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第79話 水神リアス
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はい、来ました神殿。
この街もやはり神聖なのだろう。人は少ない。
「さぁ、いきましゅよ、アクア、リリ、レレ」
神殿に入る。
「お待ちしておりました、この神殿の神官を務めていますランカル・マードラです」
やはりマードラ一族の神官がいた。やはりキラキラ人間だ。
「はじめまして、フェリア家じじょエアリアでしゅ」
「此度は水神、リアス様の祝福を受けし神獣の誕生お礼を申し上げます」
「こちらが新たな神獣、フェントタイガーのアクアでしゅ」
「はじめまして、エアリア様の召喚獣アクアだ」
ででん。
水神リアス様の銅像はレイアの銅像より細く優雅な女神が彫られていた。
と、とりあえず報告しなくちゃね。
リリ、レレ頑張れ。
カアッ
あーこれレイアの時と同じ感じ…
パチっ
「リリ‼︎レレ‼︎」
リリとレレがノックアウトされていた。
「おう、お前がエアリアか‼︎レイアに聞いていた。召喚獣として頑張っているようだから拳骨一発で許したぞ」
豪快絢爛。美女がいた。
「水神リアス様?」
「あぁ、私は水を司るリアスだよろしく愛し子‼︎」
「エアリアでいいでしゅ」
「ならば私もリアスでいいぞ」
ワハハと笑う水神。
最も温厚はやはりデマか。
海の様に懐が広く豪快な神様だった。
「こちらが神獣となりましたフェントタイガーのアクアでしゅ」
アクアは頭を下げる。
「アクアか!良い名を付けてもらったな‼︎水の神獣は長らく居なかったから嬉しいぞ‼︎」
アクアをワシワシ撫でるリアス。
「リアス、甘いものはしゅき?」
「あぁ、大好きだ‼︎」
「私の開発したチョコレートでしゅ」
「おぉ、これがレイアが自慢していたチョコレートかよし、お茶にしよう」
パチンてリアスが指を鳴らすと
テーブルと椅子、ティーセットが出てきた。
丁度良い、あのドジ神に聞けなかったことを聞こう。
「あ、その前にお前達に迷惑をかけた奴らを仕置せねばな」
リアスが何か呟くとリアスの手に何か集まってきた。
「この街の領主を始めお前達に襲いかかった者の魔力だ。これで一生魔法は使えない」
リアスはアッサリ言うがこれが神罰。魔堕印。
お、恐ろしい。まるで息をするかの様に魔力を奪い取ってしまった
「さて、エアリア聞きたいことは?」
「リアス、妖精が人間嫌いな理由知ってる?」
「あれか、あれは2000年前…」
そんなに遡るのかよ‼︎
「まだ人間が、領土を争い戦争していた時だ、偶々精霊王の治める領土で戦が始まってな、精霊族が絶滅したんだ。妖精族は精霊族に使える魔物だった。それで人間を憎み始めた。500年前精霊の卵が一つ見つかったが孵らず妖精族は人間への憎しみが栄養だと信じ未だに人間に嫌がらせをしてるって訳さ。」
「憎しみの心では卵は孵るわけないとおもうけど…」
「そう、精霊の羽化に必要なのは人間の魔力。このままだと妖精族も身を滅ぼすな」
え、ヨウハとスイル危ないの?
「エアリアの召喚獣の2匹しか残らないだろうな」
「なんでリアス達は妖精族に教えないの?」
「それが精霊王との約束で妖精が人を憎むなら干渉無用ってな、だから私達神々は妖精にはノータッチなんだよ」
「精霊は人間が好きだったのね」
「あぁ、自然を愛するいい奴だった。妖精はどうでも良いが精霊の復活はして欲しいな」
「私の魔力で孵る?精霊さん」
「エアリアが?本気か?」
「だってこのままだとヨウハとスイルの仲間が危ないのでしょう?妖精を滅ぼさない為には精霊さんを羽化させるのが一番だもの」
アッハハ‼︎
な、何?変なこと言った?
「こんな愛し子始めてだ‼︎よし、お前に託そう、卵は精霊を信仰するエルフ族に運ばせる、妖精はエルフより弱いからな」
「運ばせる?何処へ?」
「お前の家に、豊穣の神フォレスに言っとくな」
「神様ってどれだけいるの?」
「うーむ、その質問は難しいな人間が勝手に神と言っているだけで存在しない神もいるし基本的に魔力の祝福を出来るのが神だ、そうゆう意味では精霊王も神だレイア、私、フォレス、戦神キャメル、炎神フィフ、土神ドウムの6体だ精霊王が生まれれば7体だな」
「最初に祝福した攻撃魔法の神が多いのね」
「あぁ、神に序列はないが上からいえば魔神王が一番強いなこの世界の最初の神だからな、が魔神王は魔物を増やしすぎ、人間に祝福する私達が次、人間が魔法を発展させてフォレス、キャメル、精霊王が生まれ、余りに強くなり過ぎた魔神王を倒すべく天魔王が生まれたが魔神王に封印されているな」
なかなかヘビィだな神様の世界も
「魔神王は何をしているの?」
「何も」
「え?」
「魔物は祝福しなくとも人間と召喚獣契約すれば強くなるし魔法も使える、魔神王なら魔神領に引きこもってるよ、世界征服とか企む奴じゃないし、ある意味虚しい奴だ」
「人間は魔神領と交流は?」
「ないな、前はあったがどっかの人間の国が攻め入って殲滅してから人と交流しなくなった」
「悲しいね」
「そんな事言うのはお前ぐらいだよ良ければ魔神王に会ってみてくれ、私達と違い肉体があるから」
「さ、そろそろ時間だ、精霊の卵たのむぞ」
「また、来るね‼︎」
「あぁ、またな‼︎」
この街もやはり神聖なのだろう。人は少ない。
「さぁ、いきましゅよ、アクア、リリ、レレ」
神殿に入る。
「お待ちしておりました、この神殿の神官を務めていますランカル・マードラです」
やはりマードラ一族の神官がいた。やはりキラキラ人間だ。
「はじめまして、フェリア家じじょエアリアでしゅ」
「此度は水神、リアス様の祝福を受けし神獣の誕生お礼を申し上げます」
「こちらが新たな神獣、フェントタイガーのアクアでしゅ」
「はじめまして、エアリア様の召喚獣アクアだ」
ででん。
水神リアス様の銅像はレイアの銅像より細く優雅な女神が彫られていた。
と、とりあえず報告しなくちゃね。
リリ、レレ頑張れ。
カアッ
あーこれレイアの時と同じ感じ…
パチっ
「リリ‼︎レレ‼︎」
リリとレレがノックアウトされていた。
「おう、お前がエアリアか‼︎レイアに聞いていた。召喚獣として頑張っているようだから拳骨一発で許したぞ」
豪快絢爛。美女がいた。
「水神リアス様?」
「あぁ、私は水を司るリアスだよろしく愛し子‼︎」
「エアリアでいいでしゅ」
「ならば私もリアスでいいぞ」
ワハハと笑う水神。
最も温厚はやはりデマか。
海の様に懐が広く豪快な神様だった。
「こちらが神獣となりましたフェントタイガーのアクアでしゅ」
アクアは頭を下げる。
「アクアか!良い名を付けてもらったな‼︎水の神獣は長らく居なかったから嬉しいぞ‼︎」
アクアをワシワシ撫でるリアス。
「リアス、甘いものはしゅき?」
「あぁ、大好きだ‼︎」
「私の開発したチョコレートでしゅ」
「おぉ、これがレイアが自慢していたチョコレートかよし、お茶にしよう」
パチンてリアスが指を鳴らすと
テーブルと椅子、ティーセットが出てきた。
丁度良い、あのドジ神に聞けなかったことを聞こう。
「あ、その前にお前達に迷惑をかけた奴らを仕置せねばな」
リアスが何か呟くとリアスの手に何か集まってきた。
「この街の領主を始めお前達に襲いかかった者の魔力だ。これで一生魔法は使えない」
リアスはアッサリ言うがこれが神罰。魔堕印。
お、恐ろしい。まるで息をするかの様に魔力を奪い取ってしまった
「さて、エアリア聞きたいことは?」
「リアス、妖精が人間嫌いな理由知ってる?」
「あれか、あれは2000年前…」
そんなに遡るのかよ‼︎
「まだ人間が、領土を争い戦争していた時だ、偶々精霊王の治める領土で戦が始まってな、精霊族が絶滅したんだ。妖精族は精霊族に使える魔物だった。それで人間を憎み始めた。500年前精霊の卵が一つ見つかったが孵らず妖精族は人間への憎しみが栄養だと信じ未だに人間に嫌がらせをしてるって訳さ。」
「憎しみの心では卵は孵るわけないとおもうけど…」
「そう、精霊の羽化に必要なのは人間の魔力。このままだと妖精族も身を滅ぼすな」
え、ヨウハとスイル危ないの?
「エアリアの召喚獣の2匹しか残らないだろうな」
「なんでリアス達は妖精族に教えないの?」
「それが精霊王との約束で妖精が人を憎むなら干渉無用ってな、だから私達神々は妖精にはノータッチなんだよ」
「精霊は人間が好きだったのね」
「あぁ、自然を愛するいい奴だった。妖精はどうでも良いが精霊の復活はして欲しいな」
「私の魔力で孵る?精霊さん」
「エアリアが?本気か?」
「だってこのままだとヨウハとスイルの仲間が危ないのでしょう?妖精を滅ぼさない為には精霊さんを羽化させるのが一番だもの」
アッハハ‼︎
な、何?変なこと言った?
「こんな愛し子始めてだ‼︎よし、お前に託そう、卵は精霊を信仰するエルフ族に運ばせる、妖精はエルフより弱いからな」
「運ばせる?何処へ?」
「お前の家に、豊穣の神フォレスに言っとくな」
「神様ってどれだけいるの?」
「うーむ、その質問は難しいな人間が勝手に神と言っているだけで存在しない神もいるし基本的に魔力の祝福を出来るのが神だ、そうゆう意味では精霊王も神だレイア、私、フォレス、戦神キャメル、炎神フィフ、土神ドウムの6体だ精霊王が生まれれば7体だな」
「最初に祝福した攻撃魔法の神が多いのね」
「あぁ、神に序列はないが上からいえば魔神王が一番強いなこの世界の最初の神だからな、が魔神王は魔物を増やしすぎ、人間に祝福する私達が次、人間が魔法を発展させてフォレス、キャメル、精霊王が生まれ、余りに強くなり過ぎた魔神王を倒すべく天魔王が生まれたが魔神王に封印されているな」
なかなかヘビィだな神様の世界も
「魔神王は何をしているの?」
「何も」
「え?」
「魔物は祝福しなくとも人間と召喚獣契約すれば強くなるし魔法も使える、魔神王なら魔神領に引きこもってるよ、世界征服とか企む奴じゃないし、ある意味虚しい奴だ」
「人間は魔神領と交流は?」
「ないな、前はあったがどっかの人間の国が攻め入って殲滅してから人と交流しなくなった」
「悲しいね」
「そんな事言うのはお前ぐらいだよ良ければ魔神王に会ってみてくれ、私達と違い肉体があるから」
「さ、そろそろ時間だ、精霊の卵たのむぞ」
「また、来るね‼︎」
「あぁ、またな‼︎」
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