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第3話 朝食の時間は家族のだんらん?
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あの後アティラナ姉様も起床。姉様は公爵家には珍しく自分で服を選んだりしたり髪を結ったりする。いわゆるオシャレさんだ。今日はハーフアップの髪型。プラチナの髪がまばゆいですお姉様…一度集中すると周りが見えない。なのでさっきの騒動に気づかなかった。
参戦する日はあれだ言葉で表すとカオスだ。
ちなみにお父様も起きていた。が、来なかった。と言うより来れなかった。何故かって?父様は炎魔法と雷魔法、大地魔法の使い手で昔は剣でも名を馳せたらしい。そう、超攻撃特化のお人だ。
うっかり魔法を発動使用ものなら家崩壊だ。更地だ。錯乱した父様を使用人総出で止めていたらしい。なんか、色々物騒な叫び声が聞こえた様な…お仕事とはいえお疲れ様です。
私もお着替え。今日は淡いオレンジのドレス。
家族みんなで朝食。
この世界の料理は流石異世界と言うほど不思議に満ちている。
美味しい。けど、物足りない…
こんな時、日本人は食にうるさいと言うことを思い出す。
旨味であるダシだったり、そう、醤油、味噌、塩、砂糖‼︎地球食って手間かかってたんだなぁ。
そして驚いたのがスイーツが少ないのだ。
魔物からは肉や骨、皮、鱗など取れても、甘味類は無い。
いやいや、蜂の魔物など居るらしいが雑魚扱いだ。
ナンテコッタ‼︎蜂蜜が取れるかもしれないのに。
これも重要事項だ。
せめて塩…まずは塩…
が、今は魔法、そう魔法だ。
「お母様エアも魔法使えるようになりたいです」
エア、これは私の愛称だ。
「あら、エアも魔法に興味が?」
何故か嬉しそうなアティ姉様。
え?何故姉様が嬉しそうなの?
「いーや、エアにまだ魔法は早い‼︎天使を愛でる時間が減るじゃ無いか‼︎」
眉間にシワを寄せ反論するのはアル兄様。
私情か!
「兄上、気持ちは分かりますが、魔法を使うエアもキラキラして可愛らしさ倍増ですよ。」
ん?家族が魔法使う時キラキラしてたか?どちらかと言えばそう、こうポオっと光っていた様な…そんな事を考えて居る中家族の争いは始まった。
カーン!ファイ‼︎
「良いでは無いですか私が教えましょう。」
私を強調して言う母様。
「私が学園を卒業したら専属の教師になります‼︎」
専属を強調してアル兄様が言う。
アル兄様はこう見えて魔法科トップの成績だ。が兄様の卒業を待っていたら数年先になる。
「アル、何を言っている私が教える‼︎」
アル兄様に反論したのは父様。いや、父様仕事は?
「何を言っているのですか、父様の魔法学はサッパリ分かりませんでした。エアが困ってしまいます‼︎」
珍しくアティ姉様が反対する。
え?アティ姉様が分からないぐらい難しかったのかな
すると、アル兄様も
「そうです‼︎気合いが足らないとか、こう、グッとしてドーンだ‼︎とかで全く役に立っていなかったではないですか‼︎」
…ただ教えるのが下手だっただけ
「宰相なのに、子育てはまだまだね」
母様がため息をつく。
落ち込む父様を無視して話は進む。
ちなみに私は朝食のパンに夢中で全く聞いていなかったが、
母様と家の警備隊のロイが教えてくれるらしい。
警備隊のロイは23歳。平民生まれで冒険者として活躍していたのを家の者にスカウトされ、3年前から働いてくれている魔道士だ。
ブルーのパーマかかった髪にヘイゼルの瞳。普段は穏やかな優しい人だ。何より説明上手。
何はともあれ魔法を学べるらしい。
しかし、キラキラとは?
魔法ってポワとかポウとかだったと思うんだけどな魔法がキラキラなんて見た事ないよ。
参戦する日はあれだ言葉で表すとカオスだ。
ちなみにお父様も起きていた。が、来なかった。と言うより来れなかった。何故かって?父様は炎魔法と雷魔法、大地魔法の使い手で昔は剣でも名を馳せたらしい。そう、超攻撃特化のお人だ。
うっかり魔法を発動使用ものなら家崩壊だ。更地だ。錯乱した父様を使用人総出で止めていたらしい。なんか、色々物騒な叫び声が聞こえた様な…お仕事とはいえお疲れ様です。
私もお着替え。今日は淡いオレンジのドレス。
家族みんなで朝食。
この世界の料理は流石異世界と言うほど不思議に満ちている。
美味しい。けど、物足りない…
こんな時、日本人は食にうるさいと言うことを思い出す。
旨味であるダシだったり、そう、醤油、味噌、塩、砂糖‼︎地球食って手間かかってたんだなぁ。
そして驚いたのがスイーツが少ないのだ。
魔物からは肉や骨、皮、鱗など取れても、甘味類は無い。
いやいや、蜂の魔物など居るらしいが雑魚扱いだ。
ナンテコッタ‼︎蜂蜜が取れるかもしれないのに。
これも重要事項だ。
せめて塩…まずは塩…
が、今は魔法、そう魔法だ。
「お母様エアも魔法使えるようになりたいです」
エア、これは私の愛称だ。
「あら、エアも魔法に興味が?」
何故か嬉しそうなアティ姉様。
え?何故姉様が嬉しそうなの?
「いーや、エアにまだ魔法は早い‼︎天使を愛でる時間が減るじゃ無いか‼︎」
眉間にシワを寄せ反論するのはアル兄様。
私情か!
「兄上、気持ちは分かりますが、魔法を使うエアもキラキラして可愛らしさ倍増ですよ。」
ん?家族が魔法使う時キラキラしてたか?どちらかと言えばそう、こうポオっと光っていた様な…そんな事を考えて居る中家族の争いは始まった。
カーン!ファイ‼︎
「良いでは無いですか私が教えましょう。」
私を強調して言う母様。
「私が学園を卒業したら専属の教師になります‼︎」
専属を強調してアル兄様が言う。
アル兄様はこう見えて魔法科トップの成績だ。が兄様の卒業を待っていたら数年先になる。
「アル、何を言っている私が教える‼︎」
アル兄様に反論したのは父様。いや、父様仕事は?
「何を言っているのですか、父様の魔法学はサッパリ分かりませんでした。エアが困ってしまいます‼︎」
珍しくアティ姉様が反対する。
え?アティ姉様が分からないぐらい難しかったのかな
すると、アル兄様も
「そうです‼︎気合いが足らないとか、こう、グッとしてドーンだ‼︎とかで全く役に立っていなかったではないですか‼︎」
…ただ教えるのが下手だっただけ
「宰相なのに、子育てはまだまだね」
母様がため息をつく。
落ち込む父様を無視して話は進む。
ちなみに私は朝食のパンに夢中で全く聞いていなかったが、
母様と家の警備隊のロイが教えてくれるらしい。
警備隊のロイは23歳。平民生まれで冒険者として活躍していたのを家の者にスカウトされ、3年前から働いてくれている魔道士だ。
ブルーのパーマかかった髪にヘイゼルの瞳。普段は穏やかな優しい人だ。何より説明上手。
何はともあれ魔法を学べるらしい。
しかし、キラキラとは?
魔法ってポワとかポウとかだったと思うんだけどな魔法がキラキラなんて見た事ないよ。
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