フェアリーリング

雛乃飛成

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第5話 闇の心を利用する悪

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まさき「はぇ~!」
まさきは市役所の中を興奮しながら見渡した
なぎさ「やめろ恥ずかしい」
まさき「だって僕の里では見た事ないものがいっぱいあるもん!」
なぎさ「左様でございますか」
渚はあきれた様子ではしゃぐまさきを見た
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まさと「じゃあ、今度から長谷川真咲ってのにするんやな」
なぎさ「そうらしいぞ」
まさき「僕の新しい苗字!」
なぎさ「それ無くすなよ」
まさき「はーーい!!」
まさと「それで、いきなりで悪いんやけど黒澤凪乃の妖精の意識が戻った」
なぎさ「まじか!?」
渚は驚いた
まさと「ただ、混乱してるようでな。。。。一時的な記憶喪失らしい」
なぎさ「そうか。。。。」
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ファミラ「貴方の名前はフェレン、性格は。。。。。。クソ。。。ゴホン、大変美しい性格ですわよ」
あすか「ファミラ、今クソって」
ファミラ「しょうがないじゃないフェレンはお嬢様気取りの他人を見下した発言しかしないクソ野郎だったのよ」
飛鳥とファミラはボソボソっと喋った
フェレン「そうなんですか。。?すみません。。自分の名前は微かに覚えているのですが」
あすか「どこまで覚えてるの?」
フェレン「。。。いろんな精霊が入った鳥籠っぽいところにいました。。覚えてる記憶はここまでです」
ファミラ「なるほど。。。記憶喪失ってのは意図的か精神的ショックを受けた場合でまた違ってくるからね、まぁこいつの場合精神的ショックがあるかわからないけれどね」
ファミラは吐き捨てるように言った
フェレン「そう言えば紫の髪の女性が私を鳥籠から出し、変な球体を私の体に埋め込んだという記憶も覚えてます」
ファミラ「。。。。。なるほど」
あすか「これからどうするの?」
ファミラ「残りの精霊の保護に決まってんでしょ」
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女子1「そう言えばさ、華恋かれんって三年生の先輩が好きだったよね?」
かれん「え?そ。。そそ。。そうだけど」
女子2「名前なんていうんだっけ?」
かれん「琉球大輔りゅうきゅうだいすけくん。。。だよ」
女子1「ああー野球やってる子の」
女子2「大輔君人気だからねぇ。。。ま、頑張りな!」
かれん「う。。うん」
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あすか「。。。フェレナと過去に何かあったの?」
ファミラ「なにがあったの!?あんたよくそんな呑気なことが言えたわねぇ!」
ファミラは大声を張り上げた
ファミラ「フェレナは精霊学園の一番上のカーストにいた人物で、自分のことをお嬢様と思い込んでいつも周りには他の精霊を従えているの。。。あたしはそんなフェレナの態度に苛立っていつも喧嘩ばかりしてたわ」
.............................
.................................
ファミラ「聞こえなかったかしら?掃除やれつってんの、お嬢様気取りの貧乏人が!!」
フェレナ「あーら、貧乏人が嫉妬してますわぁ。。。哀れねぇ」
「貧乏人はお前だ、ファミラ!」
フェレナ「あらあらぁ、今の状況的に有利なのはどっちかしらぁ?」 
ファミラ「外野は黙ってなさい!いつもいつも掃除とか片付けサボっていいと思ってんの!?」
フェレナ「私はお嬢様、掃除なんて服が汚れちゃうわ」
ファミラ「でも、みんなやってるわよ!」
フェレナ「私の可愛い子達がやってくれてるわよ」
ファミラ「罪悪感は湧かないの!?」
フェレナ「全然、あたしは貴方みたいなみずぼらしい格好なんかしてる貧乏人とは格が違うの格がね」
ファミラ「。。。。。。」
.....................................
..................
.......
ファミラ「だから正直記憶喪失になって良かったって思ってるの」
あすか「精霊の国でもいじめとかってあったんだ」
ファミラ「そうよ、しかも中心にいるのはいつもフェレナだった」
あすか「へぇ。。。。」
ファミラ「授業に戻らないと行けないんじゃない?」
あすか「あ!」
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だいすけ「。。。。ごめん、君はタイプじゃないんだ」
かれん「そ。。そうなんだ。。。ごめんね」
華恋はその場を離れた
かれん「そう。。だよね私なんかが釣り合うわけ。。。。」
「本当にそうかしら?」
かれん「だ。。。誰!?」
華恋の前にみなが現れた
みな「貴方は十分に可愛いわよ、でも。。。。あの男はタイプではないといった。。。それって悔しくない?」
かれん「でも、しょうがないこ」
みなは華恋の口に人差し指をくっつけた
みな「しょうがないこと。。。そんな呪いの言葉で恋を諦めてしまうの?」
かれん「だって。。。」
みな「好きな人は無理矢理にでも手に入れたい。。。。本当は心の中でそう思ってるんじゃないの?」
かれん「。。。。。」
みな「貴方にぴったりの子を上げるわ」
かれん「何ですかそれ。。。蝶々?」
みな「これは精霊。。。貴方に力を貸してくれるの。。。恋のチカラをね」
みなは瓶の蓋を開けた
その瞬間黒いフェアリーが華恋の中に入っていった
ズゥン
かれん「。。。。。。」
みな「好きな人は無理矢理にでも手に入れなくちゃ貴方は幸せになれないわよ」
かれん「。。。。好き好き。。好き。。。。好き。。。」
みな「ふふ。。。頑張ってね」
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女子1「か。。華恋?」
かれん「。。。大輔君を好きな人。。教えて欲しい」
女子1「顔色悪いよ?先に保健室」
かれん「教えろ!!」
チャキ
女子1「ひぃ!?」
華恋は女子1に向かって刃物を向けた
女子1「あ。。あぁ。。。。えと。。ともちゃ。。」
かれん「フルネームだ!」
女子1「花柳新稲はなやぎにいなと。。。。悠木菜月ゆうきなつきと。。。。えと。。。阿見舞花あみまいか。。。だけだと」
かれん「お前は?」
女子1「え。。!?」
かれん「お前は好きなのか!?」
女子1「ま。。。まぁ。。。うん」
かれん「そうか」
華恋は女子1の制服を刃物で破いた
女子1「なにするの!?」
かれん「殺す。。殺す。。殺す」
女子1「華恋やめて!!!華恋!!!」
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次の日
まさと「今日は悲しいお知らせがある」
ザワザワ
教室中が騒ついた
まさと「昨日教室で楽満知世らくまんちせが血だらけの状態で倒れていた」
なぎさ「!?」
まさと「知世については重症やけど意識はある。。。。そして、花柳新稲と阿見舞花は下駄箱付近で同じく血だらけで倒れているのが確認された、この二人について打撲と心臓に届く傷が確認され意識不明の重体や」
なぎさ「まじかよ。。。」
まさと「それと今朝から愛川華恋あいかわかれんが行方不明や、何か情報があればこちらに知らせるように、それとこれは会議で決まったことやけど明日から事件が解決するまで休校にする」
生徒達は誰一人休校に嬉しい表情を浮かべてなかった
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なぎさ「おい!どういうことだよ!」
ファミラ「。。。。。まずいわね」
なぎさ「フェアリーに乗っ取られるだけであんな無残なことできんのかよ!!」
ファミラ「。。。。。明日から休校よね?あの赤髪がアパートを借りてるらしいから明日はそこで話しましょう」
あすか「わかった」
なぎさ「お。。。おぅ」
-------------------------------------------------------次の日
まさき「まさとちゃん、どういうこと。。?」
まさと「人はフェアリーに乗っ取られたら理性が効かなる。。それは欲望があればあるほど。。な、黒澤凪乃の場合はまだ理性があった、欲望が薄かったからな。。。しかし、愛川さんの場合は恋心を利用された
なぎさ「恋心ぉ?」
まさと「重症の楽満さんに事情を聞いてみたんやけど昨日愛川さんが3年生の教室にいる琉球大輔を好きな人を聞いたらしい」
まさき「それで自分も好きって答えたら。。。。やられたって、一番かわいそうなのは親指と小指の骨折でピアノのコンクールに出れなくなったことや」
渚は真咲の言葉を聞いて怒りに震えた
なぎさ「そんなことってあるかよ!!誰かを不幸にした幸せなんてそんなの幸せじゃない!!!」
まさと「おちつけ感情に任せていたら操られた奴らと同じや」
なぎさ「。。。。クソッ!」
まさと「とりあえず愛川さんを見つけるしか方法はない」
あすか「そう。。。ですね」
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まなみ「かわいいなぁ」
大輔は道端で兎に餌をやってる愛美を見つめていた
だいすけ「あの」
まなみ「はい?」
だいすけ「君。。。生き物すきなの?、
まなみ「はい」
だいすけ「へぇ。。。」
まなみ「兎さんって可愛いですよね」
愛美は優しく笑った
だいすけ「っ」ドキン
まなみ「どうされましたか?苦しいのですか!?」
愛美はワタワタした
だいすけ「ううん、大丈夫。。。あの」
大輔が言おうとした瞬間華恋が現れた
かれん「大輔くぅん。。。」
だいすけ「き。。きみは」
まなみ「愛川さん、こんにちは」
かれん「その女。。。どうしたの?」
だいすけ「え。。ええと。。」
かれん「好きなの?」
だいすけ「。。。そうだよ、君みたいなオドオドしてる女の子よりも愛美ちゃんみたいな天使の笑顔の子の方がすきなんだ!」
まなみ「。。。。」
愛美は呆れた
かれん「。。。。殺す、殺してやる」
華恋は刃物を取り出した
だいすけ「!?」
まなみ「愛川さん!?」
だいすけ「あ。。あぁ」
大輔は愛美を前に押し出した
まなみ「きゃ!!」
だいすけ「君は優しいんだろ!?だったら俺を助けろ!!」
大輔はそう捨て台詞を吐いてその場を離れた
まなみ「逃げ。。ないと。。っ!」
愛美は大輔に突き飛ばされた衝撃で足を捻挫してしまった
かれん「殺す。。。。大輔くんがすきな女の子。。大輔くんをすきな女の子はみんな。。。殺す」
華恋は愛美の頬に刃物を当てた
まなみ「いや。。。」
ザシュ
愛美が目を開けると目の前に竜がいた
かれん「だぁれ?」
りゅう「やっぱりな、わいだけ別行動しといてよかったわ」
竜は足を捻挫してる愛美の体を持ち開けた
かれん「そいつから離れてそいつ殺せない」
りゅう「悪いけどこの子に傷をつけさせるわけにはいかない」
竜は愛美とともに消えた
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あすか「愛美ちゃん!」
なぎさ「お前どうして外に出たんだよ!!」
まさと「西園寺さん、君の父親は少々めんどくさい性格してる。。。そんな状況で君が外に出たら」
まなみ「うゅぅ。。。」
3人から責められて愛美はしょんぼりした
まさき「ま。。。まぁまぁ、西園寺さんも何か理由があったんやろ?」
まなみ「はい。。。。先日前から兎さんが捨てられてるのを発見して。。。お父さんは獣の匂いとか嫌いなので家で買うことができないから誰にも見られないところに移動させて餌をあげてたんです」
なぎさ「んだよそういうことなら俺たちに言えよ!」
まなみ「。。。。渚さん施設で買えないじゃないですか」
なぎさ「ゔっ!」
あすか「それに向日葵さんが動物アレルギーだからね」
なぎさ「そ。。そうだな」
渚は目をそらしながら答えた
まさと「捨て兎か。。。」
まさき「みなの可能性は。。」
まさと「ない、今の状況でマザーがみなを捨てるとは考えられない。。。地球に住む普通の動物しかないな」
なぎさ「なんでそんなことがわかんだよ?」
まさと「変幻族には不思議な気配がある、そのウサギにはそれが感じ取れない」
まなみ「へんげ。。。ぞく?」
まさと「なんでもない、とりあえずその兎はこちらで保護しよう」
まなみ「ありがとうございます!雅人先生大好きです!」
まさと「ああ」
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マザー「。。。。地球人の餓鬼共の中に我が探し求めていた餓鬼が紛れ込んでるな。。」

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