80 / 123
第71話 アクセサリー
しおりを挟む
「おまたしぇしましたアサバしゃん」
「おう、嬢ちゃん…兄ちゃんどうした?」
アル兄様はソルリアの拘束魔法でグルグル芋虫にされミミに引きずられていた。
「あれはきにしにゃいでくだしゃい、ちょっとしたケンカでしゅ」
うふふと笑いながら答える。
「くうきとでもおもってくだしゃい」
「お、おう」
「アサバしゃんなにかかくものとかみをくだしゃい」
何に使うって?別に兄様の額に肉って書こうなんて思ってないからね‼︎アサバさんの魔法でちょちょいでも明確なイメージがあった方が良いだろう。
「かあしゃまはやかいやパーティでもつけられるようにダイヤをいちばんめだつようにくしゃりはぎんで」
母様は歩く宣伝さんだ。流石元皇女。チョコレートも母様のお茶友達から段々と増えたぐらいだ。
「とうしゃまはさいしょうというしごとでしゅから、こんなふうにえりもとにつゅけるそうしょくで」
父様は所謂ブローチ。キラリ光る装飾はより一層イケメンを引き立てるだろう。
「アティラナねえしゃまはブレスレット」
ファッションリーダーの姉様が付けていれば学生で流行っても困らないのがいい。
「フリーデルにいしゃまはネクタイにちゅけるそうしょく」
いつもビシッとした服装をしてる兄様にはタイピン。
「アルフレッドにいしゃまはじょせいじんにきずかれにくいあしに」
アルフレッド兄様を狙う女どもから隠せるアンクレット。
これ以上の被害はゴメンだ‼︎
「エアはアサバしゃんにいわれたネックレスで」
髪飾りも考えたがどこでもウロチョロする癖から却下した。
「成る程な、斬新なデザインだが綺麗だちょっとまってな」
お馴染みの音が響き、あっという間に出来上がった。
その間も兄様がもぞもぞしていたが無視だ。精々毛虫で居てくれ。
この時私は知らなかったソルリアがチート魔法である事をしていた事を。
私もチートだが万能ではない。まだ知らない魔法もあるし召喚獣固有の魔法もあるだろうと思いながらもソルリアがどれだけチートか舐めていた。私にはもふもふの友達でもソルリアにとってはそんな存在が極めて希であるが故に思ったよりソルリアの愛情は大きく重かった事に。
その結果が
ーー夜アルフレッドの部屋ーー
「こ、これは…」
アルフレッドへ
母より
なんだか禍々しい手紙が届いていたとは知らずに。
「おう、嬢ちゃん…兄ちゃんどうした?」
アル兄様はソルリアの拘束魔法でグルグル芋虫にされミミに引きずられていた。
「あれはきにしにゃいでくだしゃい、ちょっとしたケンカでしゅ」
うふふと笑いながら答える。
「くうきとでもおもってくだしゃい」
「お、おう」
「アサバしゃんなにかかくものとかみをくだしゃい」
何に使うって?別に兄様の額に肉って書こうなんて思ってないからね‼︎アサバさんの魔法でちょちょいでも明確なイメージがあった方が良いだろう。
「かあしゃまはやかいやパーティでもつけられるようにダイヤをいちばんめだつようにくしゃりはぎんで」
母様は歩く宣伝さんだ。流石元皇女。チョコレートも母様のお茶友達から段々と増えたぐらいだ。
「とうしゃまはさいしょうというしごとでしゅから、こんなふうにえりもとにつゅけるそうしょくで」
父様は所謂ブローチ。キラリ光る装飾はより一層イケメンを引き立てるだろう。
「アティラナねえしゃまはブレスレット」
ファッションリーダーの姉様が付けていれば学生で流行っても困らないのがいい。
「フリーデルにいしゃまはネクタイにちゅけるそうしょく」
いつもビシッとした服装をしてる兄様にはタイピン。
「アルフレッドにいしゃまはじょせいじんにきずかれにくいあしに」
アルフレッド兄様を狙う女どもから隠せるアンクレット。
これ以上の被害はゴメンだ‼︎
「エアはアサバしゃんにいわれたネックレスで」
髪飾りも考えたがどこでもウロチョロする癖から却下した。
「成る程な、斬新なデザインだが綺麗だちょっとまってな」
お馴染みの音が響き、あっという間に出来上がった。
その間も兄様がもぞもぞしていたが無視だ。精々毛虫で居てくれ。
この時私は知らなかったソルリアがチート魔法である事をしていた事を。
私もチートだが万能ではない。まだ知らない魔法もあるし召喚獣固有の魔法もあるだろうと思いながらもソルリアがどれだけチートか舐めていた。私にはもふもふの友達でもソルリアにとってはそんな存在が極めて希であるが故に思ったよりソルリアの愛情は大きく重かった事に。
その結果が
ーー夜アルフレッドの部屋ーー
「こ、これは…」
アルフレッドへ
母より
なんだか禍々しい手紙が届いていたとは知らずに。
29
お気に入りに追加
4,072
あなたにおすすめの小説
異世界の片隅で引き篭りたい少女。
月芝
ファンタジー
玄関開けたら一分で異世界!
見知らぬオッサンに雑に扱われただけでも腹立たしいのに
初っ端から詰んでいる状況下に放り出されて、
さすがにこれは無理じゃないかな? という出オチ感漂う能力で過ごす新生活。
生態系の最下層から成り上がらずに、こっそりと世界の片隅で心穏やかに過ごしたい。
世界が私を見捨てるのならば、私も世界を見捨ててやろうと森の奥に引き篭った少女。
なのに世界が私を放っておいてくれない。
自分にかまうな、近寄るな、勝手に幻想を押しつけるな。
それから私を聖女と呼ぶんじゃねぇ!
己の平穏のために、ふざけた能力でわりと真面目に頑張る少女の物語。
※本作主人公は極端に他者との関わりを避けます。あとトキメキLOVEもハーレムもありません。
ですので濃厚なヒューマンドラマとか、心の葛藤とか、胸の成長なんかは期待しないで下さい。
お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
転生することになりました。~神様が色々教えてくれます~
柴ちゃん
ファンタジー
突然、神様に転生する?と、聞かれた私が異世界でほのぼのすごす予定だった物語。
想像と、違ったんだけど?神様!
寿命で亡くなった長島深雪は、神様のサーヤにより、異世界に行く事になった。
神様がくれた、フェンリルのスズナとともに、異世界で妖精と契約をしたり、王子に保護されたりしています。そんななか、誘拐されるなどの危険があったりもしますが、大変なことも多いなか学校にも行き始めました❗
もふもふキュートな仲間も増え、毎日楽しく過ごしてます。
とにかくのんびりほのぼのを目指して頑張ります❗
いくぞ、「【【オー❗】】」
誤字脱字がある場合は教えてもらえるとありがたいです。
「~紹介」は、更新中ですので、たまに確認してみてください。
コメントをくれた方にはお返事します。
こんな内容をいれて欲しいなどのコメントでもOKです。
2日に1回更新しています。(予定によって変更あり)
小説家になろうの方にもこの作品を投稿しています。進みはこちらの方がはやめです。
少しでも良いと思ってくださった方、エールよろしくお願いします。_(._.)_
神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく
霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。
だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。
どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。
でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!
貴方の隣で私は異世界を謳歌する
紅子
ファンタジー
あれ?わたし、こんなに小さかった?ここどこ?わたしは誰?
あああああ、どうやらわたしはトラックに跳ねられて異世界に来てしまったみたい。なんて、テンプレ。なんで森の中なのよ。せめて、街の近くに送ってよ!こんな幼女じゃ、すぐ死んじゃうよ。言わんこっちゃない。
わたし、どうなるの?
不定期更新 00:00に更新します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
神獣に転生!?人を助けて死んだら異世界に転生する事になりました
Miki
ファンタジー
学校が終わりバイトに行く途中、子供を助けて代わりに死んでしまった。
実は、助けた子供は別の世界の神様でお詫びに自分の世界に転生させてくれると言う。
何か欲しい能力があるか聞かれたので希望をいい、いよいよ異世界に転生すると・・・・・・
何故か神獣に転生していた!
始めて書いた小説なので、文章がおかしかったり誤字などあるかもしてませんがよろしくお願いいたします。
更新は、話が思いついたらするので早く更新できる時としばらく更新てきない時があります。ご了承ください。
人との接し方などコミュニケーションが苦手なので感想等は返信できる時とできない時があります。返信できなかった時はごめんなさいm(_ _)m
なるべく返信できるように努力します。
勇者を否定されて追放されたため使いどころを失った、勇者の証しの無駄遣い
網野ホウ
ファンタジー
「勇者じゃないと言われて追放されたので、帰り方が見つかるまで異世界でスローライフすることにした」から改題しました。
※小説家になろうで先行連載してます。
何の取り柄もない凡人の三波新は、異世界に勇者として召喚された。
他の勇者たちと力を合わせないと魔王を討伐できず、それぞれの世界に帰ることもできない。
しかし召喚術を用いた大司祭とそれを命じた国王から、その能力故に新のみが疎まれ、追放された。
勇者であることも能力のことも、そして異世界のことも一切知らされていない新は、現実世界に戻る方法が見つかるまで、右も左も分からない異世界で生活していかなければならない。
そんな新が持っている能力とは?
そんな新が見つけた仕事とは?
戻り方があるかどうか分からないこの異世界でのスローライフ、スタートです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる