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第61話 製作
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やっぱり武器製作っていえば、ハンマーでカーンカーンとか、炎で溶かして溶接して、
とか思っていた私が馬鹿でした。
「ちょっとまっとれ」
アサバさんはそう言うとバルトリングの骨と銀鉱石を持つと奥の部屋に入っていった。
…いまから作るのか、音ぐらい聞こえるよね。
ドカーン‼︎
ガンガンガンガン‼︎
おりゃー‼︎
キュイーン‼︎
負けるかぁー
チュドーン‼︎
まだまだぁ!
武器製作してるんだよね?
ここ工事現場だっけ?
戦ってるんじゃ無いんだよね?
職人って皆んなこうなの?
兄様とハルバ、ヤバガラさんを見上げる。
「エアリア、普通はあんな音はしないかなぁ」
兄様の顔が引きっている。
「あの騒音であいつはここで作ってるんですよ。でこの音にビビって逃げるが5割、作ってもらうも扱えないが4割ってとこですか。」
「防音魔法は⁈」
ハルバが声を上げる。
「残念ながら試しましたが、武器の魔力に惹かれて上手く発動出来ないらしく、これです」
会話してる間も騒音は続く。
うーむ、魔力は遮断せずに音だけ防護。
たしか書庫の本に、
「クレテアノイズ」
パァ
シーン。
「せいこうでしゅ‼︎」
「エアリア、今の魔法は?」
「しょこでみたでしゅ、たしゅかだんじょんやくだつしゃだんまほう7かんにのってたでしゅ、」
「そんなおとぎ話みたいな魔法書の魔法で」
「おい、出来たぞ」
後ろからアサバさんが現れる。
「ひゃあ‼︎」
「めぇー!」
は、早っもう戦いは終わったのか。
「ありあとーごじゃいましゅ」
「めぇめぇ」
「はい、ネネ、あたらしいぶきよ」
「めぇー」
シュパッ
シュパッ
今までのナイフはブンブンいっていたが、今はかなり切れ味のいい音がする。なんだかとっても切れそう。魔物も真っ二つだよ。
「しかし、俺の音にビビらないとはすげぇじゃねぇか」
「いや、エアリア様が遮断魔法をかけて下さったんだよ」
「魔力の弊害は感じなかった、いい魔法だななんで冒険者は出来ねぇんだよ」
「俺に言われても」
ヤバガラさんは困っている。
公爵家の書庫様々だ。
「魔物解体はこっちを使いな」
アサバさんは更に切れ味のいいナイフを出した。ひぇーこりゃぁ、使う人を選ぶわけだ。
「こっちのはパールを使ってる、錆びにくい性質になってる」
ほぇーパールにはそんな効果が。ただのキラキラ石が役立つとは。
ネネの武器完成‼︎
とか思っていた私が馬鹿でした。
「ちょっとまっとれ」
アサバさんはそう言うとバルトリングの骨と銀鉱石を持つと奥の部屋に入っていった。
…いまから作るのか、音ぐらい聞こえるよね。
ドカーン‼︎
ガンガンガンガン‼︎
おりゃー‼︎
キュイーン‼︎
負けるかぁー
チュドーン‼︎
まだまだぁ!
武器製作してるんだよね?
ここ工事現場だっけ?
戦ってるんじゃ無いんだよね?
職人って皆んなこうなの?
兄様とハルバ、ヤバガラさんを見上げる。
「エアリア、普通はあんな音はしないかなぁ」
兄様の顔が引きっている。
「あの騒音であいつはここで作ってるんですよ。でこの音にビビって逃げるが5割、作ってもらうも扱えないが4割ってとこですか。」
「防音魔法は⁈」
ハルバが声を上げる。
「残念ながら試しましたが、武器の魔力に惹かれて上手く発動出来ないらしく、これです」
会話してる間も騒音は続く。
うーむ、魔力は遮断せずに音だけ防護。
たしか書庫の本に、
「クレテアノイズ」
パァ
シーン。
「せいこうでしゅ‼︎」
「エアリア、今の魔法は?」
「しょこでみたでしゅ、たしゅかだんじょんやくだつしゃだんまほう7かんにのってたでしゅ、」
「そんなおとぎ話みたいな魔法書の魔法で」
「おい、出来たぞ」
後ろからアサバさんが現れる。
「ひゃあ‼︎」
「めぇー!」
は、早っもう戦いは終わったのか。
「ありあとーごじゃいましゅ」
「めぇめぇ」
「はい、ネネ、あたらしいぶきよ」
「めぇー」
シュパッ
シュパッ
今までのナイフはブンブンいっていたが、今はかなり切れ味のいい音がする。なんだかとっても切れそう。魔物も真っ二つだよ。
「しかし、俺の音にビビらないとはすげぇじゃねぇか」
「いや、エアリア様が遮断魔法をかけて下さったんだよ」
「魔力の弊害は感じなかった、いい魔法だななんで冒険者は出来ねぇんだよ」
「俺に言われても」
ヤバガラさんは困っている。
公爵家の書庫様々だ。
「魔物解体はこっちを使いな」
アサバさんは更に切れ味のいいナイフを出した。ひぇーこりゃぁ、使う人を選ぶわけだ。
「こっちのはパールを使ってる、錆びにくい性質になってる」
ほぇーパールにはそんな効果が。ただのキラキラ石が役立つとは。
ネネの武器完成‼︎
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