フェアリーリング

雛乃飛成

文字の大きさ
上 下
14 / 26

第14話 復讐

しおりを挟む
-------数日前 
ガチャ
?「!」ビク
フローラ「。。。カストル、調子はどう?」
カツンカツン
フローラ「あんな馬鹿げたこと言わなくなった?またマザー様や私の言うことちゃんと聞ける?」
カストル「。。。。。」フルフル
フローラ「。。。こんな生活嫌でしょ?小さくされてこんな暗いところに閉じ込められて。。。。拷問を受けて。。もううんざりでしょ?」
カストル「。。。。」
フローラ「黙ってないでなんか言ったらどうなの?貴方を変えたのは誰?」
カストル「。。。。」
フローラ「言いたくないって顔ね」
フローラはそれぞれの顔写真を持ち出した
フローラ「貴方を変えたのはマサト?」
カストルは黙った
フローラ「貴方を変えたのはマサキ?」
カストルは黙った
フローラ「貴方を変えたのは。。。。ミナ?」
カストルの目が動いた
フローラ「。。。。やっぱりあのオカマね、私の大事な兵器を壊しやがって」
カストル「ちが。。。」
フローラは爪を噛みながら扉を力強く閉めた
カストル「。。。。みな ごめ。。」
ガチャ
きらら「。。。。こんにちは」
カストル「。。。だれ」
キララ「私は今日から配属されることになりましたキララ・ドルフィンイェローといいます」
カストル「。。。。。」
キララ「フローラさんから貴方の世話をするようにと言われました」
........................
.........
キララ「あの。。。私はなにを。。」
フローラ「貴方はカストルの世話役にするわ、あの子を懐かせて。。そしてもう一度マザー様の計画の為に動かせるの」
キララ「。。。わかりました」
...............
........
カストル「。。。。」
キララ「カストルさん。。って呼びますね、カストルさんは。。ここから出たいですか?」
カストル「。。。。。。。でたい。。。。でも でられない」
キララ「そんなことはありません、私は貴方を外へ出させる為にここに来ました」
カストル「。。。。。。」
キララ「私を信じてください」
キララはカストルを抱っこした
キララ「行きますよ」
キララは壁を擦り抜けた
キララ「ほら、外に出れたでしょ?」
カストル「。。。なんで」
キララ「貴方を待ってる人がいます」
カストル「。。。。。」
キララ「地球という星にいきましょう、あちらはマザーの攻撃がない唯一の星ですからね」
....
..
..
きらら「そして私は天野川きららとして地球にカストルさんと来た。。。カストルさんを悲しませる人は全員殺す」
きららは教室に入った
ガヤガヤ
まさと「静かにしろー、今日から転校してきた子を紹介する」
きららは黒板に名前を書いた
きらら「天野川きららです、よろしくお願いします」
生徒達はよろしくお願いしまーすと元気よく挨拶した
まさと「天野川さんの席は。。。西園寺さんの隣が空いてるな」
きらら「はい」
きららは愛美の隣に座った
きらら「よろしくね」
まなみ「よろしくお願いします」
きらら「。。。ねぇ、この学校にミナって名前の人居ない?」
まなみ「え?」
きらら「。。。。」
...............
...........
.....
きらら「カストルさんを(あんなデカブツに)変えた人はだれですか?」
カストル「なんで」
きらら「知りたいのです」
カストル「。。。。(おれのこころをかえてくれたのは)ミナ。。。」
きらら「ありがとうございます」
--------------
-----------
シュウア「なにかわかった?」
きらら「カストルさんをあんな姿に変えて汚れ仕事をさせていたのはミナって人だって」
シュウア「ミナ。。。あ、もしかしたら」
シュウアはpcの画面を見せた
シュウア「この虹色小学校のホームページの教師のところに柊 美奈っていたから。。もしかしたらこの人じゃない?」
きらら「。。。。見つけた」
-------- 
きらら「わからなかったらいいんだ(答えていたら貴方も巻き込んでいただろうしね)」
まなみ「あ。。。。ワカリマセン」
きらら「。。。。そっか(知ってるような口調だな。。まぁいいか)
--------------------------------------------
きらら「もしもし」
『もしもし、居た?』
きらら「いたよ、放課後連れて行く」
『わかったわ』
きらら「。。。。」
---------------放課後
みな「あむは先に帰ったし、私も鍵を職員室に置いてから帰るか。。」
きらら「あの」
みな「あら、転校生。。よね?下校時間過ぎてるけど?」
きらら「一人で帰るのは心細くて。。。。それに暗いし」
みな「うーん。。。お母さんがお父さんいる?」
きらら「いないの、海外に行ってるから。。。」
みな「。。。そう。。。じゃあ、まってて、車で送るから」
みなは職員室まで走った
きらら「。。。。」ニヤ
----------------------
-----------
なぎさ「はぁ?転校生におかしなことを聞かれた?」
まなみ「はい、ここにミナって名前の人はいるかって」
なぎさ「マザーの刺客か。。?」
まなみ「でも、あんな子供っていましたっけ?」
りゅう「。。。わからん、マザーは自分の野望を叶える為にはたとえ女子供でも残酷に使う。。。。その子だってマザーがどっかの女を妊娠されて産まされた子かもしれないし」
あすか「たしかにそれは否定できない」
まなみ「だったら、みなさんが危ないです!」
なぎさ「一回戻るか?でも、流石のあいつも帰ってるだろ」
まなみ「あ、私LING交換してたんでした」
愛美がメッセージを送った
なぎさ「なんで帰ってきた?」
まなみ「「大丈夫」って」
なぎさは笑った
なぎさ「なら大丈夫じゃねえの?あいつだって簡単に捕まるようなへまはしねえだろ」
あすか「そうだね」
まなみ「そう。。ですね(スタンプ無し。。。。いつもスタンプをつけてるのに)」
 --------------------------------------
---------------
みな「。。。。どう言うつもり?」
ギシギシ
シュウア「とぼけないで、私のお兄ちゃんの人生を狂わせたくせに!」
みな「貴方を知らないから貴方のお兄さんを存じ上げておりません、さっさとこの縄を外しなさい」
シュウア「まだとぼけるつもりなの!?」
みな「だって知らないんだもの!」
シュウア「カストル・トゥーサイス」
みな「。。。。カストル?」
シュウア「やっぱり知ってるんだ!きららさんこの人を火あぶりにしましょう!!」
みな「まってまって、なんでカストルを知ってたら火あぶりなのよ」
シュウア「とぼけんな!お兄ちゃんを醜いデカブツにしたのはお前なのに!」
みな「だれが言ったの?」
シュウア「お兄ちゃん!」
みな「。。。カストルをここに連れてきて」
シュウア「やだ!!お前なにするかわかんないし」
みな「連れてきなさい」ギロ
みなは鋭い視線で大きな声でハッキリと言った
シュウア「ひっ!?」ビクッ
シュウアは急いで奥の部屋に行った
みな「。。。。」
------------------------- 
-- ----------次の日
なぎさ「なんだ?偉く騒がしいな」
渚が保健室をチラッと見る
まさき「あ、渚ちゃん」
真咲が不安そうな表情を浮かべていた
なぎさ「どうしたんだ?」
あむ「なぎっちぃぃぃ!!!」
あむが渚に泣きついた
あすか「ど。。とうしたんですか!?」
あむ「みーくんが。。。昨日から帰ってないの!」
まなみ「へ!?」
あむ「もしかしたら。。。」
なぎさ「お。。おい、あのみなだぜ?あいつが敵に捕まるなんてへまするかよ?」
まさと「それと同時に昨日転校してきた転校生も休みや」
なぎさ「。。。。。あいつの家わかるか?」
まさと「わかるわけない」
まなみ「。。。みなさん」
-------------------------
--------------
カストル「ちがう」
シュウア「へ?」
カストル「おれのこころ かえたの みな そんないみ」
きらら「あらら、カストルさんと私の思っていた変えたの意味が違うかったみたいだね」 
シュウア「じゃあ。。お兄ちゃんを醜い大柄にしたのは。。。」
みな「フローラ」
みなはムスッとしながら答えた
シュウア「そんな。。」
みな「とりあえず今すぐ縄を解いて携帯返せ、カストル諸々の説明はその後にしてもらうから」
シュウアは膨れながらもみなの縄をほどき携帯を返した
みな「んで、なんでカストルがここにいるわけ?しかもその子って本当にカストル?」
シュウア「本物だよ!このもちもち肌も!この柔らかい長い耳も!」
プニプニ
カストル「。。。。。」
シュウア「本当のお兄ちゃんだもん!」
みな「わかったから、触るのやめなさい」
カストル「みな やくそく まもった」
みな「。。。約束?」
カストル「おぼえてない。。。けっこんする やくそく した」
シュウア「。。。は?」
みな「え?」
シュウア「おまえぇぇぇ!!」
シュウアはみなに馬乗りになった
シュウア「お兄ちゃんをたぶらかした!死罪ぃぃぃぃ!!!」
みな「まってまって。。。なんでけっこんなんてやくそく。。。」
カストル「。。。。いっしょに いてくれるって」
みな「なんでそれで結婚になる!?」
カストル「。。。。。ちがう?」
みな「ちがうわよ、貴方が寂しそうにしてたからフローラの元から離れたら一緒にいるとは言ったけど」
カストル「やくそく まもった」
みな「そうね」
カストル「。。。。」
みな「。。。。よく頑張ったわね」
ガチャ
きらら「シュウアちゃぁん。。。。。ピンチ」
きららの後ろには髪を引っ張る渚の姿があった
なぎさ「真咲が場所を知らせる端末をみなの鞄にこっそり入れていたんだよ、なめんな!」
きらら「ひぃぃん。。。たしゅけてぇ」
みな「渚、私は大丈夫だからその子を離しなさい」
なぎさ「はぁ?どういうことだよ、出勤5日目でボイコットかよ」
みな「そういうことじゃないわよ」
なぎさ「ならなんでここで遊んでんだよ」
渚がキレ気味に問いただす
カストル「。。。。う?」
カストルが渚を不思議そうにみつめる
なぎさ「あん?誰だこの子供」
カストル「。。。。フェアリー」
なぎさ「。。。。。。なぁ、みな」
みな「。。。。カストル、こっち」
みなはカストルを引っ張った
カストル「うぁ?」
なぎさ「カストル。。。って飛鳥から聞いたぞ。。。最強のやつじゃねぇか!!?」
渚が驚いた
みな「そうよ、でもなんでか知らないけど小さくなってるの」
みながシュウアときららを見た
きらら「う。。。」
シュウア「私たちのせいじゃないわ、救出しようとしたらもうすでにそうなってたの」
みな「まぁ、その方が好都合なんだけど。。。。。ねぇ」
なぎさ「でもそいつ敵なんだろ?」
みな「カストル自体に敵意はないわ、殆どフローラの指示で動かされていたし」
カストル「んぅ。。。!」
みな「。。。。シュウアちゃんって言ったけ?貴方住む場所はあるの?」
シュウア「ある。。。。お母さんのところに帰れば」
みな「だったら今すぐ帰りなさい」
シュウア「ちょ。。。お兄ちゃんは!?」
みな「カストルはうちで預かるわ、フローラの脅威がなくなるまでね」
きらら「あの。。私は?」
みな「貴方はどこか住む場所ある?」
きらら「。。。海の中に」
みな「。。。人魚族?」
きらら「はい」
みな「。。なら話は早いわね、そういうことだから」
シュウア「ちょっと!かってにきめないで。。。」
シュウアの言葉を遮るようにみなが口を開いた
みな「私を拉致監禁したことは警察には黙ってる。。貴方たちはこのままカストルを危険に晒したいの?事情はまだ把握できてないけどフローラがカストルを捕えないわけない。。。貴方たちはフローラに対抗する力を持ってるの?シュウアちゃんは?」
シュウアは口を閉じた
みな「きららちゃんは?」
きららもシュウアと同じく口を閉じた
みな「力のないものが敵に捕われる身のものを守ろうとするなんて。。。その先に待ってるのは敗北よ、運が悪ければ貴方たち全員。。。死ぬ」
シュウア「。。。もうお兄ちゃんが死ぬの嫌!」
みな「だったら帰りなさい、カストルは私に任せて」
シュウア「。。。。帰る場所がないの」
みな「は?」
シュウア「その。。。。家を追い出されて。。。」
みな「。。。。。家が見つかるまで私の家に居候してもいいわ」
シュウア「あなたはかみさまですか?」
みな「そんな偉くはないわよ」
--------------------------------------------
あむ「よーこそ!我マイホームへ!」
シュウア「こ。。。こんにちは」
あむ「いやぁ、私も子供が二人も増えて嬉しいよ!」
あむはシュウアの手をにぎにぎした
あむ「なにかあったらいってね!たとえばみーくんに襲われたとか」
みな「襲わないわよなに言ってんの」
シュウア「大丈夫です!お兄ちゃんがいますから!」
みな「そうよ、シュウアちゃんに変なことしたらあたしがカストルに殺されるわよ」
カストル「べつに ころさない」
あむ「そうだよねぇ、カスくんいい子だもんね」
カストル「。。。いいこじゃない」
ガチャ
ゆうと「ただい。。。。誰だそいつら」
あむ「あ、ゆっくん!この子達ね新たに子供として迎える事になったんだよ!」
ゆうと「。。。。」
ゆうとはカストルをまじまじとみた
ゆうと「こいつの顔。。。どっかでみたことあるんだよなぁ」
カストルは顔を手で隠し二階へ逃げた
ゆうと「あ、おい!」
みな「。。。。あの子二階のどこに逃げたのよ」
-------------------------------------------------------
カストル「。。。。。」
...............
「貴方はいい子でも何でもない、貴方は悪い子」
「逃げようとは思わないでね、逃げたところで国民を脅かした貴方の顔は世間に知れ渡ってる」
「誰も貴方に救いの手は差し伸べない。。。だれも助けてくれないの」
「いいの?もし私から逃げてもその先に待ってるのは。。。逮捕よ」
「あのオカマになに言われたのか知らないけどあいつはウサギの皮をかぶった化け物よ、貴方を悪い道へ誘い出そうとしてる」
「貴方が幸せなのはただ私のいうことだけを聞いてマザー様に尽くすこと」
....................
.............
カストル「。。。。おれは。。」
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません

ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは 私に似た待望の男児だった。 なのに認められず、 不貞の濡れ衣を着せられ、 追い出されてしまった。 実家からも勘当され 息子と2人で生きていくことにした。 * 作り話です * 暇つぶしにどうぞ * 4万文字未満 * 完結保証付き * 少し大人表現あり

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

どうも、死んだはずの悪役令嬢です。

西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。 皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。 アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。 「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」 こっそり呟いた瞬間、 《願いを聞き届けてあげるよ!》 何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。 「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」 義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。 今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで… ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。 はたしてアシュレイは元に戻れるのか? 剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。 ざまあが書きたかった。それだけです。

旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます

結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】 ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。

旦那様には愛人がいますが気にしません。

りつ
恋愛
 イレーナの夫には愛人がいた。名はマリアンヌ。子どものように可愛らしい彼女のお腹にはすでに子どもまでいた。けれどイレーナは別に気にしなかった。彼女は子どもが嫌いだったから。 ※表紙は「かんたん表紙メーカー」様で作成しました。

【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?

アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。 泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。 16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。 マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。 あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に… もう…我慢しなくても良いですよね? この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。 前作の登場人物達も多数登場する予定です。 マーテルリアのイラストを変更致しました。

転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです

青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく 公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった 足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で…… エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた 修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく…… 4/20ようやく誤字チェックが完了しました もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m いったん終了します 思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑) 平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと 気が向いたら書きますね

【完結】愛も信頼も壊れて消えた

miniko
恋愛
「悪女だって噂はどうやら本当だったようね」 王女殿下は私の婚約者の腕にベッタリと絡み付き、嘲笑を浮かべながら私を貶めた。 無表情で吊り目がちな私は、子供の頃から他人に誤解される事が多かった。 だからと言って、悪女呼ばわりされる筋合いなどないのだが・・・。 婚約者は私を庇う事も、王女殿下を振り払うこともせず、困った様な顔をしている。 私は彼の事が好きだった。 優しい人だと思っていた。 だけど───。 彼の態度を見ている内に、私の心の奥で何か大切な物が音を立てて壊れた気がした。 ※感想欄はネタバレ配慮しておりません。ご注意下さい。

処理中です...