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第4話 親友
しおりを挟むまさと「黒澤凪乃。。。。お前の目的はなんや?」
なぎさ「俺の名前は凪乃じゃなくて渚だ、別に目的とかねえよ」
まさと「3日間で君の奇行が目立つ、飛鳥ちゃんと竜が話してるとこっそりボイスレコーダーを設置したり」
なぎさ「あら?バレてた?」
まさと「当たり前や、証拠はちゃんと隠しておくんやで」
雅人は小袋に入ったボイスレコーダーを見せた
なぎさ「あ、片方を片付けるの忘れてた」
まさと「そんなに2人のことが気になるか?」
なぎさ「ああ、悪魔とか魔族とか気になるし。。。なにより飛鳥が俺に隠し事してるのが気に食わねえんだよ」
まさと「なるほどな、でもフェアリーを持ってない君を巻き込むわけには行かない」
渚はニヤリと笑った
なぎさ「それって別の意味を考えればフェアリーを持っていたらいいということだよな?」
まさと「黒澤、そういうことじゃない」
なぎさ「はーい!そういうことでぇーす!お前言いましたぁ!!」
渚は雅人におちょくるポーズをした
まさと「はぁ。。。ともかく大人しくしろ、わいが怖いのは君が危険な目にあうことや」
なぎさ「はいはーい」
まさと「まて、話はまだあ。。。」
バタン
まさと「。。。たく」
---------------------------------------
なぎさ「雅人がああいうのなら俺はフェアリーを見つけるぜ!」
あすか「渚ちゃん?」
なぎさ「あすか。。」
あすか「なにやってるの?こんなところで」
なぎさ「お前には関係ねえ」
渚が飛鳥の前を通ろうとする
あすか「。。。。これ以上私達のことを探らないで」
なぎさ「あぁん!?」
渚はその言葉に逆上して飛鳥に掴みかかった
あすか「んぐ!?」
なぎさ「俺達親友だろ!?なんで俺に隠し事するんだよおかしいだろ!?」
あすか「ま。。巻き込みたくないから」
なぎさ「なんだよそれ。。。」
?「黒澤!なにをしている!?」
なぎさ「チッ」
渚は飛鳥の首から手を離し走り去っていった
?「大丈夫か!?」
あすか「はい。。。」
-------------------------------------------------------------------
りゅう「そんなことが」
あすか「うん。。。渚ちゃんは感情のコントロールが出来ないってわかってたから」
ファミラ「でも確かにあたし達もコソコソしすぎなところもあるからなんともいえないわね」
あすか「でも。。。巻き込みたくない」
ファミラ「赤髪の男から聞いた話だと渚はマザーの側近のポジションにいた男とあなたの母親の親友の間の子らしいわよ。。。つってもあなたは母親の記憶がなくなってるからわからないだろうけど」
りゅう「だったら尚更巻き込むわけにはいかない」
あすか「でも、これ以上コソコソしたら渚ちゃんの怒りが収まらないような気がする」
りゅう「やんなぁ。。。」
------------------------------------------------------------------------
なぎさ「なんだよ。。。親友じゃねえのかよ、クソがよ。。。」
「そこのかっこいいお嬢さん」
なぎさ「あ?誰だよ」
渚が振り向くとみなが立っていた
みな「私はみな、なにを悩んでるの?」
なぎさ「。。。。実は」
渚はみなに今までのことを話した
みな「。。。なにかを隠し事する。。。それって本当の友達って言えるのかしら?」
なぎさ「。。。。。いや」
みな「嫌なことも全部打ち解けるのが友達じゃないの?そんな子縁を切ったほうがいいわ。。。貴方の周りにはその子よりいい子達がいっぱいいるんだから」
なぎさ「そう。。。ですよね」
みな「でも、さっきの話にフェアリーを探してるって言ってたけど。。。?」
なぎさ「はい、あいつがフェアリーを持ってるから俺だけ省かれてるのかなって」
みな「だったらこの子をあげるわ」
みなは黒い髪色で黒い服を着たフェアリーを差し出した
なぎさ「いいんですか!?」
みな「ええ」
なぎさ「これで。。。。」
黒いフェアリーは渚の中に入った
なぎさ「。。。。。」
渚は正気を失った
みな「ふふ。。。上手くいったわ、あとは。。。」
---------------------------------------------------------次の日
教師「休みの子は。。。。。黒澤か」
あすか(渚ちゃん。。。?)
教師「黒澤にプリントを届けてくれる奴は。。。。。高宮、いけるか?」
あすか「あ、はい」
-------------------------------------
あすか「取り敢えず竜くんに。。」
ギュッ
あすか「?」
愛美が飛鳥の袖を掴んだ
まなみ「あの、話したいことがありま。。。す」
あすか「なにかな?」
まなみ「あの。。。ごめんなさい、私も渚さんと飛鳥さん達の行動を監視してました」
あすか「ううん、いいんだよ。。私もコソコソしてたのが悪かったし」
まなみ「それで。。。まず、竜さんや雅人先生を含めて話したいんですけど。。。いいですか?」
あすか「。。。。いいよ」
------------------------------------------------
まさと「紫髪の女と黒澤凪乃が一緒に居て黒澤凪乃の様子がおかしかったと?」
まなみ「あ。。。はい、あの操られたような感じ。。。です」
まさと「他の教師から聞いた話やと昨日から帰ってないらしいんや」
あすか「渚ちゃんは夜遊びはしますけど学校があるときは早めに帰ってますよ」
まさと「だから、黒澤凪乃施設の職員が50人で探してるらしいんやけど。。。。。今の所有力な情報はないそうや」
りゅう「あのさ、まさか渚ちゃんと一緒に居た女ってのは。。。」
まさと「みなやな」
まさき「そんな。。。」
まなみ「あの。。。私どうしたら。。私も探したいです、渚さんは私をいじめから救ってくれた。。。友達なんで」
あすか「。。。。。」
...........俺達親友だろ!?...........
あすか「雅人さん竜くんにお願いがある」
まさと「なんや?」
あすか「今回のことは。。。。私の責任でもあるから。。。私一人で渚ちゃんを探しに行く」
まさと「。。。。。わかった、何かあったら連絡くれ」
あすか(ごめんね、今助けに行くからね)
---------------------------------------------
?「渚ぁ!!」
?「由理さ~ん!。。。ここには居ません~」
ゆり「ったくあのバカ!!どこいったんだよ!向日葵ももっと探せ!」
ひまわり「うゆぅ。。。。もう警察に届けましょうよぉ~」
ゆり「だめだ!警察に言ったらもれなくマスコミが付いてくんだろ、そうなると施設にいる子供達が怯えてしまうだろうが!!」
ひまわり「でもぉ。。。」
ピロン
ゆり「渚からメールだ!」
渚からのメールには[ごめん 誘拐された 場所は○○○]と書いてあった
ひまわり「うゅ。。。?ここって結構遠いところですよ。。?」
ゆり「クソ。。。!向日葵行くぞ!」
ひまわり「うぇぇ!?」
----------------------------------------------
みな「これで邪魔な奴らを片付けられたわね」
なぎさ「。。。。。。。」
みな「さて。。。あとは雅人達をおびき寄せるだ。。」
「渚ちゃん!!」
遠くから飛鳥がやってきた
みな「あら、貴方の元親友がやってきたわ」
なぎさ「。。。。。。」
あすか「渚ちゃん!正気に戻って!」
なきさ「。。。。。殺す」
渚は飛鳥の首にナイフで斬りつけようとした
あすか「っ!!」
みな「どう?親友に切られる感想は」
あすか「渚ちゃん!」
なぎさ「。。。。殺す」
渚はナイフを振り回した
あすか「くっ。。!!」
みな「ピンクフェアリー死す。。。ね、やりなさい」
あすか「。。。っ!」
ヒュンッ
ファミラ「この子には傷つけさせない!!」
みな「貴方の相手は。。。私よ」
みなはファミラの前に立ちふさがった
「残念やったな、お前の相手はわいらや」
みな「!?」
みなが驚いて振り向くと雅人とまさきがいた
あすか「雅人さん。。。!!なんで。。。」
まさと「君は渚ちゃんだけ相手しろ、このバカカマはわいらがやる」
みな「。。。。。チッ」
みなは舌打ちして雅人達の前に立ちふさがった
まさと「。。。。。いくぞ」
雅人はみなに刃を向けた
あすか「。。。。渚ちゃん」
なぎさ「。。。。殺す」
ファミラ「その子の闇を取り除くには貴方のフェアリーの力が必要なの!」
あすか「でも、どうやって!」
飛鳥は渚の攻撃を避けながら問いかける
ファミラ「それには人間のパートナーが必要なんだけど。。。。」
「飛鳥ちゃん!!」
遠くから竜がきた
あすか「りゅうくん。。。。。。ファミラ!」
ファミラ「貴方の言おうとしてることはわかるけど。。。。いいの?」
飛鳥は頷いた
ファミラ「なら、貴方の指輪にそいつがキスしなさい」
あすか「うぇ!?」
飛鳥は驚いた
りゅう「。。。。飛鳥ちゃんがええんやったら。。」
あすか「。。。」チラ
なぎさ「。。。。殺す」
あすか「うん、渚ちゃんを助けたいし」
りゅう「。。。。わかった」
竜は飛鳥の指にキスをした
ビュィィィン
指輪は光を放ちながら飛鳥を包んだ
あすか「ふぇ!?」
光が散ると同時に飛鳥の姿は変わっていた
あすか「。。。。。ファミラ、これって何かの掛け声的なものがあるんじゃないの?」
ファミラ「ないわよ?あなたが変身するごとにその関西弁男が指輪にキスをしなくちゃならないわ」
あすか「。。。。。。。。え?」
みな「よそ見は危ないわよ!!」
ビュン
雅人達の攻撃を避けたみなが飛鳥に向かっていった
あすか「っ!!」
まさき「あすかちゃん!!」
ファミラ「時間がないわよ!早く渚の心にいる黒い妖精を取り出しなさい!!!」
あすか「どう。。。やって!?」
ファミラ「貴女の武器はなに!?」
飛鳥は自分の手元を見た
その手には弓が握られていた
あすか「でも。。。渚ちゃんに打つのは。。」
ファミラ「このままあの子が闇に囚われたままでいいの?」
あすか「。。。。。。」
...........親友....だろ.......
あすか「。。。わかった」
飛鳥は渚に向かって矢をかまえた
なぎさ「。。。。殺す」
あすか「っ!」
ビュン
飛鳥が放った矢が渚の胸を貫いた
なぎさ「ぐうぁぁぁぁ!!」
その瞬間渚の体の中から黒い妖精が飛び出してきた
ファミラ「ここからは私の番よ!」
ファミラは黒い妖精を素早く瓶に入れ水に入れた
あすか「それは?」
ファミラ「これは浄化水。。。黒くなった妖精の心を綺麗に洗い流すの」
あすか「そうなんだ。。。。渚ちゃん!!」
飛鳥は渚に駆け寄った
あすか「渚ちゃん!!」
なぎさ「ん。。。ぅ。。。ん?」
渚は目をこすりながら体を起こした
なぎさ「。。。。飛鳥?」
あすか「よかっ。。。た」
飛鳥は泣きながら渚を抱きしめた
なぎさ「おいやめろって苦しいだろ」
りゅう「渚ちゃん覚えてる範囲でいいから意識を失う前誰にあった?」
なぎさ「おん?あー。。。。あー!!!!」
渚は大声をあげた
なぎさ「俺の妖精!!!」
ファミラ「。。。。覚えていたのねそのこと」
ファミラは浄化すみの妖精を渚に差し出した
あすか「うぇ!?いいの?」
ファミラ「どうせこのままこの子に妖精を渡さないままだと貴方との関係に亀裂が入るからね」
なぎさ「でも俺が見たのって黒色の。。。。」
ファミラ「それは心が闇に侵された妖精。。。貴方はその妖精のせいで危うくマザーの仲間になりそうだったのよ」
なぎさ「そうだったのか!?」
まさと「飛鳥ちゃん竜。。すまない、みなを取り逃がした」
まさとが遠くから歩いてきた
まさき「黒澤さん正気に戻ったんやな!?」
なぎさ「おい、どこの誰だか知らねえけど黒澤って呼ぶのはやめろ」
まさき「ふぇ!?」
なぎさ「俺の名前は渚だ」
あすか「はは。。は」
飛鳥は苦笑いをした
なぎさ「雅人も俺の名前は渚だ!」
まさと「関係ない」
なぎさ「あぁん!?」
ファミラ「とりあえず学校に戻りましょう」
------------------------------------------------
なぎさ「ほーん。。お前らは魔族ってわけだ、んで竜は魔族の王子か。。。」
まさき「。。僕も一応王子やで?」
まさと「お前は王子の仕事を全くといっていいほどやってなかったから王子と呼べるのかわからん」
なぎさ「まぁ、王族関係者じゃね?」
まさき「そんな。。。」
まさきはショックを受けた
まさと「取り敢えず、これから色々やることがある。。。まさきは偽苗字を設定しろ」
まさき「どうやって。。?」
まさと「市役所に行け」
まさき「。。。地球の市役所の場所わかんない」
まさと「黒澤凪乃、案内してこい」
なぎさ「へいへい」
--------------------------
みな「。。。ということです」
?「ほう。。。黒澤。。。あぁ、あいつか」
みな「マザー様の側近だったのシュウン・アルビ・ヤザーヌの事かと」
マザー「ならばあいつはどうなった?」
みな「あいつ?」
マザー「猫又杏。。。我がシュウン・アルビ・ヤザーヌに始末しろと命令したやつだ」
みな「猫又杏については他の奴共に調査中です。。。。黒澤凪乃についてはどうしますか?」
マザー「見つけ次第処分しろ」
みな「承知しました、ではこれで」
バタン
マザー「マサト。。。。親に逆らうとはいい度胸だな、お前に。。。いやお前達に絶望を見せてやる」
終
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