夜の冒険者は牙をむく

かぷか

文字の大きさ
上 下
122 / 130
第三部 最終

8 ★

しおりを挟む

 毎年恒例のクラークス家休暇が終わり戻ってきた。外のデッキでソファーに座り三人でお茶をしながら話す。月と星が良く見えて綺麗だった。

「レイさんち、相変わらずでしたね」

「だけどハイルでかくなったし大人になった」

「そうだな、俺らも結婚して10年以上経つから年取るわけだな」

「皆小さかったのに成人になっちゃいましたからね」

「だな」

「俺ら変わらない」

「「う~ん」」

「相変わらず冒険者してますしね」

「ソード好きなのは全然変わらねぇな」
「勿論です!」

「お前らには本当呆れる…」

「「……。」」

両隣で肩に手をかけられロキとレイが笑顔で近寄る。

「ソード、今日も明日も変わらないぞ」
「いつも通りですね」

二人に熱いキスをされる。

「ん…ん」

「ソードからキスして」

「あ…んん…ちゅ…」

服ははだけ胸が露になり下も脱がされた。片足はレイの肩に乗りもう片方はロキが後ろから持つ。
穴は水音をたてながらレイの3本の指を呑み込む。乳首はレイの口で転がされたり甘噛みされる
。離された乳首が外の明かりでてらてら光る。今度は反対側を舐める。甘い声が響くがロキがその声を食べる。

指を抜かれレイの太くて固いモノが熱を持ちながらな侵入する。思わず高い声がでる。

「あぁあ!」

ゆっくり全てを入れるとお尻を持ち上げそのまま抱っこした。レイに抱きつき落ちないようにする。その時にはだけた服はロキに剥がされ裸になる。レイの体温が自分と一つになると激しく腰を打ちつけた。

「レイ、レイ、あっあっあ」

「ん、気持ちいい?」
「ふぅあっあっ、ん、ん、」

「ソード可愛い」

抜けそうになりながら突かれ体が跳ねる。キスをしながら何度も突き上げた。足を下ろされると入れていたモノを抜きすぐにロキが腰をがっしり掴みズブリと入れた。一撃で奥まで入れられ反り返るとレイが体を支えた。

「あぁああ!」

「ん…奥、気持ちいい」

「ソードも気持ち良さそうだな。俺から目離すなよ」

レイを一生懸命見ながら喘ぐ。

「あっあっぁっあっ…ぁあっん」

「細い腰つきとか、声も中の良さもたまらなく好きです俺。んっ…気持ちいいっ」

「ソードは変わらず気持ちいいよな」

「です、一つ変わったならっ。凄くやらしい体になりましたっ」

「確かに、とてつもなくな」

スピンがどんどん早くなりパンパンと打ち付ける音も大きくなる。

「あっあっあっあっん…ろき…ぃく…ぃっ」

「いいよ、好きなだけ」

打ち続けられる快感に何度もいかされる。下をむくのは許されずレイが顔を持ちキスをする。それがまたたまらず興奮する。白い液が下にびたびたと落ちる。

「あぁあ!」

「可愛い、俺も出すね」

奥深くロキの熱い液が注がれる。萎えることなくまた続けられる。

「ろき…イッてあっあっイッるまた」

「ん、だから好きなだけっいってっ。いっいっよっ!」

「あぁあ!あっあっんあん」

「焔目が月に光ってる…綺麗だな…んちゅ」

□□□

窓に手をつかされ立ちながら後ろをレイに突かれる。爪先立ちするが足が浮きそうになる。

「窓で自分の焔目わかるか?」

「はぅあっあっあっあっ」

「ほら、見てみ」

「あっあっ…ぅん…」

「実際はもっと綺麗だけどな」

レイの方を向かされキスをされ眼球をペロッと舐められた。

「れぃ…ぁあっあっ」

「可愛い…好き」

「レイさん本当その目好きですよね、俺も好きだけど」

「んーまぁ印象的だしな。でももっと好きな所ある」

「え、どこですか?」

「ここ」

そう言うとレイは腰を持った指先をぐっと押さえ奥まで自分のモノをねじ入れた。びくびくと体がなり快楽で自分から腰を振ってしまう。穴はひくひくとレイを呑み込もうと必死にうねる。更にぐっと擦り入れる。

「これすると落ちる」

「あぅあっあっぁぁ!れぃ…の…へん…た…ぃあぁあ!」

「………(レイさんはたまに俺の思考を超える)」

「すげぇ気持ちいい。って事で朝までするからなっ」

そう言うと一気に腰を動かしソードを快楽へと落としていった。


毛布にくるまれロキに体を寄せる。
夜が明け始める…

「ソード夜が明ける。綺麗だね」
「うん」

「キスしていい?」
「ん…ちゅ」

「俺にも」
「ん…ちゅ」

「「幸せ~」」

「俺も…幸せ」


三人はキラキラ揺れる湖をずっと見ていた。
    
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】

彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』 高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。 その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。 そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?

ハイスペックED~元凶の貧乏大学生と同居生活~

みきち@書籍発売中!
BL
イケメン投資家(24)が、学生時代に初恋拗らせてEDになり、元凶の貧乏大学生(19)と同居する話。 成り行きで添い寝してたらとんでも関係になっちゃう、コメディ風+お料理要素あり♪ イケメン投資家(高見)×貧乏大学生(主人公:凛)

人の恋路を邪魔しちゃいけません。

七賀ごふん
BL
“この男子校には恋仲を引き裂く悪魔がいる”。 ────────── 高校三年生の智紀は転校先で優しいクラスメイト、七瀬と出会う。文武両道、面倒見が良いイケメンの七瀬にすぐさま惹かれる智紀だが、会った初日に彼の裏の顔とゲスい目的を知ってしまい…。 天真爛漫な転校生×腹黒生徒会長。 他サイト様で本作の漫画Verも描いてます。 会長の弟くんの話は別作品で公開中。 表紙:七賀ごふん

虐げられている魔術師少年、悪魔召喚に成功したところ国家転覆にも成功する

あかのゆりこ
BL
主人公のグレン・クランストンは天才魔術師だ。ある日、失われた魔術の復活に成功し、悪魔を召喚する。その悪魔は愛と性の悪魔「ドーヴィ」と名乗り、グレンに契約の代償としてまさかの「口づけ」を提示してきた。 領民を守るため、王家に囚われた姉を救うため、グレンは致し方なく自分の唇(もちろん未使用)を差し出すことになる。 *** 王家に虐げられて不遇な立場のトラウマ持ち不幸属性主人公がスパダリ系悪魔に溺愛されて幸せになるコメディの皮を被ったそこそこシリアスなお話です。 ・ハピエン ・CP左右固定(リバありません) ・三角関係及び当て馬キャラなし(相手違いありません) です。 べろちゅーすらないキスだけの健全ピュアピュアなお付き合いをお楽しみください。 *** 2024.10.18 第二章開幕にあたり、第一章の2話~3話の間に加筆を行いました。小数点付きの話が追加分ですが、別に読まなくても問題はありません。

将軍の宝玉

なか
BL
国内外に怖れられる将軍が、いよいよ結婚するらしい。 強面の不器用将軍と箱入り息子の結婚生活のはじまり。 一部修正再アップになります

【短編】乙女ゲームの攻略対象者に転生した俺の、意外な結末。

桜月夜
BL
 前世で妹がハマってた乙女ゲームに転生したイリウスは、自分が前世の記憶を思い出したことを幼馴染みで専属騎士のディールに打ち明けた。そこから、なぜか婚約者に対する恋愛感情の有無を聞かれ……。  思い付いた話を一気に書いたので、不自然な箇所があるかもしれませんが、広い心でお読みください。

処理中です...