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いつも一緒に
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□□□〈フィグ回想〉
お風呂で温まる二人の体はほんのり赤い。
キスマークのついた肩に口づけをした。
「ん…フィグ…?」
「ずっと一つになれた事を思い出してた」
「う、うん。俺、知らない間に寝てたよね」
「ああ」
「あの…お風呂と服まで着せてもらってその節はお世話になりました。寝ちゃってごめん」
「いい、やまとは悪くない」
また、やまとの肩に口づけをする。
昨日のやまとは言葉に言い表せないほど良かった。
さんざん我慢してきたやまとへの限界値があの笑顔で崩壊してしまった。
ソルトに自分を返すと言った時はやはりやまとは本当は好きではないのではと思った。しかし本心は違った。本当は好きで返したく無かったと言われた時は頭が真っ白になった。
自分が傷ついてまで相手に譲ろうとしてしまうやまと。
いつも誰かが傷つかないように考えている。
それなのに一瞬でもやまとのそんな気持ちを疑った自分に心臓がギュッとなった。
そして、自分に対する気持ちを素直に口にしてくれた事にもうこれ以上何も言うことはない。
□□□〈婚儀前日〉
やまとの部屋に勢いよく入ると扉を締め鍵をかけた。
「フィグ…っちょと皆、置いてきちゃたけど!」
ぎゅっとやまとを強く抱きしめベッドへ移動した。
「やまと…」
やまとの顔を見るともう堪らなかった。
返事を待たずして熱いキスを繰り返した。
「んっ!はぁっ…ん…んっ」
キスをしながら強引に服を脱がしていく。ボタンは引きちぎられ、いつものフィグの冷静さは全くない。自身も着ている服を破り捨てるように脱いだ。
離さない唇はやまとの舌を呑み込み舐め回す。 はぁはぁと息が途切れるが構ってられない。
あっという間に裸にさせられフィグの指がツプっと穴に入れられるがキスは止まらない。やまとが話そうとする度に引き寄せキスを繰り返す。
「フィグん…っ…キスんっ…したら…っん…ダメ…ちゅっ…なん…じゃなんっ…ちゅっんっ」
「俺達はとっくに二人だけの婚姻を済ませている。やまとの想いから婚儀まではしないようにしていたがもう、無理だ」
「んっ…ちゅっ…ん明日んっなのに…ちゅっちゅっん」
「無理だ。待てない」
「フィグんっんっ…ちゅっ」
「やまと…やまとで頭がいっぱいだ。俺の最愛のやまと…愛してる」
頬に手を添えられる。
唇をなぞられ、いう言葉は決まっている。
「フィグ…俺もフィグ愛してる」
顔が近づき優しくキスを繰り返しする。
甘い吐息が漏れる。
やまとをいかせるのは容易いだが今日はそれが目的ではない。
焦れったい気持ちがやまとに出る。
「フィグ…いきたい…」
「まだだ」
今度は激しいキスを繰り返す。
「んっ…はぅ…はぁ…はぁ、はぁ、はぁ」
濡れた目でフィグを見つめる。
またそれが堪らない。
「やまと、入れる」
指を中で拡げるとトロトロになった場所がひくひくし熱く指を呑み込もうと締め付けた。
見つめ合いながらゆっくりと中に入れる。先っぽが入り込み一気に入れたくなるのを歯を食い縛り理性を保ちながら馴染ませるように入れた。半分入れた所で一度動かす。
「あっぁあっ!」
今まで聞いたことないぐらい甘い声が響く。
やまとが自分で感じているだけでいきそうだった。
「やまとっ…」
「はぅん…フィグぅ…」
「半分入った」
「う…まだ半分?」
「そうだ」
奥まで入れたかったがやまとの顔を見ると横向きに伏せていた。動かしたいのを何とか我慢して持ちこたえていた。
赤くなった頬に手を当て親指ですりすりとした。
「やまと、こっちを向け」
「う…今更だけど怖くなっちゃって」
「大丈夫だ。顔が見たい」
「ぅ…」
赤ら顔に潤んだ瞳。
少し不安げな顔が可愛くうつる。
全てが煽りに見える。
「やまと…怖いなら俺の顔を見ろ」
「…うん」
やまとの体を覆い隠すようにフィグが抱き抱えた顔を寄せた。すっぽりとフィグに体がおさまる。
「やまと…」
交わす言葉に息がかかるほど顔が近い。
ゆっくりと口づけをする。
だんだんと絡みあい舌を入れると吐息がもれる。
「やまと…全て俺に任せればいい」
「んっ…ぁっ…ぁっ…フィグ…好き…好き…大好き」
この状況の好きの連呼はまずい。
そして、この一言
「フィグぅ…全部いいよ…」
「くっ…やまとっ…」
もう止める事はできなかった。入れるのを再開したフィグのモノは熱くゆっくり奥へ侵入してきた。
「あぁっあ!」
声がでるたびにキスをする。
やまとの中は予想以上に熱く熟していた。
「っ……もうすぐだ」
「はぅ…ぁあっ」
ぐいっと中に押し込みほぼ全てがやまとの中に埋まった。
「ああぁっっ!!!」
「やまと…はぁ…はぁ…」
まだ、動かしていないがやまとから声が漏れる。優しくキスをする。
「やっと、一つになれた」
「んっ…んっ…ちゅ」
ぎちぎちに入った己を動かすが出し入れできず少し馴染んでからに動かす事にした。
その間に繰り返される濃厚なキスはでまるで甘くて熱い生キャラメルを食べているような感覚になりやまとの思考は溶かされていった。
心地よくなりキスをしながらぼーっとフィグを見ているとフィグが唇を離そうとした。まだ味わいたくなり後を追うとフィグが笑った気がした。
フィグは離れずキスを続ける。
どちらともなく唇を離すとフィグがゆっくり腰を動かし始めながら話し出した。
「やまと…この国ではあまり好きとは人前で言わない。好きな物は少し好きや割りと好き、あれよりもとか、曖昧な好きが多い」
「ぁっ…あっ…あっ…んっ」
「人前で好きと宣言して言うのは絶対的な者を好きな時だけだ。揺るがない好きだ」
「んっ…んっ…あっ…あっ」
そうなんだ…
「だから、俺が人前でやまとを好きだと言うのはこの国で絶対的に好きな者がやまとであることを周りにわからせる為だ。それぐらいやまとが誰にも取られたくない存在だ」
今日のフィグは沢山しゃべるなぁ…
「あっあっ…んっ」
「やまとの国で好きの上があることを知った。ならばナグマよりも深く心に植え付け一生その言葉をいい続けよう」
「やまと…愛してる」
「あっあっ…フィ…グ…」
ゆるく動かしていた腰をピタリ止めた。
休憩かと思い力を抜き一息つくやまとをよそに一気に奥に突いた。
「俺の全て」
「あああっっ!!!」
さっきまで緩やかだった腰つきがまるで何かに掻き立てられるように早く動く。
嘘、嘘、あっヤバい!
「あっあっ…あああ!!」
「やまといったのか?」
「あっあっやばぁっあっあっ!」
フィグの言葉が耳に入らないほど感じるやまとに笑みがこぼれる。ふふっと笑ったフィグはイったやまとを見ても全く止めることなく打ち続けた。気が付けば何度も達してはまたいかされた。波が止まらない。
「あっあっ…あああ!!またっあっあっ、いって」
「そうだな。何度でも俺でいけ」
両肩を掴まれ体ごとフィグの根元に引き寄せられ奥にいれこむ。目一杯自分に入るフィグのモノはやまとの腰の奥に打ち付けるように動かした。やまとのあそこはいつの間にか液を出していた。突かれる度に残りの液がビュッっとでる。出なくなる最後まで打ち続け出された。
「ああっ!ああっ!」
「もっとだ」
フィグは激しくスピンをさせ中の刺激した。大きく太いフィグモノは一番奥を突き上げ動く。やまとの腰は勝手にへこへこと動いていた。止めたくてもとめれずフィグを煽る。
「ひん…ひん…フィグ…も、おかしくなっ…ちゃう…とまんない」
「やまと…それでいい」
「んっ…ふぃぐ…あっあう」
「やまともっと素直に」
フィグが向きを変えて後ろから激しく突く。
「ああっ!!出る…出る…ああ気持ち…きもちぃぃよ…フィグ…きもちぃぃ」
「俺もだ…気持ちいいっ」
「はぅ!あっあっあっ!ああああ!!」
「っ…出す」
フィグは抜くことなく何度か流し込んだ。
「はぁ…はぁ…俺のやまと…愛してる」
全身にキスマークをつけられ何度もイカされたやまとは力尽きてしまった。
そんな幸せ過ぎる初夜の余韻は次の日も影響し、儀式が終わった今もずっとやまとの事ばかり考えていた。
「やまと、良すぎだ」
「え?」
「いや、何でもない」
「儀式無事に終わってよかった。うまくできてた?」
「ああ、ちゃんとできてた。やまと…」
「んー?」
何もしてなくてもやまとを見るだけで自然とキスがしたくなる。
体を自分に向かせやまとを見る。
「これからずっと一緒だ。離れない」
「えっと、末永く…宜しくお願いいたします」
「ああ、やまとこそ俺を頼む」
優しいキスをした。
「うん、フィグお風呂上がってプリン食べよ」
「ああ。その後は今日もする」
「わ、わかった」
お風呂で温まる二人の体はほんのり赤い。
キスマークのついた肩に口づけをした。
「ん…フィグ…?」
「ずっと一つになれた事を思い出してた」
「う、うん。俺、知らない間に寝てたよね」
「ああ」
「あの…お風呂と服まで着せてもらってその節はお世話になりました。寝ちゃってごめん」
「いい、やまとは悪くない」
また、やまとの肩に口づけをする。
昨日のやまとは言葉に言い表せないほど良かった。
さんざん我慢してきたやまとへの限界値があの笑顔で崩壊してしまった。
ソルトに自分を返すと言った時はやはりやまとは本当は好きではないのではと思った。しかし本心は違った。本当は好きで返したく無かったと言われた時は頭が真っ白になった。
自分が傷ついてまで相手に譲ろうとしてしまうやまと。
いつも誰かが傷つかないように考えている。
それなのに一瞬でもやまとのそんな気持ちを疑った自分に心臓がギュッとなった。
そして、自分に対する気持ちを素直に口にしてくれた事にもうこれ以上何も言うことはない。
□□□〈婚儀前日〉
やまとの部屋に勢いよく入ると扉を締め鍵をかけた。
「フィグ…っちょと皆、置いてきちゃたけど!」
ぎゅっとやまとを強く抱きしめベッドへ移動した。
「やまと…」
やまとの顔を見るともう堪らなかった。
返事を待たずして熱いキスを繰り返した。
「んっ!はぁっ…ん…んっ」
キスをしながら強引に服を脱がしていく。ボタンは引きちぎられ、いつものフィグの冷静さは全くない。自身も着ている服を破り捨てるように脱いだ。
離さない唇はやまとの舌を呑み込み舐め回す。 はぁはぁと息が途切れるが構ってられない。
あっという間に裸にさせられフィグの指がツプっと穴に入れられるがキスは止まらない。やまとが話そうとする度に引き寄せキスを繰り返す。
「フィグん…っ…キスんっ…したら…っん…ダメ…ちゅっ…なん…じゃなんっ…ちゅっんっ」
「俺達はとっくに二人だけの婚姻を済ませている。やまとの想いから婚儀まではしないようにしていたがもう、無理だ」
「んっ…ちゅっ…ん明日んっなのに…ちゅっちゅっん」
「無理だ。待てない」
「フィグんっんっ…ちゅっ」
「やまと…やまとで頭がいっぱいだ。俺の最愛のやまと…愛してる」
頬に手を添えられる。
唇をなぞられ、いう言葉は決まっている。
「フィグ…俺もフィグ愛してる」
顔が近づき優しくキスを繰り返しする。
甘い吐息が漏れる。
やまとをいかせるのは容易いだが今日はそれが目的ではない。
焦れったい気持ちがやまとに出る。
「フィグ…いきたい…」
「まだだ」
今度は激しいキスを繰り返す。
「んっ…はぅ…はぁ…はぁ、はぁ、はぁ」
濡れた目でフィグを見つめる。
またそれが堪らない。
「やまと、入れる」
指を中で拡げるとトロトロになった場所がひくひくし熱く指を呑み込もうと締め付けた。
見つめ合いながらゆっくりと中に入れる。先っぽが入り込み一気に入れたくなるのを歯を食い縛り理性を保ちながら馴染ませるように入れた。半分入れた所で一度動かす。
「あっぁあっ!」
今まで聞いたことないぐらい甘い声が響く。
やまとが自分で感じているだけでいきそうだった。
「やまとっ…」
「はぅん…フィグぅ…」
「半分入った」
「う…まだ半分?」
「そうだ」
奥まで入れたかったがやまとの顔を見ると横向きに伏せていた。動かしたいのを何とか我慢して持ちこたえていた。
赤くなった頬に手を当て親指ですりすりとした。
「やまと、こっちを向け」
「う…今更だけど怖くなっちゃって」
「大丈夫だ。顔が見たい」
「ぅ…」
赤ら顔に潤んだ瞳。
少し不安げな顔が可愛くうつる。
全てが煽りに見える。
「やまと…怖いなら俺の顔を見ろ」
「…うん」
やまとの体を覆い隠すようにフィグが抱き抱えた顔を寄せた。すっぽりとフィグに体がおさまる。
「やまと…」
交わす言葉に息がかかるほど顔が近い。
ゆっくりと口づけをする。
だんだんと絡みあい舌を入れると吐息がもれる。
「やまと…全て俺に任せればいい」
「んっ…ぁっ…ぁっ…フィグ…好き…好き…大好き」
この状況の好きの連呼はまずい。
そして、この一言
「フィグぅ…全部いいよ…」
「くっ…やまとっ…」
もう止める事はできなかった。入れるのを再開したフィグのモノは熱くゆっくり奥へ侵入してきた。
「あぁっあ!」
声がでるたびにキスをする。
やまとの中は予想以上に熱く熟していた。
「っ……もうすぐだ」
「はぅ…ぁあっ」
ぐいっと中に押し込みほぼ全てがやまとの中に埋まった。
「ああぁっっ!!!」
「やまと…はぁ…はぁ…」
まだ、動かしていないがやまとから声が漏れる。優しくキスをする。
「やっと、一つになれた」
「んっ…んっ…ちゅ」
ぎちぎちに入った己を動かすが出し入れできず少し馴染んでからに動かす事にした。
その間に繰り返される濃厚なキスはでまるで甘くて熱い生キャラメルを食べているような感覚になりやまとの思考は溶かされていった。
心地よくなりキスをしながらぼーっとフィグを見ているとフィグが唇を離そうとした。まだ味わいたくなり後を追うとフィグが笑った気がした。
フィグは離れずキスを続ける。
どちらともなく唇を離すとフィグがゆっくり腰を動かし始めながら話し出した。
「やまと…この国ではあまり好きとは人前で言わない。好きな物は少し好きや割りと好き、あれよりもとか、曖昧な好きが多い」
「ぁっ…あっ…あっ…んっ」
「人前で好きと宣言して言うのは絶対的な者を好きな時だけだ。揺るがない好きだ」
「んっ…んっ…あっ…あっ」
そうなんだ…
「だから、俺が人前でやまとを好きだと言うのはこの国で絶対的に好きな者がやまとであることを周りにわからせる為だ。それぐらいやまとが誰にも取られたくない存在だ」
今日のフィグは沢山しゃべるなぁ…
「あっあっ…んっ」
「やまとの国で好きの上があることを知った。ならばナグマよりも深く心に植え付け一生その言葉をいい続けよう」
「やまと…愛してる」
「あっあっ…フィ…グ…」
ゆるく動かしていた腰をピタリ止めた。
休憩かと思い力を抜き一息つくやまとをよそに一気に奥に突いた。
「俺の全て」
「あああっっ!!!」
さっきまで緩やかだった腰つきがまるで何かに掻き立てられるように早く動く。
嘘、嘘、あっヤバい!
「あっあっ…あああ!!」
「やまといったのか?」
「あっあっやばぁっあっあっ!」
フィグの言葉が耳に入らないほど感じるやまとに笑みがこぼれる。ふふっと笑ったフィグはイったやまとを見ても全く止めることなく打ち続けた。気が付けば何度も達してはまたいかされた。波が止まらない。
「あっあっ…あああ!!またっあっあっ、いって」
「そうだな。何度でも俺でいけ」
両肩を掴まれ体ごとフィグの根元に引き寄せられ奥にいれこむ。目一杯自分に入るフィグのモノはやまとの腰の奥に打ち付けるように動かした。やまとのあそこはいつの間にか液を出していた。突かれる度に残りの液がビュッっとでる。出なくなる最後まで打ち続け出された。
「ああっ!ああっ!」
「もっとだ」
フィグは激しくスピンをさせ中の刺激した。大きく太いフィグモノは一番奥を突き上げ動く。やまとの腰は勝手にへこへこと動いていた。止めたくてもとめれずフィグを煽る。
「ひん…ひん…フィグ…も、おかしくなっ…ちゃう…とまんない」
「やまと…それでいい」
「んっ…ふぃぐ…あっあう」
「やまともっと素直に」
フィグが向きを変えて後ろから激しく突く。
「ああっ!!出る…出る…ああ気持ち…きもちぃぃよ…フィグ…きもちぃぃ」
「俺もだ…気持ちいいっ」
「はぅ!あっあっあっ!ああああ!!」
「っ…出す」
フィグは抜くことなく何度か流し込んだ。
「はぁ…はぁ…俺のやまと…愛してる」
全身にキスマークをつけられ何度もイカされたやまとは力尽きてしまった。
そんな幸せ過ぎる初夜の余韻は次の日も影響し、儀式が終わった今もずっとやまとの事ばかり考えていた。
「やまと、良すぎだ」
「え?」
「いや、何でもない」
「儀式無事に終わってよかった。うまくできてた?」
「ああ、ちゃんとできてた。やまと…」
「んー?」
何もしてなくてもやまとを見るだけで自然とキスがしたくなる。
体を自分に向かせやまとを見る。
「これからずっと一緒だ。離れない」
「えっと、末永く…宜しくお願いいたします」
「ああ、やまとこそ俺を頼む」
優しいキスをした。
「うん、フィグお風呂上がってプリン食べよ」
「ああ。その後は今日もする」
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