夜の目も寝ず見える景色は

かぷか

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ソード オブ ソード

25 新薬

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「クラークスさん」

「はい」

「この間の新薬ですが別の効果が強くでてもしかしたらこれで治る方が増えるかもしれないです。治験し成功したら凄い事になりますよ」

「わかりました、それはそれで進めて欲しいです。今は他のを研究してますから」

「もう、別のを作ってるんですか?」

「はい。まだ、前のは完成ではないですから」

「この間の資料とサンプルも沢山届けられましたし、しかも無償で。万能薬でも作る気ですか?あはは」

「そんなのが作れればいいですけど。では、失礼します」

 足早にレイは施設を出ていった。

「今のクラークスさん?」

「はい、いつも熱心に研究をなさってます。何か作りたいみたいですがまだ完成してないみたいです」

「そっか。でもまた新薬を作るなんて流石クラークス家、全てが一流な気がする。思ってた邪教とは全然違うな」

「はい、私も初めは警戒しましたけど研究熱心ってぐらいですね。超が付くエリートだし知識も考えかたも凄く柔軟で豊富。うちとの共同開発に一役も二役もかってます。最近ではあの容姿に頭の良さ、性格もクール。周りがほっとかなくて通るだけで皆が振り向いて騒ぎたてるので離れに移動してしまわれたそうです。それでも研究の合間に知り合いになろうと皆必死であそこに行こうとして研究どころではないですよ」

「だから、護衛付き離れになったのか」

「はい…これがきっかけでカウロック研究施設を去るなんて事が無いといいですけど…」

「アビサルにしっかり施設が入ったら移動するのは目に見えてるな。クラークスさんがいなくなったらアビサルに引っ越すなんて人が出てきそうだ」

「ですね…伴侶いるのに」

「え!?」

「知らなかったんですか?結婚してもう10年以上たってるんですよ。今度奥様も一緒に研究施設を見学されてはと話したら、その時間があったら部屋で一緒に過ごしたいですと溺愛ぶりは凄かったですよ」

「へぇ~あんな人に溺愛されるなんて羨ましいな。奥さん見てみたい」

「私もそう話したら、良さを誰にもしられたくないので見せれませんって」

「凄いな。やっぱり邪教なのか?」

「さぁ?彼自身祈りとか見たことないですし服装も普通ですしお香もしてないです。どんな生活してるか謎です。ただ、それも全て彼の魅力になってます」

「はぁ~凄いな」

「本当、奥さんが羨ましいです。あんな素敵な方」

…………………


「だー!離れろ!!」

「なんだよ、」

「やってばっかり」

「だめ、今日は絶対抱く」

「いつもだろ!」

 帰ってすぐにソファーにいるソードに抱きつく。

「忙しすぎる」

「だったら、減らせよ」

「研究か~まぁそうだな」

「違う、抱くのをだ!」

「あーむり。抱く方が圧倒的に優先だ。研究室でも半分以上それ考えてる」

「お前、研究室で何してんだよ」

「あ?そんなのどうやってソードを気持ちよくさせれるか。どうやってもっとエロくさせようかずっと考えながら仕事してる」

「変態!」

 レイとソファーで取っ組み合いをしながら言い合う。

「ロキを見習え!そんな事考えて仕事してないぞ!」

 ロキを見ると目をそらしていた。
 ビックリするソード。

「ほらな」

「いや…俺は仕事中は考えてないけどね。休憩の時にたまに、ちょっとだけ。何て言うか…昨日可愛かったなとか今日どうしようかなとか、もっとああしたかったとか…あの言葉もっかい言わせるには…とか…」

「「………。」」

 めちゃくちゃ考えてる。

「レイ、離れろよ!」

「諦めろ、これは俺達の生活の一部だ」

「何が一部だ!」

「ソード、あれを試すから今日は大人しくしろ」

「うぅ…わかった」

 レイのこの一声でソードは大人しくなった。

「ソード、気持ちいい?」

「ぅん…あっ」

「良かった…」

 ロキの背中に凭れながらしっかり下の穴に埋め込まれ感じるソード。

「ほら、口開けろ」

「あー」

 レイにそう言われ素直に口を開けて少し舌を出す。レイはコップの中の水を一口飲み錠剤をソードの舌に2粒置いた。口移しで水を飲ませ錠剤と絡めながら飲み込ませた。ソードがゴクリと飲み込むとそのままキスを続ける。

「んっン…ちゅ…」

「んっ…これは?」

 唇を離しソードの右手を軽く握り優しく触る。

「ん…わかる…」

「じゃあ、この感覚は?」

「んっ…大丈夫」

 肘から下を両手で持ち手を繋いだり押したりする。

「肘から上にはまだ感覚はあるか?」

「んっ…ある」

「前回少し進行してたから心配だったが握れない感覚や痛点は?」

「んっ…少しだけ鈍い。前が95%ぐらいなら90%ぐらい」

「そうか、これ以上の進行は食い止めたいな。今日のでまた様子見るから。何かあったら言えよ」

 右手を掴むと手の甲にキスをして指同士を合わせ握る。レイは自分の作った新薬が出きるとソードに飲ませていた。

「んっ…レイ…ありがと…」

「ん…ちゅ」 

 ロキに後ろからゆらゆら動かされながらレイにキスをした。ロキは乳首を触り動きを早めた。首にキスをして一気にねじ込み中で出すと抜き取り足を持つ。休む間もなく今度はレイが入れる。ロキに広げられた足は穴が丸見えで液がだらだら垂れる中、レイは押し広げ芯を挿入した。

「ああっ!」

レイが自分に押し寄せ蠢く。

「ソード、もうちょい待ってろよ。ちゃんと作るから」

「うぅ…レイ…」

「それに、動いた方が早く効くかも。だから、」

「ああっ!ああっ!」

「ソード乳首触ってあげるね」

「っンンー!」

「凄い締め付け。今日は激しくするぞ」

レイは舌なめずりをすると奥へ叩きつけ腰をふる。腰がそりかえり勝手にいこうとして動く、レイが手を添えソードのを持ち擦ると盛大にいく。そんなソードはレイの宣言通り激しく抱かれたのだった。

 事後の会話

「レイさん、毎回ソードに口移しで飲ませる意味あるんですか?効きやすいとか」

「ない」

「え」

「俺がしたいだけ」

「なら、飲ませた時に激しくやる意味は?」

「ない、俺がやりたいだけ」

 これはソードに言うべきか悩むロキ。レイはソードに効きくかもしれないと言ってやってるからだった。しかもそれによりソード自ら意識的に動いてくれていた。

「あ、あの~それ知ったらソードに」

「効くかもと言っただけだ。だが、もしかしたら本当に効くかもしれない。何よりソードが自ら動くという特別に可愛い姿が見られる。ロキもあのソード可愛いだろ」

「はい、可愛いです。かなり」

「なら、今後もこの案は採用だな」

「はい」

 ロキとかたい握手を交わした。 
 こうして毎回新薬の日が楽しみになる二人は結局ソードとやりたい事しか考えていなかった。
  
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