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おまけ話&登場人物集

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※ご要望があったので、お話しのきりもいいのでここに入れようかと思います~。今日の更新はまたあとで……。

おまけ話『先輩のお部屋』

 パイシェンさまの部屋は、とても彼女らしい部屋だ。

 彼女が収納に使うチェスト。
 それは王室御用達の家具職人が木材から選び抜き、組み上げから装飾まで妥協なくこだわりぬいた逸品。

 彼女が休むベッド。
 それは天蓋付きで、シーツには高級シルク、中綿は羽毛で極上のやわらかさだ。

 彼女がお茶を楽しむテーブル。
 それは美しい大理石を大胆に切り抜いた最高級のテーブル。

 飾られている陶器や、美術品も、クローゼットの中のドレスも、収納の中の装飾品もすべて上品でいて最高級品ばかり。
 貴族らしい貴族を標榜とするニンフィーユ家の令嬢にふさわしい部屋だ。

 お茶を淹れにきた侍女も思わず見ほれてしまうぐらいである。

 しかし、その部屋に似つかわしくない一角が存在していた。いや、つい最近出現したのだ。

 お茶を淹れにきた侍女も、思わずその一角を凝視してしまう。

「何かしら」

 お嬢さまの一言に、侍女は思わずびくりとなった。
 お嬢さまは使用人にも寛大な方だが、ごまかしは嫌う。はっきりと告げなければならない。

「あのパイシェンお嬢さま……あの絵はいったいなんでしょうか……」

 侍女の視線の先には、壁にひとつの絵が飾られていた。
 水彩でも油彩でもなく、クレヨンを使って書いたようで、塗りはまばら。いや、それでも彼女が普段飾るような絵を描く巨匠なら味のある仕上がりにしてくるだろう。
 問題は内容だ。肌色で描かれた自由な輪郭、自由に大きさの違う目、その広がりで自由さを訴え続ける水色の髪。ただ何故かパイシェンさまを描いていることはよく分かる。それにそもそも名前が描いてある。

 ありていにいって芸術家ではなく、絵の上手いものでもなく、幼児が描いたとしか思えない絵だ。どう考えてもパイシェンさまの部屋には似つかわしくない。
 しかも、なぜが一度ぐしゃっとされた形跡があり、皺が寄っている。

 絵を飾るために用意された最高級の額縁のせいで、異様な雰囲気をかもしだしている。

 パイシェンさまは言った。

「下手でしょ」
「え、ええ……」

 パイシェンさまの美的感覚がお狂いになったわけではないことに侍女はほっと安心した。

 かといって自作の絵を趣味で飾るとか、その類の行為でもないことは分かる。

 あの絵はパイシェンさまの絵ではない。
 パイシェンさまは芸術方面の才能にも優れていらっしゃった。

 絵画のコンクールで賞を取ったこともある。侍女も一度その絵を見せてもらったことがあるが、ここまであらゆることに優れていらっしゃる方がいるとはと、感動を覚えたものだ。

 そうして最終的に、絵を飾る理由がさらに分からなくなった。

「絵画を飾られたいのであれば、もう少し良い絵をご用意しますが……」

 もう少しというか、あれより下手な絵は用意するほうが難しい。

「いいのよ、あれはあれで」

 しかし、パイシェンさまはお茶を飲みながら、きわめて穏やかな様子で言う。あの絵を飾り続けるつもりのご様子だった。

「は、はあ……かしこまりました……」

 侍女にはその深い御心を理解することはできなかった。
 


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登場人物

(未出の設定も混じっていてあとあと変更される可能性があります)

ネタバレもあったりします。
成長して学年、学部、学校が変わった場合は最初に登場したカテゴリにいます。
書いてほしいキャラやデータがあったら感想欄でお願いします。


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目次

◇主人公と後継者候補の子供たち

◇小等部の生徒

◇中等部の生徒

◇高等部の生徒

◇ポムチョム小学校

◇風の派閥の大人

◇貴族たち

◇王家13騎士

◇アルセル以外の王族

◇北の城の魔族

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本文

◆主人公と後継者候補の子供たち

エトワ=シルフィール
主人公。アホの子1号。
現代からの転生者だけど、有能からはほど遠い人物。全力で目の前のことしか見てない性格の持ち主。
視力がなく代わりに心眼という能力で常に周囲を見渡しているが、全力で目の前のことしか見てないので、普段は人間の視界部分しか認識してない。なので目が見えてるかのような動きになる。
人生の目標なし、ミーハー、その場しのぎという相性抜群のスキルの持ち主で、あらゆる行動に穴を開けることができる。
神様チートのおかげでだいたい剣をぶんぶん振ってるだけで敵を倒せる。たぶんスキルは嵌ってたゲームと似たスキルを選んでいる。
外見的特徴は『糸目』『金色の髪』『額に失格と書かれた烙印がある』。目を開くと灰色の瞳で片目が赤く発光する。


リンクス=スカーレット
強気な性格の後継者候補の男の子。
もとはガキ大将な性格だった。
エトワについては「よえーやつ」と認識してたが、そんなエトワに助けられて恋に落ちてしまう。
作中でほぼ唯一、目を閉じたエトワが美少女に見えている男の子。
はやばやに人生の目的を逆転させ、公爵家の後継者になるためにエトワを守るはずが、エトワを守るために強くなるという、ぶっちぎりで後継者レースの目的を投げ捨てた。
人生の目標は、エトワをお嫁さんにすること。15歳ごろには結婚したいと思ってる。公爵家や侯爵家の当主の座にはこだわりません。
使える魔法は火と風系統。
外見的特徴は『赤い髪』『美少年』『生意気そう』。
護衛役の子に同い年がたくさんいるのは、公爵家の奥方の懐妊に合わせて子供を作るようにしてるから。なのでエトワが基本は年上。


ソフィア=フィン
良い子の後継者候補の女の子。
熱狂的なエトワ信者。優しいエトワが大好きで、力を知る前から尊敬の念は変わらない。
エトワを守れるような立派な魔法使いになりたいけれど、エトワに守られるのも嬉しい。
作中でほぼ唯一、目を閉じたエトワが美少女に見えている女の子。
公爵家の後継者候補については、なろうという欲はないけれど、なれるぐらい立派な人間になりたいので目標にはしている。
戦闘能力はリンクスに並び、勉強はスリゼルに並ぶ。つまり最高に優秀な後継者候補の子。
貴族の令嬢だけど庶民的な感性も柔軟に受け入れる親しみやすいお嬢さま。でも、どんなときも高貴なオーラは失わない。
たぶんこの子が一番主人公っぽい。
使える魔法は風と光系統。光魔法はとってもレア。
外見的特徴は『銀色の髪』『美少女』『きらきらオーラ』。
何気に嫉妬深い性格。
パウチウというモンスターが好き。
ぬいぐるみを抱いて寝る癖があるが、そのぬいぐるみがパウチウ。
エトワと寝るときは、エトワのほうに抱きつく。


ミント=オルトール
不思議な後継者候補の男の子。
無表情で何を考えてるかよくわからない。でも猫かぶりはいざとなったらできるらしい。
無口で朴訥と話すけど、意外と喋り方は男らしい。
魔獣と心を通わせることができるけど、ほとんどそんなシーンはでてこない。
エトワに初対面で「目が見えないのか」と聞いたのは、いつか自分の力で治してやりたいと思っていたから。
エトワのことは気に入ってるけど、敬語つかってないのこの子だけ。
使える魔法系統は風と回復。
特徴は『金髪碧眼』『お人形さんみたい』『ぼけーっとしてる』

スリゼル=アリエル
慇懃な後継者候補の男の子。
エトワたちの中で一番背が高い。
エトワにはいつも丁寧な態度で接してくれて、頼みごともほとんど断ることはない。
使える魔法系統は風と闇。闇は光と同じくレアだけど、魔族に通じると言われて評判は微妙。
外見的特徴は『白に近い青い髪』『背が高め』『執事っぽい』

クリュート=レオナルド
腹黒へたれな後継者候補の男の子。
外面が良く、内面は自分の利益を常に考えて行動する性格。
でもどことなくへたれ。
自信満々に放った鉄の槍の魔法が通じなかったことを今でもひきずっている。
なんでもできる器用な性格だけど、ソフィアやリンクスには才能面で劣ることを自覚し、それがコンプレックスに。
護衛役については不真面目だけど、サボった時間を人脈作りに使ったり、魔法の練習など努力はちゃんとしてたりする。でもコンプレックスから逃げてる面は否定できない。
エトワのことはまったく尊敬してないが、実は仲は悪くない。
使える魔法系統は風、土、水、精神操作。精神操作の魔法は相手の意識がある状態ではほとんど通じない、普通は気絶させてから使える魔法。
外見の特徴は『黒いさらさらの髪』『美少年』『ちょっとナルシスト?』『そのわりに小役人っぽい』


◆小等部の生徒

パイシェン=ニンフィーユ 
ニンフィーユ侯爵家のお嬢さま。3年生。
貴族らしい貴族を標榜するニンフィーユ家の典型的なお嬢さま。
貴族として困っている者がいたら手を差し伸べる面。貴族として弱い者がいたら見下し蔑む面。
両方持っている。どちらもパイシェンさま。
エトワと親しくなる以前は、兄や家の影響で平民を過度に見下す傾向にあった。
エトワと知り合いになってからは、少し優しくなり、エトワのツッコミ役へと就任する。
エトワと仲良くする。エトワに物理攻撃する。というソフィアちゃんのヘイトメイターを溜める二大行動を自然と頻繁にやってしまう。
おかげさまでソフィアちゃんが苦手になった。
魔力の高さはそれなりだけど、荒事は嫌いだから戦闘も苦手。魔力は高いので弱いわけではないけど、実際の戦闘では少し劣る。
使える魔法の系統は水。
外見的特徴は『水色の髪』『美少女』『きつそう』

クレノ=ルスタ
ルーヴ・ロゼに通う平民の生徒。5年生。
ゴールドクラスに所属するけど、才能だけならトップ。
10年に1人の天才とかそういうクラス。
優しく気さくな性格だけど、貴族社会にもまれたせいか二重人格気味。
たまに凶悪な面がでる。
本当は庶民的な食堂のウェイターになって気楽に暮らしたい。
でも実家のために魔法学校でがんばっている。
生徒会に入ったせいで土の派閥に不信感を抱かれ、関係を切られる。
その後はパイシェン先輩のコネで、水の派閥に援助してもらっている。
彼女ができないか常に考えてるが、実際にそういうシチュエーションになると、告白できないヘタレ。

シャルティ 
桜貴会のメンバー。
お茶をいれてくれるお馴染みの先輩。4年生。
風の派閥に所属するお嬢さんだが、エトワにお茶を出さなかったこと、そのせいでシルウェストレの子たちに睨まれたことで、何であんなことやったんだろうと、自己嫌悪と精神的なダメージを負っている。
エトワとは仲良くなれて一安心も、一抹の罪悪感が胸を刺す。
基本は優しいお姉さん。生徒会では副会長。

プルーナ
桜貴系のメンバー。
ちょっと荒めの口調で話すお嬢さま。5年生。
土の派閥に所属する。
本人は選挙でパイシェン先輩に投票する気満々だったけど、パイシェン自身に説得されて最終的には土の派閥の命に従うことにした。
パイシェン先輩への忠誠心はさらに厚くなったとか。

レニーレ
桜貴会のメンバーの女の子。3年生。
誰にでも丁寧な言葉遣いで話す。パイシェンに憧れて補佐になりたいと密かに思っている。
火の派閥のお嬢さまで、生徒会では会計担当。

カサツグ
桜貴会のメンバーの男の子。アホの子2号。2年生。
八重歯がいつも光ってる元気っ子。いたずら好きでエトワの椅子を引こうとしたが許してもらった。
その件についてエトワに謝罪したあとは、気が合うのか仲が良い。
生徒会では書記担当。アホの子でも、字はきれいだし、成績は悪くない。

コリット
桜貴会のメンバーの男の子。2年生。
メガネをかけた優等生。カサツグによく振り回されてる。間接キスで赤くなるのはませてるのか、貴族の子供の精神年齢が高いせいか。

エッセル
桜貴会のメンバーの少年。
特徴がない地味系男子。4年生。ただ桜貴会のメンバーなので普通に美形。

ユウフィ 
桜貴会のメンバーの女の子。黒髪の大人しめな美少女。
とはいっても桜貴会のメンバーは全員美少女美少年なので、特に目立つわけではない。
ルイシェンのことが好きで、エトワに複雑な感情を抱いている。ただ敵意はない。
ルイシェンとの恋愛イベントが控えてるせいか、年齢が決まってない。

ルイシェン=ニンフィーユ
ニンフィーユ家の次期当主だった少年。
ニンフィーユ家の悪い面に大きく影響を受けて、平民をひどく見下す傾向にあった。
魔法の才能はかなりのもので、パイシェンよりも優れていた。
ただし、そんなルイシェンをしてもウォーターエレメントの召喚は難易度が極めて高く、それを背伸びしてつかっていたせいで、何かあれば暴走しかねないぎりぎりの状態だった。
平民にかかわることすべてが野蛮なことと考え、ルヴェンドの平民区画の町外れに、土精の森があることも知らなかった。
この二つの要因でウォーターエレメントの暴走を招いてしまう。
表面は高慢な性格だが、内面は気が小さいせいで、手に負えない暴走をしたエレメントを前に逃亡してしまう。
貴族のリーダーとしての資質はパイシェンに劣っていたのかもしれない。
平民に対しては一貫してひどい性格だが、貴族には思いやりはないわけではない。
妹のことも心配して、現場には戻ってきていた。
アルセルなど幼いころからの知り合いには、困った子扱いされてるけど見捨てられてはいない。
生徒会長を勤めていたときは、雑務は配下にまかせっきりだった。またプラチナクラスばかりに気を遣ったせいで、裏庭の花壇に花を植えることがなかった。


◆中等部の生徒

アルセル
この国の第三王子さま。金髪碧眼だけど、太っている。中等部2年生。
おだやかな性格てみんなから慕われているけど、シーシェには何かと振り回されている。
回復魔法が少し使える。

シーシェ=ウンディーネ
ウンディーネ公爵家のお嬢さまにして次期当主。中等部3年生。
ウンディーネ家の自由気ままにという家訓をきっちり守っている自由人。
絶世の美少女。
牛を連れていき桜貴会のメンバーにしようとした、アルセルにお茶を淹れてもらおうとしたことが(何度も)ある、皇太子の誕生パーティーに誘われたが今から寝るという理由で断った、など数々の伝説を持つ。
桜貴会メンバーからはアルセルさまがいて本当によかったと思われている。
当人はアルセルのことは気に入ってるが、恋愛的な意味かは不明。女の子好き。


◆高等部の生徒

現在なし

◆ポムチョム小学校

ウィークマン
ポムチョム小学校のちょっと頼りない先生。たぶん12代目の校長先生。
あんまり冒険者ランクは高くなかったけど、たくさんの冒険を重ねて生き残ったベテラン。3英雄のパーティーと共同でクエストに従事した経験もあるらしい。
引退したあとは、前校長に誘われて冒険者学校の先生になったけど、すぐに校長先生の仕事を押し付けられた。苦労人だけど、優しいいい先生。

ボルゲェイ
ポムチョム小学校の筋骨隆々の先生。教えてる教科は家庭科で料理とお裁縫が得意。ドレス科の先生もやってるそうな。
現役時代は戦士として活躍。そこそこ強かった。

リリーシィ
ポムチョム小学校に通う冒険者科の女の子。小動物系の女の子。屈託のない明るい性格。
剣の腕は怪しいけど戦士になりたい気持ちは誰にも負けない。
エトワによく懐いている。ソフィアちゃんが知ったらたぶん嫉妬する。

◆風の派閥の大人

クロスウェル=シルフィール
現シルフィール家の当主でエトワの父。線の細い文学青年がちょっとふけたみたいな外見。
見た目に似合わず、国では最強候補の魔法使い。
あまり感情は表に出さないが、完全に無表情というわけではない。恋愛結婚した妻を愛しているが、甘すぎる面もある。
世渡りべたで不器用な性格かもしれない。

アリアンヌ=シルフィール
金色の髪と翡翠色の瞳をもつエトワの母。とっても美人。
魔力はそこまで高くないが、家柄の良い家の末っ子で、あまり苦労を知らずに育ってきた。クロスウェルとは恋愛結婚。実家は風の派閥ではない。
ちょっと大人になりきれない面があり、エトワという失敗を受け入れられない。次の子を生む決心がつかないのも、エトワのせいにしてしまっている。

◆貴族たち

ヤーチェ=ウンディーネ
シーシェの母親で年齢はもう40近いぐらいだが、美しい外見の絶世の美女。
ウンディーネ家の信条である自由気ままにという言葉を体言していて、王族の約束すらすっぽかす。ただ王族を馬鹿にしているわけではなく、国王への忠誠心はそれなりに高い。
ただ自分のやりたいことが一番なだけ。

ラハール=グノーム
現グノーム家の当主。
貴族界隈では「グノームにしては信用できる」という評価を頂いている苦労人の青年。
まだ若く家の権力をすべて掌握できているわけではない。グノーム家を国で信頼される貴族に建て直したいと模索している。
少々ブラコンの気があり。

アルフォンス=グノーム
ラハールの弟。
貴族学校のルーヴ・ロゼではなく魔法学校のセイフォールに通う変わり者。
兄弟仲は良いようだが……。

コゼルット子爵
第三王子を命をかけて守った影の英雄。
彼の武名は誰も知られず読者だけに受け継がれる。

◆王家13騎士

ベリオル
王家13騎士の筆頭で、部下からはマスターと呼ばれてる。
寡黙で鉄面皮。ただ王家や部下からの信頼は厚い。
魔法使いとして国からは最強候補にあげられ、シルフィール家のクロスウェルはライバルとされている。
火、水、風、土、の4種の魔法を高い次元で使いこなす(予定)。

ディナ
一番新人の13騎士。赤毛の女性。平民出身でちょっといい加減にみえる性格。
彼女以外は使わない、謎の魔法を使うと言う噂。
魔法学校セイフォールの悪夢というあだ名を持っている。

ガーウィン
巨躯で筋肉がすごい13騎士。光魔法で肉体を強化し、さらに筋肉を巨大化させ戦う。
エトワに次ぐ肉弾戦要員かもしれない。
名家の次男坊だったが、家系が受け継ぐ属性の魔法はつかえなかったので、跡継ぎにはならなかった。
気さくだが若干なれなれしく強引。
ロッスラントを親友だと思っているが、ロッスラントからは「うざい」と結構邪険にあつかわれてる。

◆アルセル以外の王族

陛下
名前はまだない。
やさしい白ひげのおじいさん。民からも貴族からも慕われる良王。優しすぎるともいわれてる。
王家の力の不安定さ、第一王子の強引さから、国の行く末を心配している。
体調を崩しがち。

◆魔族や魔族ハーフ

ヴェムフラム
国の北西あたりに確認されていた魔族たちの集団のボス。
本人は真の魔王を名乗っている。その実力は確かで、町ひとつの規模を一瞬で炎に包んだ。
性格は凶暴で残忍、暴れるのが本質的に好きで、部下であるはずの魔族すらあっさりと見殺しにする。それなりに計算高くもあるが、プライドが高い面もあり、そこまで頭がいいわけではない。
いわゆる規模と力が桁違いの山賊のボス的な存在。

◆北の城の魔族

ハナコ
魔族のお姫さま。アホの子3号。
紫色の髪と金色の瞳を持つ。角が生えている。
北の城に住んでいるけど、退屈すぎて人間の町に遊びにきた。人間が失ったいろんな情報を知っている。
昔の話をまるで自分の体験のように話すのは、北の城にある娯楽といえば、昔の話を聞かせてもらうことぐらいで、何度も何度も同じ話を聞いてきてるから。
本人の年齢はそんなに高くない。

ハチ
ハナコの護衛を勤める魔族。
鳥の仮面を被っていて、爪に魔力を付与し速攻する戦い方を得意とする。
話し方が誤解を生みやすく、エトワたちを気絶させて、精神操作の魔法で一日の記憶を取り除くつもりだったが、それをすべて消すの一言に篭めたせいでエトワの怒りを買いぼこされた。
少し天然入っている。

ポチ
我らが魔王さま。
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