家庭教師はクセになっていく〈完結〉

ぎょく大臣

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変になった身体ー器具挿入‐

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陽菜斗君のお父さんと俺の荒い吐息が静かな部屋に響く。
未知の快感、そして初めて味わう凄まじい絶頂の余韻が身体を痺れさせ、まだ足りないと言わんばかりに穴がヒクつく。

「…君の、何を信じたらいいんだろうね。これで」

諦めたような呟きに心臓を掴まれたような気分でお父さんの顔を見る。
こんな形で居心地の良い場所が壊れてしまうなんて。
築き上げてきた信頼を誤解で全て失ってしまうなんて。
けれど絶望に打ちひしがれていても自分の身体はもっと犯して欲しいと熱を持ったままで、じんわり目頭が熱くなってきて涙が頬を伝う。
こんな時に、なんてはしたないんだ、俺は。
誤解だと伝えたいのに、こんな様子ではどんなに言い訳したところで信じて貰えない。

「パパぁ、まだぁ?」

重い沈黙の中で小さなノック音と不安そうな陽菜斗君の声が聞こえて、ビクリと俺の身体が強張る。
お父さんはのろのろと俺の拘束を解いた。

「今行くから……先に部屋で待ってなさい」
「はーい…」

軽い足音が遠ざかって行くのを聞きながら呆然と寝転がったままでいたら、お父さんが何かゴムのような感触の物を俺の尻にねじ込んだ。

「っああぉ……なにっ…?」

イイところにピンポイントで圧がかかるような感じがして、腰がくねってしまう。
強すぎず弱すぎず、まるで指を押し当てられているような的確さに思わず身悶える。

「これを挿れたまま、今日この後を過ごしなさい」
「っ…そんな、んぁっ……これ、やば、くてっ……むりで、す…っくぅんっ…」
「それを挿れたまま陽菜斗に手を出さなければ、君を男児趣味の変態じゃないと信じてあげよう」
「へ、変態……ぁふっ」

キュンとアナルが締まる。
…嘘だ、俺、変態扱いされて感じてる。
そんな異変を気付かれまいと誤魔化すように必死で頷く。

「勿論、僕はすぐ側で見張るよ。陽菜斗に変なことをしたらすぐにでも警察に連絡するから、そのつもりで」
「……っん、は、いぃっ」

こんなおかしな提案、すぐ怪しむべきだったのだ。
しかしこの時の俺は尻から伝わる快楽に思考をぐずぐずに溶かされていて、まともな判断なんてできなかった。
トランクスを履くときの動作で感じては、起き上がる動きでイきかける…こんな状態で集中できる訳もない。

「ほら、陽菜斗が待ってるから、早く」
「ああやめっ、急に動かしたらっ……!」

腰に手を回され強制的に立たされた勢いで挿入されてるものが穴の中をかき回す。
お陰で力が入らずかくかくと膝が震え、お父さんにもたれかかった。

「…間野くんは、よほどここを使っているようだね」
「つ、使ってるだなんて、そんな、あぁぅっ!ダメ、揉むなんて、尻がっ!!」
「ここまで感度が良くて使ってないなんてことはないだろう?」
「……っ……っつ、つかってないっ、こんな、くぅっ、こんなの、初めてぇっ…!!」

尻の肉を女の胸でもこねるように揉まれて、中に入っているものが肉壁にぐにぐにと擦れる。
俺はと言えば腰が砕けそうな快感につま先立ちになりながら相手に体重を預け、尻を震わせるしかできない。
中央に肉を寄せられたと思ったらゆっくりと∞を描くように動くお父さんの手に、どんどんと高みに追い詰められる。

〈あーっ!いひゃああっ!し、尻で!!また尻でぇっ!!尻でぇええんっ!!!〉

またもや呆気なくアナルで達してしまう。
お父さんの服を噛むことでなんとか声を殺した。
これ以上尻でよがる所を見せてしまえばどんどん疑われてしまう。

「……ぁっ、も、もう、大丈夫です…っ!い、イきましょう……っ!」

誤魔化されてくれているのかいないのか、お父さんは無言で俺に肩を貸しながら歩き出した。

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