」
「んおおぉぉん゛っ♡!?んお゛ホォォオーーッ♡♡♡!!」

突っ込まれていただけのチンコが、いやらしく動き出す。
ずっと中に入れられていたせいか肉壁が敏感になり、擦られるだけで悶えるほどの快感がくる。
一突きごとに軽くイッてるようで、チンコを咥えながらで息苦しい所に更に追い打ちをかけるように酸素が足らない。

「らえっ!あにこれっ、ひぬっ!アヒィィーーーッ!」
「咥えながら喋んなって…っく、出る」

頭を抱えられ、口の中に出された。
舌で脈打つチンコを感じながら、意識が朦朧とする。
柔らかくなったモノが口から抜かれ、ようやく思い切り息を吸えた。

「はぁっ!はぁっ!はーっ…!んおおおおぉっ♡!!」
「休んでんじゃねえよ」
「ああっやめてくれだめっ、激しい…っ!アアーッ!」
「ほんとこいつ、何してもよがるぜ!面白くってしょうがねぇ!」

焦らされて敏感になっているケツをバックからがんがんに掘られ、やたらめったらに感じてしまう。
そうか、俺が感じすぎるせいで面白がられてるのか。
確かに女をヤる時も、感じまくってくれる女の方が興奮したけど。

「ッチ、早く次代われよ!おっせぇんだって」
「るせえ、好きにやらせろや」
「あーこいつ見てたらまた勃ってきた」

俺の性感をもっと引き出そうと、三人掛かりであちこち弄って来る。
全身を撫で回されながらケツを掘られる良さに白目を向きそうだ。

「んお゛っんおおんっまたいっ…く!あん!チンポでいくっ!ケツ掘られてっ、い、イクッ!!太いので付かれて…イクゥーッ♡♡♡!!」

それからというもの、俺は盗賊団の野郎共に代わる代わる性処理道具として扱われるようになった。
そのお陰で特に外で稼いで来なくても、俺のケツを使いたい奴が貢いでくれるので安定した生活を送れてしまっているのが皮肉である。
吸われ過ぎて女みたいに大きく感じやすくなった乳首に、使っても無いのにケツ穴を使われれば潮を吹くチンコ。興奮すると疼くすっかりケツマンコになった肛門は、団員どころか頭にも可愛がって貰えるようになった。
……これもある意味、出世なのだろうか。

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