母の全てを送るまで

くろすけ

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私はババっ子でした

え?それ7歳の娘に話します??

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なんだかんだと私は幼稚園中退ながら、無事地元の小学校に入学した。

学校生活にも慣れ、友達も出来、楽しく過ごしていた最中の話である。

元々ちょっとアレで気性の荒い母であるのはわかっていたのだが、凄く真面目な顔で私に突然重大な事を話してきたのだ。

「私は父と離婚するから、あんたは父の方に行きなさい」
頭の中???過ぎて何もわからなかったが、
「いやだよぅ、なんでそんな事言うの?」
と言うと
「弟は障害があるかもしれないの。それは私のせいだから弟は私が引き取る。父の方がお金は持っているから、あんたはそっちに行きなさい。」

記憶が前後するが、何かの電話の後に父に対して母が怒り狂い、それに逆上した父が母に対して手を上げていたな。
しかもそれは確か当時流行ったSラー⭐︎ムーンが放映されている時間で、当時親の喧嘩を止められなかった私は「やめてよー!!」と泣き叫ぶしか出来なかった。
その後の記憶がないので、泣き叫ぶな!うるさい!とどちらかからビンタを食らったんだと思う。
痛い辛い記憶には蓋をしている部分が私にはある。

移住先で部屋も多く子供部屋を貰えたので、夜中ひっそり布団の中で泣き続けたのは言うまでもない。

今まで頼りにしていた祖父母にも甘えられない。かと言ってずっと家に居なかった父とだけの生活も考えられない。
どうしたらいいんだろう?
お先真っ暗どころか闇しかない状態だ。

これは私が7歳の時の話である。
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