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わしがミーフィアを褒めておると、ソーラが何やらそわそわし始めた。
「わ、わたしも……!」
そういって受付にカードを作りにいこうとするが、すでにそこにはユニ子がおった。
ユニ子はなにやらくんくんと、お姉さんの匂いを嗅ぐといった。
「ふむ、貴様は処女だな」
「は……はい」
「なら許す」
お姉さんはユニ子の言葉に、赤面しながらかろうじて返事をする。
わしは頭を抱えた。
処女じゃなかったらどうするきだったんじゃ……。
測定がはじまると、お姉さんは驚いた声をだした。
「レ、レベル9……!?」
しかし、ユニ子の額についた一本の角をみて納得して頷く。
その後は問題なく手続きはおわった。
というか問題があったら本当に困るので平和に終わってよかった……。
「これです。長さま」
「う、うむ……」
正直、クララたちのを見たのはただの興味本位だったから、いちいちわしに見せんで良いんじゃがのう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前:ユーニ
冒険者Lv:9
身長163cm
体重:48 kg
B92 W57 H87
<ステータス>
体力:A
魔力:A
力:B
耐性:S
器用さ:B
すばやさ:B
知性:B
<スキル>
結界防御lv5 貫通攻撃lv3
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
うむ、なんで赤面されたかわかったわ……。
「ぬしも身長の部分の表示は隠しておくんじゃぞ……」
さすがのステータスというか。lv9といえば、冒険者としては完全にトップクラスである。
あらためてソーラの使い魔たちの反則っぷりを目にした。
特に言うことがないわしは、それだけを忠告しておいた。
ユニ子が男性にみせる機会はないと思うがのう。
むしろ見た男性の命のほうが危険じゃ……。
「わ、わたしも……!」
そういって受付にカードを作りにいこうとするが、すでにそこにはユニ子がおった。
ユニ子はなにやらくんくんと、お姉さんの匂いを嗅ぐといった。
「ふむ、貴様は処女だな」
「は……はい」
「なら許す」
お姉さんはユニ子の言葉に、赤面しながらかろうじて返事をする。
わしは頭を抱えた。
処女じゃなかったらどうするきだったんじゃ……。
測定がはじまると、お姉さんは驚いた声をだした。
「レ、レベル9……!?」
しかし、ユニ子の額についた一本の角をみて納得して頷く。
その後は問題なく手続きはおわった。
というか問題があったら本当に困るので平和に終わってよかった……。
「これです。長さま」
「う、うむ……」
正直、クララたちのを見たのはただの興味本位だったから、いちいちわしに見せんで良いんじゃがのう。
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名前:ユーニ
冒険者Lv:9
身長163cm
体重:48 kg
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<ステータス>
体力:A
魔力:A
力:B
耐性:S
器用さ:B
すばやさ:B
知性:B
<スキル>
結界防御lv5 貫通攻撃lv3
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
うむ、なんで赤面されたかわかったわ……。
「ぬしも身長の部分の表示は隠しておくんじゃぞ……」
さすがのステータスというか。lv9といえば、冒険者としては完全にトップクラスである。
あらためてソーラの使い魔たちの反則っぷりを目にした。
特に言うことがないわしは、それだけを忠告しておいた。
ユニ子が男性にみせる機会はないと思うがのう。
むしろ見た男性の命のほうが危険じゃ……。
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