夜の冒険者は牙をむく

かぷか

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三人で付き合うことを三人とも?了承すればすることは一つ。

レイとロキは久しぶりにソードを抱いたのだった。ロキは学校へ行く前以来、レイも数ヶ月で数えるほどしかしなかった。
そして、三人で最後までするのはこれが初めてだが特に戸惑う事も遠慮する事もなかった。

「う…」

ロキはソードの口にキスをしながら指で乳首を触り、レイはソードの後ろに指を入れていた。

ベッドにもたれていたソードだが、レイの入れた指に反応して足が少し浮きずるずると下に下がっていった。レイは指を抜き、ソードの体をベッドの中心まで引きずり再び指を入れた。
ロキはキスを口から乳首へと持っていき、ついばんだり吸ったりしながらもう片方をクニクニと触っていた。

「ん…」
「ソード気持ちいい?」

「っう…」

ロキはソードの顔を見ながらペロペロと乳首を舐めていた。ソードは顔を横に向けて、声を出さないようにしていた。

「ソードってあんまり声出さないですよね」
「んーそうだな」

「気持ちよくないのかな?」
「理性のが勝ってるのかもな」

「あ~」

ソードはいつも声をできるだけ抑えていた。理性は無くさないようにと、タガが外れるのを恐れていた。

自分で掟を作ってしまうからソードだからこそ、二人としては何も考えずに欲にまみれてもらいたいと思っていたがなかなかソードはできなかった。

レイは指を増やし、太ももあたりにちゅっちゅとキスをした。ソードの感じる所を探しぐっと指を押し上げた。

「っあぁ」

きゅっと中が圧し締まり声がでた。

「ロキ、ここ」

レイはそう言い指を入れたまま、ロキの手を取った。

「ここに指入れて」
「うん」

ロキは言われるまま、レイの指を咥えたままの中へ指を入れた。そして、そのまま入れていたレイは指で教えるようにトントンとした。

「あぁっ」

また、ソードの中が締まる。二本の別々の指を咥えいつもと違う感覚が押し寄せる。

「覚えた、このまま指増やしていい?」
「ん、ちょっとまて」

レイはローションを取り出してロキの指と自分指にかけた。

「いいぞ、これなら多分大丈夫」

ロキはゆっくり二本目を滑らし、レイに教えてもらった場所を刺激した。くいくいと指を曲げたりトントンとされる刺激に、ソードのは完全に勃っていた。
レイはソードのモノに指をはわせ、じっくりゆっくり上下させた。

「あっっぅ…」

レイは半開きになっているソードの口の中に舌を入れ絡めた。ロキが指を出し入れするように、舌も出したり入れたり。たまにちゅっちゅと口づけするようなキスをして楽しんだ。
キスを続けているレイにソード言った。

「も…イキ…そ」
「ん」

テンポよくレイの手により上下に擦られ、ロキはロキで指をぐちゅぐちゅと動かしていた。
快楽の波がいっきに来る、ピクピクとなると出る手前でレイの手でぐっと力を入れられ、イクのを阻止されてしまった。

「くっ」

思わず眉間にシワをよせた。

「うっレイ…」
「イクのちょっと待て」
「…うぅ…」
「そんな顔すんな、一回だけだから」

そして、ちゅっと口にキスをした。

「ロキどうする?先いれる?」
「どちらでも」
「じゃあ、ソードと付き合えた記念で先いいぞ」
「ふっ、なんですかそれ。でも、お言葉に甘え先に入れます☆」

ロキは指を抜き、自分の反りたったのを濡れて柔らかくなったソードの中に入れ始めた。

「っんん!」

ゆっくりと入り進めるモノは熱く、ソードの中を味わう様に入っていった。ゆっくりと揺らされ、それに身を預けるソード。

レイは掴んでいたソードのモノを離して、先ほどイけなかった快楽をもう一度引き戻すためキスをしながら乳首を触り始めた。

ロキも久しぶりのソードの中に入れ満たされていた。だんだんと、スピードを早める。レイに教えてもらった場所を擦るように小刻みに動かした。うねうねとしだした中はロキのモノを呑み込む。

「ソード、腰上げるから」

ロキはソードのお尻を自分のお腹に引き寄せるように上げながら、奥をつき始める。ソードの中のはロキの反りかえったモノを突き上げる形になり、さらに刺激される

「あぁ!」

レイは汗ばむソードの髪をかきあげ頬を撫でた。

するとガツガツと奥を刺激され、ソードはまたイク寸前になった。
「…う、ロキ…あ」
一度耐えたせいで、快楽が強まり止まらない。堪らずソードは自分のモノを手で上下で擦った。

「んー…ソード気持ちいい…俺もイク」

「あっあっ…ろ、き。あっィク…」

ロキが激しく腰を振るなかソードはびゅっと勢いよく白い液を出した。ロキもそんなソードを見ながら中に出した。

「はぁはぁはぁ…」
「ソード、エロい」

はむと食べるようにキスをしていた。そうしてる内にまたロキは復活してしまい。
「レイさん、無理。このままもっかいさせて」

「いいよ」とレイは笑っていた。そして、ロキは前回のリベンジと思い。ソードをうつ伏せにさせ、後ろを向かせた。

ソードはお尻だけを上げた状態でロキを待った。さっき中に出した白い液がまだ残る中、指で拡げロキは自分のモノをズブリと入れた。
やはり、ソードの後ろは前回同様に気持ち良かった。少しでもソードの中にいたかったロキは気を紛らわしたくレイに話しかけた。

「レイさん…俺だけ、かもしれないですが…」
「ん?」
「ソードの…この体制…ヤバく…ないですか?」
「……お前もか」

ゆるゆる動かしながら話す。レイもやはり同じ考えだった。
「レイ、さんも…ですか」
「うん、スゲー気持ちいい。相当ヤバいと思う」
「ですよね…」

当の本人は会話に参加などできるわけもなく、ロキに突かれながら甘い声を出していた。奥を突くとさらに甘い声がして、中がぎゅとしまる。

「あっっ…あっ」

それに、くっとロキが耐える。暫く耐えたが、気持ち良さに負けソードの腰を深く掴み奥に叩きつけた。激しく振る腰にパンパンという音がなる。
ソードはそれに合わせるかのように、甘い声が出たままになる。レイはソードの正面に来て、今にもイキそうなソードにキスをした。キスをされたソードの中がうねる。

「あ…それ、ヤバい。ソードすげぇ気持ちいいから」

「あっ…ろき…イクっ…あっ」

何度も奥を突かれソードはレイに見られながらいってしまった。ロキもうねるソードの中に熱い液を出した。

「ぐぅ…やっぱヤバい。気持ちよすぎるぅ…ソード、どんな体してんの…」

自分のモノを抜き取った。ベッドで横たわりはぁはぁとソードは息を整えていた。ロキは横になるソードに絡み付くようなキスを繰り返した。
レイはそんな二人に当てられて、横になったままのソードの腰を後ろからぐっと引き寄せ片足を広げ上げ横向きのまま後ろから突いた。

「んっっ…あっあっあっ…」
「ん…こっちも」

レイは後ろからソードのモノを掴み上下にさせた。さっきの寸土目を思いだし、慌てて手を離させようとした。

「あっあっ…さっきの…はもぅ…や…っだ」
「もう、やらない」
「あっ…きつ…ぃ…から」
「わかった。大丈夫だから」
「う…ん…あっあっあぁ」
「気持ちよくしてやるよ」
「う…あっ」


レイとロキはソードの体を思う存分味わった。

□□□

二人は終始ご機嫌だった。

「響きいいよな、彼氏になってこんな嬉しい思いしたの初めてかも」

「彼氏になるかならないかは雲泥の差ですから」

「やっぱり、付き合ってやる方がいい…」
「ですね、全然違います」

「変わらない気がする」

「いや、違うな。好きさが増す」
「可愛さが増してます」

「感度良くなってる気する」
「前より気持ちいいはずです」

一瞬、そうかもと思ったがハッっとなり二人がそう言って何をしようと考えてるか気がついた。

「気のせいだからな!付き合ってても好き放題させない!今日はしない!もう寝る!」

「「ソード可愛い!大好き!」」

「さわんな!」

こうして、二人は付き合える特権を手入れた事によりソードへの遠慮がなくなったのだった。この生活はロキの休みが開けるまで続いた。そして、部屋が狭いとぼやくソードだった。
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