夜の目も寝ず見える景色は

かぷか

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ソード オブ ソード

17 レイとロキ ④ ★

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「うぅ…もう無理、もぅ…できない…む、り…あっつぁっ」

はぁはぁと荒い息をしながらベッドに崩れるソード。連日抱かれ続けたソードは意識は有るも体力の限界でベッドから動けないでいた。

「はぁ…はぁ…はぁ…ソードまだやりたい。足らない」

「俺も…はぁはぁ…」

キスすらされるがままになる。

「んんっレイ、ロキ、もう、勘弁、して…」

「毎日したい」

「……はぁ…壊れる、せめて寝てる間は…」

「寝てても見てるとしたくなる」

「学校、研究は…」

「「休み!」」

「ふあっあっ…中にレイのがまだ入ってる」

「スゲー事になってる。とろっとろ。音もスゲーし、エロすぎ、前よりいい感じに仕上がった」

「ソード、お口」

「んぐ!」

 二人は二人で今までできなかった分を取り戻すかのようにソードを抱いた。初めはいくら元に戻ったとは言え、やはりまだハッキリとはわからない部分もあり様子を見ながら抱いていた。

ただ、インセットに抱かれたであろう体を見ると隅々まで自分達の匂いにしたかった。預けたからには仕方がないと思っていたがやはりそこは嫉妬と怒りしかない。だがそれをソードにぶつける訳にもいかず加減をしつつ抱き直す事でしか今は解決できなかった。とは言え飢えた二人にソードの体は甘美以外なく、あられのない姿にされてしまうのはいつもと一緒。

「匂いが付けば良いのに」

「いっそのこと中をかき出さないとか?」

「んんー!!」

「冗談だよ。ソードがとてつもなく可愛い」

「ソードが好き」

 そんな二人からの愛の攻撃からやっと解放され、抱えられお風呂に入る。ソードはぼーっとしながら二人に身を任せた。食べるかヤるかしかしなかった数日、レイとロキはインセットがどうやって治したか聞きたかったがそれはソードが自分で話すまではやめておいた。矛盾を正すなと言う言葉が二人の頭に残る。

「なぁ、ソードが会いたいならこれからも好きな時に会いに行けよ」

「いいの!?」

「いいも悪いもないだろ。俺達に気を使うなよ」

「好きな時に行っていいよ。でも、帰って来てね」 

「うん!ブレイクとさ本作る約束したんだ!二人で作ろうって!」

「へぇ~何の本?」

「魔獣の本!今まで倒した奴とか」

「いいな、ソードなら沢山知ってるしな。応援する」

「ソード、絵も上手いしね。俺も応援する」

「うん、ブレイクも凄い知っててさ話してると楽しいんだ!」

「だから一生懸命資料整理してたのか?」

「そう!」

 生き生きするソードに二人は暖かい目で見つめた。時折、子供のように無邪気に話すソードを見ると二人は切なくなる感じが湧きあがった。

「ロキ、明日はゆっくり寝たいから無理だけどその次の日、暇?」

「うん」

「俺、討伐行きたい。一緒にいかない?」

「勿論いいよ!」

「何で俺は誘ってくれねーの?」

「レイもいける?」

「ったりめーだ!」

 ジャバンとお湯が跳ねソードを強く抱きしめた。そんな姿をロキは微笑ましく思った。前のように動けるかは正直わからなかったが行きたい気持ちが戻ってくれるだけで嬉しかった。ただ、不安も少し残っていた。一度感覚を無くしてしまうと取り戻すのはほぼ不可能に近いと医者に言われていたからだ。もし、ソードが思ったようにできなかったらガッカリしてしまうのではないかと心配もしたがその時それは考えて今はソードがしたいようにして欲しいと思った。

次の次の日

「ソード、起きて~行くんでしょ」

「んーもちょい寝る」

 相変わらずの寝起きの悪さも健在でやっと行けたのは午後だった。
 
 眼帯は着けず眼鏡だけで行く。いつも通りの討伐衣装に黒いフードマント。双剣を手にしたのを二人は確認すると眼で合図した。

 数ヶ月以上討伐には行っておらずあの状態からの復帰。二人はソードのカバーに全力を注ごうと思っていた。ソードが選んだ討伐は第3~4にかけて生息している魔獣の討伐。内容は前とは変わらない超上級者向けでレイとロキは万が一できなくとも自分達でやればいいと思った。

 森へ入り魔獣を追いかける速さは前と変わらなかった。目標を見つけると瞬時に双剣を構え見事に切り落とした。前より動きが滑らかでいて構えは同じだが右手の鈍さをアシストする動きに変わっていた。もっと驚いたのは右目がまるで見えているかの動きだった。あまりにもインセットの治したという言葉の完璧さに二人は動く事が出来ずただただ感動していた。

「うーん、こんな感じかな?」

「ソードお前」
「凄い……」 

レイはすぐに気がついた。

「ん?」

「焔目になってる」

「そうなんだ」

 アビサルの城で抱いたのを最後に光らなくなった焔目。今は片方だけゆらゆら光っていた。レイはソードの眼鏡を外すとじっくりと見た。紛れもなく熱く燃えたぎるあの美しい焔目だった。

レイの顔が近づいた。

「レイ…お前、な…ぃ…」

何も言わず優しくキスをされた。
あの言葉が甦る。

『最後にこの目でお前を見れて良かった』

もう見れないと思っていた焔目が戻ってきたのだった。ソードに言われたとはいえ自分が上手く魔力を抜き取れずソードの目を潰してしまったとレイは思っていた。

「駄目だ…とまらねぇ」

「レイ…」

ソードは大きな背中を抱きしめた。

レイの泣く姿は何回目だろう…
俺がいつも泣かせてしまっていたな

「この目でレイが見れて良かった」

「うん」

 抱きしめるレイの後ろから突如魔獣の群れが見えた。

「れ、レイ、ロキ!後ろ、魔獣きたから!」

「あ?」

後ろなど見向きもせず片手で魔術を出し一網打尽にした。

「あ…あれ?」

「何もいねーだろ」

 レイは首筋にキスをするとソードの服を脱がし始めた。ロキは念のため警戒しているようだったが二人をニコニコしながら見ているだけだった。

「ちょ、ちょ、ここ魔の森!」

「だな」

ベルトを素早く外すとソードのズボンを一気にずらした。抵抗するも虚しく舌を絡ませキスをされた。

「んんー!」

「ソード、こっちは大丈夫だから」

「何がだよ!!第4層まできてんのに!」

「焦るソード可愛い~俺が見てるからレイさんとしてて大丈夫だよ」

「ロキもああ言ってる、だから、な?」

「な?じゃない!」

 上もはだけせられレイに抱えられると木の前に手をつかされた。

レイはベルトを外し凶悪なモノをさらけ出した。ビンビンと高く上を向いたのがソードのお尻にあてがわれ熱を擦り付けた。

「っ」

「熱いのわかる?」

「ちょ、レイ」

「俺のが入りたがってる。家まで絶対待てない。今すぐおさめてやらねーと」

先から透明な液がテロテロとでてソードのお尻に垂れる。

腰を掴み先っぽから出た液で穴を探るように濡らした。濡らした穴をとらえ拡げると指で慣らす事なく力だけ押し入れた。

「あっ」

両手でお尻を割った先の繋がる場所が丸見えになった。ゆっくり自分のモノがソードに沈むのを当たり前のようにみた。入口から少し奥へ入ると劇的に感じる場所がありびくっとなる。ぐいぐいとそこだけを刺激するたび締め付け呑み込もうとしていた。

先端のカリが壁を引っ掻きソードの中を擦り付けてくる。

「ああっ!!」

一気に締まる。
レイは眉をひそめ無茶苦茶にしたい衝動を抑えながらできるだけ優しくそこを刺激した。

「あっあっあっ」

「ここ、気持ちいい?」

そう言われ穴がひくつく。

「ふふ、正直」

決していかそうとしない動きがソードの快楽をどんどん上がげていく。

「レイ…あっやっ」

「まだ、入口しかいれてない」

「あぅ、うぅあっあっ早く、ま、魔獣くる、あぅ、きちゃう」

「そうだな、ソードのエロい声に寄ってくるかもな」

とっさに口をつむったが両手をレイに掴み取られ木に押さえつけられた。

「ああっ!や、レイ」

「聞かせればいいだろ」

レイは腰だけでゆるゆる動かす。これでも気持ちいいが全部は中に入っていかなかったためじれったかった。

「ぅぐぅ…ぁっぁっ」

「ソード、奥まで入れたいなら足広げて踏ん張れ。できたらいかせてやる」

耳を噛み耳の中に舌を入れる。ぞくぞくと感じてしまい言われるがまま従う。爪先に力を入れてレイのを奥まで受け入れようとした。ゆっくり押し進むレイの固いのがどんどん呑み込まれていく。

「ん、もちょい」

「あっああ…あっあっ」

「がんばれよ、もっと、もっとだ」

「あああああっ!!」

ぐっと思い切り足に力を入れると腰を持たれズブズブとカリが下から上に押し上がる。奥までつき上がって入ったものがお腹にしっかり入るのがわかった。

「ひぅ、うぅ、むりむり奥まで、レイが…レイがきてる」

「温かい…」

「ああっああっくっっ」

「んーすげぇ。もう、抜けないかも。凄い奥まで入ってる」

顎に手を添えられレイを見上げさせられる。レイの余裕ある言葉とは裏腹に顔を見ると熱を帯び焦った様子だった。そんな顔を見て興奮が一気に駆け上がった。

「れぃ…ぁ…あぁ…あ…」

「焔目が綺麗。潤んで俺を煽るからでかくなる」

レイは自分で言葉に出しながら大きくなるのがわかった。反った腰を掴んでいた手の親指ですりすり擦るとそれだけで感じて締め付けていた。

完全に性感体になったソードを見てなんとか冷静になろうとしたがソードの目を見れば見る程溜まらない疼きが増していった。抜けられないソードの魅力に埋もれていく。そんな自分の気を逸らそうと乳首を撫でたがそれだけで軽くいってしまうソード。思わず、笑ってしまった。気を逸らすはずが自分で自分の首を絞めてしまいもう何をしても治まらない事に。歯を食い縛りしっかり腰を掴む。

「ああっ!アッ…れ……ぃ」

「限界」

「あぁ!…れぃ…ヤバい…やばいから…ああッ!!」

 外とわかっていたが余りの激しさに喘ぐ声が止められなかった。

名前を呼ばれるレイはお腹をかくように激しく腰を振りゴリゴリとカリを擦り付けながら中を刺激した。いつもより声を出させようとわざと音を出したり気持ちいい場所を永遠に押し続ける。レイの汗も滲みやりながら上半身の服は脱ぎ捨てられひたすらパンパンと大きな音をたて突いた。余裕の無いレイは冷静に考えれるまで無心で腰を振った。何度かソードの中で果てようやく落ち着いて考えられるようになった。思い出したかのようにずるりと己を抜き、向き合いになると片足を腕で担ぎ入れ直し腰を揺らす。目を見ては濃厚なキスを繰り返した。

「本当綺麗。何度みても飽きない」

「あっあっ…あッ」

 レイが話すのを見てロキは剣をしまい近づくとソードの目を見た。

「綺麗~本当に戻ってる。可愛い」

「ろ、ロキとめて、レイとめてっ。あっあっ」

「いいけど、レイさん終わったら俺の番だよ」

「あっあっ、やっ」

「しめつけ凄いな、ロキにもされたいんだな」

「あっあっあっあっ」

「レイさん俺もいれたい!こんなソード見たら我慢できない」

「ん、次イッたら代わるな。今、奥に当ててる所だからもちょいっ」

いっきに動かし奥を刺激した。

「ああああああ!!!また出てる、あぁ!いってるいってるから!!レイ、レイ」

レイに許しをこうように抱きつきながらキスをするとレイが興奮して更に激しく腰を振った。
腕で腰を抱え何度も突き上げ中に出した。揺さぶられるままいきっぱなしが続き喘ぎ声がとまらない。そしてぐりぐりとねじ込まれる。いきすぎて痙攣した中にレイの先っぽが刺激される。

「あっあっ…あ…れぃ…とまんない…まだいってる…ぁっぁっん」

「はぁはぁ…やべ…奥に入れすぎて中でもっかいだしたがってる。もっかいだけ!先っぽが震えて気持ちいい」

今度は肩を押さえ腰が逃げないように高速で動かし2発目を出した。お腹に熱い液がじんわり広がる。穴からは大量の液が溢れ出した。

「あ~ダメだ。気持ち良すぎる。ロキ待たせた。ソード…んーちゅ」

「はい、見てて可愛い過ぎて。焔目のソード久しぶりですね」

レイが抜くとぱくっり空いた穴からはどろどろと液が流れそれを再度押し込むようにロキは後ろから入れた。

「んんー!!あっ、ロキ、そんなすぐいれたら」

「凄い~あ~気持ちいい。生暖かくてレイさんのと交わってとろとろ。中が痙攣したままだよ」

レイはその場で周りに魔術と結界を張り直しソードの顔を持ち上げた。

「その目で俺みて」

「ん、ん、」

「ロキの気持ちいいか?」

「ん、気持ち…いい、あっあ」

「良かった!じゃあ、もっとしてあげる。これは?」

ロキはソードの両方腕を後ろから掴み腰を反らせガツガツと後ろから突く。レイより力強く押され、芯で奥を突かれる度に液が出てしまう。それが暫く続いた後、奥に一気に突かれては戻され入り口で小刻みに揺さぶられるを繰り返され機械的な動きにまたいきたくなる。

「あぁ!!」

今度は中だけでいくと腕を外され前に倒れそうな所へレイが支えた。レイが大きな己をソードの目の前に持っていき自分の手でしごいた。目の前に出された鈴口からは透明な液が溢れていてくちゅくちゅと音をたていやらしく光っていた。

これがいつも入っているのだと想像してたまらずソードは興奮した。レイに言われる前に小さな穴に舌だけを入れるように舐めた。

「ッ……んっ…」

思わずレイはびくっとなり声を出す。

ペロペロチロチロと先の穴だけを舐めるソード。
顔をレイに向け煽る。

時折ロキの激しく腰を揺らされ浅く咥えた口から外れ顔に先っぽが当たる。

レイはソードの焦らしに堪らなくなる。

「咥えろよ」

やっと咥えると先だけを含み入念に舐める。

「あ…イッ…くそ、スゲー気持ちいい。こんな煽り方しやがってこのままじゃすまねぇからな」

ベロんとカリを舌全体を使い何度も舐めた。

「あーもう、クソ可愛いんだよ!」

ソードの頭を鷲掴みし口にズコンと奥まで入れた。

「ンン!!んぐ、んぐ、んぐ、」

「あー締まる、凄い。レイさんの咥えたのと同時に呑み込まれるっ」

「見てると堪らない」

「はい、んっ可愛い」

二人から激しく腰を振られる。頭をもたれ腰をもたれ好きなだけ激しくうごかされる。
レイの液とロキの液を必死に飲み自分の液は下にピッピッととびはねる。
ソードは二人に散々いかされる。入れ替わっても変わらず根元までしっかりつっこまれてはどちらからも音が途切れない。

「ソード気持ちいい?潮まだ出てるね。ほら」

「んんー!!」

「凄いことになってるぞ」

途中魔獣が三人を襲うがレイが魔術結界を張ったおかげで入れないようだった。

意識を手放した所で二人も終わった。

「ソード、体預けて寝てるの可愛い」

「まさか、焔目みれるなんて思わなかった。討伐そっちのけでやっちまった。それよりソードの剣さばき凄かったな」

「はい、あの状態から正直俺は二度と戦う事は難しいと思ってました」

「ああ、流石としか言いようがない」

「はい、性格はどうあれあの人は凄いです」

「認めるしかない」

「力は認めますが俺は正直まだ全部は好きになれないです」

「だが、ソードは俺らにも認めて欲しがってる」

「はい、だからできるかぎり寛大になるつもりですがそれでも男としてライバルとしてみます」

「ふふ、そうか。お前は優しいがそう言う所凄いよ」

「えーレイさんはどうなんですか?」

「俺は嫌には嫌なんだが…ハッキリとは言えないがどこかで認めてるだろうな。あいつならいいかって。ただ、渡さねぇし俺がソードを好きなのも変わらない。ソードがあいつと居たいって言うなら別だけどな」

「はい…」

 二人は冒険者が続けられるソードを嬉しく思う一方でそれだけでは解決しなかったソードの想いに頭を悩ませ結論がでないまま家に着いたのだった。 

…………………………


「もう、討伐いかない!」

「「なんで!?」」

「お前らやってばっかり!」

流石のソードも涙目になりながら怒った。

「「う゛」」

「可愛い過ぎて」
「ソードが可愛いくてつい」

「知らね!お前らとはいかない!ブレイクといく!」

「「ごめんなさい!!」」

本気で怒るソードに二人は土下座をしたがソードは暫くやらせてくれませんでした。
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