7 / 26
第7話 【楽】を知らない少女
しおりを挟む
みな「。。。なんでしょうか、マザー様」
マザー「カナトの様子はどうだ?」
みな「ええ、大人しくしてますよ。。。私の言うことをちゃんと聞いてくれています」
マザー「それは良かった。。。。今日の仕事は少し手強いかもしれない」
みな「なんでしょうか?」
マザーはモニターを表示した
マザー「高宮飛鳥、黒澤凪乃。。。の隣にいるこの少女」
みな「ただの少女に見えますが」
マザー「こいつはおそらく悪魔と女神の間の子。。。。。つまり他種族ハーフだ」
みな「たとえハーフだとしてもこんな少女を何故マザー様が欲しいのですか?」
マザー「女神というものは希少価値が高い、それにこの少女が知らないだけでうまく使うと雅人や我よりも脅威な存在になる。。。。。この少女を仲間に入れるだけであいつらはもう勝ち目がなくなるだろう」
みな「なるほど。。。わかりました」
みなはマザーにお辞儀をしてからその場から去った
マザー「。。。。。」
---------------------------------
かなと「みな」
牢からカナトが顔を出した
みな「少し出かけてきます、貴方はここで大人しくしててください」
かなと「みな、いつまであいつのいうこと聞くの?」
みな「。。。。。。。」
かなと「僕はこれ以上あいつに苦しめられてるみなの顔を見たくない」
みな「。。。。。これしか方法がないのです」
かなと「なんでそこまでして!」
みな「。。。マザーを殺すためです」
みなはカナトの頭を撫でた
みな「あの子と約束しましたから、必ず戻るって」
かなと「。。。。わかった、僕もみなを信じる」
みな「はい、では行ってきますね」
みなはカナトから手を離すと地下室の扉を出た
?「。。。。。なるほど」
------------------------------------------------
「。。マザーを殺すためです」
カチ
?「マザー様、これがあいつの本心です」
マザー「そうか。。。まだ調教が足りないのか。。。。」
?「どうしますか?」
マザー「あの少女を我の元に連れてきたらお仕置きだ」
ガチャンッ
マザーは荒々しくグラスを置いた
マザー「全く、聞き分けの悪い子を持つと言うのは少々面倒臭いな」
-------------------
まなみ「えーと。。。ご飯と卵と」
愛美はメモを見ながら歩いていた
まなみ「ふぎゃ!?」
ドサ
愛美は道端に落ちてた石ころにつまづいた
まなみ「。。。ついてないですね」
「本当についてないわね」
まなみ「誰ですか!?」
みな「ふふ。。。。こんにちは」
まなみ「。。。。。こ。。こんにちは」
みな「ねぇ、あたしとお出かけしない?」
まなみ「これからお昼ご飯があるので、失礼します!」
愛美は早足で歩いて行った
みな「。。。。。ごめんね、こっちも急いでるから」
そういうとみなは愛美を闇に包んだ
--------------------------------------------------------------
あすか「。。。。愛美ちゃんが拐われたって」
?「ほら、あそこ」
クラスメイトが廊下を指差すと数名の教師に囲まれた愛美の父親がいた」
あすか「優字さん?」
ゆうじ「愛美ぃぃぃ!!!」
?「落ち着いてください!」
まさと「どうしたんですか?」
雅人が職員室から顔を出した
?「雅人先生!ヘルプ!」
新人教師は雅人に手招きをした
まさと「。。。。どうしたんですか?」
ゆうじ「愛美ぃぃぃぃ!!!
まさと「ちゃんと言ってください、どうしたんですか?」
ゆうじ「愛美はここにいないか!?」
まさと「愛美さんはまだ学校に来てないですね、誘拐とかなんとか聞こえましたが」
ゆうじ「愛美が誘拐されたんだ!!」
まさと「いつですか?」
雅人はポケットからメモを取り出した
ゆうじ「日曜日の。。。。11時」
まさと「日曜日の11時。。。。他には?」
ゆうじ「お昼ご飯を買ってくるようにお願いしたら帰ってこなくなったんだ!いなく。。。。いな。。。愛美ぃぃぃぃ!!!」
優字は発狂した
まさと「落ち着いてください、日曜日の11時に昼飯を買いに行ってそのまま帰ってこなくなったんですね?
ゆうじ「。。。はい」
まさと「。。。。。ここにはいないです、しかし僕に心当たりがあるので少し時間をくれませんか?」
ゆうじ「。。。はい」
優字は雅人の手をとった
ゆうじ「。。。あの子は僕の大事な一人娘なんです。。。。だから、いい子に育てたくて。。。将来グレるのを恐れて他者との関わりを遮断した。。。。でもそれはあの子を縛り続けるだけだと知った。。。。。でも知ったときにはもう遅かった」
まさと「。。。。大丈夫です、必ず助けますから」
雅人は優字を宥めて職員室に戻っていった
あすか「。。。。。なぎさちゃん」
なぎさ「。。。。ただの家出かそれとも」
-------------------------------------------------------
みな「。。。マザー様、連れてきました」
マザー「よくやった、みな」
まなみ「。。。。。」
愛美が連れてこられたところは薄暗いところだった
マザー「そんなに怖がらなくてもいい、我の名前はマザー・ダーク・クルッダ、この国の。。。いや、全世界の魔王だ」
まなみ「。。。。魔王」
マザー「そう、我の計画を続行するには君の力が必要だ。。。。女神と悪魔の子よ」
まなみ「何言ってるのかわかりません!」
愛美は後ろに後退りをした
マザー「まぁ。。そううまくいかないか、みな」
みな「はい」
マザー「クロエがいる部屋に閉じ込めておけ」
みな「承知」
みなは愛美を腰から担ぐと部屋の扉を閉めた
バタン
マザー「。。。。焦る必要もないか」
-------------------------------------------------
まなみ「きゃ!」
ドサ
みな「マザー様の報告があるまでここに閉じ込めておくわ」
まなみ「いくらあの人がどんな手を使おうが私はあの人の仲間にならない!!」
みな「どうかしらね、マザー様はどんな手を使ってでも貴方を仲間に引き入れる。。。。。。貴方の大切なものを人質にしてもね」
まなみ「私の大切なもの。。?」
みな「ええ」
愛美はしばらく考え込んだ
まなみ「。。。。私の大切な宝物は飛鳥さんと渚さんです」
みな「あら、そうなの」
みなはそういうと無言で扉を閉めた
バタン
まなみ「。。。。。。」
コツン
まなみ「誰!?」
?「。。。。。お姉ちゃん、だーれ?」
そこにいたのはどこか見たことある子だった
まなみ「。。。。飛鳥さん。。。ではないですよね」
少女の要素は飛鳥と瓜二つの顔と髪型だった
まなみ「。。。。私は西園寺愛美です、貴方は?」
?「クロエはクロエっていうの」
クロエはクマのぬいぐるみを抱き抱えながらにっこりと笑った
まなみ「クロエちゃんはずっとここにいるの?」
クロエ「そだよ!あのね、お父さんと一緒にいるの!」
まなみ「へぇ。。。お父さんってどこ?」
クロエ「あそこだよ!」
クロエはベッドの横に置いてある小さな箱を指さした
まなみ「え。。。。。」
クロエ「お父さん、お友達だよ!」
クロエはベットの横に置いてあった小さな箱の中身を出して見せた
まなみ「。。。!?」
箱の中身は人骨だった
クロエ「。。。。。あのね、お父さん。。。死んじゃったの」
クロエは人骨を箱に戻した
クロエ「マザーの怒りを買ったからお父さんは死んじゃって骨になっちゃったの、クロエ。。。。一人になっちゃったの」
まなみ「。。。。。。何かする?」
クロエ「クロエと遊んでくれるの?」
まなみ「うん」
クロエ「じゃあ、オセロやろ!」
------------------------------------------------------------雅人の部屋
まさき「この街には不審者情報も出てないし不審な車も通ってないって」
真咲はスマホの通話を切った
ガチャ
あすか「雅人先生!」
まさと「君たち、授業は?」
あすか「私はお腹が痛いと早退してきました、渚ちゃんもです」
なぎさ「おう」
まさと「。。。なるべく子供は巻き込みたくなかったんやけど」
雅人がそう呟くと飛鳥の指輪からファミラが出てきた
ファミラ「最初に飛鳥達を巻き込んだのはあんた達でしょうが!」
あすか「いや、ファミラだよ」
ファミラ「ゔっ」
なぎさ「ど正論だな」
渚は笑った
まさき「あの、街の人たちにも聞いてみる!」
真咲は扉を開けて走っていった
まさと「真咲が戻ってくるまでわいらは何もできない、大人しくまっておこう」
---------------------------------------------------------------------
クロエ「お姉ちゃん強いね!」
まなみ「えへへ、ありがとう」
クロエ「。。。。クロエずっとひとりぼっちだったから、遊び相手がみなお姉ちゃんしかいなかったの」
まなみ「みなさんって。。。マザーの仲間なんじゃないの?」
クロエ「ううん、みなお姉ちゃんはね、マザーを殺そうとしてるんだ」
まなみ「でも。。だったらなんで私を。。。」
クロエ「わかんないけど、まなお姉ちゃんを危険な目に合わせないと思う」
まなみ「そう。。ならいいんですけど」
クロエ「まなお姉ちゃん!次は何する!?」
まなみ「そうですね。。。」
------------------------------------------------
まさと「本当か?真咲」
真咲は息を切らしながら口を開いた
まさき「本当や。。。女の人が愛美ちゃんと思われる小さな女の子と黒いブラックホールみたいなところに入ったって」
まさと「。。。。。。。優。。といったか?」
雅人はスマホで情報を調べてる優字に問いかけた
ゆうじ「ゆうじですよ。。。それでなんですか?」
まさと「。。。。どうもお前からは一般の地球人の匂いがしない、正体はなんや?」
雅人の言葉に全員が驚愕した
なぎさ「愛美の親父が地球人じゃない。。。!?」
まさと「お前と出会った時から地球人とは違う匂いがしてたんや、どっかで感じたことのある匂い」
ゆうじ「なら、まず貴方の正体から教えてくださいよ」
優字が雅人に詰め寄った
ゆうじ「愛美から全て聞いてるんですよ貴方が教師として学校に来た時期。。。。。。そして貴方が来てから周りで不可解な事が起こってることも、一つ目は渚さん行方不明事件。。。そして二つ目は学校の生徒が他の生徒を襲った殺傷事件。。。。そして、愛美が行方不明。。。。全て貴方が来てから起こってるんですよ」
優字は雅人を睨んだ
ゆうじ「貴方は一体何者なんですか!?」
まさと「。。。。。わいは魔族や」
ゆうじ「。。。。。。。。は?」
雅人は優字に全てを話した
ゆうじ「。。。。なるほど。。では、一連の事件は貴方ではなくそのみなっていう人がやっていたと、もちろん愛美を拐ったのも」
まさと「みなの可能性がある」
ゆうじ「。。。。僕は魔界で組長をやってました」
優字が口を開いた
まさと「。。。。裏社会のか?」
ゆうじ「そうです、そんな荒れた日々にある時一人の女性と出会ったんです」
優字は座った
ゆうじ「その女性の名前はミソラ、女神です」
まさと「ミソラ。。。聞いたことあるな、確か全知全能の女神やと聞いたが」
ゆうじ「そうです。。。そしてミソラと僕は両想いになり。。。愛美を授かった。。。それが神にばれた僕らは神に二つの選択肢を与えられた」
あすか「選択肢?」
ゆうじ「。。。。ミソラを処刑するか愛美をその場で殺すか、僕は二つとも嫌だった。。。。でもミソラは」
..........ゆうさん.....どうか..まなちゃんを.....私の分まで.....生きさせて...幸せな人生を.......
ゆうじ「そう、最期の言葉を残して神に首をはねられました。。。。。愛美もその時の記憶ははっきりと覚えてるはずです。。。。」
まさと「愛美ちゃんを過保護に育てた理由は?」
ゆうじ「。。。。もし、悪い子に育ててしまったらミソラに申し訳ないと思って賢い子に育てたかったんだ」
まさと「なるほどな、でもこのままいくと西園寺さんグレるぞ」
ゆうじ「。。。。その気がしてました。。」
優字は肩を落とした
-------------------------------------------------
クロエ「あ!お昼ご飯の時間だ!」
まなみ「そうだね」
クロエ「あのね!お昼ご飯はね!みなお姉ちゃんがおいしいご飯を持ってきてくれるんだよ!ちなみに昨日はオムライス!」
クロエはガッツポーズをした
まなみ「。。。。そんな豪華なもの作れるの?」
クロエ「ううん、作れないよ。。。でもみなお姉ちゃんはマザーの目を盗んで買い出しとか行ってるんだ」
まなみ「へぇ。。。」
キィ。。。
クロエ「あ、きた!みなおねぇ。。。。。。。だれ?」
興奮したクロエが扉に近づくが
そこにいたのはみなでは無かった
クロエ「みなお姉ちゃんは?」
?「ミナ・サーシャン・シルフィアはマザー様の裏切り行為を働いたので拷問と尋問を受けている」
まなみ「。。。。。え?」
終
マザー「カナトの様子はどうだ?」
みな「ええ、大人しくしてますよ。。。私の言うことをちゃんと聞いてくれています」
マザー「それは良かった。。。。今日の仕事は少し手強いかもしれない」
みな「なんでしょうか?」
マザーはモニターを表示した
マザー「高宮飛鳥、黒澤凪乃。。。の隣にいるこの少女」
みな「ただの少女に見えますが」
マザー「こいつはおそらく悪魔と女神の間の子。。。。。つまり他種族ハーフだ」
みな「たとえハーフだとしてもこんな少女を何故マザー様が欲しいのですか?」
マザー「女神というものは希少価値が高い、それにこの少女が知らないだけでうまく使うと雅人や我よりも脅威な存在になる。。。。。この少女を仲間に入れるだけであいつらはもう勝ち目がなくなるだろう」
みな「なるほど。。。わかりました」
みなはマザーにお辞儀をしてからその場から去った
マザー「。。。。。」
---------------------------------
かなと「みな」
牢からカナトが顔を出した
みな「少し出かけてきます、貴方はここで大人しくしててください」
かなと「みな、いつまであいつのいうこと聞くの?」
みな「。。。。。。。」
かなと「僕はこれ以上あいつに苦しめられてるみなの顔を見たくない」
みな「。。。。。これしか方法がないのです」
かなと「なんでそこまでして!」
みな「。。。マザーを殺すためです」
みなはカナトの頭を撫でた
みな「あの子と約束しましたから、必ず戻るって」
かなと「。。。。わかった、僕もみなを信じる」
みな「はい、では行ってきますね」
みなはカナトから手を離すと地下室の扉を出た
?「。。。。。なるほど」
------------------------------------------------
「。。マザーを殺すためです」
カチ
?「マザー様、これがあいつの本心です」
マザー「そうか。。。まだ調教が足りないのか。。。。」
?「どうしますか?」
マザー「あの少女を我の元に連れてきたらお仕置きだ」
ガチャンッ
マザーは荒々しくグラスを置いた
マザー「全く、聞き分けの悪い子を持つと言うのは少々面倒臭いな」
-------------------
まなみ「えーと。。。ご飯と卵と」
愛美はメモを見ながら歩いていた
まなみ「ふぎゃ!?」
ドサ
愛美は道端に落ちてた石ころにつまづいた
まなみ「。。。ついてないですね」
「本当についてないわね」
まなみ「誰ですか!?」
みな「ふふ。。。。こんにちは」
まなみ「。。。。。こ。。こんにちは」
みな「ねぇ、あたしとお出かけしない?」
まなみ「これからお昼ご飯があるので、失礼します!」
愛美は早足で歩いて行った
みな「。。。。。ごめんね、こっちも急いでるから」
そういうとみなは愛美を闇に包んだ
--------------------------------------------------------------
あすか「。。。。愛美ちゃんが拐われたって」
?「ほら、あそこ」
クラスメイトが廊下を指差すと数名の教師に囲まれた愛美の父親がいた」
あすか「優字さん?」
ゆうじ「愛美ぃぃぃ!!!」
?「落ち着いてください!」
まさと「どうしたんですか?」
雅人が職員室から顔を出した
?「雅人先生!ヘルプ!」
新人教師は雅人に手招きをした
まさと「。。。。どうしたんですか?」
ゆうじ「愛美ぃぃぃぃ!!!
まさと「ちゃんと言ってください、どうしたんですか?」
ゆうじ「愛美はここにいないか!?」
まさと「愛美さんはまだ学校に来てないですね、誘拐とかなんとか聞こえましたが」
ゆうじ「愛美が誘拐されたんだ!!」
まさと「いつですか?」
雅人はポケットからメモを取り出した
ゆうじ「日曜日の。。。。11時」
まさと「日曜日の11時。。。。他には?」
ゆうじ「お昼ご飯を買ってくるようにお願いしたら帰ってこなくなったんだ!いなく。。。。いな。。。愛美ぃぃぃぃ!!!」
優字は発狂した
まさと「落ち着いてください、日曜日の11時に昼飯を買いに行ってそのまま帰ってこなくなったんですね?
ゆうじ「。。。はい」
まさと「。。。。。ここにはいないです、しかし僕に心当たりがあるので少し時間をくれませんか?」
ゆうじ「。。。はい」
優字は雅人の手をとった
ゆうじ「。。。あの子は僕の大事な一人娘なんです。。。。だから、いい子に育てたくて。。。将来グレるのを恐れて他者との関わりを遮断した。。。。でもそれはあの子を縛り続けるだけだと知った。。。。。でも知ったときにはもう遅かった」
まさと「。。。。大丈夫です、必ず助けますから」
雅人は優字を宥めて職員室に戻っていった
あすか「。。。。。なぎさちゃん」
なぎさ「。。。。ただの家出かそれとも」
-------------------------------------------------------
みな「。。。マザー様、連れてきました」
マザー「よくやった、みな」
まなみ「。。。。。」
愛美が連れてこられたところは薄暗いところだった
マザー「そんなに怖がらなくてもいい、我の名前はマザー・ダーク・クルッダ、この国の。。。いや、全世界の魔王だ」
まなみ「。。。。魔王」
マザー「そう、我の計画を続行するには君の力が必要だ。。。。女神と悪魔の子よ」
まなみ「何言ってるのかわかりません!」
愛美は後ろに後退りをした
マザー「まぁ。。そううまくいかないか、みな」
みな「はい」
マザー「クロエがいる部屋に閉じ込めておけ」
みな「承知」
みなは愛美を腰から担ぐと部屋の扉を閉めた
バタン
マザー「。。。。焦る必要もないか」
-------------------------------------------------
まなみ「きゃ!」
ドサ
みな「マザー様の報告があるまでここに閉じ込めておくわ」
まなみ「いくらあの人がどんな手を使おうが私はあの人の仲間にならない!!」
みな「どうかしらね、マザー様はどんな手を使ってでも貴方を仲間に引き入れる。。。。。。貴方の大切なものを人質にしてもね」
まなみ「私の大切なもの。。?」
みな「ええ」
愛美はしばらく考え込んだ
まなみ「。。。。私の大切な宝物は飛鳥さんと渚さんです」
みな「あら、そうなの」
みなはそういうと無言で扉を閉めた
バタン
まなみ「。。。。。。」
コツン
まなみ「誰!?」
?「。。。。。お姉ちゃん、だーれ?」
そこにいたのはどこか見たことある子だった
まなみ「。。。。飛鳥さん。。。ではないですよね」
少女の要素は飛鳥と瓜二つの顔と髪型だった
まなみ「。。。。私は西園寺愛美です、貴方は?」
?「クロエはクロエっていうの」
クロエはクマのぬいぐるみを抱き抱えながらにっこりと笑った
まなみ「クロエちゃんはずっとここにいるの?」
クロエ「そだよ!あのね、お父さんと一緒にいるの!」
まなみ「へぇ。。。お父さんってどこ?」
クロエ「あそこだよ!」
クロエはベッドの横に置いてある小さな箱を指さした
まなみ「え。。。。。」
クロエ「お父さん、お友達だよ!」
クロエはベットの横に置いてあった小さな箱の中身を出して見せた
まなみ「。。。!?」
箱の中身は人骨だった
クロエ「。。。。。あのね、お父さん。。。死んじゃったの」
クロエは人骨を箱に戻した
クロエ「マザーの怒りを買ったからお父さんは死んじゃって骨になっちゃったの、クロエ。。。。一人になっちゃったの」
まなみ「。。。。。。何かする?」
クロエ「クロエと遊んでくれるの?」
まなみ「うん」
クロエ「じゃあ、オセロやろ!」
------------------------------------------------------------雅人の部屋
まさき「この街には不審者情報も出てないし不審な車も通ってないって」
真咲はスマホの通話を切った
ガチャ
あすか「雅人先生!」
まさと「君たち、授業は?」
あすか「私はお腹が痛いと早退してきました、渚ちゃんもです」
なぎさ「おう」
まさと「。。。なるべく子供は巻き込みたくなかったんやけど」
雅人がそう呟くと飛鳥の指輪からファミラが出てきた
ファミラ「最初に飛鳥達を巻き込んだのはあんた達でしょうが!」
あすか「いや、ファミラだよ」
ファミラ「ゔっ」
なぎさ「ど正論だな」
渚は笑った
まさき「あの、街の人たちにも聞いてみる!」
真咲は扉を開けて走っていった
まさと「真咲が戻ってくるまでわいらは何もできない、大人しくまっておこう」
---------------------------------------------------------------------
クロエ「お姉ちゃん強いね!」
まなみ「えへへ、ありがとう」
クロエ「。。。。クロエずっとひとりぼっちだったから、遊び相手がみなお姉ちゃんしかいなかったの」
まなみ「みなさんって。。。マザーの仲間なんじゃないの?」
クロエ「ううん、みなお姉ちゃんはね、マザーを殺そうとしてるんだ」
まなみ「でも。。だったらなんで私を。。。」
クロエ「わかんないけど、まなお姉ちゃんを危険な目に合わせないと思う」
まなみ「そう。。ならいいんですけど」
クロエ「まなお姉ちゃん!次は何する!?」
まなみ「そうですね。。。」
------------------------------------------------
まさと「本当か?真咲」
真咲は息を切らしながら口を開いた
まさき「本当や。。。女の人が愛美ちゃんと思われる小さな女の子と黒いブラックホールみたいなところに入ったって」
まさと「。。。。。。。優。。といったか?」
雅人はスマホで情報を調べてる優字に問いかけた
ゆうじ「ゆうじですよ。。。それでなんですか?」
まさと「。。。。どうもお前からは一般の地球人の匂いがしない、正体はなんや?」
雅人の言葉に全員が驚愕した
なぎさ「愛美の親父が地球人じゃない。。。!?」
まさと「お前と出会った時から地球人とは違う匂いがしてたんや、どっかで感じたことのある匂い」
ゆうじ「なら、まず貴方の正体から教えてくださいよ」
優字が雅人に詰め寄った
ゆうじ「愛美から全て聞いてるんですよ貴方が教師として学校に来た時期。。。。。。そして貴方が来てから周りで不可解な事が起こってることも、一つ目は渚さん行方不明事件。。。そして二つ目は学校の生徒が他の生徒を襲った殺傷事件。。。。そして、愛美が行方不明。。。。全て貴方が来てから起こってるんですよ」
優字は雅人を睨んだ
ゆうじ「貴方は一体何者なんですか!?」
まさと「。。。。。わいは魔族や」
ゆうじ「。。。。。。。。は?」
雅人は優字に全てを話した
ゆうじ「。。。。なるほど。。では、一連の事件は貴方ではなくそのみなっていう人がやっていたと、もちろん愛美を拐ったのも」
まさと「みなの可能性がある」
ゆうじ「。。。。僕は魔界で組長をやってました」
優字が口を開いた
まさと「。。。。裏社会のか?」
ゆうじ「そうです、そんな荒れた日々にある時一人の女性と出会ったんです」
優字は座った
ゆうじ「その女性の名前はミソラ、女神です」
まさと「ミソラ。。。聞いたことあるな、確か全知全能の女神やと聞いたが」
ゆうじ「そうです。。。そしてミソラと僕は両想いになり。。。愛美を授かった。。。それが神にばれた僕らは神に二つの選択肢を与えられた」
あすか「選択肢?」
ゆうじ「。。。。ミソラを処刑するか愛美をその場で殺すか、僕は二つとも嫌だった。。。。でもミソラは」
..........ゆうさん.....どうか..まなちゃんを.....私の分まで.....生きさせて...幸せな人生を.......
ゆうじ「そう、最期の言葉を残して神に首をはねられました。。。。。愛美もその時の記憶ははっきりと覚えてるはずです。。。。」
まさと「愛美ちゃんを過保護に育てた理由は?」
ゆうじ「。。。。もし、悪い子に育ててしまったらミソラに申し訳ないと思って賢い子に育てたかったんだ」
まさと「なるほどな、でもこのままいくと西園寺さんグレるぞ」
ゆうじ「。。。。その気がしてました。。」
優字は肩を落とした
-------------------------------------------------
クロエ「あ!お昼ご飯の時間だ!」
まなみ「そうだね」
クロエ「あのね!お昼ご飯はね!みなお姉ちゃんがおいしいご飯を持ってきてくれるんだよ!ちなみに昨日はオムライス!」
クロエはガッツポーズをした
まなみ「。。。。そんな豪華なもの作れるの?」
クロエ「ううん、作れないよ。。。でもみなお姉ちゃんはマザーの目を盗んで買い出しとか行ってるんだ」
まなみ「へぇ。。。」
キィ。。。
クロエ「あ、きた!みなおねぇ。。。。。。。だれ?」
興奮したクロエが扉に近づくが
そこにいたのはみなでは無かった
クロエ「みなお姉ちゃんは?」
?「ミナ・サーシャン・シルフィアはマザー様の裏切り行為を働いたので拷問と尋問を受けている」
まなみ「。。。。。え?」
終
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。
旦那様には愛人がいますが気にしません。
りつ
恋愛
イレーナの夫には愛人がいた。名はマリアンヌ。子どものように可愛らしい彼女のお腹にはすでに子どもまでいた。けれどイレーナは別に気にしなかった。彼女は子どもが嫌いだったから。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」様で作成しました。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです
青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる
それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう
そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく
公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる
この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった
足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で……
エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた
修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た
ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている
エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない
ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく……
4/20ようやく誤字チェックが完了しました
もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m
いったん終了します
思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑)
平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと
気が向いたら書きますね

【完結】愛も信頼も壊れて消えた
miniko
恋愛
「悪女だって噂はどうやら本当だったようね」
王女殿下は私の婚約者の腕にベッタリと絡み付き、嘲笑を浮かべながら私を貶めた。
無表情で吊り目がちな私は、子供の頃から他人に誤解される事が多かった。
だからと言って、悪女呼ばわりされる筋合いなどないのだが・・・。
婚約者は私を庇う事も、王女殿下を振り払うこともせず、困った様な顔をしている。
私は彼の事が好きだった。
優しい人だと思っていた。
だけど───。
彼の態度を見ている内に、私の心の奥で何か大切な物が音を立てて壊れた気がした。
※感想欄はネタバレ配慮しておりません。ご注意下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる