創造した物はこの世に無い物だった

ゴシック

文字の大きさ
191 / 206
第3章 光闇の宿命を背負ふ者

第21話 戦場

しおりを挟む
 私は、仲間を殺した事がある。

 光の導き手であり、私の大親友であるユカリの誘いで日本の主力となった私は、ユカリ達と共に戦場の最前線に立っていた。

 その時に私が使用していた武器が、水のプラス属性で構築された空の弓ランクアンシエル

 光の人間に使用する場合には、属性量を調整した水のマイナス属性の矢を使い、仲間を治癒する。

 闇の人間に使用する場合には、対象の属性量が過多になる量の水のマイナス属性の矢を撃ち、属性に直接影響を与える。

 傷付いた仲間を癒す為。

 命を落とす仲間を一人でも減らす為。

 私は、幾度も仲間達に迫る脅威に向けて矢をった。

 中距離からの狙撃を行なう上で、私が最も注意していたのは味方への誤射ごしゃだった。

 常に味方の位置を把握し、味方の周囲に存在する敵の位置を全て把握し、つるを引いて確実に標的に命中する角度、方向、位置で離す。

 万が一にも、仲間にこの矢が当たらないように。

 でもあの日、私は敵からの奇襲を受けた女性の悲鳴を聞き、空の弓ランクアンシエルを構えた。

 射程範囲内の女性、奇襲を仕掛けた男性、周囲の残存する仲間の位置を把握した私は、素早く男性に緑色の矢尻を向け、空の弓ランクアンシエルつるを離した。

 その時、戦場に雷鳴が響き渡った。

 確かにあの時、奇襲を受けた女性を救援出来る範囲に仲間は存在しなかった筈なのに。

 悲鳴を上げた女性を助ける一心で、自身の有した雷属性を全て使用し、命懸けで女性に駆け寄った一人の女性が、私の空の弓ランクアンシエルの軌道上に入ってしまった。

けてっ!!!!!」

 私の叫びもむなしく、空の弓ランクアンシエルに背中から射抜かれた女性は、水のマイナス属性によって体内の属性が暴走した。

 矢を受けた女性は甲高い絶叫ぜっきょうを上げ、まばゆい閃光を放ち、身体からあふれ出る黄色の雷を前方に向けて全て放出した。

 彼女が死の間際に放った雷は、奇襲を仕掛けた男性を呑み込み炭にした。

 その後の記憶は、決して消える事の無い過去。

 助けられた女性は、叫び声を上げながら滝のような涙を流し、光となって消滅した親友の姿を必死で探していた。

「このっ!人殺しっ!!」

 戦火が消えぬ中、私は憎悪ぞうおに満ち溢れた瞳の女性に幾度も殴られ、私はその拳を全て受け入れた。

 私のせいで、彼女を闇に堕とす訳にはいかない。

 私が、彼女の大事な親友の命を奪ってしまったのだから。

「お前の属性が、俺の家族を……仲間を殺したんだっ!!」

 私が命を奪った女性の親族の男性は、戦いを終えて光拠点に戻った私を叱責しっせきし、同じように私を幾度も殴った。

 その時、激昂げきこうする男性を静止したユカリが、私の代わりに殴られた。

 プツン

 その時、私の中で何かが切れた気がした。

御免ごめんなさい……ごめんなさい」

 身体の内側に感じる黒く冷たい感情、溢れ出る涙、辛うじて発する事の出来た謝罪の言葉。

 そこで、私の記憶は途絶とだえた。

―*―*―*―*―

 エジプト拠点 アンラダクシア 謁見の間

「妾を前に『絶対』とまで言い切るとは。未だに、力の差を理解出来んようじゃな」

「私達三人なら勝てるよ⭐︎」

 投げ飛ばされたエムを治癒していたヒナは、二人への信頼を感じる言葉に嬉しさを覚える一方で、全ての泡沫ほうまつを一瞬で無力化された不甲斐ふがいなさに表情を曇らせた。

「そうか」

 鋭い眼差しを向けたオラルセプタは、羊飼いの杖を持つ左腕を前に差し出した。

「期待しておるぞ?」

 その直後、複数の蒼い球体から高速の水流がルアに向けて放たれた。

「当たらないもんね~⭐︎」

 ルアは先程のエムと同様に、オラルセプタに向けて駆ける事で水流の軌道から外れた。

「ほう、当たらんか?」

 水流はルアが移動した直後、背後を追うように屈折し加速した。

「うん、当たらな~い⭐︎」

 ルアは背後から迫る水流を、オラルセプタから視線を外す事なく左方向に移動して回避した。

「ふふ、そうじゃろうな」

 その直後、水流の軌道上に蒼い球体が発生した。

 球体に吸い込まれるように消滅した複数の水流は、一本の水流となってルアの立つ方向へと放出された。

 (なるほどね…… 〝小さな水球〟を中継地点にして、通過する水の軌道を変えてたんだ)

「ハズレ⭐︎」

 放たれた水流をって回避したルアは、先程自分が考察した事を思い出し目を見開いた。

 (あれ、 〝小さな水球〟で軌道を?ならなんでさっきのは見え——)

 次の瞬間、ルアが避けた水流は四方八方に分裂し、側にいたルアの全身に無数の穴を開けた。

「あ……ゥ」

「っ!?ルアァァァァアアアっ!!」

 眼を覆いたくなるような凄惨せいさんな光景に絶叫したヒナは、分裂し驚異的な速度で自身に迫る水流から意識が逸れてしまっていた。

「クソっ!!」

 涙を流し叫ぶヒナを突き飛ばしたエムは、三度みたび水流に身体を貫かれた。

「チィッ!」

「妾を相手に身の程もわきまえず、慢心した愚かな者の末路まつろじゃ」

めんじゃねぇっ!!」

 傷を治癒する事なく駆け出したエムは、多量の血を流して立ち尽くすルアに近付き肩に手を置いた。

「お前の身体は、ここに有るぞ」

 その言葉だけを言い残し、エムはオラルセプタに向けて駆けた。

 (……ワタシノ……カラダ)

 意識と共に痛みの感覚も消えゆく中で、ルアは微かに感じたエムの体温を辿った。

 次の瞬間、エムの触れた右肩付近に開けられた傷穴から水のマイナス属性が吹き出し、徐々にルアの全身を包み込むように広がった。

りもせずに接近戦か?」

「一度の失敗で折れるほど、俺のしんは細くねぇんだよっ!!」

「ならば、もう一度失敗してみると良い」

 紅蓮の炎を帯びた拳を振り上げたエムに、オラルセプタは羊飼いの杖の石突で再び地面を突いた。

「その一度で、汝の命潰いのちついえるやもしれんがな」

女王の鞭サウト・アルマリカ

 直後、玉座周辺に浮遊していた複数の蒼い球体から同時に水流が放たれた。

「それは、もう〝諦めた〟!」

 むちの様にうねる水流に対して、一切避ける素振りを見せないエムは、身体の節々を水流につらぬかれながら、玉座の前に立つオラルセプタに接近した。

「っ!?」

 (痛みを知りながら、妾の水流を避けぬとは)

 多量に流血しながらも顔色一つ変えず、決して脚を止める事なく、勇猛果敢ゆうもうかかんに迫ってくるエムの姿にオラルセプタは目を見開いた。

憤怒の鉄拳デスト・ルークティオ

 オラルセプタを視線の先にとらえていたエムは、全身全霊の力と属性を込めた右拳をオラルセプタの顔面目掛けて突き出した。

 しかし、咄嗟とっさに羊飼いの杖の持ち手を突き出したオラルセプタは、エムの拳の前に蒼い球体を作り出し憤怒の鉄拳デスト・ルークティオを防いだ。

「チッ、クソッタレがっ!」

「実に肝のわった奴じゃ」

 蒸発音と共に発生した白煙が周囲に広がり、二人の身体は煙の中へと消えて行った。

「まだ……死なない……よ」

 重傷を負っていた身体が徐々に回復し、消えかけた意識も少しずつ戻り始めたルアは、大鎌を握る右手を上げた。

「ユウト達が目指してる平和な世界に、私も……皆んなと一緒にいたいから」

「ルア……」

 額から流れ出る血液が入らないように左眼を閉じていたルアは、これから先の幸せを考え嬉しそうに頬を緩めた。

「もう誰も、死んで欲しくないから。ユウトだけじゃない……ヒナも、エ~くんも死なせない」

 ルアの背中を見つめていたヒナは、ルアの発した心からの言葉を聞き、静かに涙を流した。

 その直後、立ち込めていた白煙を一本の水流が穿うがった。

「「っ!?」」

「イッテェんだよ、畜生ちくしょうがっ!」

 蒼い球体から発生した水流によって、突き出した右拳ごと貫かれたエムは、欠損した右腕を揺らしながら白煙の中から飛び出した。

「エムっ!」

 傷付いたエムの姿を目にしたヒナは、急いでエムの元へと駆け寄り治癒を開始した。

「残念じゃったな。もう少し早ければ、妾の顔に触れる事ぐらいは出来たやもしれんのに」

「チッ、良い気になってんじゃねぇよ。まだまだ、こっからだ」

「エム、少しだけジッとしていて下さい……すぐに治しますから」

 散り散りになって消えゆく白煙の中から姿を見せたオラルセプタは、流血状態で無理矢理立ち上がろうとしているエムを無視し、傷の治癒を終えたルアに視線を向けた。

「汝は始末したと思っておったが、あの状態から生還したか。常人であれば、間違いなく死んでおったぞ?」

「私には、生きなきゃいけない理由がい~~~っぱいあるからね⭐︎」

 そう告げたルアは、両手で大鎌を数度回した後に自身の背後に刃が来るように構えた。

「貴女を倒すまで、私はゼ~~~ッタイに倒れないし、ゼ~~~ッタイに死なない⭐︎」

「…………」

 覚悟を秘めた瞳を見つめていたオラルセプタは、まばたきの後に正面で身構えているルアではなく、離れた場所で治癒を受けているエムに視線を向けた。

「汝らは二人は、その命を懸け、全ての力を尽くして妾と対峙しておると言うのに、未だに死力を尽くさぬ阿呆あほうがおる」

「え?急に何言ってんの?」

幾許いくばく猶予ゆうよを与えておったが、もう十分じゃ。斯様かような者は、この戦場いくさばから消えるがい」

 次の瞬間オラルセプタは、エムの隣で治癒を行なっているヒナに羊飼いの杖の持ち手を向け、周囲に存在する全ての蒼い球体から一斉に水流を発射した。

 (っ!?間に合わないっ!)

けてっ!!!」

 ルアの叫びを聞いたヒナの瞳には、自身に迫る避けようのない水流ではなく、過去に命を落とした女性に向けて叫んだ時の自分の姿が写っていた。

「うっ!」

 直後、ヒナは右手で胸倉むなぐらつかまれると同時に、強い力で強引に場所を移動させられた。

「…………え?」

 死を覚悟し瞳を閉じていたヒナは、恐る恐る開いた瞳に写った景色に驚愕きょうがくした。

「……」

 そこには立っていたのは、ヒナと自身の居場所を強引に入れ替え、ヒナの代わりに全ての水流をその身に受けたエムの姿だった。

「エ……エム」

 直前に左手をポケットに入れていたエムは、辛うじて残っていた意識で小さな単結晶を握り締め、身体に受けた傷を治癒した。

 パキィィィィン

 数多あまたの水流を同時に受けた事による人体への損傷そんしょうはとても甚大じんだいで、傷を治癒し終えた瞬間に回復結晶が砕け散ってしまった。

「エム……ご、ごめんなさ——」

 ヒナの謝罪の言葉は、更に強く胸倉を掴んだエムによって強引に止めれた。

「エム……く、苦しいです」

「……謝罪の言葉なんざ、要らねぇ」

 胸倉を掴まれ爪先で立っていたヒナに、エムは鋭い眼差しを向けた。

「ヒナ、てめぇ……ここは、戦場だぞ!」

「っ!?」

 苦しげな表情を浮かべていたヒナは、エムの思い掛けない言葉を聞いて眼を見開いた。

「失って、奪われてが当たり前の場所だ……それをさせない為に、俺達は戦ってんだろうが!」

 両手で胸倉を掴んだエムは、至近距離で互いに視線を合わせた。

「アイツが言った言葉が、本当がどうかは分からねぇ……だが、もしユカリと同じで仲間想いのお前が、その仲間の為に死力を尽くせてねぇって言うなら、俺には理由が一つしか思い当たらねぇ」

 そう告げたエムは、少しだけ胸倉を掴む力を弱め、ヒナが自身の言葉を落ち着いて聞けるようにした。

「俺達の知らねぇ力で、仲間の命を奪った事でもあるんだろ?それが理由で、お前の中に消えねぇ悔恨かいこんの念があんだろ?」

 全てを見透かされたヒナは、それまで見つめていたエムの瞳から視線を逸らした。

「それが過失だったとしても、優しいお前は俺なんかよりよっぽど後悔してんだろうさ」

 視線を逸らされたエムは、自分自身が口にした言葉が事実に近い事である事を悟っていた。

「だけどな、その事を悔やみ続けて出来る事をやらずに、また誰かを死なせちまったら、お前だけじゃねぇ……死んじまったソイツにとっても不幸だろうが」

「っ!」

 その言葉を聞いたヒナは、ハッとしたように目を見開いた。

「それでもまだ、お前は『力は使えない』って言うのか?」

「……」

 胸倉を掴んでいた右手の力を緩めてヒナを解放したエムは、ゆっくりと背を向けた。

「最終的に選ぶのはお前だ。けど、忘れんな……俺達の〝運命〟も、お前の選択次第で全て決まるって事を」

「プッ、なんじゃそれは?妾から視線を逸らしてまで始めたげきじゃというのに、最後がそれか?」

 二人の会話を黙って聞いていたオラルセプタは、いつの間にか玉座に再び腰掛け、右手で口元を隠しながら笑みを浮かべていた。

「汝が口にした言葉は、大の男が恥も外聞がいぶんも無しに女を頼る方便だった訳か?……汝よりも若く小さな女子おなごに、随分ずいぶんと酷な選択をさせるではないか」

「若く小さな女だぁ?馬鹿言ってんじゃねぇよ」

 オラルセプタに鋭い眼差しを向けたまま、エムは右手を背後のヒナに向けた。

「コイツはこの歳で、この小さな身体で、俺なんかより何年も前から俺達の国を支えて来たんだ」

 そう言葉にしたエムは、ヒナに向けていた右手を下ろし、両拳に荒々しい紅蓮の炎を纏わせた。

「俺達の命ぐらい、簡単に預けられる……立派な、日本の誇りなんだよっ!!!」

「っ!!」

 視界内に立っていたルアも、ヒナの顔を見つめ、笑みを浮かべながら頷いていた。

 (エム……ルア……こんな私を、そこまで信じて——)

 一筋の涙を流したヒナは、数秒の沈黙の後にゆっくりと左手を前に突き出した。

 (……死なせたくない。私を信じて、命を預けると言ってくれた二人の気持ちに、応えたい)

 その時、身体の底から溢れ出てくる正の感情が、ヒナの全身を静かに流れていた属性に波風なみかぜを立たせ始めた。

 (二度と使わないとちかっておきながら、本当に申し訳ありません……仲間の為に力を行使こうしする事を、どうか……どうかゆるしてください)

 すると左手の平から、水のプラス属性で構築された細い糸が複数本出現し、数秒のうちに〝青色の弓〟を編み出した。

 (裁きが下り、私が死ぬ事になったとしても……二人には、絶対に死んで欲しくない)

 ヒナは真っ直ぐな眼差しで、玉座に腰掛けたオラルセプタを見据みすえた。

「私の全てを懸けて、貴女を射貫いぬく」

「……さあ、始めようゾ。妾の知らぬ、本当の戦いと言うモノを」

 ヒナは、青い弓に付いたつるを右手で引き、アラルセプタに向けて構えた。

空の弓ランクアンシエル
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

汚部屋女神に無茶振りされたアラサー清掃員、チートな浄化スキルで魔境ダンジョンを快適ソロライフ聖域に変えます!

虹湖🌈
ファンタジー
女神様、さては…汚部屋の住人ですね? もう足の踏み場がありませーん>< 面倒な人間関係はゼロ! 掃除で稼いで推し活に生きる! そんな快適ソロライフを夢見るオタク清掃員が、ダメ女神に振り回されながらも、世界一汚いダンジョンを自分だけの楽園に作り変えていく、異世界お掃除ファンタジー。

「聖女はもう用済み」と言って私を追放した国は、今や崩壊寸前です。私が戻れば危機を救えるようですが、私はもう、二度と国には戻りません【完結】

小平ニコ
ファンタジー
聖女として、ずっと国の平和を守ってきたラスティーナ。だがある日、婚約者であるウルナイト王子に、「聖女とか、そういうのもういいんで、国から出てってもらえます?」と言われ、国を追放される。 これからは、ウルナイト王子が召喚術で呼び出した『魔獣』が国の守護をするので、ラスティーナはもう用済みとのことらしい。王も、重臣たちも、国民すらも、嘲りの笑みを浮かべるばかりで、誰もラスティーナを庇ってはくれなかった。 失意の中、ラスティーナは国を去り、隣国に移り住む。 無慈悲に追放されたことで、しばらくは人間不信気味だったラスティーナだが、優しい人たちと出会い、現在は、平凡ながらも幸せな日々を過ごしていた。 そんなある日のこと。 ラスティーナは新聞の記事で、自分を追放した国が崩壊寸前であることを知る。 『自分が戻れば国を救えるかもしれない』と思うラスティーナだったが、新聞に書いてあった『ある情報』を読んだことで、国を救いたいという気持ちは、一気に無くなってしまう。 そしてラスティーナは、決別の言葉を、ハッキリと口にするのだった……

勘違いで召喚して来たこの駄女神が強引すぎる 〜ふざけたチートスキルで女神をボコしながら冒険します〜

エレン
ファンタジー
 私は水無月依蓮《みなづきえれん》、どこにでもいる普通の女子高生だ。  平穏な生活を送っていた私は、ある日アルテナと名乗る女神に召喚されてしまう。  厨二臭いその女神が言うには、有給休暇で異世界冒険したいから、従者としてついて来なさいとの事。  うん、なんだその理由は。  異世界なんて興味ない、とっとと私を元の場所に返せ。  女神を殴ったり踏みつけたりしてやっと返してもらえるかと思いきや。  え? 勝手に人間を異世界に呼ぶのは天界の掟で禁止? バレたら私も消される?  ふざけるなー!!!!  そんなこんなで始まる私とポンコツ女神アルテナのドタバタ異世界冒険。  女神が貴族をハゲさせたり、「器用貧乏・改」と言うふざけたスキルを習得したり、ゴブリンの棲家に突撃する羽目になったり、手に入れた家が即崩壊したり、色々起きるけど全てを乗り切って見せる。 全ては元の世界に帰るために!!

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

我らダンジョン攻略部〜もしも現実世界にダンジョンができて、先行者利益を得られたら〜

一日千秋
ファンタジー
昨今、話題の現実にダンジョンができる系の作品です。 高校生達のダンジョン攻略と日常の学校生活、ビジネス活動を書いていきます。 舞台は2025年、 高校2年生の主人公の千夏将人(チナツマサト)は 異世界漫画研究部の部長をしています。 同じ部活の友人たちとある日突然できたダンジョンに できてすぐ侵入します。 オタクは知っている、ダンジョンには先行者利益があることを。 そして、得たスキルでこつこつダンジョンを攻略していき、日本で影響力をつけていった先に待ち受ける困難とは!? ダンジョンの設定はステータス、レベル、スキルあり、ダンジョン内のモンスターの死体はしっかり消えます。 一話につき1000〜2500文字くらいの読みやすい量になっているので初心者には読みやすい仕様になっております。 キャラクターはところどころ新キャラが出てきますがメインストーリーは主に3人なので複雑になりすぎないように心がけています。 「いいね」頂けるととても嬉しいです! 「お気に入り」登録も最高に嬉しいです! よろしくお願いします! ※契約書、経済システムの書式、掲示板テンプレはAI生成を活用して制作しております。修正、加筆は行っております。ご了承下さい。

規格外の魔法少女は『遊び』と称して魔獣討伐行ってます! 〜王子の機転が国家を救う!?〜

婚后 清羅
ファンタジー
子供たちはただ遊んでいるだけなのに?王子の機転が国家を救う!?痛快ファンタジー!  平和な田舎町コレットに住む少女キスティーは、全属性の魔法を極めた規格外の魔力を持っていた。しかし彼女にとって魔法は「家事があっという間に終わってしまい、毎日の楽しみを奪うもの」でしかなく、その力を使うのはもっぱら幼馴染のアリシア(精密な無詠唱魔法の使い手)、ギルバート(規格外の強靭な肉体の持ち主)との「遊び」の中だけだった。  そんな彼女たちの前に、視察団として身分を隠した第三王子レイエスが現れる。王子は、三人が国家級の脅威である魔獣たちを、ただの「遊び」の延長で、一撃のもとに仕留める光景を目の当たりにし、驚愕する。この国の常識を遥かに超えた彼女たちの力は、本人たちにとってはあくまで「日常の遊び」に過ぎなかったのだ。  王子に同行している騎士団長は、自らの部隊が命懸けで挑む難敵を、遊び感覚で仕留める彼女たちの振る舞いに、常に顔を青ざめさせ、胃を痛め、絶叫に近いツッコミを入れ続ける。  レイエスは確信する。各地で活発化する魔獣の脅威を退け、王国の平和を守る鍵は彼女たちの力にあると。しかし、義務や名誉に興味がない自由奔放な彼女たちを、騎士団などの堅苦しい枠に閉じ込めることは不可能だ。そこでレイエスは、一石二鳥の妙案を思いつく。それは、彼女たちを「働かせる」のではなく、討伐対象がいる危険地帯へ「遊び」という名目で誘い出すことだった。  レイエスは親たちへの根回しを完璧に済ませ、再び三人の前に現れる。「褒美に海へ遊びに行こう」という誘いに、三人は、王子様が自分たちを騙して捕まえようとしてるのではないかと疑うが、結局未知なる冒険という名のピクニックへと旅立つことになる。  こうして、規格外の力を持つ三人と、彼女たちを「遊び」で導き、その力を正しく制御しようとする王子の奇妙な旅が始まる。彼女たちが無邪気に遊ぶたび、王国を脅かす難敵は露知らずのうちに駆逐されていく。自覚なき救世主たちのドタバタな日常が、世界の運命を静かに、そして豪快に変えていくのである。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 【2025カドカワBOOKS10周年記念長編コンテスト中間選考通過作品】 ・規格外の魔法少女は『遊び』と称して魔獣討伐行ってます!?

ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。 前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。 ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。 「この家は、もうすぐ潰れます」 家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。 手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。

処理中です...